妻が座っていた~浮気?とバレた僕と彼女の奇妙な18週間

サイケ ミカ

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24week

見つかった!!

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 本当ならー、キリヤマをダシにアっサミちゃんから入手したネタ先に、早速聞き込っときたいところ我慢しまくって、『Q』のプチプラセット時間で退却~。

「アマネさん、あざーす!あのちなみになんすけど、あれって金額どれくらいなんすかね?」

 最低限でも飲んじゃったから、ポーターにヨロっといた白タクに乗ると、図々しいくもキリヤマが『Q』ん支払いを聞いてくってことはぁ?

 キリヤマ、アサミちゃん。よっぽどやな?え?おい?

「あーゆークラブは項目いろいろあっからなあ。こみこみ1人4万に、ボトルん金額足したぐらいにサービス料と消費税かかるって思っとけー。オケ?」

 今日は僕担サクラやないし、売上払いは自腹奢りだよん。

「ボトルにサービス50パーとタックス10パーがつくんが曲者ぞ。10万入れたら、プラス大体7万ついてくっから、しょうみ90分セットで20万がふつー。」

 て、答えたったら、キリヤマの顔色がかわりよん。

「え、2人だと、、」

「そゆことー。まあ、早割時間でいってるけど、そんなとこな。」

 だー、かー、らー、

「んじゃ、ここで降りよか。」

 ワケわからん風なキリヤマを、とりあえずタモツん店に投げ込んで、僕は早々にそのまんま白タクで帰った。

 キリヤマ、タモツんとこで体で払え!ってな?!

 ゆーことで、一時休戦も仕方無し。

 アサミちゃんがゲロってくれた僕の接待店は、タモツん系列んグループ店だ。しかも、僕達世代よりもずっと先輩年代の店。

 タモツん店なら良かったっけど、そうは問屋が卸さんみたい。
 あっこはタモツもアウェイな老舗店で、いわゆ『おじホス』ん店だ。

 よりによって、ここ!?

「しゃーないから、日を改めてタモツにナシつけてもらうっきゃなきだよ、カレンさん。」

 相変わらずの独り言ヤバい状態で、僕は後ろ姿の妻を眺めつつも、食べてくれるはずのないパスタとペリエを片付けてた。

 それにしても、この状態には既視感を覚えちゃうつーのも、

「最初んころはカレンさん、僕んこと相手にしてくれん   かったろ?よう、後ろ姿ばっか向けられてたん、何気に思い出すかも。あ、ワインあける?」

 僕のカレンは究極のツンデレよ!昔も、ただ今もな!

 キッチンパントリーに備え付けのワインセラーから、1本のボトルを取り出しーのグラスを2つ並べーの、
 後ろ姿の妻が好きな枝付き干し葡萄を、黒い箱から出しーのしとると、

『ブーーっブーーっ』

「ん、なんろ?タモツ?」

 電話が鳴って、見る。

 タモツでなく、キヨヒコからのメッセージ。

 あ、忘れとった!!

 キヨヒコは、今僕の代理中だっけいかんいかん。
 どれどれ、、

『タモツから、へんな新人捕ったから店に客連れてこいって、脅された。カレンさんの彼氏だって?アマネ、ヘタレ男に負けたたんだな笑笑笑朝まで宴!』

 そんでメッセージに添付ってきたのは、キヨヒコが
嫌がるキリヤマとバカ騒ぎする店ん様子。

 うん!上手くやっとるな。

「カレンさん、ほらキリヤマ。料理学校、同いーだったんろ?」

 僕は電話の画面を、後ろ姿の妻に向けっけど、後ろ姿の妻カレンはちろっとも微動だもせーへん。

 枝付き干し葡萄も、そのまま減ることない、この事実!寂みしー。

「カレンは、よっぽどスツールが気に入ったんな。ちがうの?」

 ふと改めて、後ろ姿の妻が座るスツールを見る。

 そもそも、、そんなスツールが家にあったのんも知らんかったし。
 てか、そのスツール。どっかで見たよな?

 ついでに言うと謎に僕がベッドルームへ行くと、ちゃんとベッドルームに座りに居とるんですよー、妻はー。
 もち、後ろ姿で。

 さすがに最初、夜中に見た時は心臓とまるか思った!

「いっそんこと、ベッドん入ってくれりゃあえーよカレンさん。」

 まあ、なきけどな!!あー、もう!てか、、

「なんか、オバアが言うてた 気ーすんのに、忘れてる。なんやったか?後ろ姿なんは、、、」

 つまらん事を考える前に、僕はあえて声に出して、オバアの言葉に思考を合わせる。

『ブーーっブーーっ』

 再びメッセージを知らせる電話のバイブ。

 なんや、キヨヒコか?

 僕は、ワイングラスを置いて、後ろ姿の妻を眺めつつ電話の短いメッセージを読み上げる。


『カレンが見つかった』


「なに?ってか。え、マジ!!カレンさん見つかったよ!!うん?何か変な感じするわ。」

 僕は思わず、後ろ姿の妻カレンに声を掛けた。

 メッセージは妻の兄。

 つまり義理兄の、お堅し医者の長男やローだ。

「カレン、行ってくっけど、ほなら、こっちはどないなる?」

 後ろ姿のカレンに声をかけて、電話の『カレンが、見つかった。』をまた見て。

 僕はコンシェルジュにハイヤーを回してもらうよう、専用ボタンを鳴らした。


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