宝くじと株で１０００億円手に入れた、弟に殺されかけた、廃神社を買って隠れた、女神に異世界に行かされた。

第一章

第5話：バスコン購入

　俺の乗ったタクシーは２時間少しで岐阜市についてくれた。
　車中でタクシー会社を通じて、ホテルの予約とキャンピングカー販売店の面会予約をしてくれていたので、とてもありがたかった。
　もう陽が暮れていたので、先にホテルにチェックインしてから、キャンピングカーの販売店に向かってもらった。
　ここで料金以外に１万円チップを渡してタクシーの運転手とは別れた。

「すみません、タクシー会社から連絡を入れてもらっていたんですが」

　キャンピングカー販売店の人に色々と教えてもらったのだが、俺が普通免許を取得したのは若い頃なので「車両総重量８トン未満」のキャンピングカーを運転することが可能だった。
　キャンピングカーもここにある車両だけでなく、系列会社から運んできてくれるという事なので、色々と教えてもらいながら選んだ。
　とにかく広く快適な住空間が欲しかったから、それを基準に提案してもらった。

選んでくれたのは以下の車だった
「ベンツ・ラピード・ランドナー990MHV」１３５０万円
年式　　：平成24年(2012年)
走行距離 ：22,433Km
ドア枚数：2ドア
シフト　：AT
車検期限 ：令和2年12月
カラー　：シルバーⅡ
排気量　：3,000cc
燃料　　：ディーゼル
駆動方式 ：2WD
車長　　：794センチ
車幅　　：237センチ
車高　　：303センチ
乗車　　：5名
就寝　　：大人5名・子供1名
「装備」
冷蔵庫・トイレ・シャワー・温水ボイラー・FFヒーター・架装部TV・電子レンジ
BSアンテナ・ツインサブBT・外部電源・充電・1500Wインバーター・発電機
ルーフエアコン・オーニング

　ただこれだけでは、廃村で冬季を一人で超えるのは難しい。
　冬場だけ岐阜に降りてくることもできるが、できれば孤独に過ごしたい。
　一冬快適に山籠もりするために必要なモノを教えてもらって、明日から買い物することにしたのだが、一番の問題は俺の運転技術だった。
　キャンピングカー販売店にその事も正直に話して、練習用の車を貸してもらう事にして、とりあえず手持ちのお金から５万円だけ現金を渡した。

　翌日朝一番にお金を分散している預けている銀行を５カ所回って、１０００万円ずつ５０００万円をおろして手元に残した。
　定価５４７８０円の出力１００Ｗのソーラーパネル５枚購入した
　定価１４９５０１円の容量１２６０Ｗｈ出力１６００Ｗの蓄電池を３台購入した。
　定価６８０３１円の電子レンジを１台購入した。
　他には護身用になって法律に触れないモノ、剣鉈やスタンガンやボーガンなど、買えるモノは手当たり次第に買った。