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第一章
第59話:朝食2
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「おいしい、美味しいぞショウ殿、まだこんな美味しい物を隠していたのか?!」
カミーユが揚げパンを手放しで褒めてくれる。
確かに美味しいとは思うが、そこまでか?
俺が揚げパンに感じる美味しさは、半部以上思い出補正だぞ。
ああ、そうか、甘味だな。
この世界の甘味の最高値は、果物を干したレベルだ。
魔境や森に生えている野生種の果物を干したものが最高のお菓子なのだ。
レーズンや干柿が一番甘くて美味しいと思っている人に、揚げてから砂糖ときな粉をたっぷりと振った物を食べさせたら、激賞するのは当然か。
「隠していたわけではないが、この国で再現できない料理を振舞っても、もう二度と食べられないから哀しくなるだろう」
「あ、そうか、これはもう二度と食べられないのか。
急いで全部食べてしまってはいけない、時間をかけて味わわないと!」
「いや、例の件で色々作れるようになったから、数年かかるかもしれないが、再現が可能になったから、そこまで気にしなくていい。
食べたいのなら、朝食に出した分は全部食べても大丈夫だぞ」
「そうか、それはありがたい、だが、やっぱり味わって食べさせてもらおう」
小学校の給食で出されていた少し大きめの揚げパン。
それを二つだしていたが、残った一つを大切に食べだした。
卵料理もベーコンもサラダだしているのだが、揚げパンしか見えていない。
そう言う俺も安定の肉料理だ。
好きな物を好きなだけ食べて良いのなら、まずは塊肉だ。
事前に肉をカットしておけば塩胡椒して焼くだけで食べられる。
いや、今朝は昨晩に焼いておいたステーキを、パントリーから出して食べるだけだから、全く準備に時間がかからない。
一枚目は和牛ヒレ肉のロッシーニ風ステーキ。
1:牛ヒレ全体にオリーブオイルと燻製ステーキスパイスをすり込む。
2:中火でミディアムレアに焼く。
3:鍋にバルサミコ酢とハチミツを入れて強火でアルコールが飛ぶまで加熱する。
:沸騰したら弱火にして、とろみがでるまで煮詰める。
:スライスしたマッシュルームを加える。
4: フォアグラの両面に軽く塩胡椒を振る。
:中火で熱したフライパンにフォアグラ入れる。
:フォアグラが焦げ付かないように気を付けて焼き上げる。
5: 焼き上げたステーキの上にフォアグラを乗せて上からソースをかける。
「材料」1人分
和牛ヒレ肉 :150g
オリーブオイル :5㏄
燻製ステーキスパイス:適量
バルサミコ酢 :15㏄
ハチミツ :5㏄
フォアグラ :50g
うん、美味しい、美味しいが、ソースがなぁ。
塩胡椒だけの方が好きだ。
それに、気分と体調次第ではフォアグラもいらない。
二枚目はシンプルな味付けのビーフステーキ
1:和牛サーロインは室温にしておく。
:キッチンペーパーで表面の水分を拭き取る。
:オリーブオイルと燻製ステーキスパイスをすり込む。
2:フライパンにオリーブオイルを敷く。
:中火で温めたところに下味を付けた和牛サーロインを入れる。
:中火でミディアムレアに焼く。
:仕上げに両面を10秒ずつ強火で焼く
3:事前に温めておいた皿に和牛サーロインを乗せる。
:肉に余熱が通るまで5分ほど待つ。
「材料」1人分
和牛サーロイン :200g
オリーブオイル :10㏄
燻製ステーキスパイス:適量
うん、やっぱりステーキに余計な事はしなくていい。
下手なソースやフォワグラなんていらない。
少なくとも俺には必要ない。
それに、夜の間に用意しておいたステーキではなんか物足らない。
焼きながら食べるのが最高に美味い気がする。
三枚目はシンプルな味付けで焼く。
オリーブオイルではなくニンニクサラダ油で和牛ランプを焼く。
事前に作っておいたニンニクサラダ油ではなく、スライスした生ニンニク一個分をサラダ油で炒め、そこに下味をつけた二百グラムの和牛ランプ肉を入れて焼く。
中火でミディアムレアに焼いて、仕上げに両面を十秒ずつ強火で焼く。
余熱を通す五分の間に、フライパンに残った肉汁と脂にLL卵三個を入れる。
肉汁と脂の美味しさを全て卵に取り入れる為、スクランブルエッグにする。
生サラダこそ、事前に作っておいた物を出せばいい。
