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16年4月15日 金曜日
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一日の始まり。それが『いつ』なのか、それは人によって様々だ。
深夜、日付の変更と共に一日が始まるという人もいるだろう。
朝、日の出と共に一日が始まるという人が一番多いかもしれない。
昼食を食べてから、ようやく一日が始まったのだと実感する人もいるだろう。
しかし、それが金曜日なら……――。恐らく多くの人々が『夜更けと共に一日が始まる』と答えるのではないだろうか。
「夜だーっ。飲むぞーっ!」
紫の長髪を括りポニーテールを作った金曜日が、立ち上がっては高らかに宣言した。その顔には向日葵も斯くやといった満面の笑みが咲いている。
「あんまり飲み過ぎたら、ダメですよぉ」
金曜日と一緒にリビングで忘週会に参加しているのは、長袖のワンピースにニットタイプのポンチョを羽織った木曜日。カウチソファに深く座り、左手にはフット・プレートからステムを茎に見立てた花弁のワイングラスを持っている。
その頬は、既に赤く染まっていた。
「それはこっちのセリフ!」
木曜日の隣に腰を落ち着け、その右腕に抱き着きながら金曜日は唇を尖らせる。
「お姉ちゃんこそ病み上がりなんだから、飲み過ぎたらダメだよ?」
「そもそも、わたしそんなに飲めませんよぉ~」
「そうだね。一杯目の半分くらいしか飲んでないのに、もう酔ってるし」
「うぅ~……。申し訳ないですぅ……、飲めないわたししかいなくて……」
今日は珍しく、月曜日以外の家族全員が出掛けていた。長女は当然部屋から出て来ないので、今夜のリビングは木曜日と金曜日の城だ。
「えぇー、そんなことないよー。金子はお姉ちゃんと二人っきりが一番嬉しいにゃぁ~」
ひとしきり木曜日の右腕に頬擦りした後、金曜日はカウチソファの前に横たわるテーブルに狩人の目を向けた。
ガラス張りのセンターテーブルには焼酎からワインまで、数十種類の酒が並んでいる。肴は軽いチーズやハム程度で、それも木曜日用。金曜日は、酒は酒だけで飲むのが好きなタイプ。姉妹の末っ子にして、酒樽を飲み干してからが本番と宣うような酒豪なのだ。
「ん~、今日は甲州の白ワインからかなぁ」
好きな物を好きなだけ。金曜日は、その日の気分で飲む順番は様々だ。時にはフルボディの赤ワインを開幕から十杯以上飲んだりもする。
「んあぁ~……、おいし」
ご満悦の金曜日を見て、木曜日は自然と笑みが浮かんだ。
「お姉ちゃん、昨日はごめんね。看病できなくって」
「えぇ~。いいですよぉ、そんなこと気にしなくてぇ~」
「いやっ! 金子がお姉ちゃんの看病したかったの!」
一杯目を一息で飲み干し、二杯目の甲州をグラスに注ぎながら金曜日は悔しそうに言った。
「病気で弱ってるお姉ちゃんに、あんなことやこんなことしたかった!」
「……あんなことや、こんなことってぇ……」
「あーあーいいなー、水姉いいなー。ねえねえ、身体拭いて貰ったりしたの?」
「はい~、いっぱい汗かいちゃったのでぇ」
「金子がしたかった! そしてそのまま裸のお姉ちゃんとえっちぃことしたかったっ!」
残念なことに、金曜日は酔っていない。木曜日と二人きりの時は、これが素なのだ。
「金子ちゃん……」
「お姉ちゃんは金子とえっちぃことしたくない?」
「そ、そうですねぇ……。風邪の時は遠慮したいですぅ~……」
「じゃあ今ならいいのっ?」
