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第1章
第28話:ジークフリートなのか?
クソ親父の愛人たちが全員妊娠した、複雑な気持ちだが性悪女も妊娠した。
まだ誕生日がはっきりしないので、ぶち殺したいジークフリートか分からない。
ただ誕生年は、俺を裏切り謀叛したジークフリートと同じだ。
もしジークフリートだったら、成長させてからぶち殺す。
眷属たちに見張らせて、有無を言わさぬ証拠と証人を用意してぶち殺す。
これ以上母上の心に負担をかけたくないので、絶対的な証拠をつかむ。
いや、母上なら犯罪の証拠があっても胸を痛められるだろう。
クソ親父の子供だというだけで、愛情を注がれる心優しい方だから。
こんな事なら、自分の私怨など忘れて妊娠させなければよかった。
性悪女を殺したら、一緒に死ぬ子供の事で母上が胸を痛められる。
恨みに囚われて冷静な判断ができなくなっていた。
「てきがせめてきたよ」
眷属たちから報告があったので、ブラウン男爵に敵の侵攻を伝えた。
色々反省する事があって、今後の方針を変えようと思っている時期に、敵が攻め込んで来た。
「レンドルシャム子爵とガーヴァー伯爵のどちらだ?」
俺の言葉を聞いたブラウン男爵が確認した。
「はたがちがう、あっちからくる」
俺は、ハンコック王国が攻め込んで来たのが伝わるように言った。
レンドルシャム子爵やガーヴァー伯爵が攻め込んで来る方角ではなく、ハンコック王国との国境がある西を指し示して言った。
「なんだと、それはハンコック王国軍か?」
「わからない」
隣国が攻め込んで来たかもしれないと思い、慌てたブラウン男爵は普段と違った。
普段は幼い子でも答えられる質問するのに、答えられない質問をした。
幼い子供を演じている俺は、正確に伝えられない。
「旗の色は分かるか、旗に何が書いてあるか分かるか?」
自分の失敗を悟った男爵が違う聞き方をしてきた。
「きいろ、てのないりゅう」
「ワイバーンを描いた黄色の旗だと?!
ちっ、本当にハンコック王国軍が来やがったのか?!
子爵や伯爵と戦っている場合じゃなくなったか?
いや、まさか、子爵か伯爵がハンコック王国と手を組んだのか?!」
ブラウン男爵の不安と心配は当然だが、今回は違うはずだ。
この世界が俺の世界と同じなら、今年の侵攻に子爵と伯爵は関係ない。
世界に違いがある可能性もあるから絶対ではないが、可能性は低い。
「誰かいるか、鐘をならせ、敵襲の鐘をならせ!」
ブラウン男爵の大声に、城内で寝起きする扶持騎士が直ぐに集まった。
ブラウン男爵は城内の騎士兵士だけでなく、領都の民にも敵襲を知らせた。
「ハンコック王国軍が攻め込んで来た可能性がある、確認しろ」
「「「「「はっ!」」」」」
城内には歴戦の元傭兵が200人も住んでいる。
他の300人は攻め取った村に点在しているが、直ぐに動かせる騎士や兵士となった元傭兵が、200人も常駐している。
その騎士や兵士が軍馬や駄馬、ロバに乗って索敵に向かおうとした。
侵攻してきた敵が、本当にハンコック王国軍なのか確かめようとした。
「お待ちください、私の話を聞いてください」
ブラウン男爵の妻が止めた。
止めただけでなく、ブラウン男爵に耳打ちして内緒話をした。
(その前にリチャードに確認させましょう)
失策を命じた夫を助ける為に、家臣に分からないように献策した。
だが俺の身体強化は聴力も強化できるので、内緒話は通用しない。
家族だけでなく、家臣領民を守る重圧に苦しむ領主は見落としてしまった。
これまでのブラウン男爵とは違う面が現れた。
だが妻は、ブラウン男爵ほどの重圧がないからだろう。
失うと戦力低下につながる騎士や兵士ではなく、俺が友達と言っているオオカミたちに索敵させれば良いと、献策した。
