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悪魔と神
19話
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「これを飲んで休憩しなさい。
飲み終わったら、こちらをレベッカに飲ませてあげなさい」
エドアルド様が、水差しから果汁であろうものを杯に注いで渡してくれました。
レベッカに先に飲ませてあげたかったですが、エドアルド様が私から先に飲むように言われる以上、何か大切な理由があるのでしょう。
もしかしたら、まだレベッカに魔族が宿っている可能性があり、私たちが万全の状態であるべきなのかもしれません。
美味しい!
それに飲みやすい!
リンゴの果汁をそのまま飲むのではなく、水で割ったもののようです。
確かにこれほど喉が渇いていると、水で割ったものの方が飲みやすいでしょう。
エドアルド様は二杯三杯と果汁を一気飲みされます。
私の杯にも注いでくださるので、私も立て続けに三杯飲んでしまいました。
「レベッカに飲んでもらう水は、毎日の祈りで聖別した水、俗にいう聖水だ。
聖水を飲めば体の中から清められる。
まだ腹に魔族が残っていたとしても、滅することが可能だ。
もっとも、ここに転移する時に聖別されるから、その時に魔族は滅せられているはずだけど、念には念を入れておきたいからね」
ゆっくりと、むせないようにレベッカに聖水を飲ませている間に、エドアルド様がこの場所の事を説明してくださいました。
ここは王宮の北側にある離宮なのだそうです。
でもそれは表向きの話で、実際には神に祈りを捧げるための神殿だそうです。
しかも神殿であると同時に、魔王と戦う時の砦でもあるのだそうです。
魔王や魔族と人間が戦うのです。
不利になり撤退する事があるのは当然のことです。
その時の事を常に考えて、魔力と祈願力を蓄えておき、魔王や魔族の追撃を押し止めるための場所として、この場所が設けられているそうです。
まだ私の力では、魔力はともかく祈願力が足りないので、入れていただけなかったのだそうです。
でもそれは表向きの理由だと思います。
信用信頼の問題だと思います。
どのような堅城でも、内部に裏切者がいれば落城してしまいます。
魔王魔族と戦うために準備された砦であっても、人に化けた魔王魔族が内側から入り込んでしまったら、簡単に破壊されてしまうのでしょう。
他国で生まれ育った私を警戒するのは当然です。
「パオラもレベッカも聖別の結界を越えてここに撤退してこれたんだ。
もう誰も反対しないだろう。
これからは一緒に祈りを捧げることができるよ」
ようやくこれで、この国の全ての人に心から信用してもらえるのですね!
しかも私だけではなく、レベッカも信用してもらえるのですね!
エドアルド様が選んでくださった側仕えや護衛は信用できますが、それでも、私にとってはレベッカに代わる存在ではないのです。
これからはずっと一緒ですよ、レベッカ。
飲み終わったら、こちらをレベッカに飲ませてあげなさい」
エドアルド様が、水差しから果汁であろうものを杯に注いで渡してくれました。
レベッカに先に飲ませてあげたかったですが、エドアルド様が私から先に飲むように言われる以上、何か大切な理由があるのでしょう。
もしかしたら、まだレベッカに魔族が宿っている可能性があり、私たちが万全の状態であるべきなのかもしれません。
美味しい!
それに飲みやすい!
リンゴの果汁をそのまま飲むのではなく、水で割ったもののようです。
確かにこれほど喉が渇いていると、水で割ったものの方が飲みやすいでしょう。
エドアルド様は二杯三杯と果汁を一気飲みされます。
私の杯にも注いでくださるので、私も立て続けに三杯飲んでしまいました。
「レベッカに飲んでもらう水は、毎日の祈りで聖別した水、俗にいう聖水だ。
聖水を飲めば体の中から清められる。
まだ腹に魔族が残っていたとしても、滅することが可能だ。
もっとも、ここに転移する時に聖別されるから、その時に魔族は滅せられているはずだけど、念には念を入れておきたいからね」
ゆっくりと、むせないようにレベッカに聖水を飲ませている間に、エドアルド様がこの場所の事を説明してくださいました。
ここは王宮の北側にある離宮なのだそうです。
でもそれは表向きの話で、実際には神に祈りを捧げるための神殿だそうです。
しかも神殿であると同時に、魔王と戦う時の砦でもあるのだそうです。
魔王や魔族と人間が戦うのです。
不利になり撤退する事があるのは当然のことです。
その時の事を常に考えて、魔力と祈願力を蓄えておき、魔王や魔族の追撃を押し止めるための場所として、この場所が設けられているそうです。
まだ私の力では、魔力はともかく祈願力が足りないので、入れていただけなかったのだそうです。
でもそれは表向きの理由だと思います。
信用信頼の問題だと思います。
どのような堅城でも、内部に裏切者がいれば落城してしまいます。
魔王魔族と戦うために準備された砦であっても、人に化けた魔王魔族が内側から入り込んでしまったら、簡単に破壊されてしまうのでしょう。
他国で生まれ育った私を警戒するのは当然です。
「パオラもレベッカも聖別の結界を越えてここに撤退してこれたんだ。
もう誰も反対しないだろう。
これからは一緒に祈りを捧げることができるよ」
ようやくこれで、この国の全ての人に心から信用してもらえるのですね!
しかも私だけではなく、レベッカも信用してもらえるのですね!
エドアルド様が選んでくださった側仕えや護衛は信用できますが、それでも、私にとってはレベッカに代わる存在ではないのです。
これからはずっと一緒ですよ、レベッカ。
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