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28week
何!この資料?!
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仕事をマッハ定時で終わらせてっと僕は、車を走らせマンションに戻る。
いつもと同じくキーを預け、マンションエントランスから入り口に立って頭を下げると、これまたイケメン男が目に入るんね。
一昨日世話になった有能コンシェルジュの彼。
これがまたイケメン。
僕は片手を軽ぅー上げて、
「ただいま!一昨日はありがとうね。助かったよ。」
さながらルーティンな声を掛けて、礼を言うわけだ。
『お帰りなさいませ。とんでもございません。私達の職務でございます。いつも奥様からご依頼頂きます場所ですから、造作もございませんでした。』
雰囲気は子犬っぽいんだよ彼。って、いつも?依頼する場所?
目の前で柔らかーくスマイルする子犬君コンシェルジュの言葉に、僕んは眩暈する。
「えー、ごめんね。ちょっと妻は出産で入院することになって。よければ妻が頼んでいたことが他にあれば教えもらえるかな?」
ウソゆーてないよな。うん。
今はまだ妻カレンの事は公にせん方向やけど。
『それは。わかりました。日常的な申し付けは、今のところございませんが、依頼頂きま したモノがございますので。』
子犬っぽい雰囲気を真面目な顔にして、コンシェルジュ君がカウンターを探っと、僕に書類封筒を差し出したん。
「ありがとう。うん、これ?」
しかもこれな、なかなか意外な大きさなんやが。
『はい、どうぞ資料はお持ち帰り頂きまして、奥様にご確認を頂 きましたら。あ、お加減良い時で全く構いませんので。はい。』
それにコンシェルジュ君の言い方やと、妻カレンは何度か九州、おっそらく門司にいっとるゆーことんなるよな。
そんままマンションのモダンなエレベーターを、上がっての最上階。
僕らの部屋へと玄関入って、今となりゃよけい無駄に広いリビングに向かう廊下をいきながら、
「それに、これってさ、」
僕は渡された、資料封筒の口んから覗いた。ふと
気が付くと、
「きたね、カレンさん。」
後ろ姿の妻カレンが、彼女の部屋ん前に立ってますな。
「今日はここ?」
僕が誘われるみたく白いドア開けっと、実はここ部屋やなくて、夫婦の寝室を真ん中に両サイドにあるウォークインクローゼットん真ん中のドアなんよね。
その奥の窓辺に、お互いのデスクスペースがある。実は寝室だけの入り口がないタイプなのだ。
「考えっと、カレンさんとこそんなに入った覚えないなぁ。」
そんな事を気が付いた僕。
不在?の合間に入るんは罪悪感感じっけど、どっちにつけ妻カレンの転院や手続きをやらんならんし、昼休みにキヨヒコがゆーてた。
『ありゃ、まだなんかカレンさんに送りつけてるかもな、、、』
ちゅー推測もある。
ここは、ごめん!クローゼットもそりゃサンクチュアリやろうけど、デスクはもう秘部やで!!
悶絶!!妻のデスクスペースは、やっぱし僕が贈った香水が香る。
これ、もはや妻カレンの匂いぞな。
「さてと、いつもの逃げたホストくんみたく、家捜し開始ってのはどーも色気ないな。」
絶賛独り言爆裂中で、僕んはデスク周りを見回す。
と壁のインテリアフレームに飾られていた風景。
意外!驚くってよ。
これ、新婚旅行に行った時に、カレンが撮った景色やよ。
いやいやふつう、ここは旦那である僕とのツーショット写真を飾るべきっしょ?!ツンデレさ満載か!うちのお嬢!