そもそも、ハンコック王国軍の侵攻を知らせたのは俺のオオカミだ。
国境を見張っている騎士や兵士は、ハンコック王国軍を発見できていない。
そこに領都から偵察部隊を送っても無駄になる可能性が高い。
最悪の場合は、偵察部隊や見張り部隊が敵軍と行き違ってしまう。
敵を見つけられずに、領都を奇襲されてしまう可能性がある。
ただ、見張りの騎士や兵士が無能なのではない。
国境になるような深い森での索敵が、とても難しいのだ。
そんな深い森の外まで見張る事ができる、眷属の鷹や鷲が優秀なのだ。
「待たせたな、命令に変わりはない、ハンコック王国軍が侵攻してきたか確かめろ。
ただし、絶対に無理をするな、今はまだお前たちが命を賭ける時じゃない。
命懸けで戦うべき時は、はっきりと命じる。
生き延びる事を優先して、慎重に索敵しろ」
「「「「「はっ!」」」」」
「索敵を命じられた者以外は城壁と防壁の警備に行け。
あらかじめ決めてある当番通りに、休むべき者は、しっかり休んでおけ。
夜警で居眠りしたら許さんぞ!」
「「「「「はっ!」」」」」
傭兵から騎士や兵士になった者たちが次々と持ち場に走って行った。
「リチャはこちらに来い」
妻以外が居なくなってから、ブラウン男爵が俺に命じる。
何を命じられるか分かっているが、何も分かっていないような顔で後に続く。
「そこに座れ」
幼い子供の俺を、立ちっぱなしにできないと思ったのだろう。
来客用の椅子に座るように命じられた。
「はい」
俺は子供らしく素直に座って話を聞く態度をとった。
「オオカミたちが見つけた敵だが、何所に何人いるか調べられるか?」
「しらべられる」
「どれくらいで調べられる?」
ブラウン男爵は、オオカミたちが走って知らせたと思っている。
遠く離れていても念話で伝えられる事は、誰にも教えていない。
これからも教える気がないので、距離と走る速さを計算しないといけない。
その気になればハンコック王国軍など簡単に全滅させられる。
だからどれだけ攻め込まれても大丈夫なのだが、どうするのが1番良い?
母上に幸せになってもらうには、何をどうするのが1番なのだ?
「ふつか、いってもどって、ふつか」
「2日か、それなら騎士や兵士に調べさせるのと変わらないが……」
「ともだち、はながいい、みみがいい、めがいい」
「そうだな、オオカミたちなら、俺たちより遠くの人間を見つけられる。
見えない場所にいる敵も、臭いで見つけられる。
行き違いになって、領内深くにまで入り込まれる心配もない。
リチャ、友達のオオカミたちに敵のいる場所を探させろ。
敵が何人いるのか調べさせろ」
「わかった、ぜんいんでやるの?」
「全員でやるだと、ああ、そうか、ブリル村の警備と他の地区の警備もあるな。
……さて、どうするべきか、子爵と伯爵も油断ならない……
このままでいい、お母さんの館を守っているオオカミも、他の森を守っているオオカミも、そのままそこを守らせろ」
「わかった」
「待て、私も行こう」
俺は城の外に出て、オオカミたちに命じるフリをしようとした。
実際には念話で命じられるのだが、直接命じている所を見せる事にした。
男爵の領都周りには、常に俺の眷属がいる、もちろんオオカミもいる。
「「「「「ウォオオオオオン」」」」」
その内の10頭に領都防壁を飛び越えさせた。
だが前回のように、男爵居城の扉を破壊させたりはしない。
城の外で行儀よくお座りをさせた。
オオカミたちが従順に俺の命令に従う所を男爵に見せた。
「凄いな、よくこれだけ懐くモノだ」
「ともだち、ごはんあげたらともだち」
「十分な餌を与え続けられる限り、ずっと思いのままに操れるという事か。
この役目を果たしてくれたら、好きなだけ肉を与える、そう言ってくれ」
