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征東大将軍
第151話:一八三六年、作戦失敗
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ペルシャとエジプトにハシシの習慣を持ち込んだ俺は、ろくな死に方はしない。
無残に殺され歴史に悪名を残すことになるだろう。
そう思っていたのだが、インド、ペルシャ、エジプトでは普通に植物樹脂が常用されていた。
インドではバングーと呼ばれる飲み物に加えられたり、キャンディーや菓子に加えられて普通に飲食されているという。
ヒンドゥー教の祭りでは普通に配られているそうだ。
同じように大麻樹脂を加工して菓子や飲料にしている国がとても多かった。
トルコではボザと呼ばれる飲料に加えられ、アラビア半島ではブルジュと呼ばれ、エジプトではハシシと呼ばれているそうだ。
エジプトでアシス呼ばれているタイプにモノは安価で、庶民がクルミ程度の大きさの物を五つ食べるという報告が来ていた。
結局最終的に金銀を送るしかなかった。
大麻樹脂や大麻チンキは再びアメリカ大陸に送り、白人を狂わせ同士討ちにさせるための道具にした。
莫大な軍資金を使ってしまう事になるが、ウラル山脈以東のシベリアを確保するためなら、それも仕方のない事だった。
だが少しでも使う軍資金を減らすために、日々増大する藩士の扶持を領地を与える事で減らすことにした。
幸い製糖工場ができたことで、砂糖大根から大量の砂糖を精製できるようになり、同時に絞り粕を家畜の飼料にできるようにもなっている。
昨年まで五十五万両もの予算を使ってきた野非人への食糧支援も、開拓地が広がり作物にあった蒸留酒の生産に成功した事で、今年からは不要になる。
むしろそろそろ税金を納めてもらう段階に来ている。
それは初期の頃に蝦夷樺太に入植した穢多非人にも当てはまることだ。
いや、彼らの方が開拓した農地が広く生産する蒸留酒の量も多い。
今までは目こぼししていた分も、しっかりと税を納めてもらう段階だ。
今でも生産した蒸留酒の四割は税に納めさせていたが、彼らが申告する量を誤魔化していた事など分かっていた。
彼らを豊かにして消費者にする事で、蝦夷樺太の景気を良くさせていたが、もうこれ以上不正を常態化させるわけにはいかない。
徐々に抑えるのが難しくなっている物価を安定させる意味でも、軍事費が増大するのに対応するためにも、脱税には厳格な対応をする時期だ。
あまりに脱税額が多く態度も酷い者は、見せしめに闕所処分にするべきだろう。
幸いな事にアメリカ大陸での領地割も順調に成功している。
二年三年は扶持を支給しながら開拓開墾をさせなければいけないが、大量の家臣が領地持ちとなる日も近い。
それはアメリカ大陸に限らず、カザフ・トルクメン方面とコーカサス方面、エジプト方面も同じだ。
今送り込んでいる騎兵隊はもちろん、訓練中の幕臣と小身大名も現地で領地を与える約束になっている。
増大する軍事費で藩財政が破綻する事のないようにしなければいけない。
無残に殺され歴史に悪名を残すことになるだろう。
そう思っていたのだが、インド、ペルシャ、エジプトでは普通に植物樹脂が常用されていた。
インドではバングーと呼ばれる飲み物に加えられたり、キャンディーや菓子に加えられて普通に飲食されているという。
ヒンドゥー教の祭りでは普通に配られているそうだ。
同じように大麻樹脂を加工して菓子や飲料にしている国がとても多かった。
トルコではボザと呼ばれる飲料に加えられ、アラビア半島ではブルジュと呼ばれ、エジプトではハシシと呼ばれているそうだ。
エジプトでアシス呼ばれているタイプにモノは安価で、庶民がクルミ程度の大きさの物を五つ食べるという報告が来ていた。
結局最終的に金銀を送るしかなかった。
大麻樹脂や大麻チンキは再びアメリカ大陸に送り、白人を狂わせ同士討ちにさせるための道具にした。
莫大な軍資金を使ってしまう事になるが、ウラル山脈以東のシベリアを確保するためなら、それも仕方のない事だった。
だが少しでも使う軍資金を減らすために、日々増大する藩士の扶持を領地を与える事で減らすことにした。
幸い製糖工場ができたことで、砂糖大根から大量の砂糖を精製できるようになり、同時に絞り粕を家畜の飼料にできるようにもなっている。
昨年まで五十五万両もの予算を使ってきた野非人への食糧支援も、開拓地が広がり作物にあった蒸留酒の生産に成功した事で、今年からは不要になる。
むしろそろそろ税金を納めてもらう段階に来ている。
それは初期の頃に蝦夷樺太に入植した穢多非人にも当てはまることだ。
いや、彼らの方が開拓した農地が広く生産する蒸留酒の量も多い。
今までは目こぼししていた分も、しっかりと税を納めてもらう段階だ。
今でも生産した蒸留酒の四割は税に納めさせていたが、彼らが申告する量を誤魔化していた事など分かっていた。
彼らを豊かにして消費者にする事で、蝦夷樺太の景気を良くさせていたが、もうこれ以上不正を常態化させるわけにはいかない。
徐々に抑えるのが難しくなっている物価を安定させる意味でも、軍事費が増大するのに対応するためにも、脱税には厳格な対応をする時期だ。
あまりに脱税額が多く態度も酷い者は、見せしめに闕所処分にするべきだろう。
幸いな事にアメリカ大陸での領地割も順調に成功している。
二年三年は扶持を支給しながら開拓開墾をさせなければいけないが、大量の家臣が領地持ちとなる日も近い。
それはアメリカ大陸に限らず、カザフ・トルクメン方面とコーカサス方面、エジプト方面も同じだ。
今送り込んでいる騎兵隊はもちろん、訓練中の幕臣と小身大名も現地で領地を与える約束になっている。
増大する軍事費で藩財政が破綻する事のないようにしなければいけない。
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