「懐っかしー。4年なるか。」
思わず手にした封筒から中身を出して、フレームん写真と見比べっと、僕の頭にハネムーンは何処にするかって話してた場面が浮かぶんよ。
『カレンさんが行きたい処に、どれだけでも行っていいですよ?』
『・・・・』
『どうだ!セイシェルにドバイ!奇をてらってマチュ・ピチュに南極なんかもいいかもな!』
『あのな、カレンも俺たちも全部行ってるだろ?折角のハネムーンだ、宇宙旅行だろ。』
『あのーお義兄さんたち?もしかして、ついて来られるとかですか?新婚旅行に。』
『当たり前だな、アマネ。家族全員ついて行くに決まってる。』
『あははは、ですかー。』
『アマネさん、わたくしアマネさんの育った所行きたいです。』
『え?あの僕、何んにもない島の出なんですよ?いいんです?』
『 ええ。兄の言うとおり海外は概ね観光地は行って今更です。わたくし田舎の島は行ったことがありませんし。行きたいです。』
『はあ、』
『アマネの島か!いいな!じゃ国内だし俺たちのスケジュールも取りやすいな。決定だろ!!』
『あの、本当に来るんですね。』
えー、お察しのとおり、セレブお嬢様との嬉しい恥ずかし新婚旅行をたった2泊3日んしたのは、義理家族が全員ついてきたからだっての。
あんな中で新婚2人でどーとかあるはずない。
「あー、これ港な。」
幾つもあるフレームに納められた風景は、
「絵になるんかなー。」
本当に昔は何もない隔離されたような島で、教会に併設された養護院がめぼしい施設やったけど、養護の子らを島んみんなが面倒みてくれた。
「港のアートな。」
今、島が芸術祭の一環に入り、思った以上に観光地観光地になってた4年前は海外からも人が来てて、、
「こんな人きてるんな。」
ただ、海も自然も、島の不便さも、そのままで、僕んとっては ゆりかごみたいな島はちゃんと変わってなかった。
妻カレンが
『こんなところで、育ったから貴方って純粋で愛されるのね。』
って、捨てられた赤子だった僕に、無表情やのに柔らかげに呟いたんがいやに耳ん覚えとる。
残酷で愛おしい令嬢な妻。
「カレンさん、どーゆーつもりなんな?島の家に、船って、」
僕は後ろ姿の妻に向かって、コンシェルジュから受け取った資料を半ばヤケになってデスクに、それを乱雑に放り出す。
妻カレンは島の邸宅不動産と、船のパンフレットを頼んでいた。
「僕んためか、子供ためんか、それとも僕ん追い出すとか?」
上手く乗っからなかった資料が、バラけてデスクから床にと落ちて拡がる。
妻の後ろ姿の前に一面。
「八つ当たりだよねー。」
僕は、くくっと苦笑いして散らばる紙を拾いあげる。
どうやら、デスクに乗っていたモノも一緒に落ちたらしい。
白黒のフィルムみたいなモノが、可愛いペーパーフレームに入って混じってるのに気が付いた。
「これ?!お腹の写真か!」
手に取っと、ドラマでみるよーなザラついた砂嵐な白黒画像に、その端っこ。
カレンの綺麗な文字で『5週目初めてのエコー』だけ、そっけなく書いてるモノ。
中央左に見える黒い楕円が、子ーなんやろか?
担当医は妻カレンは20なん週になる言ってた?忘れたけど、きっと今はこんな小さい黒い点なんかじゃなく、、、
「もしかして人ん形なっとる?」
そう、もっと胎児胎児してんじゃなかろーか。
その事実を想像して、目の前に立つ後ろ姿の妻に
、僕は寒気がした。
「ん?」
散らばって、デスクん奥に入り込んだ紙の最後に手をかけると、今度はよせばええのに、これまたゴミ箱に目がいった。
「これ、、なんだよ。」
さほど溜まってないゴミの上。千ん切られた写真。
明らかにテレビん盗撮っぽく撮られたやつの、切れ端に僕ん顔がある。
そのままゴミ箱をひっくり返して、床で他んゴミと写真を僕は荒い息で分ける。
千切られた写真をパズルみたく組合せてるが、これがけっこームズい。なにゆえ?!と考えとったら出来上がりつつなると、わかってきた。
「おんなしとこの、おんなしアングルで、時間差でとっとるからやろ。っとに、誰ぞな!」
苦心の末に組上がった写真は2枚。
僕があの、帰って来んかった日にいたホテルんとこ出る僕の写真。
んて、おんなじ場所から、おんなし様に出てくるヤシロ女史やろ。
なぜに。
『ヴーーー!ヴーーー、』
電話のバイブでタモツがメッセージしたとわかる。
妻カレンがホステス仲間ん連れて行ってたクラブに
、ワタリつけてくれたんだろな。
『どーする?アマネ行くか?』
短い文章が自動で表示された。
僕は苦い顔して床に出来た写真から、視線を電話にやると、パンフレットとまとめた資料の上に白黒画像写真を置く。
その先にある、
ストッキングの踵を下から足首、
ふくらはぎ、膝裏、腰、と見ていく。
背中に流されてたポニーテール。その後ろ頭。
後ろ姿の妻は、今どんな顔をしているのか?