シャキシャキのレタスと甘みと酸味と旨味の強い昔トマト。
パリパリと音がするくらい新鮮なキュウリに塩を振っただけのサラダ。
マヨネーズが大好きで、生サラダだとオーロラソースも捨てがたい。
だが、朝食の主役はあくまでもステーキだ。
肉の美味しさを味わいたいので、味覚を駄目にしかねないマヨネーズは我慢。
何を食べてもマヨネーズ味になってしまったら、美味しいけど哀しい。
肉、口直しに生野菜サラダ、スクランブルエッグからの肉。
食べ終わるのに五分もかからない。
これで合計五百五十グラムの和牛を食べたが、まだ満足できない。
四枚目もシンプルな味付けで焼く。
今度は和牛脂で和牛赤身肉の塊、ミスジを焼く。
フライパンに和牛脂を敷いて中火で液状になるまで熱する。
そこに塩黒胡椒で下味をつけた二百グラムの和牛ミスジ肉を入れて焼く。
中火でミディアムレアに焼いて、仕上げに両面を十秒ずつ強火で焼く。
余熱を通す五分の間に、フライパンに残った肉汁と脂にモヤシを入れる
シャキシャキ感の残すくらいに炒める。
生野菜サラダが一番好きだが、茹野菜のサラダも悪くない。
特に甘味の強いグリーンアスパラとブロッコリー、スイートコーンは生野菜では味わえない美味しさがある。
肉、モヤシ炒め、茹野菜、肉の順番が一番好きだ。
肉の美味しさを際立たせるのはこの順番に限る。
カミーユが呆れた目で見ているが、知った事じゃない。
オールドファッションのドーナツを出してやったら、俺の事など見向きもせずにがっついていた、ざあまあみろ。
五枚目、腹具合からこれが最後の肉だ。
肉の最後はこれ以外ない!
油も何も敷かずに和牛のタン元を弱火で焼く。
同じ和牛の脂でも、部位によってぜんぜん風味が違う。
和牛タン元の風味を他の部位の風味で邪魔されたくない!
和牛タン元だけは、ガサツな俺でも慎重に焼く。
二十分ほど前に常温に戻して、厚さ十五ミリの和牛タン元に幅一・五センチ、深さ四ミリの切れ目を入れる。
強火で熱したフライパンに塩を振った和牛タン元を入れて一分強さっと焼く。
裏返して一分弱強火さっと焼く。
三十秒、直ぐに食べたいが、三十秒だけ我慢する。
美味い!
肉で一番好きなのは牛タン、それもタン元だと食べる度に実感する。
一枚、二枚、三枚、四枚。
締めに少しだけ食べる心算が、三百グラム分も食べてしまった。
カミーユが揚げパンを手放しで褒めてくれる。
確かに美味しいとは思うが、そこまでか?
俺が揚げパンに感じる美味しさは、半部以上思い出補正だぞ。
ああ、そうか、甘味だな。
この世界の甘味の最高値は、果物を干したレベルだ。
魔境や森に生えている野生種の果物を干したものが最高のお菓子なのだ。
レーズンや干柿が一番甘くて美味しいと思っている人に、揚げてから砂糖ときな粉をたっぷりと振った物を食べさせたら、激賞するのは当然か。
「隠していたわけではないが、この国で再現できない料理を振舞っても、もう二度と食べられないから哀しくなるだろう」
「あ、そうか、これはもう二度と食べられないのか。
急いで全部食べてしまってはいけない、時間をかけて味わわないと!」
「いや、例の件で色々作れるようになったから、数年かかるかもしれないが、再現が可能になったから、そこまで気にしなくていい。
食べたいのなら、朝食に出した分は全部食べても大丈夫だぞ」
「そうか、それはありがたい、だが、やっぱり味わって食べさせてもらおう」
小学校の給食で出されていた少し大きめの揚げパン。
それを二つだしていたが、残った一つを大切に食べだした。
卵料理もベーコンもサラダだしているのだが、揚げパンしか見えていない。
そう言う俺も安定の肉料理だ。
好きな物を好きなだけ食べて良いのなら、まずは塊肉だ。
事前に肉をカットしておけば塩胡椒して焼くだけで食べられる。
いや、今朝は昨晩に焼いておいたステーキを、パントリーから出して食べるだけだから、全く準備に時間がかからない。
一枚目は和牛ヒレ肉のロッシーニ風ステーキ。
1:牛ヒレ全体にオリーブオイルと燻製ステーキスパイスをすり込む。
2:中火でミディアムレアに焼く。
3:鍋にバルサミコ酢とハチミツを入れて強火でアルコールが飛ぶまで加熱する。
:沸騰したら弱火にして、とろみがでるまで煮詰める。
:スライスしたマッシュルームを加える。
4: フォアグラの両面に軽く塩胡椒を振る。
:中火で熱したフライパンにフォアグラ入れる。
