25 / 31
βだって愛されたい!③
もちろん愛してる
しおりを挟む
それにしても樹を牽制したのはいいのだが、現在四季の隣には俺の知らない女がいるという現実に俺は悶々とする。
四季の選択した事には従う、それは自分自身にも言い聞かせた言葉だ。無理やり奪っても意味はない、分かっていても心は苦しい。ついでに何故か最近四季は俺との間に距離を取ってくる。俺の気持ちを知られた今となっては樹に遠慮する必要もなく俺は目一杯樹を利用する。「一兄って、ちょっとズルいよね」なんて樹に言われてしまったが、なりふり構ってなどいられなかった。
そしてそんな折事件は起こる。学校で発情期を起こした樹がαに襲われ、そんな樹を助けようとした四季が怪我をした。とはいえ怪我自体は青痣程度で命に別状はなかったのだが俺の怒りは収まらない。
意識を失い病室で眠り続ける四季の白い顔を見た途端かっと頭に血が上った。大事はないと分かっていても、ひとつ間違えば大怪我を負っていたかもしれないというその事実と、見知らぬαに噛まれたその肩口の噛み痕に怒りが治まらない。
四季に触れていいのは俺だけだ、傷を付けるなど言語道断! 怒りのままに会社に有給申請、電話の向こう側では何か喚くような声が聞こえたが知った事ではない。
襲った相手をどうしてくれようかと鬱々と考え込んでいたら、目を覚ました四季に大丈夫だと言われたのだが、お前がそれを良しとしても俺は相手が許せない。
四季が自分を卑下する事は、お前を心配している俺をも否定するのと同じなのだと、つい声を大にして言い募ったら少し引かれた。けれどそれは間違いようもなく俺の本心なのだから仕方がない。
「勘違いだったらごめんだけど、兄ちゃんもしかして……」
ぎゃあぎゃあといつも喧しい双子の弟達の横やりから何かを察した様子の四季が、考えた事もなかったというような表情で俺を見上げる。誤魔化されておけば良かったものを、何故そんなに気にするのか?
お前は知らなくてもいい事だ、俺のこんなどす黒い執着なんて知らなくていい、けれど一縷の望みがあるのならば、それを口に出す事には意味がある。
両親が番う事を家族に反対されて一縷の望みを賭けて俺を生んだように、俺にとってはその選択の時が今なのか?
勢いのままに「好きだ、愛している」と告げたら、驚いた表情はされたものの、意外とすんなりと受け入れられた。勢い余って押し倒したら、さすがにストップをかけられたのだが、予想外に可愛く「抱っこして」とおねだりされて頬が緩む。と同時に自制心を試されているのか……と困惑もしたのだが、そんな可愛いおねだりに否を言える訳もなく俺は四季を抱き締めた。
末弟の樹には「ぬけがけだ」と散々怒られはしたのだが、こうして両想いになった俺達の生活は劇的に変わる……などと言う事はなく、日々は淡々と過ぎて行った。変わった事と言えば少し俺を避けるように生活していた四季が俺の膝の中に入ってくる事を厭わなくなった事くらいで、生活に大きな変化は見られない。
「兄ちゃんまだ四季とやってないの?」
「あの状態で手を出さないとか、兄ちゃんの忍耐力凄いよね」
双葉と三葉はそんな事を言って俺をけしかけるのだが、俺には心に決めている事がある。それは四季の嫌がる事は決してしないという鉄の掟。四季が手順を踏めと言うのならそのようにしてやりたいと思っているし、今の状態でも十分満足している俺にとっては別段不満などなかったのだ。
けれどそれが一か月、二か月と続けばさすがに俺も不安になる。四季の態度は変わらない、傍にいる事は格段に増えたが、それだけで何も言ってくれない四季に俺は手出しが出来ず、ついにぽろりと本音が漏れた。
「四季、俺はいつまでこの状態でお預けを喰らっていればいいんだろうか?」
それに対する四季の答えは「それなんだけどさ、こんなにずっと一緒にいるのに兄ちゃん本当に手を出してこないんだもん、びっくりだよね。ちょっと忍耐力強すぎじゃない?」だったので、流石の俺も言葉に詰まる。いやいや、手順を踏めと言ったのはお前の方だろう?