「き、金子ちゃん……。今日はグイグイ来ますねぇ……」
「だって水姉羨ましいっ! 金子が看病したかったのにぃ!」
甲州を飲み干した金曜日が次に手に取ったのは赤ワインの王道カベルネ・ソーヴィニヨン。まるで水でも飲むかのように一杯目を飲み干し、続け様に二杯目を口に付ける。
「あぁ~……、おいし。いいよねぇ、シャトー・オー・ブリオン」
「……金子ちゃん、それってパパが買ってたヤツじゃないんですかぁ?」
「え? そうだっけ?」
二人の父――日曜日が、明日にでも妻の土曜日と一緒に開けようと考えていたヤツだ。
「まぁ、いいんじゃん。気にしない、気にしなぁ~い」
この後、帰ってきた日曜日が空になったワインの瓶を前にして咽び泣くこととなるだろう。哀れ、娘にとって父の人権は無きに等しい。
「こんなに美味しいお酒をお姉ちゃんと二人っきりで飲めるなんて、さいっこうに幸せぇ~」
「月姉さんは部屋にいますよぉ」
「月姉はさぁ! っていうか、この前も全然起きなかったし! 週初めは忙しいんだからさぁ、月姉も自分でちゃんと起きるべきだよねっ」
「でもぉ、金子ちゃんねぇ~。月姉さんにホットケーキ作ってもらってぇ~、美味しそうに食べてたよねぇ~」
「うっ……。だ、だって美味しかったしっ? 月姉は料理上手なんだから仕方ないじゃない!」
「月姉さんの手料理食べないとぉ、その週頑張れないんだよねぇ~?」
「ち、違うし! そんなことないもんっ」と酔いではなく頬を染めながら、金曜日は二本目の赤ワインの栓を抜いた。
木曜日は、まだ一杯目を少しずつ口に付けている。
「金子ちゃんは、月姉さんが大好きですよねぇ~」
「え……。そ、そんなことないもん! あんなぐうたら姉好きじゃないしっ。金子が一番好きなのはお姉ちゃんだし!」
「それは知ってますよぉ~」
頭を右に傾け、木曜日は金曜日の髪に頬を寄せた。
「えへへ」と、金曜日も応えるように頭を小さく揺らす。
「でも、月姉さんって夕飯は凝りますねぇ~」
「うん。夜の方がテンション上がるんだって」
「金子ちゃんと同じですねぇ~」
「ウチの家族って、大体そうだよ。パパを除いて」
「あぁ~。パパは違いますねぇ」
「枯れ姉も、いつも枯れてるけど」
「もうちょっと、ご飯凝ってほしいですねぇ~」
「だよね! いっつも朝食はトーストだし、夜は麺類か鍋!」
「面倒臭がりですからぁ」
「めんどくさがりっていうか、もうナマケモノだよね」
「でも、食材とか買ってきれくれるのは火姉さんですよぉ~」
「だって、勝手に買って来たら怒るんだよ。ていうか聞いて聞いて!」
「はぁい~」
「この前さ、月姉が料理しててお醤油切らしたって電話があったのね」
「月姉さん、豪快に使いますからねぇ」
「そうそう。で、買って来てって言われたから買ってきたの。そしたら袋見てさ、コンビニで買ってきたの? って枯れ姉に聞かれたから、うんって言ったらすっごい怒るの! わざわざ高いものを何で買うの? って、もうすっごい怒るんだよ? よくないっ? 高いってもさ、100円くらいの差だよ? そんな怒ることなくない? 折角買って来てあげたのにっ」
「あらぁ~。スーパーには行かなかったんですかぁ?」
「だって、スーパーもう通り過ぎてたし。戻るのもめんどくさいし? いつでもあなたの隣で24時間営業だよ? 目の前にあったら、そりゃ行くじゃぁ~ん……。うぐぅ~……」
「あらあらぁ。よしよし~」
器用に思い出し泣きする金曜日の頭を撫でながらも、木曜日には火曜日の怒っている姿が頭に浮かばなかった。
いつも半目で気怠そうにしている、あの姉が……――?
