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3章 反社会政府編 〜後悔〜
27話 生徒を失う絶望
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「食事の時間が始まる」
「え……」
老婆が俺の耳元でそう呟いた瞬間、俺の顔に何かが飛び散った。言葉にならない悲鳴がこだまする。俺の目の前に黒い影が横切ったと思えば吹き出した何かで視界が一気に真っ赤に染まった。
「久々の若い奴の腕は美味でございましょう。カゲル様」
俺はゆっくり横切ったカゲルの方を見る。カゲルの口には1本の腕が咥えられていた。それを美味しそうにむしゃぶりついて堪能している。
「ヒマワリ…?」
またゆっくりと首を動かした俺は前で倒れている少女を視界に入れた。ヒマワリの体の一部である、左腕が消えているのが嫌でもわかる。
「嘘、だろ…」
膝を落とした俺は崩れ落ちる瓦礫のようだった。ヒマワリの周囲の床は赤い水が広がり始める。今もなおカゲルは食事を行っていた。
「ヒマワリ」
「………」
「ヒマワリ」
「………」
「気を失ってるだけ、だよな?」
「………」
「……誰か…」
俺の頬から生温い血が垂れた。どちらの血なんか考えなくても理解できる。俺は、カムイ王都の宮殿で賊によって埋めつけられた絶望を再び味わってしまった。
こいつとは少しの間しか過ごしてない。それなのに父上や母上を失った時よりも俺は心が真っ白になっている。立ち上がることも出来ず、特刀も持てず、俺はただ目の前で倒れる少女を見ていた。
「キシャーーア!」
「おやおや。流石に腕1本では満足できませんか。小娘の鮮度が落ちる前にお召し上がりください、カゲル様」
「…!」
カゲルは鳴き声をあげて俺とヒマワリに近づこうとする。もし今、ヒマワリが生きていたとしても次どこかを喰われてしまったら確実に死んでしまうだろう。生きているということに賭けるしかない。動けない俺は何も考えずに叫び出した。
「アサガイ、ハルサキ、リンガネ、カムラ、レオン、ミロクニ…!助けてくれ!!」
必死に呼んだAクラスの生徒達の名前。絶対に届くことを願って俺は上を向いて叫んだ。指導者が教え子に助けを求めるなんて恥そのものだろう。皇子が自分より下の地位の人間に縋るなんて馬鹿らしいだろう。
それでもこの状況で俺は何もできない。ただ膝をついて特刀にも手を伸ばさずに嘆くだけだった。
次の瞬間、俺の後ろから風が吹く。老婆が苦しむ声が聞こえたと思えば3階の部屋の壁にヒビが入った。
「遅れましたわ」
「レオン…」
「すぐに応急処置をします!」
「アサガイ委員長…」
確保を担当していた他の2人が俺の側へ現れる。レオンの蹴りによって壁に打ちつけられた老婆は気を失ってピクリとも動かなかった。アサガイ委員長は冷静に布を取り出すとヒマワリの千切れた腕に強く巻き付ける。
「先生は動かないでくださいまし。怒りを超えた恐怖に晒されている貴方が戦う必要はないですわ」
「あ……」
「ここはワタクシ達に刀を預けて」
レオンが俺とカゲルの間に立つと刀の先を敵に向けた。そして2階の生徒達も俺の声を聞いて勢いよく階段を登ってくる。
「先生族よ!無事か!?」
「……ヒマワリ!」
「クソがぁ!」
「俺達で片付けるぞ」
ヒマワリと俺を守るようにAクラスの生徒はカゲルの前で構える。そんな姿を見て俺は力が抜けたように後ろに倒れそうになった。
「シンリン先生」
「アサガイ、委員長」
「先生も首から血を流し過ぎています。今布を当てますから」
「ヒマワリを先に」
「でも」
