王太子から婚約破棄された伯爵令嬢は、人界に降りていた幼馴染の神様に求婚される。

克全

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8話

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 王太子ジャクソンは呪いで身体が腐り始めました。
 全身に激痛が駆け巡り、七転八倒すれば、地に当たったところから、また激痛が全身を駆け巡ります。
 全身が腐っていく痛みと、何かに触れるどころか、空気が動いても、誰かが側を歩いても全身に激痛がはしるのです。

 ですがそれは王太子だけを襲ったわけではありません。
 王族全てに同じ呪いが襲い掛かりました。
 王族だけではなく、王太子と共に悪事を行った、貴族士族にも襲い掛かりました。
 王宮内はのたうち回って苦しむ人々で溢れました。
 普通なら王宮の宝を盗む好機ですが、そういう邪心悪意を持った者は、全員身体が腐って苦痛に苛まれ、盗むどころではありません。

 残った人々は基本心優しい人達で、普通なら苦しむ人を助けようとします。
 ですが今回は別です。
 王族や心御卑しい人達の身体が腐りだして直ぐに、神から天罰だから手出しするなという啓示が届いたのです。
 イライジャが伝えたのです。

 王宮から逃げ出した心優しき人々は、イライジャの命令に従い、王宮と王城を閉鎖しました。
 貴族や士族が駆けつけ、詰問しようとしましたが、心卑しき者達の身体が腐りだしました。
 生き残った貴族士族は、最初疫病を疑いましたが、イライジャの啓示を受けた人達から真実が伝わり、誰も王宮や王城に近づかなくなりました。

 一カ月後、王宮内は死屍累々となりました。
 本来なら腐敗して王宮や王城が穢れるのですが、イライジャの力を借りた呪殺だったので、王宮や王城が汚れないようミイラのように乾燥した状態で死んでいました。
 全てイライジャが計画したことです。
 もっとも慈悲深い神とたたえられた存在とは思えない行いです。

 ですが、それがうれしくもあります。
 全て私を愛し慈しむ心からだと思うと、天にも昇る喜びで心が満たされます。
 私は全てを知ったのです。
 十日の祈りでイライジャと一つに溶け合ったことで、イライジャが神であったことも、神としての力も、共有するようになりました。

 イライジャと私は分ち難い一心同体の夫婦神として新たな存在となりました。
 現世の私の身体が朽ち果てた時、一つとなって天に昇るのです。
 それまではこの世界で生きなければいけませんから、その間にこの国の民を導き、清く正しい魂に導くことにしました。
 
 イライジャが国王となり、私が女王となる、二頭政治を行うのですが、心は一心同体ですから、何の問題もありません。
 大臣や役人は、人間の身体に神使が乗り移り、正しい政治、正しい生活を教え覚えてもらいました。
 人間の魂が成長することを願って。
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感想 3

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みんなの感想(3件)

penpen
2020.03.16 penpen

7話の誤字報告(* ̄∇ ̄*)
イライジャに妻は私です。

イライジャの妻は私です。
です(*`・ω・)ゞ

2020.03.16 克全

感想ありがとうございます。

直してきます。

解除
ゆうちゃん
2020.03.14 ゆうちゃん

8話の渡すは全てを知ったのです。→私は全てを知ったのです。では無いですか?

2020.03.14 克全

感想ありがとうございます。

見直してきます。

解除
睦
2020.03.12

8話が連続で投稿されてますよー

2020.03.12 克全

失敗しました。

修正します。

解除

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