「俺さぁ、手順を踏んで欲しいとは言ったけど、嫌だって言った覚えはないんだけど?」
確かにそれは四季の言う通りだ、けれどだとしたらここまで手出しをしなかった俺の我慢の意味……
「俺は四季の許可を待っていたんだが……」
「兄ちゃんは俺が『して』って言うまで本気で何もしないつもりだったの?」
思わず無言で見つめ合う。言われてみれば確かにそうか、俺自身も四季にしてもいいかと問うたことすらない事に改めて気づく。どうやらお互い思う所があって一歩を踏み出せずにいた事は分ったのだが、どうにも四季の考えている事は読みづらい。
許可を求めればはぐらかし、かと言って嫌がるそぶりもなく俺を誘惑すらしてみせる。どう返すのが正しいのかも分からなくて戸惑っていたら、泣かれてしまって更に慌てた。
「四季、お前はなんで泣く? 何がそんなに気に入らない? 言ってくれなければ分からない、俺はお前を泣かせたい訳じゃない」
「だったら兄ちゃんも言ってよ! 俺が言わせたんじゃ意味がない、俺がやらせたんじゃ意味がない、俺はそんなの望んでない! 俺はΩじゃないから、兄ちゃんが噛んだ痕だってもうとっくに消えちゃったよ!」
俺が嫉妬のままに刻み付けた所有印、それが消えたと泣く四季は最高に可愛らしくて胸が震えた。
「もしかして、不安にさせていたか? 事を急いては駄目だと思っていたんだが、こんな風に泣かせては意味がなかったな……」
四季が潤んだ瞳で腕を伸ばす。
「ぎゅってして!」
「ああ、そんな事ならいくらでも。もう、それだけでは止まれないが……」
許可など待つ必要はなかったのだな、とようやく気付いた瞬間だった。
四季はなかなか一筋縄ではいかない。うぶなのかと思えば積極的だったり、嫌がっているのかと思えば喜んでいたり、嫉妬丸出しで感情的になれば「そういうのもっと見せて!」と嬉しそうに言われてしまう。存外四季は放任よりも束縛されたいタイプのようだ。
自分は優しく甘やかしたい方なのだが、うまく噛み合わないものだな。
何度も身体を重ね、最近では四季の良い所は大体把握が出来た。ついでに天邪鬼な四季の言葉は大体いつも意思とは裏腹だという事にも気が付いた。
「やめて」と「もっと」は同義語だし、わがままを言う時は酷くされたい時だ。非常に加減が難しいのだが、そんな事も分かってしまえばその言動のひとつひとつが可愛くて仕方がない。
「最近俺、めっちゃΩに間違われるようになった」
そう言って四季は今日も新たに俺が付けた項の噛み痕を撫でる。
「嫌だったら別の場所にするが?」
「そんな事言ってないだろ! 別にこれは良いんだよ、ただ……」
「今度一緒にチョーカー買いに行くか?」
四季の顔がぱっと上がり、その後はっとした表情で瞳を逸らす。
バース性の人間にとってチョーカーは大事な物だ。αとΩが番う為にはΩの項を噛む必要があるのだが、Ωは無暗にαに番にされてしまわないように自衛のためにチョーカーを付ける、もちろんただの防犯用として付ける者がほとんどなのだが……
「そんなんしたら余計Ωに間違われる」
「勝手に勘違いさせておけばいい、そんな事よりどんなのがいい? 四季には原色より淡い色の方が似合いそうだ。石は光にあてたら七色に輝くようなのがいい」
「石……?」
「指輪とセットで売ってるんだぞ?」
「?」
一瞬期待をしたのだろうに、鈍いと言うか何と言うか、そんな所も可愛いのだけど。
「四季が卒業したら家を出るか、物件も探しに行かないとな」
「え? え……?」
バース性の人間にとってチョーカーは指輪と同じような物、αからΩにチョーカーを贈るのは言わばプロポーズと同じなんだがなぁ。
まぁ、気付かなくても問答無用、俺はもうお前を手放す気はないからな。
