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第一章
第72話:想いと魔力
俺は決断した。
リアナと結婚するかどうかはまだ決められない。
避けられるなら避けたいというのが本音だ。
だがリアナの心を壊すくらいなら自分の倫理観を超える覚悟はした。
だから遺伝子障害に対する治療ができるか試すことにした。
「これから先天的な障害を持つ者の治療を行う。
無事に成人している者は少ないだろうが、できるだけ探してくれ。
これから子供を産む国民には、どのような障害があろうと殺すなと命じろ。
これは勅命である。
どのような障害があろうと、余が治療する。
どうしても治療できない者は、余が保護する、いいな」
「「「「「は」」」」」
「私も同じ勅命を下します。
私には治療する事はできません。
ですが保護する事はできます。
兄上様が治療できない場合は、私が保護すると約束します」
リアナも凄くやる気になってくれている。
障害者を保護して育てること自体は難しくない。
魔力を使って穀物の促成栽培ができるから、食糧は幾らでもある。
弱肉強食が基本のこの世界でも、俺とリアナには弱者保護が可能だ。
問題は遺伝子にまで問題がある障害者の治療だ。
ケガや病気を治す治癒魔術だが、遺伝子通りに再生する魔術だと思うのだ。
そうれなければ治癒した場所が元の自分の身体と違う再生をすることになる。
だから普通の治癒魔術を使っても先天障害は治す事ができない。
だが全く勝算がないわけではない。
この世界は想いの強さと魔力で何でもできるのだ。
俺の魔力をもってすれば遺伝子の書き換えや修復も可能だと思うのだ。
問題があるとすれば俺に遺伝子の知識がない事だ。
遺伝子のゲノムを詳しく理解していれば、ピンポイントで遺伝子を書き換えて、元の身体にあった障害解消が可能だろう。
だがそんな知識ない以上、大量の魔力を使って遠隔書き換えするしかない。
障害を修正して機能的に動く遺伝子に変換しろと想い念じるしかない。
それには大量な魔力が必要だと思ってしまうと、本当に魔力が必要になってしまい、とても効率が悪くなってしまう。
少しの魔力で遺伝子書き換えができると思い込まなければいけない。
普通の治癒魔術と同じ程度の魔力で治せると思い込まなければいけない。
一度魔術として成立してしまったら、ずっと莫大な魔力が必要になってしまう。
いや、これも思い込みが原因かもしれない。
駆け出しの魔術士だと魔術の発動に魔力が沢山必要で、熟練の魔術士なら少ない魔力で魔術が発動できるように、魔力の使い方に上手下手があると思えばそうなる。
そう思い込めばいいのかもしれない。
とにかく最初に遺伝子治療の魔術を発動するまでに、どう思い込むのか慎重に考えなければいけない。
リアナと結婚するかどうかはまだ決められない。
避けられるなら避けたいというのが本音だ。
だがリアナの心を壊すくらいなら自分の倫理観を超える覚悟はした。
だから遺伝子障害に対する治療ができるか試すことにした。
「これから先天的な障害を持つ者の治療を行う。
無事に成人している者は少ないだろうが、できるだけ探してくれ。
これから子供を産む国民には、どのような障害があろうと殺すなと命じろ。
これは勅命である。
どのような障害があろうと、余が治療する。
どうしても治療できない者は、余が保護する、いいな」
「「「「「は」」」」」
「私も同じ勅命を下します。
私には治療する事はできません。
ですが保護する事はできます。
兄上様が治療できない場合は、私が保護すると約束します」
リアナも凄くやる気になってくれている。
障害者を保護して育てること自体は難しくない。
魔力を使って穀物の促成栽培ができるから、食糧は幾らでもある。
弱肉強食が基本のこの世界でも、俺とリアナには弱者保護が可能だ。
問題は遺伝子にまで問題がある障害者の治療だ。
ケガや病気を治す治癒魔術だが、遺伝子通りに再生する魔術だと思うのだ。
そうれなければ治癒した場所が元の自分の身体と違う再生をすることになる。
だから普通の治癒魔術を使っても先天障害は治す事ができない。
だが全く勝算がないわけではない。
この世界は想いの強さと魔力で何でもできるのだ。
俺の魔力をもってすれば遺伝子の書き換えや修復も可能だと思うのだ。
問題があるとすれば俺に遺伝子の知識がない事だ。
遺伝子のゲノムを詳しく理解していれば、ピンポイントで遺伝子を書き換えて、元の身体にあった障害解消が可能だろう。
だがそんな知識ない以上、大量の魔力を使って遠隔書き換えするしかない。
障害を修正して機能的に動く遺伝子に変換しろと想い念じるしかない。
それには大量な魔力が必要だと思ってしまうと、本当に魔力が必要になってしまい、とても効率が悪くなってしまう。
少しの魔力で遺伝子書き換えができると思い込まなければいけない。
普通の治癒魔術と同じ程度の魔力で治せると思い込まなければいけない。
一度魔術として成立してしまったら、ずっと莫大な魔力が必要になってしまう。
いや、これも思い込みが原因かもしれない。
駆け出しの魔術士だと魔術の発動に魔力が沢山必要で、熟練の魔術士なら少ない魔力で魔術が発動できるように、魔力の使い方に上手下手があると思えばそうなる。
そう思い込めばいいのかもしれない。
とにかく最初に遺伝子治療の魔術を発動するまでに、どう思い込むのか慎重に考えなければいけない。
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