「情け無い…。俺は守れなかった。今ヒマワリを救えるのはお前達だ。布は自分で当てるから、早く、ヒマワリを…!」
「…はい」
アサガイ委員長は頷くとヒマワリを持ち上げて建物から出ていく。あの人に任せれば大丈夫だろう。俺は手に置かれた布を首に当てて生徒達の戦いを見守る。カゲルが大きくても戦力はこちらの方が有利だった。俺は安心して布を押し付けると後ろから力無い声が聞こえる。
「ヒヒッ、ヒ」
「お前!?起きて」
「苦しいな。辛いな。囚われた、お前を助けようとした、小娘が喰われる瞬間を目の当たりにしたのだから。お前が刀を落としたせいで。お前が首に当てられたナイフにビビったせいで。ヒヒッ、ヒヒッ………絶望はお前の鎖に、なろう……」
壁に打ちつけられた老婆はそれだけを喋るとまた気を失った。
「…………」
「「「先生!」」」
「お前達…」
「カゲルは討伐した。下の階も全て制圧完了だ。貴方が怪我をしたのは首だけか?」
「ああ」
「委員長族がヒマワリ族を連れて行ったのか。ならば俺達も車に戻ろう。ここに用はない」
「………後始末は他の人がやってくれる」
「ああ」
「先生」
「レオン?」
「ワタクシが貴方にかける言葉はただ1つよ。…今回の件は許さない」
「!!」
「レオン族…!」
「黙って。貴方はヒマワリの1番近くにいた。それなのに助けられなかったのは事実ですわ」
「………」
「窓から出てきたカゲルに連れ去られてしまったヒマワリをすぐに追えなかったワタクシとアサガイ委員長にも責任はあります。でも先生の役目は囚われた被害者を救出することだった」
「もうやめろレオン。とりあえず帰るぞ」
「………先生立てる?」
「ああ」
俺はミロクニに差し出された手を握って立ち上がった。ボロボロに壊れた建物は生徒達の戦いの証で、真っ赤に広がった血は俺がヒマワリを助けられなかった罪だ。
レオンはいつになく険しい顔をして貼り付けた笑顔さえも見せてくれない。初めてクラス全員での任務は悲惨な完了となった。
「え……」
老婆が俺の耳元でそう呟いた瞬間、俺の顔に何かが飛び散った。言葉にならない悲鳴がこだまする。俺の目の前に黒い影が横切ったと思えば吹き出した何かで視界が一気に真っ赤に染まった。
「久々の若い奴の腕は美味でございましょう。カゲル様」
俺はゆっくり横切ったカゲルの方を見る。カゲルの口には1本の腕が咥えられていた。それを美味しそうにむしゃぶりついて堪能している。
「ヒマワリ…?」
またゆっくりと首を動かした俺は前で倒れている少女を視界に入れた。ヒマワリの体の一部である、左腕が消えているのが嫌でもわかる。
「嘘、だろ…」
膝を落とした俺は崩れ落ちる瓦礫のようだった。ヒマワリの周囲の床は赤い水が広がり始める。今もなおカゲルは食事を行っていた。
「ヒマワリ」
「………」
「ヒマワリ」
「………」
「気を失ってるだけ、だよな?」
「………」
「……誰か…」
俺の頬から生温い血が垂れた。どちらの血なんか考えなくても理解できる。俺は、カムイ王都の宮殿で賊によって埋めつけられた絶望を再び味わってしまった。
こいつとは少しの間しか過ごしてない。それなのに父上や母上を失った時よりも俺は心が真っ白になっている。立ち上がることも出来ず、特刀も持てず、俺はただ目の前で倒れる少女を見ていた。
「キシャーーア!」
「おやおや。流石に腕1本では満足できませんか。小娘の鮮度が落ちる前にお召し上がりください、カゲル様」
「…!」
カゲルは鳴き声をあげて俺とヒマワリに近づこうとする。もし今、ヒマワリが生きていたとしても次どこかを喰われてしまったら確実に死んでしまうだろう。生きているということに賭けるしかない。動けない俺は何も考えずに叫び出した。