もはや、顔など、もう無いのか。
いつもと同じくキーを預け、マンションエントランスから入り口に立って頭を下げると、これまたイケメン男が目に入るんね。
一昨日世話になった有能コンシェルジュの彼。
これがまたイケメン。
僕は片手を軽ぅー上げて、
「ただいま!一昨日はありがとうね。助かったよ。」
さながらルーティンな声を掛けて、礼を言うわけだ。
『お帰りなさいませ。とんでもございません。私達の職務でございます。いつも奥様からご依頼頂きます場所ですから、造作もございませんでした。』
雰囲気は子犬っぽいんだよ彼。って、いつも?依頼する場所?
目の前で柔らかーくスマイルする子犬君コンシェルジュの言葉に、僕んは眩暈する。
「えー、ごめんね。ちょっと妻は出産で入院することになって。よければ妻が頼んでいたことが他にあれば教えもらえるかな?」
ウソゆーてないよな。うん。
今はまだ妻カレンの事は公にせん方向やけど。
『それは。わかりました。日常的な申し付けは、今のところございませんが、依頼頂きま したモノがございますので。』
子犬っぽい雰囲気を真面目な顔にして、コンシェルジュ君がカウンターを探っと、僕に書類封筒を差し出したん。
「ありがとう。うん、これ?」
しかもこれな、なかなか意外な大きさなんやが。
『はい、どうぞ資料はお持ち帰り頂きまして、奥様にご確認を頂 きましたら。あ、お加減良い時で全く構いませんので。はい。』
それにコンシェルジュ君の言い方やと、妻カレンは何度か九州、おっそらく門司にいっとるゆーことんなるよな。
そんままマンションのモダンなエレベーターを、上がっての最上階。
僕らの部屋へと玄関入って、今となりゃよけい無駄に広いリビングに向かう廊下をいきながら、
「それに、これってさ、」
僕は渡された、資料封筒の口んから覗いた。ふと
気が付くと、
「きたね、カレンさん。」
後ろ姿の妻カレンが、彼女の部屋ん前に立ってますな。
「今日はここ?」
僕が誘われるみたく白いドア開けっと、実はここ部屋やなくて、夫婦の寝室を真ん中に両サイドにあるウォークインクローゼットん真ん中のドアなんよね。
その奥の窓辺に、お互いのデスクスペースがある。実は寝室だけの入り口がないタイプなのだ。
「考えっと、カレンさんとこそんなに入った覚えないなぁ。」
そんな事を気が付いた僕。
不在?の合間に入るんは罪悪感感じっけど、どっちにつけ妻カレンの転院や手続きをやらんならんし、昼休みにキヨヒコがゆーてた。
『ありゃ、まだなんかカレンさんに送りつけてるかもな、、、』
ちゅー推測もある。
ここは、ごめん!クローゼットもそりゃサンクチュアリやろうけど、デスクはもう秘部やで!!
悶絶!!妻のデスクスペースは、やっぱし僕が贈った香水が香る。
これ、もはや妻カレンの匂いぞな。
「さてと、いつもの逃げたホストくんみたく、家捜し開始ってのはどーも色気ないな。」
絶賛独り言爆裂中で、僕んはデスク周りを見回す。
と壁のインテリアフレームに飾られていた風景。
意外!驚くってよ。
これ、新婚旅行に行った時に、カレンが撮った景色やよ。
いやいやふつう、ここは旦那である僕とのツーショット写真を飾るべきっしょ?!ツンデレさ満載か!うちのお嬢!
