妻が座っていた~浮気?とバレた僕と彼女の奇妙な18週間

サイケ ミカ

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34week 後半マッチ

カレンが!!

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『ブッツツツツウン!!!ゞゞゞ』

 タモツに羽交い絞めされたスズネ=カガリ姫ん両腕から、、上空に弧をえがいて、

 ユニコーンとライオンのキッラキッラ像がホールに釣り下がる、シャンデリアんサイド鎖をブッチギった!!

『ゴゥオアシャーーーーン!!』


 中心を支える支柱軸は耐震で強固なんか?
 真ん中の大きなグローブアンティークライトは固定されてるまま。が、

 支える鎖が切れたことでグローブを取り巻く輪配列んランプが、バランスを崩して傾いたし、なにより

 ユニコーンとライオンが反対の2階フロア柵にぶち当たって粉々んなって、破片が周りにも下にも降り注ぐ
 ってウソだろゞゞ!!

『うわー!あぶね!』
『きゃーーー、何かが飛んで来たわ、、』

 2階のフロアから他人事決めて、面白げに下を眺めていたホストも姫も、横んから飛んできたオブジェに戦々恐々。騒ぎ始めっぞってな?!

 それは置いて、僕んと主任さんは下の様子を身い乗り出して確認する!

 下んゲストも、上ん柵から降ってきたオブジェから逃げ、てホール中央に寄ってる。
 見りゃあ、キヨヒコも、リンコ庇って破片をよけてるんとか、漢男か!!

「良かった、キヨ、、」

 て僕ん安堵もつかの間。

『ギギギギギギ、、、』

 かはっ?!不穏な軋み音がして、今度はシャンデリアん輪っかランプが持たなくなってたか?!

『パアアンーーーーーーーーー』

 弾ける音と共に、巨大なシャンデリア輪ランプが外れた!落下するっゞゞ?!!!

『ワ――――・・・』
『怪人のやつ、、』
『六本木か!!』『心中っ?』
『馬鹿トゥアイだ!』
『ライト?!』
『下!逃げろ!!』

 喧騒の嵐。

 スローモーションみたく、僕ん目の前を巨大シャンデリア輪っかが通り過ぎて、

 キヨヒコの腕から逃げるリンコに、重なるのまでが見えて、

「っっ!カ、レン?」

 その刹那、後ろ姿の妻、カレンの背中がキヨヒコと重なるっ?!

 まるで輪投げの輪が、後ろ姿のカレンに降りるみたく、クリスタルを飛び散らせながら

『ズウンンンン、、、、』

 重めの音を立てて、シャンデリアの輪はカレンを真ん中にして、ホールに電流煙を上げて沈んだ。

 僕んは目を見開いたままで、

 頭は無傷でシャンデリアに身体を貫かれたリンコと、後ろ姿でキヨヒコに抱きつき庇い立つ妻カレンに、

「わあああああああああああ、」

 絶叫する。

 誰も声にならない雄叫びを上げてるのに、僕ん声しか頭んに、聞こえん無音ん中、

 階下ん惨状の輪の中で、後ろ姿のカレンがいる。

 そして徐に頭だけ出して、目を見開き動かないリンコの首に手刀を入れた?

「断、罪、、、?」

 すっと掌を真横に出すと、勢いよく首に弾いたのだ!!まるでギロチンを下ろすみたく。

 手刀を入れられ頭だけのリンコは、それが合図だと
いわんばかりに、そのまま崩れるみたいに白目を剥いた。

「あ、」

 そして、

「カレンが、、」

 こっちに振り返っ、!