「アサガイ、ハルサキ、リンガネ、カムラ、レオン、ミロクニ…!助けてくれ!!」
必死に呼んだAクラスの生徒達の名前。絶対に届くことを願って俺は上を向いて叫んだ。指導者が教え子に助けを求めるなんて恥そのものだろう。皇子が自分より下の地位の人間に縋るなんて馬鹿らしいだろう。
それでもこの状況で俺は何もできない。ただ膝をついて特刀にも手を伸ばさずに嘆くだけだった。
次の瞬間、俺の後ろから風が吹く。老婆が苦しむ声が聞こえたと思えば3階の部屋の壁にヒビが入った。
「遅れましたわ」
「レオン…」
「すぐに応急処置をします!」
「アサガイ委員長…」
確保を担当していた他の2人が俺の側へ現れる。レオンの蹴りによって壁に打ちつけられた老婆は気を失ってピクリとも動かなかった。アサガイ委員長は冷静に布を取り出すとヒマワリの千切れた腕に強く巻き付ける。
「先生は動かないでくださいまし。怒りを超えた恐怖に晒されている貴方が戦う必要はないですわ」
「あ……」
「ここはワタクシ達に刀を預けて」
レオンが俺とカゲルの間に立つと刀の先を敵に向けた。そして2階の生徒達も俺の声を聞いて勢いよく階段を登ってくる。
「先生族よ!無事か!?」
「……ヒマワリ!」
「クソがぁ!」
「俺達で片付けるぞ」
ヒマワリと俺を守るようにAクラスの生徒はカゲルの前で構える。そんな姿を見て俺は力が抜けたように後ろに倒れそうになった。
「シンリン先生」
「アサガイ、委員長」
「先生も首から血を流し過ぎています。今布を当てますから」
「ヒマワリを先に」
「でも」
「情け無い…。俺は守れなかった。今ヒマワリを救えるのはお前達だ。布は自分で当てるから、早く、ヒマワリを…!」
「…はい」
アサガイ委員長は頷くとヒマワリを持ち上げて建物から出ていく。あの人に任せれば大丈夫だろう。俺は手に置かれた布を首に当てて生徒達の戦いを見守る。カゲルが大きくても戦力はこちらの方が有利だった。俺は安心して布を押し付けると後ろから力無い声が聞こえる。
「ヒヒッ、ヒ」
「お前!?起きて」
「苦しいな。辛いな。囚われた、お前を助けようとした、小娘が喰われる瞬間を目の当たりにしたのだから。お前が刀を落としたせいで。お前が首に当てられたナイフにビビったせいで。ヒヒッ、ヒヒッ………絶望はお前の鎖に、なろう……」
壁に打ちつけられた老婆はそれだけを喋るとまた気を失った。
「…………」
「「「先生!」」」
「お前達…」
「カゲルは討伐した。下の階も全て制圧完了だ。貴方が怪我をしたのは首だけか?」
「ああ」
「委員長族がヒマワリ族を連れて行ったのか。ならば俺達も車に戻ろう。ここに用はない」
「………後始末は他の人がやってくれる」
「ああ」
「先生」
「レオン?」
「ワタクシが貴方にかける言葉はただ1つよ。…今回の件は許さない」
「!!」
「レオン族…!」
「黙って。貴方はヒマワリの1番近くにいた。それなのに助けられなかったのは事実ですわ」
「………」
「窓から出てきたカゲルに連れ去られてしまったヒマワリをすぐに追えなかったワタクシとアサガイ委員長にも責任はあります。でも先生の役目は囚われた被害者を救出することだった」
「もうやめろレオン。とりあえず帰るぞ」
「………先生立てる?」
「ああ」
俺はミロクニに差し出された手を握って立ち上がった。ボロボロに壊れた建物は生徒達の戦いの証で、真っ赤に広がった血は俺がヒマワリを助けられなかった罪だ。
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