しかし「違う、そっちじゃない」と、早くも哀しみから立ち直った金曜日がワイングラスに焼酎を注ぎながら頭を振る。
「特売チラシと格闘してる時の枯れ姉の方」
「……あぁ~。あの軍人さんみたいな時の火姉さんですかぁ」
「うん。怒るとめっちゃ怖い」
「見たことないですねぇ~」
「少なくとも、お姉ちゃんに怒ることはないんじゃない? この先ずっと」
「そうでしょうかぁ? わたしも、一昨日水姉さんに怒られましたよぉ」
「え? うそ、何で?」
「風邪で寝てる時は、コルセット外さなきゃダメでしょぉ~って」
「ああ……」
金曜日は、いつものことだと言いたげに声を濁した。
「あとぉ、月姉さんがリゾット作ってくれたんですよぉ~」
「えっ? 金子食べてない! いつ?」
「風邪を引いた時にぃ~。わたしが起きた時に、丁度月姉さんも起きていたんですぅ。風邪引いたなら何か作ってあげるって言ってくれてぇ~」
「えーいいなぁー。金子が風邪引いても絶対作ってくれない癖にっ!」
「そんなことないですよぉ~。きっと作ってくれますよぉ」
「絶対ない! ……月姉、きっと金子のことあんま好きじゃないし」
金曜日のボソボソとした呟きを聞いて、木曜日は思わず笑い声を上げてしまった。
「金子ちゃん、月姉さんのこと大好きですもんねぇ~」
「ち、ちがっ」「金子ちゃん、良いこと教えてあげますよぉ」と、木曜日が金曜日の唇を人差し指で塞ぎながら続ける。
「相手に好きになってほしい時は、自分から好きだって言うのが一番手っ取り早いんですよぉ」
「そ、そんなこと……ぜぇ~ったい言わないもんっ!」
双子の夜は、金曜日が用意した数十本のボトルを全て空にするまで続いた。
* * *
4月15日 カーネーション
カーネーションの花言葉は『無垢で深い愛情』
* * *
深夜、日付の変更と共に一日が始まるという人もいるだろう。
朝、日の出と共に一日が始まるという人が一番多いかもしれない。
昼食を食べてから、ようやく一日が始まったのだと実感する人もいるだろう。
しかし、それが金曜日なら……――。恐らく多くの人々が『夜更けと共に一日が始まる』と答えるのではないだろうか。
「夜だーっ。飲むぞーっ!」
紫の長髪を括りポニーテールを作った金曜日が、立ち上がっては高らかに宣言した。その顔には向日葵も斯くやといった満面の笑みが咲いている。
「あんまり飲み過ぎたら、ダメですよぉ」
金曜日と一緒にリビングで忘週会に参加しているのは、長袖のワンピースにニットタイプのポンチョを羽織った木曜日。カウチソファに深く座り、左手にはフット・プレートからステムを茎に見立てた花弁のワイングラスを持っている。
その頬は、既に赤く染まっていた。
「それはこっちのセリフ!」
木曜日の隣に腰を落ち着け、その右腕に抱き着きながら金曜日は唇を尖らせる。
「お姉ちゃんこそ病み上がりなんだから、飲み過ぎたらダメだよ?」
「そもそも、わたしそんなに飲めませんよぉ~」
「そうだね。一杯目の半分くらいしか飲んでないのに、もう酔ってるし」
「うぅ~……。申し訳ないですぅ……、飲めないわたししかいなくて……」
今日は珍しく、月曜日以外の家族全員が出掛けていた。長女は当然部屋から出て来ないので、今夜のリビングは木曜日と金曜日の城だ。
「えぇー、そんなことないよー。金子はお姉ちゃんと二人っきりが一番嬉しいにゃぁ~」
ひとしきり木曜日の右腕に頬擦りした後、金曜日はカウチソファの前に横たわるテーブルに狩人の目を向けた。