「わかった、いう」
まだ誕生日がはっきりしないので、ぶち殺したいジークフリートか分からない。
ただ誕生年は、俺を裏切り謀叛したジークフリートと同じだ。
もしジークフリートだったら、成長させてからぶち殺す。
眷属たちに見張らせて、有無を言わさぬ証拠と証人を用意してぶち殺す。
これ以上母上の心に負担をかけたくないので、絶対的な証拠をつかむ。
いや、母上なら犯罪の証拠があっても胸を痛められるだろう。
クソ親父の子供だというだけで、愛情を注がれる心優しい方だから。
こんな事なら、自分の私怨など忘れて妊娠させなければよかった。
性悪女を殺したら、一緒に死ぬ子供の事で母上が胸を痛められる。
恨みに囚われて冷静な判断ができなくなっていた。
「てきがせめてきたよ」
眷属たちから報告があったので、ブラウン男爵に敵の侵攻を伝えた。
色々反省する事があって、今後の方針を変えようと思っている時期に、敵が攻め込んで来た。
「レンドルシャム子爵とガーヴァー伯爵のどちらだ?」
俺の言葉を聞いたブラウン男爵が確認した。
「はたがちがう、あっちからくる」
俺は、ハンコック王国が攻め込んで来たのが伝わるように言った。
レンドルシャム子爵やガーヴァー伯爵が攻め込んで来る方角ではなく、ハンコック王国との国境がある西を指し示して言った。
「なんだと、それはハンコック王国軍か?」
「わからない」
隣国が攻め込んで来たかもしれないと思い、慌てたブラウン男爵は普段と違った。
普段は幼い子でも答えられる質問するのに、答えられない質問をした。
幼い子供を演じている俺は、正確に伝えられない。
「旗の色は分かるか、旗に何が書いてあるか分かるか?」
自分の失敗を悟った男爵が違う聞き方をしてきた。
「きいろ、てのないりゅう」
「ワイバーンを描いた黄色の旗だと?!
ちっ、本当にハンコック王国軍が来やがったのか?!
子爵や伯爵と戦っている場合じゃなくなったか?
いや、まさか、子爵か伯爵がハンコック王国と手を組んだのか?!」
ブラウン男爵の不安と心配は当然だが、今回は違うはずだ。
この世界が俺の世界と同じなら、今年の侵攻に子爵と伯爵は関係ない。
世界に違いがある可能性もあるから絶対ではないが、可能性は低い。
「誰かいるか、鐘をならせ、敵襲の鐘をならせ!」
ブラウン男爵の大声に、城内で寝起きする扶持騎士が直ぐに集まった。
ブラウン男爵は城内の騎士兵士だけでなく、領都の民にも敵襲を知らせた。
「ハンコック王国軍が攻め込んで来た可能性がある、確認しろ」
「「「「「はっ!」」」」」
城内には歴戦の元傭兵が200人も住んでいる。
他の300人は攻め取った村に点在しているが、直ぐに動かせる騎士や兵士となった元傭兵が、200人も常駐している。
その騎士や兵士が軍馬や駄馬、ロバに乗って索敵に向かおうとした。
侵攻してきた敵が、本当にハンコック王国軍なのか確かめようとした。
「お待ちください、私の話を聞いてください」
ブラウン男爵の妻が止めた。
止めただけでなく、ブラウン男爵に耳打ちして内緒話をした。
(その前にリチャードに確認させましょう)
失策を命じた夫を助ける為に、家臣に分からないように献策した。
だが俺の身体強化は聴力も強化できるので、内緒話は通用しない。
家族だけでなく、家臣領民を守る重圧に苦しむ領主は見落としてしまった。
これまでのブラウン男爵とは違う面が現れた。
だが妻は、ブラウン男爵ほどの重圧がないからだろう。
失うと戦力低下につながる騎士や兵士ではなく、俺が友達と言っているオオカミたちに索敵させれば良いと、献策した。
そもそも、ハンコック王国軍の侵攻を知らせたのは俺のオオカミだ。
国境を見張っている騎士や兵士は、ハンコック王国軍を発見できていない。
