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僕とシロさんの僅かな逢瀬
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「スバル――スバルなのか!?」
『え? えぇ、シロさん!?』
スバルと離れ離れになって数か月、久しぶりのスバルの声に私は泣いてしまいそうだ。向こうも驚いた様子で『本当に? 本当にシロさんなの……?』と少し震えたような声で、こちらに問いかけてくる。
「あぁ、私だ、シロウだ。スバル……会いたかった」
『シロさんだ、本物のシロさんだぁ、どうしよう、僕、泣きそう』
ガラス面の向こう側、スバルが掌で口を覆うようにして潤んだ瞳でこちらを見ている。その顔はどこか少し面やつれていて私は不安になる。
「スバル、顔色があまり良くないようだが、大丈夫なのか? 調子が悪いのか?」
『あ……これ、ちょっと寝不足で。恥ずかしいなぁ、こんな風に直接シロさんと話せるって分かってたら、もう少しちゃんとしとくんだった』
スバルはそう言うと指先で目元を拭って笑みを浮かべるのだが、なんだかその姿が少し痛々しく見えて、更に私は不安になった。
「本当に大丈夫なのか?」
『うん、シロさんに会えたら元気になった。もう会えなかったらどうしようって思ってたんだよ、嬉しい。でもやっぱり直接会えないの寂しい……シロさんのもふもふ……』
スバルは私の毛並みを好いてくれていた、私の毛皮に包まれて私の手を取り肉球をぷにぷにするのがスバルの日課で、私もそれを好ましく受け入れていたのだ。できる事なら今すぐにでもスバルの望むままに抱きしめて思う存分私の毛皮で包み込みたいのに、それができないのが歯がゆくて仕方がない。
「スバル、私は必ずお前を迎えに行く、だから待っていてくれ」
『うん、うん』
スバルは何度も何度も頷いて、また目元を拭った。
『あのね、もう聞いてると思うんだけど……』
『おおぃ、昴、何やってんだ?』
スバルが何かを言いかけた所で、スマホからの音声に誰か別の声が重なった。スバルがびくりと顔を上げ『パパは?』と誰かに問いかける。
『向こうで寝落ちてるよ』
その言葉にスバルは少しほっとした表情で声の主の方へと腕を伸ばした。画面の向こうにはスバル以外の人影、私の心がざわりと揺れる。そいつは一体スバルの何なのだ!
スバルがそいつの腕から何かを受け取るような動作をしているのだが、画面から外れていて何をしているのかがよく分からない私は苛々と画面を眺める。しばらくするとすとんと腰をおろしたスバルの腕の中には小さな何かが蠢いている。
『見て……元気な男の子』
私は言葉を失い手に持ったスマホを取り落とした。直後我に返り再びスマホを手に取りまじまじと画面の中のスバルとその腕の中の赤子を見やる。
私の掌の中にならすっぽり納まってしまいそうに小さな小さな子供だ。その子供の髪はスバルと同じに真っ黒で、だが一房だけ染めたように白髪の部分が見て取れる。そしてその姿は人の形をしていた。どれだけじっくり子供を見やってもその頭には耳も生えていないし、尻尾も見えない。
「……誰の子だ?」
『え?』
「そいつの父親は一体誰だ!!」
あり得ない、もし私の子だとしたら子供は獣人か半獣人になるはずで、人の子が生まれる事などあり得ない。「人」は人と人との間にしか生まれない、だとしたらその父親は……
「そいつなのか! スバル! お前の横にいるそいつの子供を産んだのか!?」
『なんで……』
みるみるうちにスバルの瞳に涙が溜まる、だが泣きたいのはこちらの方だ。求め続けた最愛の妻が産み落としたのがその赤子だとしたら、それは私の子ではあり得ない。
『なんでそんなこと言うの? この子はシロさんの子だよ? シロさんは僕が浮気したとでも思ってるの!?』
「だが、その子は人の子ではないか!」
『だけど、この子はシロさんの子だよっ! それ以外の誰の子だって言うのさ! 僕はシロさん以外と抱き合った事なんて一度もないよ!』
「しかし……」
『おい、あんた、シロウとか言ったな? ふざけんなよ? 昴がこの子を産むためにどれだけ大変な思いをしたと思っている!? 生死の境を彷徨ってようやく産んだ子だぞ? なのになんだその言い草は!』
画面の向こうの人がぎらりとこちらを睨む、本来ならばスバルを守るべきは私の務めで、なのに今、スバルを守るようにこちらを睨むのは画面の向こうの見知らぬ人だ。私はこんな事を望んではいない、何故こんな事になっている?