四季の選択した事には従う、それは自分自身にも言い聞かせた言葉だ。無理やり奪っても意味はない、分かっていても心は苦しい。ついでに何故か最近四季は俺との間に距離を取ってくる。俺の気持ちを知られた今となっては樹に遠慮する必要もなく俺は目一杯樹を利用する。「一兄って、ちょっとズルいよね」なんて樹に言われてしまったが、なりふり構ってなどいられなかった。
そしてそんな折事件は起こる。学校で発情期を起こした樹がαに襲われ、そんな樹を助けようとした四季が怪我をした。とはいえ怪我自体は青痣程度で命に別状はなかったのだが俺の怒りは収まらない。
意識を失い病室で眠り続ける四季の白い顔を見た途端かっと頭に血が上った。大事はないと分かっていても、ひとつ間違えば大怪我を負っていたかもしれないというその事実と、見知らぬαに噛まれたその肩口の噛み痕に怒りが治まらない。
四季に触れていいのは俺だけだ、傷を付けるなど言語道断! 怒りのままに会社に有給申請、電話の向こう側では何か喚くような声が聞こえたが知った事ではない。
襲った相手をどうしてくれようかと鬱々と考え込んでいたら、目を覚ました四季に大丈夫だと言われたのだが、お前がそれを良しとしても俺は相手が許せない。
四季が自分を卑下する事は、お前を心配している俺をも否定するのと同じなのだと、つい声を大にして言い募ったら少し引かれた。けれどそれは間違いようもなく俺の本心なのだから仕方がない。
「勘違いだったらごめんだけど、兄ちゃんもしかして……」
ぎゃあぎゃあといつも喧しい双子の弟達の横やりから何かを察した様子の四季が、考えた事もなかったというような表情で俺を見上げる。誤魔化されておけば良かったものを、何故そんなに気にするのか?
お前は知らなくてもいい事だ、俺のこんなどす黒い執着なんて知らなくていい、けれど一縷の望みがあるのならば、それを口に出す事には意味がある。
両親が番う事を家族に反対されて一縷の望みを賭けて俺を生んだように、俺にとってはその選択の時が今なのか?
勢いのままに「好きだ、愛している」と告げたら、驚いた表情はされたものの、意外とすんなりと受け入れられた。勢い余って押し倒したら、さすがにストップをかけられたのだが、予想外に可愛く「抱っこして」とおねだりされて頬が緩む。と同時に自制心を試されているのか……と困惑もしたのだが、そんな可愛いおねだりに否を言える訳もなく俺は四季を抱き締めた。
末弟の樹には「ぬけがけだ」と散々怒られはしたのだが、こうして両想いになった俺達の生活は劇的に変わる……などと言う事はなく、日々は淡々と過ぎて行った。変わった事と言えば少し俺を避けるように生活していた四季が俺の膝の中に入ってくる事を厭わなくなった事くらいで、生活に大きな変化は見られない。
「兄ちゃんまだ四季とやってないの?」
「あの状態で手を出さないとか、兄ちゃんの忍耐力凄いよね」
双葉と三葉はそんな事を言って俺をけしかけるのだが、俺には心に決めている事がある。それは四季の嫌がる事は決してしないという鉄の掟。四季が手順を踏めと言うのならそのようにしてやりたいと思っているし、今の状態でも十分満足している俺にとっては別段不満などなかったのだ。
けれどそれが一か月、二か月と続けばさすがに俺も不安になる。四季の態度は変わらない、傍にいる事は格段に増えたが、それだけで何も言ってくれない四季に俺は手出しが出来ず、ついにぽろりと本音が漏れた。
「四季、俺はいつまでこの状態でお預けを喰らっていればいいんだろうか?」
それに対する四季の答えは「それなんだけどさ、こんなにずっと一緒にいるのに兄ちゃん本当に手を出してこないんだもん、びっくりだよね。ちょっと忍耐力強すぎじゃない?」だったので、流石の俺も言葉に詰まる。いやいや、手順を踏めと言ったのはお前の方だろう?