「懐っかしー。4年なるか。」
思わず手にした封筒から中身を出して、フレームん写真と見比べっと、僕の頭にハネムーンは何処にするかって話してた場面が浮かぶんよ。
『カレンさんが行きたい処に、どれだけでも行っていいですよ?』
『・・・・』
『どうだ!セイシェルにドバイ!奇をてらってマチュ・ピチュに南極なんかもいいかもな!』
『あのな、カレンも俺たちも全部行ってるだろ?折角のハネムーンだ、宇宙旅行だろ。』
『あのーお義兄さんたち?もしかして、ついて来られるとかですか?新婚旅行に。』
『当たり前だな、アマネ。家族全員ついて行くに決まってる。』
『あははは、ですかー。』
『アマネさん、わたくしアマネさんの育った所行きたいです。』
『え?あの僕、何んにもない島の出なんですよ?いいんです?』
『 ええ。兄の言うとおり海外は概ね観光地は行って今更です。わたくし田舎の島は行ったことがありませんし。行きたいです。』
『はあ、』
『アマネの島か!いいな!じゃ国内だし俺たちのスケジュールも取りやすいな。決定だろ!!』
『あの、本当に来るんですね。』
えー、お察しのとおり、セレブお嬢様との嬉しい恥ずかし新婚旅行をたった2泊3日んしたのは、義理家族が全員ついてきたからだっての。
あんな中で新婚2人でどーとかあるはずない。
「あー、これ港な。」
幾つもあるフレームに納められた風景は、
「絵になるんかなー。」
本当に昔は何もない隔離されたような島で、教会に併設された養護院がめぼしい施設やったけど、養護の子らを島んみんなが面倒みてくれた。
「港のアートな。」
今、島が芸術祭の一環に入り、思った以上に観光地観光地になってた4年前は海外からも人が来てて、、
「こんな人きてるんな。」
ただ、海も自然も、島の不便さも、そのままで、僕んとっては ゆりかごみたいな島はちゃんと変わってなかった。
妻カレンが
『こんなところで、育ったから貴方って純粋で愛されるのね。』
って、捨てられた赤子だった僕に、無表情やのに柔らかげに呟いたんがいやに耳ん覚えとる。
残酷で愛おしい令嬢な妻。
「カレンさん、どーゆーつもりなんな?島の家に、船って、」
僕は後ろ姿の妻に向かって、コンシェルジュから受け取った資料を半ばヤケになってデスクに、それを乱雑に放り出す。
妻カレンは島の邸宅不動産と、船のパンフレットを頼んでいた。
「僕んためか、子供ためんか、それとも僕ん追い出すとか?」
上手く乗っからなかった資料が、バラけてデスクから床にと落ちて拡がる。
妻の後ろ姿の前に一面。
「八つ当たりだよねー。」
僕は、くくっと苦笑いして散らばる紙を拾いあげる。
どうやら、デスクに乗っていたモノも一緒に落ちたらしい。
白黒のフィルムみたいなモノが、可愛いペーパーフレームに入って混じってるのに気が付いた。
「これ?!お腹の写真か!」
手に取っと、ドラマでみるよーなザラついた砂嵐な白黒画像に、その端っこ。
カレンの綺麗な文字で『5週目初めてのエコー』だけ、そっけなく書いてるモノ。
中央左に見える黒い楕円が、子ーなんやろか?
担当医は妻カレンは20なん週になる言ってた?忘れたけど、きっと今はこんな小さい黒い点なんかじゃなく、、、
「もしかして人ん形なっとる?」
そう、もっと胎児胎児してんじゃなかろーか。
その事実を想像して、目の前に立つ後ろ姿の妻に
、僕は寒気がした。
「ん?」
散らばって、デスクん奥に入り込んだ紙の最後に手をかけると、今度はよせばええのに、これまたゴミ箱に目がいった。
「これ、、なんだよ。」
さほど溜まってないゴミの上。千ん切られた写真。
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そのままゴミ箱をひっくり返して、床で他んゴミと写真を僕は荒い息で分ける。
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んて、おんなじ場所から、おんなし様に出てくるヤシロ女史やろ。
なぜに。
『ヴーーー!ヴーーー、』
電話のバイブでタモツがメッセージしたとわかる。
妻カレンがホステス仲間ん連れて行ってたクラブに
、ワタリつけてくれたんだろな。
『どーする?アマネ行くか?』
短い文章が自動で表示された。
僕は苦い顔して床に出来た写真から、視線を電話にやると、パンフレットとまとめた資料の上に白黒画像写真を置く。
その先にある、
ストッキングの踵を下から足首、
ふくらはぎ、膝裏、腰、と見ていく。
背中に流されてたポニーテール。その後ろ頭。
後ろ姿の妻は、今どんな顔をしているのか?
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