妻が座っていた~浮気?とバレた僕と彼女の奇妙な18週間

サイケ ミカ

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22.week

初クラブってか?

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 客として来たのは殆ど1ヶ月前。

 文句ばっかりいうが、塩梅よく休みだというキリヤマの恨めし顔か、ひどい。

「えーか、キリヤマ!ラッキーボーイ☆今日は僕の奢りぞ!」

 僕とタモツの2人で少しは、まともそうなジャケットを着せて、無理やり車に押し込めたったキリヤマは後部座席で、

「この2人強引すぎる!」

 といいながら、丸まっとる。

「キリヤマはセコンド向きだな。」

 相変わらずのKYな開発発言もいいとこだな!タモツ!

「もう!なんすか!それっ!」

 非難するキリヤマに、どこ吹く風のタモツ。

 を、アーチで下ろして、なんたかんだ往生際悪しキリヤマをホールド。
 そのまま連れて聞き込み続行ぞ!

 まず並木に着いたら、そのままポーターを見つけて車を託すと、キリヤマを引き摺り下ろして、

「じゃ帰り、白タクでよろ!」

 ポーター手を振って『Q』が入るタワーにキリヤマの腕を掴んで向かった。

「いらっしゃいませ、アマネ様。 本日は随分お早い起こしで。」
   
 と、ここまで来てクロークの挨拶に、ようやく気ぃついた僕。

 あー、これ。かなり早まったな時間?

 キリヤマ確保の勢いで、ヘルプミーティングしてそな時間に、『Q』突撃してまったなこれ!

「ああ、ごめんね。失念した。」

 僕は額に片手を当てて、しまったねポーズだなこれは! 

 となると、二重掛け申告で目下タダ働き中、僕担ホステス・サクラは、もちのろんでおらんわけだ。

 でも、ちょーどえかった。

「今日はこいつが、メインね。初めてなんだけど知り合いが、 ここでお世話になってるらしくてさ。アザミって娘なんだけど。お願いするよな?キリヤマ。」

「え?は?はい。こんなとこ初めてで、いけます?かね。」

 それこそプチプライスセットな時間に来たのは『クラブ体験お初な、 キリヤマの為ー』って体で、僕は言い訳しとくにキメこんだ。

「少々お待ちを。お預かりはございませんね。では。」

 そしてシレッと『アザミ』を指名。

 ま、おらんと知っててだけどね!

 クローク黒服からメンバーに『アザミ』要望が回ったんろな。

「アマネ様、いらっしゃいませ。『アザミ』は店を離れまして、、、」

 ストーップ!!僕は聞かんよ!!メンバー黒服が付け回し采配す・る・前・に。

 僕は、こっちの要望をそれとなしにネジ込みよー!!

「残念!じゃあ、せっかくだし『アザミ』ちゃんと仲良しの娘でいいですよ。キリヤマもその方が気兼ねしないだろ?」

 ここで、話あわせろウインクをキリヤマにかませば、キリヤマも素直にうなずく。

「は、はい!お願いします。」

 まあ、片眉上げて黒服メンバー野郎は、おん?って顔するよねーー。

 でもそこは『Q』だよねーー。

「ではこちらに。」

 なにもないって顔して、手前ボックスにお勉強ご案内~された。

「これで、キリヤマも『Q』客デビューだな。やったな。」

 準備終わりすぐとはいえ、煌びやかな店にオドオドのキリヤマを小突いて、僕はまだ客もいないだろう中を見回す。

「お!」

 げ、もう、仕切り客ね、、いとる!

 おっさん何時からおるんや?って見たら、そこ担ヘルプのキャストにさっきのメンバーが合図しとる。

 ちゅーことは、この娘が、妻カレンと仲良くしてた、、

「アヤミです。はじめまして。」

 テーブルの前の丸いスツールに座ったのは、タレ目の可愛いかな?系顔にボブカットした幸薄女子だ。
 徐に名刺をキリヤマにも出しつつ、

「あの、アザミさんのお知り合いだって聞いたんですけど、、」

 控えめに、下から見上げる目線保持で聞いてきた。

 すごい、妻と真逆タイプ。しかも、アザミとアヤミ、、ね

 こんな娘『Q』にいたっけ?な感じだけど、僕担サクラのヘルプじゃないってことよね、うん。

「あー、こっちの彼がね。 ここに来てアザミちゃんが働くのを見たかったみたいなんだよ。でもアザミちゃん、やめちゃってたんだね。」

 キリヤマに、しゃべらすわけにいかんから、僕主導でトーク聞き込み開始!

