妻が座っていた~浮気?とバレた僕と彼女の奇妙な18週間

サイケ ミカ

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36week

まじ!会長の姿公開!

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 2階フライングデッキをワンコに言われるまま上がれば、夜の海にクルーザーを停泊させて、

 操縦席に寛ぐ壮熟男。

 うちん企業のトップにして妻カレンの父、

 でもって僕ん義理父になる会長が夜空ん中、振り返るん。

「お!来たか。シモセキ、操縦替われ。もう刺身はいいだろうが。アマネ、紹介しろ。」
 
 えー、皆様。

 ここで小説ならではの、仕掛けなんよ!

 かなーり序盤ばに、しれ~っと登場の義理父会長な!みーんなっ、どんな人物ば始めは想像しとったかなー?

 その代弁は以下ジョーさんの台詞に尽きる?じゃね?

「アマネくん、こちらが、、君のところの会長か、いや、想像してたのとは違うというか、、リンコの想い人というのはわかっていたんだが、、。」

 そうっ!ジョーさんの言うとーりぞな。

 中盤なってくっと、ええー!リンコが好いた男って、どんな感じ?って思う皆様もいたんではっ?!
ねっ?!

「いやいや。口悪りぃパワハラ会長っすよー、ほんっとに!」

 10人は座れるレインソファーが完備のフライングデッキ。
 隣に座った、キヨヒコば目で合図しながら、僕んは口を開くん。

 ゆーて、腹黒よ、会長なんざ。ついでに見た目で殺られるんよ!

 なんてったって、どーゆー経緯か知らんけどネイティブアメリカンクオーターったかな?

 切れ長眼Maxイケオジ光尖目に、ギロチンって睨まれっから!

「それな!」で、キヨヒコ即答な!

「お前らボーナスいらんな!」

 操縦席をクルンと回して体をこっちに向けて、僕んと、半分家族みたいなキヨヒコんに前のめりツッコミする会長んの、

 スッと筋高の整った鼻。

 間近正面見たら、無駄肉ナッシングに鍛えた日焼けん胸板厚っつ!

「アマネくん、本当に君の義父の会長なんだな?」

 Tシャツにジャケット羽織る、ワイルド伊達男な会長は、本日もギリシャ狩人っぽい。

 そんな壮熟男前を前に、ジョーさんが念押し!!

「こーみえて、間違いなく。」

 さすが脳筋、お堅しインテリ、ノリ頭脳の子種元。

 数々の男を見てきたであろう、ジョーさんの目を疑わせるたあ!恐るべし!

 あえて言う!燻し銀で『ウルトラソウル』歌いそな
イケオジは存在マジ反則やの!!

 よー、カレンが僕なんぞと結婚してくれた!
 こんなハイスペとっつあん見ててよ!!

 って、見慣れてる僕んでも、ネオン照らされる姿に意識が向こうになるってな!

「こちらを、閉められた店の再建資金にと、会長が用意しました金額でございます。」

 会長の初見で狼狽えるジョーさんに、ワンコンシェルジュくんが何食わぬ笑顔して、すぅいぃぃっと紙切れ一枚ば潮風にたなびかせて渡してきた。

「と、、これは?!いえ、本当に宜しいのでしょうか?私共の店とは今回初めて、関わったぐらいですが、」

 ジョーさん再び驚愕の表情に、震る指先!どんな金額?!

「代表!これって、すぐ開けれるじゃないですかぁ。」

「うしっ。」

 『戀』って上下関係近いんな?

 ジョーさんが手にするモノを、直ぐ様アイドル若いくんと、無愛想くんが覗き込むって、僕んは出来ん。

 キヨヒコん隣のタモツが、眉寄せてまっせ。

「店の後援金という名目で、迷惑料に受け取ってくれ。わたしと、天然婿が引き金の面倒事だ。申し訳なかった。」

 そんな中、苦笑して頭下げ様とす会長に、ジョーさんが慌てて手で止める。

「いや、止めて下さい。それは!こちらにもリンコという女を再び店に入れた不手際で。」

 そんで、すかさず云い放つんは、

「それよりも、会長、、失礼を承知で言わせてもらい
ます。資金さえ融資してもらう此方が言えた話ではないですが、再建した店で1度プレイヤー  として出てもらえませんか?」
   
 ちゅー、相変わらずなえーーーーーーーい
営ゞゞ業ゞゞ?!今ゞゞゞゞ!!