「本当にその子は、私の子なのか?」
『それ以外に誰がいるって言うんだよっ!』
スバルまでもが私を睨み、私はおどおどと頭を下げた。
「すまん、気が動転していたようだ……」
『もしかして、僕がこの子を産んだこと聞いてなかったの?』
「あぁ、誰も教えてはくれなかった」
スバルが真っ赤な瞳で鼻をすすり『みんな酷いや』と一人呟く。
『誰もこの子が生まれた事を喜んでくれてないみたい、パパもずっと渋い顔だし、母さんもそう。実の父親のシロさんにまでこんな事言われて、こんなに可愛いのに誰にも愛されないなんて可哀想な子……』
「ちょっと待て、スバル! それは誤解だ!」
『何が誤解!? 頭ごなしに僕の浮気を疑ったのはシロさんの方だろ!』
「すまん、本当にすまなかった」
『シロさんはすぐにそれ! なんでも謝れば簡単に許されると思わないでよ!』
そういえば私の失言はこれで二度目だ、一度目は閨でシリウスの名を呼んだ事、そして凝りもせずにまた私は……
『スバルがそいつに愛想を尽かしたんなら、俺が子供の父親になる』
画面の外からかかった声。驚いたようにスバルが顔を上げ『大樹さん、何を言ってるの?』と戸惑いの表情だ。
『言葉の通りだ。子供には父親が必要だろう?』
『それはそうだけど……』
「ちょっと待て! 待ってくれ!! スバル、私が悪かった!」
画面の向こう側に行かれない自分の身体が恨めしい。その画面の向こう側には愛しい妻が我が子を抱いているというのに、私はその妻にも子にも触れる事はできないのだ。そして、その妻の横には妻を狙う間男……最悪だ。
「スバル、話を聞いてくれ!」
『もう……大樹さん悪い冗談だよ、シロさん信じちゃったじゃん』
『俺はかなり本気なんだが?』
「お前、ぬけぬけとよくも……」
『自分の嫁を信じなかったあんたの自業自得だろう?』
ぐぬぬと歯ぎしりをするも、やはり私は画面の向こう側には行かれない。間男との無言の睨み合い、ふいに赤子が「ふにゃ~」と泣き出した。
『あぁ、ごめんごめん大きな声うるさかったね……』
あやすようにスバルが赤子を揺する。小さな我が子がスバルの腕の中でもぞもぞと手足を動かし泣いている。あぁ、なんと可愛らしい。確かに姿は人の子だ、けれどスバルは私を裏切らない。一瞬でも疑った私が馬鹿だった、この愛らしい生き物はどう見ても愛しい我が子に違いない。
「スバル、顔を見せてくれ」
『僕の? それともこの子の?』
「どっちもだ、あぁ、ゴロウ……」
瞬間スバルがぴしりと固まり『言うと思った!』と大きなため息を吐いた。
『もう絶対言うと思った! シロウさんの子だから次はゴロウなんだろうなって、思った! 思ったけど! 名前は僕が決めたから! この子の名前は澪! そこは絶対譲らないからねっ!』
「ミオ」不思議な響きの名前だ、けれど決して悪くはない。
「ミオ――ミオか……」
自然と頬の筋肉が緩む。スバルの腕の中でミオはまだふにゃふにゃと泣き続けていたが、私はそれをいつまでも緩んだ顔で眺め続けていた。
『え? えぇ、シロさん!?』
スバルと離れ離れになって数か月、久しぶりのスバルの声に私は泣いてしまいそうだ。向こうも驚いた様子で『本当に? 本当にシロさんなの……?』と少し震えたような声で、こちらに問いかけてくる。
「あぁ、私だ、シロウだ。スバル……会いたかった」
『シロさんだ、本物のシロさんだぁ、どうしよう、僕、泣きそう』
ガラス面の向こう側、スバルが掌で口を覆うようにして潤んだ瞳でこちらを見ている。その顔はどこか少し面やつれていて私は不安になる。
「スバル、顔色があまり良くないようだが、大丈夫なのか? 調子が悪いのか?」