そこに領都から偵察部隊を送っても無駄になる可能性が高い。
最悪の場合は、偵察部隊や見張り部隊が敵軍と行き違ってしまう。
敵を見つけられずに、領都を奇襲されてしまう可能性がある。
ただ、見張りの騎士や兵士が無能なのではない。
国境になるような深い森での索敵が、とても難しいのだ。
そんな深い森の外まで見張る事ができる、眷属の鷹や鷲が優秀なのだ。
「待たせたな、命令に変わりはない、ハンコック王国軍が侵攻してきたか確かめろ。
ただし、絶対に無理をするな、今はまだお前たちが命を賭ける時じゃない。
命懸けで戦うべき時は、はっきりと命じる。
生き延びる事を優先して、慎重に索敵しろ」
「「「「「はっ!」」」」」
「索敵を命じられた者以外は城壁と防壁の警備に行け。
あらかじめ決めてある当番通りに、休むべき者は、しっかり休んでおけ。
夜警で居眠りしたら許さんぞ!」
「「「「「はっ!」」」」」
傭兵から騎士や兵士になった者たちが次々と持ち場に走って行った。
「リチャはこちらに来い」
妻以外が居なくなってから、ブラウン男爵が俺に命じる。
何を命じられるか分かっているが、何も分かっていないような顔で後に続く。
「そこに座れ」
幼い子供の俺を、立ちっぱなしにできないと思ったのだろう。
来客用の椅子に座るように命じられた。
「はい」
俺は子供らしく素直に座って話を聞く態度をとった。
「オオカミたちが見つけた敵だが、何所に何人いるか調べられるか?」
「しらべられる」
「どれくらいで調べられる?」
ブラウン男爵は、オオカミたちが走って知らせたと思っている。
遠く離れていても念話で伝えられる事は、誰にも教えていない。
これからも教える気がないので、距離と走る速さを計算しないといけない。
その気になればハンコック王国軍など簡単に全滅させられる。
だからどれだけ攻め込まれても大丈夫なのだが、どうするのが1番良い?
母上に幸せになってもらうには、何をどうするのが1番なのだ?
「ふつか、いってもどって、ふつか」
「2日か、それなら騎士や兵士に調べさせるのと変わらないが……」
「ともだち、はながいい、みみがいい、めがいい」
「そうだな、オオカミたちなら、俺たちより遠くの人間を見つけられる。
見えない場所にいる敵も、臭いで見つけられる。
行き違いになって、領内深くにまで入り込まれる心配もない。
リチャ、友達のオオカミたちに敵のいる場所を探させろ。
敵が何人いるのか調べさせろ」
「わかった、ぜんいんでやるの?」
「全員でやるだと、ああ、そうか、ブリル村の警備と他の地区の警備もあるな。
……さて、どうするべきか、子爵と伯爵も油断ならない……
このままでいい、お母さんの館を守っているオオカミも、他の森を守っているオオカミも、そのままそこを守らせろ」
「わかった」
「待て、私も行こう」
俺は城の外に出て、オオカミたちに命じるフリをしようとした。
実際には念話で命じられるのだが、直接命じている所を見せる事にした。
男爵の領都周りには、常に俺の眷属がいる、もちろんオオカミもいる。
「「「「「ウォオオオオオン」」」」」
その内の10頭に領都防壁を飛び越えさせた。
だが前回のように、男爵居城の扉を破壊させたりはしない。
城の外で行儀よくお座りをさせた。
オオカミたちが従順に俺の命令に従う所を男爵に見せた。
「凄いな、よくこれだけ懐くモノだ」
「ともだち、ごはんあげたらともだち」
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この役目を果たしてくれたら、好きなだけ肉を与える、そう言ってくれ」
「わかった、いう」
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