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第一章
第36話:宣戦布告
「無礼だぞ、大使。
お前は公爵家の三男に過ぎないのに、公爵家の嫡男で侯爵家当主である俺に対して同格のような不遜な言動、とても許し難し。
傷つき穢されたラゼル公爵家とゴードン侯爵の誇りと栄光を取り戻すため、マナーズ王国に対して宣戦布告する。
この礼儀知らずの無礼者をつまみだせ」
俺は内心で大笑いしながら、表面上は激怒しているフリをした。
わずかでも家臣が傷つく可能性を排除するため、大使を放り出す役目はバロンにやらせたが、バロンに咥えられた大使は恐怖のあまり失禁脱糞していた。
それがあまりの面白かったので、俺のマナーズ王国に対する宣戦布告を周知徹底する意味もあって、各国大使と逗留中の貴族家代表の借りている屋敷に連れて行った。
これで大陸中に大使の失禁脱糞話が宣戦布告と共に広まるだろう。
あの姿を見れば、誰が本当に悪いのか一目瞭然になる。
「いでよ、バロン」
別に何も言わなくてもバロンを創り出す事はできるのだが、集まっている各国大使や貴族家の代表衆にアピールするには、不要な言葉も口にする必要がある。
マナーズ王国に対して宣戦布告したその日の晩に、各国大使と貴族家の代表衆を集めて晩餐会を開いて、改めて宣戦布告に至った経緯を話した。
イニス王家とマナーズ王家の縁戚関係を知る者は、マナーズ王家の大使が何をしようとして俺に面会を求めたのか直ぐに察した。
だからこそ、大使の常識に外れた無礼な言動にあきれ果てていた。
同時にそのような大馬鹿を大使に派遣するマナーズ王家の愚かさも悟った。
「ここに新たに創り出したバロン四頭を、マナーズ王国との戦いのために派遣しますから、皆様にはマナーズ王国に派遣されている大使の事を諦めていただきます。
この子達に各国が派遣した本当の大使と、大使と偽って逃げ出そうとする卑怯者の区別はつきません。
同じくマナーズ王国に訪れている各国の商人と、商人に偽装して逃げ出そうとする卑怯者を区別する事もできません。
今イニス王国とマナーズ王国を訪れている者は、例え王侯貴族であろうとバロンに殺されることになりますので、諦めていただきます。
全ての元凶はイニス王家とマナーズ王家ですから、私に責任や賠償を求められる場合は、私に喧嘩を売ったと判断いたします」
俺が目の前でバロンを創り出した時点で、もう腰を抜かしていたのかもしれない。
俺が何を言っても、誰一人苦情を言わなかった。
恐怖に心臓を鷲掴みにされていたのだろう、ガタガタと震えている者もいる。
これくらいやっても、噂を軽く考える者がいる。
実際に両国の国民すべてが殺され、二国が滅びるような状況を創り出さなければ、リアナの無礼を働く者をなくすことはできないのかもしれない。
お前は公爵家の三男に過ぎないのに、公爵家の嫡男で侯爵家当主である俺に対して同格のような不遜な言動、とても許し難し。
傷つき穢されたラゼル公爵家とゴードン侯爵の誇りと栄光を取り戻すため、マナーズ王国に対して宣戦布告する。
この礼儀知らずの無礼者をつまみだせ」
俺は内心で大笑いしながら、表面上は激怒しているフリをした。
わずかでも家臣が傷つく可能性を排除するため、大使を放り出す役目はバロンにやらせたが、バロンに咥えられた大使は恐怖のあまり失禁脱糞していた。
それがあまりの面白かったので、俺のマナーズ王国に対する宣戦布告を周知徹底する意味もあって、各国大使と逗留中の貴族家代表の借りている屋敷に連れて行った。
これで大陸中に大使の失禁脱糞話が宣戦布告と共に広まるだろう。
あの姿を見れば、誰が本当に悪いのか一目瞭然になる。
「いでよ、バロン」
別に何も言わなくてもバロンを創り出す事はできるのだが、集まっている各国大使や貴族家の代表衆にアピールするには、不要な言葉も口にする必要がある。
マナーズ王国に対して宣戦布告したその日の晩に、各国大使と貴族家の代表衆を集めて晩餐会を開いて、改めて宣戦布告に至った経緯を話した。
イニス王家とマナーズ王家の縁戚関係を知る者は、マナーズ王家の大使が何をしようとして俺に面会を求めたのか直ぐに察した。
だからこそ、大使の常識に外れた無礼な言動にあきれ果てていた。
同時にそのような大馬鹿を大使に派遣するマナーズ王家の愚かさも悟った。
「ここに新たに創り出したバロン四頭を、マナーズ王国との戦いのために派遣しますから、皆様にはマナーズ王国に派遣されている大使の事を諦めていただきます。
この子達に各国が派遣した本当の大使と、大使と偽って逃げ出そうとする卑怯者の区別はつきません。
同じくマナーズ王国に訪れている各国の商人と、商人に偽装して逃げ出そうとする卑怯者を区別する事もできません。
今イニス王国とマナーズ王国を訪れている者は、例え王侯貴族であろうとバロンに殺されることになりますので、諦めていただきます。
全ての元凶はイニス王家とマナーズ王家ですから、私に責任や賠償を求められる場合は、私に喧嘩を売ったと判断いたします」
俺が目の前でバロンを創り出した時点で、もう腰を抜かしていたのかもしれない。
俺が何を言っても、誰一人苦情を言わなかった。
恐怖に心臓を鷲掴みにされていたのだろう、ガタガタと震えている者もいる。
これくらいやっても、噂を軽く考える者がいる。
実際に両国の国民すべてが殺され、二国が滅びるような状況を創り出さなければ、リアナの無礼を働く者をなくすことはできないのかもしれない。
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