「あ、それは残念でしたね。もう1年なのかな、やめたの。」

 つめしぼ、を僕とキリヤマに出しながら、アヤミ嬢は

「アザミちゃんも臨時でしたし。 わたしも 似たようなもので、仲良しと言いうか、似た感じだったんです。やめちゃって、みんな寂しいんですけどね。」
   
 あー出勤調整組かあー。ん?みんな、寂しい?冷遇されてたんじゃないの?

「あれ?アザミちゃんは、ママとかのお気に入りじゃないよね。」

 おい、キリヤマ!アヤミちゃん見過ぎ!お前チョロチョロやろ!ド・はまりすんな!

 いや、ほんま『Q』のメンバー仕事出来すぎで怖いわ!

「わたしたちにはアザミさん、よく息抜きに誘ってくれたので。ママ達とはべつに、親しみやすくしていたキャストいますよ。」

 ん、これってあれだよね?

「もしかして町まで行ったりしてなのかな?アヤミちゃんとか。」

 ランク高のクラブはキャストの私生活にも、うっさい。どこで、客とバッチングすっかわからんから、キャストの息抜きといや、言わずと知れた処。

 ぶっちゃけホスト遊びゲストん7割強は同業。夜職姫な。
 やからこっちのシマにチゲーねー。

「あ、わたしもですけど、そうですね、気の合う子全員、誘ってくれたりしましたね。」
   
 て、ことはヘルプ組総勢とか連れてホスト遊びか。

 豪ー勢ーだなっ、おい!

「へぇ、いま流行りのお店とか、テレビで有名になったから、みんなで行くと楽しいだろね。」

「あ、でも、お勉強がてらです。どちらかといえば落ち着いたお店とかも、行きますよ。」

 アヤミちゃんは、すっとグラスに氷を入れて、髪を耳にかける。
 幸薄顔に影で、あざといなー。

「意外だなぁ、もしかして、珍しくダンスホールがあるとことかなの?まさかねー。」

 僕は、人差し指をボトル口に添えて、酒とミネラルウォーターを注ぐアヤミちゃんに、暗に匂わせて聞いてみた。

「ダンスホールって、初めてでも 楽しいものなんだなって、ね。」

 そうすると、

 グラスの中をマドラーで混ぜたアヤミちゃんは、影顔を向けてピタッとマドラーを止めっと、すっとグラスからマドラーを抜きとる。

 まじか!!そこー!も、僕ん普段使い店や!どーゆーこと?ちょっち考える僕の 隣で、

「いいな、ぼくも踊ってみたい。」

 おわっと!!鼻の下のばすキリヤマが、ぬかした!

 と、くれば僕とキリヤマに、コースターに乗せた
グラスを静かに出して、

「ふふ、よければご一緒に。」

 アヤミちゃんがギャップありにニッコリ笑うのだ。

 このタイミングで、よく知る声がかかるわけ。

 うん、この子出来る子。

「あら、アマネさん。お待たせしてしまって。アヤミちゃん、ありがとう。こちらの方、アマネさんのお知り合い?」

 はいー、僕担サクラの登場。

「キリヤマっていってね、友人。ここにいたアザミちゃんが、知り合いだからって、連れて 来たけど、いないんだね。アヤミちゃんから、キリヤマが   いろいろ教えてもらってたんだ。」

 まあ、話している間にサクラは、僕の隣スツールに座るわな?

「そうでしたの。アマネさん、お仕事忙しいみたいで、少しお顔、見てないから、 わたし、心配してましたのよ。」

 サクラの言葉と同時に、サクラ担ヘルプも挨拶にきて、僕らを囲むと、アヤミちゃんは後ろに下がるから。

「ごめんね、サクラさん。忙しくてね。そうだキリヤマ、アヤミちゃんにお寿司とってあげようよ。お腹すいてるんじゃないかな?サクラさんも丁度来たから、ほら皆んなにも☆」

 キリヤマに、アヤミちゃん確保をさせる。

 どうせ、入り口ボックス卓だ、すぐにサクラは同伴相手んとこやら、他の自分担客へ翔んでく。へたしりゃ顔出し15分ぞ。

 その間、キリヤマ担にはアヤミちゃんとばかりにして、聞き込みしちゃらな!なー!

 僕は、デレデレのキリヤマの足を蹴って、メンバー黒服に合図した。

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