「っだああああ!死ぬとこだぞ!くそアマネーーーー!2度とお前の代打接待はしないっ!」

 返るとこ、だったんよぉ、、キヨヒコよぉ。

 せっかく起きているカレンの顔が、久しぶりに拝めるとか、絶叫からのいろいろ感情とか、現に隣で下敷きなっとる人いるやが?!とか思ったのが、

 キヨヒコの雄叫びと共に、振り向きかけたカレンと
一緒に、、霧散してしまう。

「って、イマガワ様?!わあああ!なんだよ!やば!誰か、救急車!救急!」

 隣で下敷きになるリンコを、間近で見たキヨヒコが
腰を抜かして、電話片手のジョーさんに手を貸してもらうのが上から見えたところで、

 今度は2階の入口が騒々しくなって人が雪崩こんでくん!

『はーい、警察ね。これ、わかるよねー!風営法、時間過ぎてる。わかるねー、どうした?!おい!!規制張れ!事故か?カチコミか? 責任者あーー!』

 こりゃ巡回してたっつーより、入口で張ってたクチのお巡りぞな?まだ、メディアを連れてこんでないだけマシやが!

『いや打ち込まれたのは、銃じゃなくオブジェです。お巡りさん、事故なんですよ。それに怪我人もいますから、時間とか勘弁してください。』

 いつの間にか、素早く主任さんが僕ん隣から警察の対応に、飛び出していたんよ。

『カチコミって、俺達ホストだろ?ハンシャじゃないって。』
『昔は、あったらしいぜ、ホスト同士の殴り込みとか。』
  
 簡易に聴書を取る警官を相手に、ぼやく声がさざめく。
  僕んは、下のホールんに降りたいのを我慢して、キヨヒコに手を合わせての飲み込んでくれと、THE営業平謝りポーズ。

 いろいろ、すまなし!キヨヒコ!後頼む!!

「アマネさん、キヨヒコくん、大丈夫みたいだけど、、リンコよね?下敷きの女。あれって。」

 そんな僕んに義母カツコさんが、階下の様子を見ながら密かに口にすん。

「今は、、イマガワ様としておきましょう。でないと、」

 ややこしくなる。救急はまだ来とらん。

 シャンデリアの輪っかは、クリスタルのライトごとホールに沈んだまま床に1人を縫い付け、横に立つキヨヒコやタモツ達に押さえられた、白いワンピースの女が興奮したまま、事情を取られとる。

 てか、タモツん横におるんは、キリヤマ?どこまで担ぎ出されとるんよ?

 で、僕んに気がついたキリヤマが手を振ってくるとか?!

 そのキリヤマん仕草にふと、彼女=カガリ姫の視線が僕んを捉えて

 笑った?

 タモツもそれを見て、目だけで驚いてる。

「カレンが、キヨを助けてくれたんろな、、、それにあれは、」

 あの悦に入ったカガリ姫ん笑顔は、まるでラッソンマイクで告白する

 姫ん顔なんよ。

 僕ん気持ちは、もう、よーわからんでなんか、片目から温い涙が落ちた。

 カレンも、カガリ姫も、女子って、、すごいな。



 ようやく、 救急車のサイレンが外で止まり、一応
僕んらは巻き込まれ客として、住所やらなんやらだけ
提出やけど、 せめてキヨヒコを待ってやりたいとか思ったに、

「アマネさん、帰るわよ!カレンの脳波が、微弱波形を出してるってホスピスから!」
 
 隣のカツコさんから突然 、電話の表示をみせられた。

『今まで、ほとんど平坦だったカレンの 脳波に微弱変化あり、カツコ、すぐに来てくれ。』

 会長からだろう、ゴルフんホールインワンカップん
アイコンから、吹き出された文字に、僕んはカツコさんに頷くん。

 内容が送られた時間は、

「手刀したぐらいか、、」
 
 さっきカレンが現れた光景を思い出す。

 間もなく

 意識はなくても、帝王切開でカレンが僕んとの子ども出産する予定の、
36週が、、くる。
 それは僕んらの最初の決断ん時でもあるわけで。

「皮肉やなあ。どっすりゃいい?、ガン爺。」

 一緒に義母カツコさんに送られた、微かに揺れる波形の画像に、

 僕んは独り言をしたんな。


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