ガラス張りのセンターテーブルには焼酎からワインまで、数十種類の酒が並んでいる。肴は軽いチーズやハム程度で、それも木曜日用。金曜日は、酒は酒だけで飲むのが好きなタイプ。姉妹の末っ子にして、酒樽を飲み干してからが本番と宣うような酒豪なのだ。
「ん~、今日は甲州の白ワインからかなぁ」
好きな物を好きなだけ。金曜日は、その日の気分で飲む順番は様々だ。時にはフルボディの赤ワインを開幕から十杯以上飲んだりもする。
「んあぁ~……、おいし」
ご満悦の金曜日を見て、木曜日は自然と笑みが浮かんだ。
「お姉ちゃん、昨日はごめんね。看病できなくって」
「えぇ~。いいですよぉ、そんなこと気にしなくてぇ~」
「いやっ! 金子がお姉ちゃんの看病したかったの!」
一杯目を一息で飲み干し、二杯目の甲州をグラスに注ぎながら金曜日は悔しそうに言った。
「病気で弱ってるお姉ちゃんに、あんなことやこんなことしたかった!」
「……あんなことや、こんなことってぇ……」
「あーあーいいなー、水姉いいなー。ねえねえ、身体拭いて貰ったりしたの?」
「はい~、いっぱい汗かいちゃったのでぇ」
「金子がしたかった! そしてそのまま裸のお姉ちゃんとえっちぃことしたかったっ!」
残念なことに、金曜日は酔っていない。木曜日と二人きりの時は、これが素なのだ。
「金子ちゃん……」
「お姉ちゃんは金子とえっちぃことしたくない?」
「そ、そうですねぇ……。風邪の時は遠慮したいですぅ~……」
「じゃあ今ならいいのっ?」
「き、金子ちゃん……。今日はグイグイ来ますねぇ……」
「だって水姉羨ましいっ! 金子が看病したかったのにぃ!」
甲州を飲み干した金曜日が次に手に取ったのは赤ワインの王道カベルネ・ソーヴィニヨン。まるで水でも飲むかのように一杯目を飲み干し、続け様に二杯目を口に付ける。
「あぁ~……、おいし。いいよねぇ、シャトー・オー・ブリオン」
「……金子ちゃん、それってパパが買ってたヤツじゃないんですかぁ?」
「え? そうだっけ?」
二人の父――日曜日が、明日にでも妻の土曜日と一緒に開けようと考えていたヤツだ。
「まぁ、いいんじゃん。気にしない、気にしなぁ~い」
この後、帰ってきた日曜日が空になったワインの瓶を前にして咽び泣くこととなるだろう。哀れ、娘にとって父の人権は無きに等しい。
「こんなに美味しいお酒をお姉ちゃんと二人っきりで飲めるなんて、さいっこうに幸せぇ~」
「月姉さんは部屋にいますよぉ」
「月姉はさぁ! っていうか、この前も全然起きなかったし! 週初めは忙しいんだからさぁ、月姉も自分でちゃんと起きるべきだよねっ」
「でもぉ、金子ちゃんねぇ~。月姉さんにホットケーキ作ってもらってぇ~、美味しそうに食べてたよねぇ~」
「うっ……。だ、だって美味しかったしっ? 月姉は料理上手なんだから仕方ないじゃない!」
「月姉さんの手料理食べないとぉ、その週頑張れないんだよねぇ~?」
「ち、違うし! そんなことないもんっ」と酔いではなく頬を染めながら、金曜日は二本目の赤ワインの栓を抜いた。
木曜日は、まだ一杯目を少しずつ口に付けている。
「金子ちゃんは、月姉さんが大好きですよねぇ~」
「え……。そ、そんなことないもん! あんなぐうたら姉好きじゃないしっ。金子が一番好きなのはお姉ちゃんだし!」
「それは知ってますよぉ~」
頭を右に傾け、木曜日は金曜日の髪に頬を寄せた。
「えへへ」と、金曜日も応えるように頭を小さく揺らす。
「でも、月姉さんって夕飯は凝りますねぇ~」
「うん。夜の方がテンション上がるんだって」