:フォアグラが焦げ付かないように気を付けて焼き上げる。
5: 焼き上げたステーキの上にフォアグラを乗せて上からソースをかける。
「材料」1人分
和牛ヒレ肉 :150g
オリーブオイル :5㏄
燻製ステーキスパイス:適量
バルサミコ酢 :15㏄
ハチミツ :5㏄
フォアグラ :50g
うん、美味しい、美味しいが、ソースがなぁ。
塩胡椒だけの方が好きだ。
それに、気分と体調次第ではフォアグラもいらない。
二枚目はシンプルな味付けのビーフステーキ
1:和牛サーロインは室温にしておく。
:キッチンペーパーで表面の水分を拭き取る。
:オリーブオイルと燻製ステーキスパイスをすり込む。
2:フライパンにオリーブオイルを敷く。
:中火で温めたところに下味を付けた和牛サーロインを入れる。
:中火でミディアムレアに焼く。
:仕上げに両面を10秒ずつ強火で焼く
3:事前に温めておいた皿に和牛サーロインを乗せる。
:肉に余熱が通るまで5分ほど待つ。
「材料」1人分
和牛サーロイン :200g
オリーブオイル :10㏄
燻製ステーキスパイス:適量
うん、やっぱりステーキに余計な事はしなくていい。
下手なソースやフォワグラなんていらない。
少なくとも俺には必要ない。
それに、夜の間に用意しておいたステーキではなんか物足らない。
焼きながら食べるのが最高に美味い気がする。
三枚目はシンプルな味付けで焼く。
オリーブオイルではなくニンニクサラダ油で和牛ランプを焼く。
事前に作っておいたニンニクサラダ油ではなく、スライスした生ニンニク一個分をサラダ油で炒め、そこに下味をつけた二百グラムの和牛ランプ肉を入れて焼く。
中火でミディアムレアに焼いて、仕上げに両面を十秒ずつ強火で焼く。
余熱を通す五分の間に、フライパンに残った肉汁と脂にLL卵三個を入れる。
肉汁と脂の美味しさを全て卵に取り入れる為、スクランブルエッグにする。
生サラダこそ、事前に作っておいた物を出せばいい。
シャキシャキのレタスと甘みと酸味と旨味の強い昔トマト。
パリパリと音がするくらい新鮮なキュウリに塩を振っただけのサラダ。
マヨネーズが大好きで、生サラダだとオーロラソースも捨てがたい。
だが、朝食の主役はあくまでもステーキだ。
肉の美味しさを味わいたいので、味覚を駄目にしかねないマヨネーズは我慢。
何を食べてもマヨネーズ味になってしまったら、美味しいけど哀しい。
肉、口直しに生野菜サラダ、スクランブルエッグからの肉。
食べ終わるのに五分もかからない。
これで合計五百五十グラムの和牛を食べたが、まだ満足できない。
四枚目もシンプルな味付けで焼く。
今度は和牛脂で和牛赤身肉の塊、ミスジを焼く。
フライパンに和牛脂を敷いて中火で液状になるまで熱する。
そこに塩黒胡椒で下味をつけた二百グラムの和牛ミスジ肉を入れて焼く。
中火でミディアムレアに焼いて、仕上げに両面を十秒ずつ強火で焼く。
余熱を通す五分の間に、フライパンに残った肉汁と脂にモヤシを入れる
シャキシャキ感の残すくらいに炒める。
生野菜サラダが一番好きだが、茹野菜のサラダも悪くない。
特に甘味の強いグリーンアスパラとブロッコリー、スイートコーンは生野菜では味わえない美味しさがある。
肉、モヤシ炒め、茹野菜、肉の順番が一番好きだ。
肉の美味しさを際立たせるのはこの順番に限る。
カミーユが呆れた目で見ているが、知った事じゃない。
オールドファッションのドーナツを出してやったら、俺の事など見向きもせずにがっついていた、ざあまあみろ。
五枚目、腹具合からこれが最後の肉だ。
肉の最後はこれ以外ない!
油も何も敷かずに和牛のタン元を弱火で焼く。
同じ和牛の脂でも、部位によってぜんぜん風味が違う。
和牛タン元の風味を他の部位の風味で邪魔されたくない!
和牛タン元だけは、ガサツな俺でも慎重に焼く。
二十分ほど前に常温に戻して、厚さ十五ミリの和牛タン元に幅一・五センチ、深さ四ミリの切れ目を入れる。
強火で熱したフライパンに塩を振った和牛タン元を入れて一分強さっと焼く。
裏返して一分弱強火さっと焼く。
三十秒、直ぐに食べたいが、三十秒だけ我慢する。
美味い!
肉で一番好きなのは牛タン、それもタン元だと食べる度に実感する。
一枚、二枚、三枚、四枚。
締めに少しだけ食べる心算が、三百グラム分も食べてしまった。
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