『あ……これ、ちょっと寝不足で。恥ずかしいなぁ、こんな風に直接シロさんと話せるって分かってたら、もう少しちゃんとしとくんだった』
スバルはそう言うと指先で目元を拭って笑みを浮かべるのだが、なんだかその姿が少し痛々しく見えて、更に私は不安になった。
「本当に大丈夫なのか?」
『うん、シロさんに会えたら元気になった。もう会えなかったらどうしようって思ってたんだよ、嬉しい。でもやっぱり直接会えないの寂しい……シロさんのもふもふ……』
スバルは私の毛並みを好いてくれていた、私の毛皮に包まれて私の手を取り肉球をぷにぷにするのがスバルの日課で、私もそれを好ましく受け入れていたのだ。できる事なら今すぐにでもスバルの望むままに抱きしめて思う存分私の毛皮で包み込みたいのに、それができないのが歯がゆくて仕方がない。
「スバル、私は必ずお前を迎えに行く、だから待っていてくれ」
『うん、うん』
スバルは何度も何度も頷いて、また目元を拭った。
『あのね、もう聞いてると思うんだけど……』
『おおぃ、昴、何やってんだ?』
スバルが何かを言いかけた所で、スマホからの音声に誰か別の声が重なった。スバルがびくりと顔を上げ『パパは?』と誰かに問いかける。
『向こうで寝落ちてるよ』
その言葉にスバルは少しほっとした表情で声の主の方へと腕を伸ばした。画面の向こうにはスバル以外の人影、私の心がざわりと揺れる。そいつは一体スバルの何なのだ!
スバルがそいつの腕から何かを受け取るような動作をしているのだが、画面から外れていて何をしているのかがよく分からない私は苛々と画面を眺める。しばらくするとすとんと腰をおろしたスバルの腕の中には小さな何かが蠢いている。
『見て……元気な男の子』
私は言葉を失い手に持ったスマホを取り落とした。直後我に返り再びスマホを手に取りまじまじと画面の中のスバルとその腕の中の赤子を見やる。
私の掌の中にならすっぽり納まってしまいそうに小さな小さな子供だ。その子供の髪はスバルと同じに真っ黒で、だが一房だけ染めたように白髪の部分が見て取れる。そしてその姿は人の形をしていた。どれだけじっくり子供を見やってもその頭には耳も生えていないし、尻尾も見えない。
「……誰の子だ?」
『え?』
「そいつの父親は一体誰だ!!」
あり得ない、もし私の子だとしたら子供は獣人か半獣人になるはずで、人の子が生まれる事などあり得ない。「人」は人と人との間にしか生まれない、だとしたらその父親は……
「そいつなのか! スバル! お前の横にいるそいつの子供を産んだのか!?」
『なんで……』
みるみるうちにスバルの瞳に涙が溜まる、だが泣きたいのはこちらの方だ。求め続けた最愛の妻が産み落としたのがその赤子だとしたら、それは私の子ではあり得ない。
『なんでそんなこと言うの? この子はシロさんの子だよ? シロさんは僕が浮気したとでも思ってるの!?』
「だが、その子は人の子ではないか!」
『だけど、この子はシロさんの子だよっ! それ以外の誰の子だって言うのさ! 僕はシロさん以外と抱き合った事なんて一度もないよ!』
「しかし……」
『おい、あんた、シロウとか言ったな? ふざけんなよ? 昴がこの子を産むためにどれだけ大変な思いをしたと思っている!? 生死の境を彷徨ってようやく産んだ子だぞ? なのになんだその言い草は!』
画面の向こうの人がぎらりとこちらを睨む、本来ならばスバルを守るべきは私の務めで、なのに今、スバルを守るようにこちらを睨むのは画面の向こうの見知らぬ人だ。私はこんな事を望んではいない、何故こんな事になっている?