「金子ちゃんと同じですねぇ~」
「ウチの家族って、大体そうだよ。パパを除いて」
「あぁ~。パパは違いますねぇ」
「枯れ姉も、いつも枯れてるけど」
「もうちょっと、ご飯凝ってほしいですねぇ~」
「だよね! いっつも朝食はトーストだし、夜は麺類か鍋!」
「面倒臭がりですからぁ」
「めんどくさがりっていうか、もうナマケモノだよね」
「でも、食材とか買ってきれくれるのは火姉さんですよぉ~」
「だって、勝手に買って来たら怒るんだよ。ていうか聞いて聞いて!」
「はぁい~」
「この前さ、月姉が料理しててお醤油切らしたって電話があったのね」
「月姉さん、豪快に使いますからねぇ」
「そうそう。で、買って来てって言われたから買ってきたの。そしたら袋見てさ、コンビニで買ってきたの? って枯れ姉に聞かれたから、うんって言ったらすっごい怒るの! わざわざ高いものを何で買うの? って、もうすっごい怒るんだよ? よくないっ? 高いってもさ、100円くらいの差だよ? そんな怒ることなくない? 折角買って来てあげたのにっ」
「あらぁ~。スーパーには行かなかったんですかぁ?」
「だって、スーパーもう通り過ぎてたし。戻るのもめんどくさいし? いつでもあなたの隣で24時間営業だよ? 目の前にあったら、そりゃ行くじゃぁ~ん……。うぐぅ~……」
「あらあらぁ。よしよし~」
器用に思い出し泣きする金曜日の頭を撫でながらも、木曜日には火曜日の怒っている姿が頭に浮かばなかった。
いつも半目で気怠そうにしている、あの姉が……――?
しかし「違う、そっちじゃない」と、早くも哀しみから立ち直った金曜日がワイングラスに焼酎を注ぎながら頭を振る。
「特売チラシと格闘してる時の枯れ姉の方」
「……あぁ~。あの軍人さんみたいな時の火姉さんですかぁ」
「うん。怒るとめっちゃ怖い」
「見たことないですねぇ~」
「少なくとも、お姉ちゃんに怒ることはないんじゃない? この先ずっと」
「そうでしょうかぁ? わたしも、一昨日水姉さんに怒られましたよぉ」
「え? うそ、何で?」
「風邪で寝てる時は、コルセット外さなきゃダメでしょぉ~って」
「ああ……」
金曜日は、いつものことだと言いたげに声を濁した。
「あとぉ、月姉さんがリゾット作ってくれたんですよぉ~」
「えっ? 金子食べてない! いつ?」
「風邪を引いた時にぃ~。わたしが起きた時に、丁度月姉さんも起きていたんですぅ。風邪引いたなら何か作ってあげるって言ってくれてぇ~」
「えーいいなぁー。金子が風邪引いても絶対作ってくれない癖にっ!」
「そんなことないですよぉ~。きっと作ってくれますよぉ」
「絶対ない! ……月姉、きっと金子のことあんま好きじゃないし」
金曜日のボソボソとした呟きを聞いて、木曜日は思わず笑い声を上げてしまった。
「金子ちゃん、月姉さんのこと大好きですもんねぇ~」
「ち、ちがっ」「金子ちゃん、良いこと教えてあげますよぉ」と、木曜日が金曜日の唇を人差し指で塞ぎながら続ける。
「相手に好きになってほしい時は、自分から好きだって言うのが一番手っ取り早いんですよぉ」
「そ、そんなこと……ぜぇ~ったい言わないもんっ!」
双子の夜は、金曜日が用意した数十本のボトルを全て空にするまで続いた。
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4月15日 カーネーション
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