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12話
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「お嬢様、今日の指揮は自分が任されております。
団長のようにはまいりませんが、命に代えてお嬢様には指一本触れさせません!」
少々戸惑ってしまいます。
男性にこのような熱い視線を向けられても、今の私には受け入れられません。
いえ、以前なら、受け入れる入れないは別にして、舞踏会ではよくありました。
私が王太子の婚約者であるからこそ、遊び半分で向けてくるバカがいたのです。
その時には平気で受け流すことができました。
でも今は、恐怖を感じてしまうのです。
恐怖感も戸惑いも、悟られてはいけません。
婚約破棄され、分家を創設する私は、普通なら家臣から婿を選ぶのです。
普通は有力陪臣家から選ばれるのですが、マクリントック公爵家は他家よりも抜擢人事が多い家柄です。
微禄から騎士団幹部に抜擢された百騎長や騎士長は、私の婿に選ばれようと張り切っているのです。
「ええ、頼みましたよ。
ジョージは急な公務ですか?」
「はい。
ラスドネル伯爵家から急な使者が参りました」
ラスドネル伯爵家ですか。
飛び地のお隣さんですね。
王太子にお金を貸した家の一つでもあります。
領地争いに借金問題がからんだ拝領地問題ですか。
ジョージでないと対応できない問題ですね。
私がお飾りでなければ、城代が対応すべき案件ですからね。
指揮官の名は、確かプライス徒士家のチャーリーでしたね。
微禄の徒士家出身なのに、実力で騎士長にまで上り詰めた努力家だったはず。
確かに凄い腕です!
アカが追い込んでききた魔獣を軽々と斃しています。
まだジョージには及ばないと思いますが、鋭く速い突きを使います。
「次はロニーが戦え」
「はい!」
配下の指揮も的確です。
正規騎士だけではなく、従士にも魔獣を斃させています。
ジョージから指示があったのかもしれませんが、公平に戦わせています。
私にアピールしたくて、自分だけで魔獣を斃そうとする騎士長もいます。
正規騎士には配慮できても、従士にまでは配慮しない騎士長もいます。
よくやっている方だとは思うのですが、どこか信じきれない雰囲気があります。
でもそれは私の男性不振が影響しているのかもしれません。
「よく戦いましたね。
団長に見劣りすることのない指揮ぶりでしたよ。
チャーリー・プライスでしたね、覚えておきますよ」
「ありがたき幸せです」
さて、騎士団には狩った獲物を城に運んでもらって、今からは私個人の狩りです。
私設騎士団創設に必要な資金稼ぎです。
アカとアオが交互に鉤竜クラスの亜竜を狩ってきてくれます。
あきらかに鉤竜とは違う亜竜もいますが、お金になるならなんでもいいです。
一頭当たり二十万小銅貨になりますから、従士一年分の俸禄にあたります。
新規に従士を一人抜擢できます。
時々八千万小銅貨の価値がある禽竜も狩ってくれますから、四十人を従士に抜擢できます。
アカとアオには頑張ってもらいます。
団長のようにはまいりませんが、命に代えてお嬢様には指一本触れさせません!」
少々戸惑ってしまいます。
男性にこのような熱い視線を向けられても、今の私には受け入れられません。
いえ、以前なら、受け入れる入れないは別にして、舞踏会ではよくありました。
私が王太子の婚約者であるからこそ、遊び半分で向けてくるバカがいたのです。
その時には平気で受け流すことができました。
でも今は、恐怖を感じてしまうのです。
恐怖感も戸惑いも、悟られてはいけません。
婚約破棄され、分家を創設する私は、普通なら家臣から婿を選ぶのです。
普通は有力陪臣家から選ばれるのですが、マクリントック公爵家は他家よりも抜擢人事が多い家柄です。
微禄から騎士団幹部に抜擢された百騎長や騎士長は、私の婿に選ばれようと張り切っているのです。
「ええ、頼みましたよ。
ジョージは急な公務ですか?」
「はい。
ラスドネル伯爵家から急な使者が参りました」
ラスドネル伯爵家ですか。
飛び地のお隣さんですね。
王太子にお金を貸した家の一つでもあります。
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ジョージでないと対応できない問題ですね。
私がお飾りでなければ、城代が対応すべき案件ですからね。
指揮官の名は、確かプライス徒士家のチャーリーでしたね。
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確かに凄い腕です!
アカが追い込んでききた魔獣を軽々と斃しています。
まだジョージには及ばないと思いますが、鋭く速い突きを使います。
「次はロニーが戦え」
「はい!」
配下の指揮も的確です。
正規騎士だけではなく、従士にも魔獣を斃させています。
ジョージから指示があったのかもしれませんが、公平に戦わせています。
私にアピールしたくて、自分だけで魔獣を斃そうとする騎士長もいます。
正規騎士には配慮できても、従士にまでは配慮しない騎士長もいます。
よくやっている方だとは思うのですが、どこか信じきれない雰囲気があります。
でもそれは私の男性不振が影響しているのかもしれません。
「よく戦いましたね。
団長に見劣りすることのない指揮ぶりでしたよ。
チャーリー・プライスでしたね、覚えておきますよ」
「ありがたき幸せです」
さて、騎士団には狩った獲物を城に運んでもらって、今からは私個人の狩りです。
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あきらかに鉤竜とは違う亜竜もいますが、お金になるならなんでもいいです。
一頭当たり二十万小銅貨になりますから、従士一年分の俸禄にあたります。
新規に従士を一人抜擢できます。
時々八千万小銅貨の価値がある禽竜も狩ってくれますから、四十人を従士に抜擢できます。
アカとアオには頑張ってもらいます。
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