「本当にその子は、私の子なのか?」
『それ以外に誰がいるって言うんだよっ!』
スバルまでもが私を睨み、私はおどおどと頭を下げた。
「すまん、気が動転していたようだ……」
『もしかして、僕がこの子を産んだこと聞いてなかったの?』
「あぁ、誰も教えてはくれなかった」
スバルが真っ赤な瞳で鼻をすすり『みんな酷いや』と一人呟く。
『誰もこの子が生まれた事を喜んでくれてないみたい、パパもずっと渋い顔だし、母さんもそう。実の父親のシロさんにまでこんな事言われて、こんなに可愛いのに誰にも愛されないなんて可哀想な子……』
「ちょっと待て、スバル! それは誤解だ!」
『何が誤解!? 頭ごなしに僕の浮気を疑ったのはシロさんの方だろ!』
「すまん、本当にすまなかった」
『シロさんはすぐにそれ! なんでも謝れば簡単に許されると思わないでよ!』
そういえば私の失言はこれで二度目だ、一度目は閨でシリウスの名を呼んだ事、そして凝りもせずにまた私は……
『スバルがそいつに愛想を尽かしたんなら、俺が子供の父親になる』
画面の外からかかった声。驚いたようにスバルが顔を上げ『大樹さん、何を言ってるの?』と戸惑いの表情だ。
『言葉の通りだ。子供には父親が必要だろう?』
『それはそうだけど……』
「ちょっと待て! 待ってくれ!! スバル、私が悪かった!」
画面の向こう側に行かれない自分の身体が恨めしい。その画面の向こう側には愛しい妻が我が子を抱いているというのに、私はその妻にも子にも触れる事はできないのだ。そして、その妻の横には妻を狙う間男……最悪だ。
「スバル、話を聞いてくれ!」
『もう……大樹さん悪い冗談だよ、シロさん信じちゃったじゃん』
『俺はかなり本気なんだが?』
「お前、ぬけぬけとよくも……」
『自分の嫁を信じなかったあんたの自業自得だろう?』
ぐぬぬと歯ぎしりをするも、やはり私は画面の向こう側には行かれない。間男との無言の睨み合い、ふいに赤子が「ふにゃ~」と泣き出した。
『あぁ、ごめんごめん大きな声うるさかったね……』
あやすようにスバルが赤子を揺する。小さな我が子がスバルの腕の中でもぞもぞと手足を動かし泣いている。あぁ、なんと可愛らしい。確かに姿は人の子だ、けれどスバルは私を裏切らない。一瞬でも疑った私が馬鹿だった、この愛らしい生き物はどう見ても愛しい我が子に違いない。
「スバル、顔を見せてくれ」
『僕の? それともこの子の?』
「どっちもだ、あぁ、ゴロウ……」
瞬間スバルがぴしりと固まり『言うと思った!』と大きなため息を吐いた。
『もう絶対言うと思った! シロウさんの子だから次はゴロウなんだろうなって、思った! 思ったけど! 名前は僕が決めたから! この子の名前は澪! そこは絶対譲らないからねっ!』
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