「まじか?!」

 キヨヒコが引いて、

「もはや。カオスだな。」
  
 タモツが同意しているって。
 激しく、だぞね(oゝД・)bーーー!

「ハハハハ!!アマネ!さすが、お前の知り合いだな?!どんだけぶっ飛んでんだ?面白いジョークでいいんだろ。」

 ワンコンシェルジュを後ろに、操縦席に座る会長が夜ん海に響く笑いを上げた。

「いや、正直、貴方なら1億円プレイヤーもイケるのではないかと、夢見てしまいましたよ。」

 してもジョーさんは真剣に、冷静な声で爆弾なことを続けよん。

「1億?!!」

「最近5000万プレイヤーが出たんだよ、アマネ。」

 何だそのホスト?!

「ちょっと前に3000万か?ってゆー話で沸いてたぞよな?」

 僕んがキヨヒコに言うと、キヨヒコも立てに顔を振って頷く。

「もう古いんだよ、それも。」

 タモツ、しれっというな?僕んら現役ん時の収入知っとんよな?!

 アイドル若いくんも、無愛想くんも目が驚いてるって!んのを見ながらもジョーさんは、

「いうなればリンコみたいな女 が、一生をかけて追った貴方だ。」

 うちん会長に応える。

「言っても執着の強い1人の女がいた、というだけだろうが?」

 全然マジにしてない顔の会長とは、裏腹にタモツの呟きが響く。

「確かに5000万のうち、3000万は1人の女社長の払いだからな潜在能力は十分って事か。」

 どんな!!太客!しかも意外な刺客の登場ゞ

「父さんが、やるなら、オレもしよっかなー。経営は主導だけだからな。あいつも、プロレスラーは引退とかな!!弟子の育成に励めればいい!」

 げ、義理次男坊マジっすか?

 いつの間に下から上がってきた?かの横ハシゴな!
して、脳筋の弟子って誰よ?

「ほんとっ、やめてつかーさい!男家族全員ホスト一族って!!僕んとカレンさんの、子どもん情操ー教育?ってやつ的にゃあ絶ってーアウトっしょ?!」

 僕んは、思わずフライングデッキん立ち上がり叫ぶ!!

「「「お前がいうか!!」」」

 そんな僕んに容赦なく突っ込む男声が、夜の海ん向こうに浮かぶネオンイルミネの街に、海風と一緒に一瞬で吸い込まれた。

 そして、

『戀』騒動から、、

 後ろ姿のカレンは現れなくなったん。

 リンコ、ヤシロ女史ね。

 いろいろ事情はあるやしれんし、あんま僕んは腑に落ちない好かれた気持ちあるんでも、

 どっか姫には、

 僕ん情緒がないんは、水揚げしてもホストん端くれやった証拠やなーって実感した次第。

 リンコに手打ちして、まるでそのまんま意識を奪ったんじゃないかなあ。

 僕ん妻、カレン。

 街の食物連鎖職の頂点に立つんは、トッププレイヤーやっていうたりするん。

 それらを食い物にしていたゆーリンコが、ヤシロ女史みたく警察に連れてかれて、性根変えるか?

「この世で裁けんもんでも、あの世で裁かれるやでって、島んオバアに脅されたなあ。」

 カレンの脳波が、わずかに波形をたまに作るんを見て、担医は奇跡だと説明してくるん。

 なんていっても、脳死判定から目覚めたモノはいない。

 脳死って判定ゆーんは、そーゆーモノらしい。

 考えっと、カレンは自分の1部を差し出す代わりに、1人の新しい人口を産み出したわけっしょ。

 難しいことば、僕んにゃわからんけんど、

 臓器提供をしない者は脳死でないだってさ。

 奇妙な世の中だなあーってな。

 あ、ガン爺、
 僕んとカレンの子どもん名前な。

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