俺が出会ったのは、淫魔だった

真白 桐羽

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第七章  阿羅国という国

初めての夜 アレクシス視点 R18

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 柔らかなベッドの中で俺は声を必死に抑えた。

阿羅彦の手が俺のシャツをまくり中に入ってくる、ゆっくりとした動きで胸の敏感なところをそっと触られた。

俺の手はとっさにそれを払おうと動くが、阿羅彦はやんわりとそれを止め、深い口づけをされた。

「ん……」
「気持ちいいのなら、我慢をするな」

その声に全身がぞくりとした。

「俺のことは、アラトと、そう呼んでくれ」
「アラト……あっ」

その瞬間胸の尖りをキュッと摘まれて思わず声が出てしまった、俺は羞恥のあまり顔に熱が集まってくる。

「どうして、アラト?……ん……」

俺が訪ねる間にも手は止めず、器用に俺の服を脱がしていった。

「俺の本当の名だからだ。阿羅彦と名乗ったのは国のため、決意を表したくてそうしただけだよ」
「……そう、アラト、わかったよ」

俺がアラトと呼ぶたびに、彼の目が優しく微笑む。
この名で呼ばれて心の底から幸せであるかのように。

俺はたまらずアラトの首に手を回し、夢中で彼の咥内を舐めまわし、舌を絡めあった。
その間も敏感な乳首への愛撫は止まらない。

「かわいい」

そう言われて体の中心部が熱く固くなってしまって……そして、俺の太ももにアラトのそれも当たるのを感じた、めまいがするほど嬉しかった。

「はじめてなのか?男とは」
「……」

俺は答えずに、ただアラトを見つめ返した、月明りに照らされた美しい顔は静かに笑い、俺は下半身を覆っていた服もとうとうはぎとられてしまった。
何も隠していない全裸を晒し、固くなっている陰茎は物欲しそうにぷるんとした。

アラトはそれをそっと握りこんだ。

「あ……だめだ……」
「だめではない」
「だって!」

ゆるやかにしごかれて、俺の下腹部はきゅうっと切なくたまらなくなる。
同時に乳首へを舐められて、俺の体は急な喜びに耐え切れずに震え、そして歓喜に悶えた。

「あ……あ……や、やめて」
「やめていいのか?」
「ちが……あ……ん……ああ!逝ってしまう……」
「逝ってもいいんだよ」
「俺だけなんて嫌……いや……あああ」

名を耳元で呼ばれ、口づけをされ、俺はいつしか彼の手の動きに合わせ腰を動かしていた。
そして、もういよいよダメだという瞬間、ふとアラトの手の動きが止まる。

俺は切ない思いで彼を見上げた。

「後ろを向いてアレクシス」

俺はのろのろと四つん這いになりお尻を彼に向けた。
いつの間に取り出したのか、彼の手には香油が出されていて後孔をまさぐられた。
そんな場所を触られているというのに、体の震えが止まらない、口からは喘ぎ声が漏れ、息をするのも苦しいぐらいだった。

「いくよ」

どれほどそうしていただろうか、俺の起立した陰茎からは汁がしたたり、欲しくてたまらないとそう感じ始めたころ、アラトはそう言った。

「え」
「入れるよ」

俺の体は一瞬こわばった。
しかし、アラトは後ろから手を回し、乳首をくすぐるように触りだし、余計な力が抜けた。

「あ!だめ……!」

すっかりほぐされた後孔ははじめて向かい入れる男のモノを拒絶しようとした、しかし、そう思った瞬間、体に衝撃が走った。

「あああああ!」

ゆっくりと侵入してくるアラトの固いモノは、熱くてそして大きくて、俺の体を引き裂こうとしているかのようで、とても耐えられないと俺は思った。

逃げようとする俺の体を優しく抱きしめて、アラトは動きを止めた。

「大丈夫、アレクシス……さあ、息をして」

俺はどうやら、息をするのを忘れていたらしい。
そう言われて、はぁと息を吐いてゆっくりと吸う。

「ああ、いい子だ」

アラトの優しい声に、俺は目を瞑って体を震わせた。
そして、体の中を貫かれている違和感が、次第に快感へと変化するのを感じた。

「香油には痛みを抑えて快感を呼ぶ成分が入っているんだよ、だから、大丈夫。体が傷つくこともない。俺にゆだねるのだ」

うなずいた俺を見て、アラトはゆっくりと動き出した。
規則正しい優しい動きに、俺はたまらなくなって声を張り上げた、その瞬間俺は射精をしたが、まだ大きくなったまま震えている。

「もっと……もっと強く、アラト……あ、あ、ああ」

俺はいつしかアラトに激しさを求め、自らも腰を動かした。
敷き布を握りしめ、額から流れる汗やにじむ涙が落ちていく。
アラトの動きが激しくなり……かすれた声で、「いくよ」と言われて、俺も同じくまた射精した。

二人の体はぴったりと重なったまま、長い快感に身を任せた。

ぽすんとベッドに横たわったアラトを見ようと、体勢を入れ替えるとぎゅっと抱きしめられた。

「いつもそばにいろ」

俺はその言葉に心から頷いた。





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