「俺さぁ、手順を踏んで欲しいとは言ったけど、嫌だって言った覚えはないんだけど?」
確かにそれは四季の言う通りだ、けれどだとしたらここまで手出しをしなかった俺の我慢の意味……
「俺は四季の許可を待っていたんだが……」
「兄ちゃんは俺が『して』って言うまで本気で何もしないつもりだったの?」
思わず無言で見つめ合う。言われてみれば確かにそうか、俺自身も四季にしてもいいかと問うたことすらない事に改めて気づく。どうやらお互い思う所があって一歩を踏み出せずにいた事は分ったのだが、どうにも四季の考えている事は読みづらい。
許可を求めればはぐらかし、かと言って嫌がるそぶりもなく俺を誘惑すらしてみせる。どう返すのが正しいのかも分からなくて戸惑っていたら、泣かれてしまって更に慌てた。
「四季、お前はなんで泣く? 何がそんなに気に入らない? 言ってくれなければ分からない、俺はお前を泣かせたい訳じゃない」
「だったら兄ちゃんも言ってよ! 俺が言わせたんじゃ意味がない、俺がやらせたんじゃ意味がない、俺はそんなの望んでない! 俺はΩじゃないから、兄ちゃんが噛んだ痕だってもうとっくに消えちゃったよ!」
俺が嫉妬のままに刻み付けた所有印、それが消えたと泣く四季は最高に可愛らしくて胸が震えた。
「もしかして、不安にさせていたか? 事を急いては駄目だと思っていたんだが、こんな風に泣かせては意味がなかったな……」
四季が潤んだ瞳で腕を伸ばす。
「ぎゅってして!」
「ああ、そんな事ならいくらでも。もう、それだけでは止まれないが……」
許可など待つ必要はなかったのだな、とようやく気付いた瞬間だった。
四季はなかなか一筋縄ではいかない。うぶなのかと思えば積極的だったり、嫌がっているのかと思えば喜んでいたり、嫉妬丸出しで感情的になれば「そういうのもっと見せて!」と嬉しそうに言われてしまう。存外四季は放任よりも束縛されたいタイプのようだ。
自分は優しく甘やかしたい方なのだが、うまく噛み合わないものだな。
何度も身体を重ね、最近では四季の良い所は大体把握が出来た。ついでに天邪鬼な四季の言葉は大体いつも意思とは裏腹だという事にも気が付いた。
「やめて」と「もっと」は同義語だし、わがままを言う時は酷くされたい時だ。非常に加減が難しいのだが、そんな事も分かってしまえばその言動のひとつひとつが可愛くて仕方がない。
「最近俺、めっちゃΩに間違われるようになった」
そう言って四季は今日も新たに俺が付けた項の噛み痕を撫でる。
「嫌だったら別の場所にするが?」
「そんな事言ってないだろ! 別にこれは良いんだよ、ただ……」
「今度一緒にチョーカー買いに行くか?」
四季の顔がぱっと上がり、その後はっとした表情で瞳を逸らす。
バース性の人間にとってチョーカーは大事な物だ。αとΩが番う為にはΩの項を噛む必要があるのだが、Ωは無暗にαに番にされてしまわないように自衛のためにチョーカーを付ける、もちろんただの防犯用として付ける者がほとんどなのだが……
「そんなんしたら余計Ωに間違われる」
「勝手に勘違いさせておけばいい、そんな事よりどんなのがいい? 四季には原色より淡い色の方が似合いそうだ。石は光にあてたら七色に輝くようなのがいい」
「石……?」
「指輪とセットで売ってるんだぞ?」
「?」
一瞬期待をしたのだろうに、鈍いと言うか何と言うか、そんな所も可愛いのだけど。
「四季が卒業したら家を出るか、物件も探しに行かないとな」
「え? え……?」
バース性の人間にとってチョーカーは指輪と同じような物、αからΩにチョーカーを贈るのは言わばプロポーズと同じなんだがなぁ。
まぁ、気付かなくても問答無用、俺はもうお前を手放す気はないからな。
0
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
【完結】抱っこからはじまる恋
* ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
完結しました!
おまけのお話を時々更新するかもです。
BLoveさまのコンテストに応募するお話に、視点を追加して、倍くらいの字数増量(笑)でお送りする、アルファポリスさま限定版です!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
番解除した僕等の末路【完結済・短編】
藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。
番になって数日後、「番解除」された事を悟った。
「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。
けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。
お兄ちゃんができた!!
くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。
お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。
「悠くんはえらい子だね。」
「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」
「ふふ、かわいいね。」
律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡
「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」
ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。
たとえば、俺が幸せになってもいいのなら
夜月るな
BL
全てを1人で抱え込む高校生の少年が、誰かに頼り甘えることを覚えていくまでの物語―――
父を目の前で亡くし、母に突き放され、たった一人寄り添ってくれた兄もいなくなっていまった。
弟を守り、罪悪感も自責の念もたった1人で抱える新谷 律の心が、少しずつほぐれていく。
助けてほしいと言葉にする権利すらないと笑う少年が、救われるまでのお話。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる