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第一部 異世界建築士と獣人の少女
第57話:思慕(3/7)
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リトリィ、なんと重い女だろう。
その重さを束縛ととらえ、辟易する男であれば、間違いなく彼女は目に見えた地雷だ。
では俺は。
嫌いになれる――わけがない。
「俺は――」
「はい」
「帰ることを……日本を、諦められない」
「はい」
「はい」……?
……はい、だって?
それがどういう結末をもたらすか、本当にそれが分かるのか!?
「俺は、いずれ、君を捨てて日本に帰っちまうかもしれないんだぞ!? それを分かっているっていうのか!?」
「はい」
「はいじゃないだろ! 君はそれでいいっていうのか!?」
「はい」
なんだ。
なんなんだ、どうしてそう、即答できるんだ。
俺が今まで散々苦悩し、切り捨てることを選び、無理矢理自分を納得させてきたことを、どうしてそうも涼しげな顔で受け入れてしまえるんだ。
「俺が……俺なんかがいなくなっても平気だと、そう言いたいのか?」
「いいえ」
「じゃあなんだ、なんでそんな平然と――!」
「だって、それまでは、ぬくもりをいただけるんでしょう?」
そう言って、にっこりと微笑む。
「じゃあ、大丈夫です」
……意味が分からない。
なぜ、なぜそこまでして、俺なのだ。
「ムラタさん。夜空に月が、三つありますよね?」
「――月? 月がいったい……?」
「どうして三つあるか、知っていますか?」
「……理由なんて分からない。ただ、理由があったから三つできた、それ以外に答えようがない」
何が言いたいのか。
突然月の話を持ち出したリトリィの意図を図りかねて、答えを待つ。
そんな俺に、リトリィは、ふふ、と笑った。
「ムラタさんは、考えすぎなんだと思います。月がどうして三つあるのか。
――そこにあるから、ですよ」
「……は?」
「わたしも、あなたが好きだから、好きなんです。それ以外に、理由はありません」
――ちょっとまて。
月と好意の存在理由を、同じにされてたまるか。
「リトリィ、そんな言葉遊びをしたいんじゃないんだ俺は!
近い将来か遠い未来か、とにかく俺とお前は、いずれ必ず破綻する未来しかないんだ! どうあがいたって別れる未来しかないんだよ!!
だったら――!」
俺が何のためにお前を無視してきたのか。
すべてはお前のためなんだ。
そう叫ぼうとしたとき。
「死が二人を分かつまで――」
「――――!?」
「契りを結ぶ時に、必ず誓い合う言葉ですよね?」
そう言って、リトリィは俺の手を取った。
「たとえ、ムラタさんがどんなにわたしを大切にしてくださっても、もし……愛してくださっても、いずれお別れの日はきます。
たぶん、私がお見送りすることになると思うんですけど」
……それは死別だ。見捨てるのとは違う。
俺は、お前を見捨てて、自分の世界に帰るかもしれないんだ。――いや、チャンスがあったら、きっとそうすると思う。
「お別れするという意味ではどちらでも一緒です。
――ううん、心構えができて、きちんとお別れを言い合えるかもしれないという意味では、ムラタさんがお帰りになるというお別れの仕方のほうが、まだ、ましなのかもしれませんよ?」
「そんなわけがあるか、俺は――」
言いかけた俺の口を、リトリィの人差し指がそっと押さえる。
彼女はいたずらっぽく微笑むと、まっすぐ俺の目を見据えて、言った。
「いずれ来る休息のときを迎えても、また巡りくる目覚めのとき――また会えるまでのしばしの間を、私は、ずっと、また、あなたが逢いに来て下さるのを待ちます。
たとえあなたと別れる時が来ても、次を待ちます」
彼女の、淡い青紫の瞳に映り込むカンテラの光が、揺れている。
「だから、寂しさに耐える力をください。あなたが帰る、その日まででいいんです。
――ぬくもりを、ください。ほんの少しでもいただけたなら、わたしは――」
ぎしり。
きしむ音。
リトリィの薄い唇が迫る。
チロリとのぞかせる舌を、愛らしいと思ってしまう。
ぎしり。
再びきしむ。
……だめだ。
「リトリィ、それ以上近づくな。俺は――」
「いいえ。ムラタさん、わたしはムラタさんのおそばにいたいんです」
ぎしり。
また、歯がきしむ。
もう、これ以上近づけたら、俺は、理性を保てない。
「リトリィ! それ以上近づくなら、俺はお前を、今後二度とそばに置かない。何があってもだ」
「もともと、このひと月、おそばにおりませんでした。今夜限りでいいんです。お情けをください。
もし……もし仔ができたら、わたしが一人で、だいじに育てます。あなたが授けてくださった仔を、愛をくださったあなたに恥じぬ、りっぱなひとに育ててみせます」
「だっ――だめだ!」
何が彼女をここまで駆り立てるのだろう。このままでは押し切られる。
――こうなったら、理由を作ってしまうのが一番だ。
「待て、お互い、この酷い有様のままでいるのか? 特にリトリィ、その血が固まりきったら、大変なことになるぞ。
洗いに行こう、一緒に、二人で、お互いに」
――完全に忘れていたのだ。
温水の出るシャワーも、温かな湯をためる湯船も、
この家にはないということを。
体を洗うとしたら、井戸のしょっぱい錆水を使うか、それとも――
「ギャース!! 死ぬ!! 凍え死ぬ!!!!」
大声で叫びながら、俺は、谷底の小川で身を清める。
ずくん、ずくんと、鼓動に合わせて襲い来る左腕の痛みよりも、はるかに強烈な、刺すような刺激が、足を、手を、水に触れたすべての場所を襲う。
ここに来るまではリトリィの肩を借りなければならないほどふらふらだったのに、この氷のように冷たい水は、ふらふらすることも許してくれないほどに刺激が強い。それでも、水面から立ち上る靄から、水はまだ温かいのだという事実に戦慄する。
しかしリトリィはそのへん、慣れたものらしい。
川の淵のところで、腰まで浸かって静かに血糊を洗い流している。
口元には微笑みすら浮かべながら、丁寧に、その毛並みを少しずつ揉みほぐすようにして。
軽く伏せた目の、長いまつ毛が揺れるさまが、なんとも艶っぽい。
いつもはふわふわの体毛が覆っていてボディラインははっきりしないだけに、今は水で濡れた毛がぴったりと張り付き、その見事に均整の取れた豊満な肉体が月夜に浮かび上がる。
地球の月の何倍も大きく見える青い月の、明るい光に照らされたその肢体。
見てはいけないと思いつつ、しかしその美しさに目が縫い付けられてしまいそうだ。
そんな彼女の、自己主張の強い肉感的な肢体を前にしてしまうと、大声でギャグ調に叫んでごまかすかなにかしていないと、俺の理性が保てないのだ。
……狂ったように叫びながら雪の積もる谷川で水浴びをしている時点で、理性などどこに残っているのやらとは思うが。
「ムラタさん」
呼ばれて思わず振り返ると、彼女が立ち上がり、こちらに手を伸ばしているところだった。そのまま顔を――頬を撫でられる。
「そのままでいてくださいな。いま、お顔についている汚れを落としますから」
いつの間に顔についてしまっていたのだろう。おとなしく、彼女が頬を撫でるままに任せる。
リトリィに両手で顔を撫でられていると、真正面から、その、……見事な体を目で堪能することになり――
顔をそらそうとして、しかしリトリィの手にがっちり固定される。
「ダメです。まだですよ?」
そんなに汚れているのか? 聞こうとしたところに、不意打ちのようにリトリィが、物理的に言葉を封印してくる。
滴る水は氷のよう、足元を流れる水は、ナイフのごとく身を切るような冷たさだ。だからこそ、目を閉じ、舌を絡めてくる彼女のぬくもりが強烈すぎる。
否、ぬくもりどころではない。こんなに冷たい水の中で、彼女の舌は、まるで火のように熱い。
すでに二度、俺は自分の思い込みで彼女を大きく傷つけた。
けれど許されるなら――このぬくもりを、もう二度と、手放したくない。
そう思い、彼女の背中に腕を回す。
俺の動きにすこしだけ体を震わせたリトリィは、だが自ら体を寄せてきた。
「……うれしいです、ムラタさん――」
その重さを束縛ととらえ、辟易する男であれば、間違いなく彼女は目に見えた地雷だ。
では俺は。
嫌いになれる――わけがない。
「俺は――」
「はい」
「帰ることを……日本を、諦められない」
「はい」
「はい」……?
……はい、だって?
それがどういう結末をもたらすか、本当にそれが分かるのか!?
「俺は、いずれ、君を捨てて日本に帰っちまうかもしれないんだぞ!? それを分かっているっていうのか!?」
「はい」
「はいじゃないだろ! 君はそれでいいっていうのか!?」
「はい」
なんだ。
なんなんだ、どうしてそう、即答できるんだ。
俺が今まで散々苦悩し、切り捨てることを選び、無理矢理自分を納得させてきたことを、どうしてそうも涼しげな顔で受け入れてしまえるんだ。
「俺が……俺なんかがいなくなっても平気だと、そう言いたいのか?」
「いいえ」
「じゃあなんだ、なんでそんな平然と――!」
「だって、それまでは、ぬくもりをいただけるんでしょう?」
そう言って、にっこりと微笑む。
「じゃあ、大丈夫です」
……意味が分からない。
なぜ、なぜそこまでして、俺なのだ。
「ムラタさん。夜空に月が、三つありますよね?」
「――月? 月がいったい……?」
「どうして三つあるか、知っていますか?」
「……理由なんて分からない。ただ、理由があったから三つできた、それ以外に答えようがない」
何が言いたいのか。
突然月の話を持ち出したリトリィの意図を図りかねて、答えを待つ。
そんな俺に、リトリィは、ふふ、と笑った。
「ムラタさんは、考えすぎなんだと思います。月がどうして三つあるのか。
――そこにあるから、ですよ」
「……は?」
「わたしも、あなたが好きだから、好きなんです。それ以外に、理由はありません」
――ちょっとまて。
月と好意の存在理由を、同じにされてたまるか。
「リトリィ、そんな言葉遊びをしたいんじゃないんだ俺は!
近い将来か遠い未来か、とにかく俺とお前は、いずれ必ず破綻する未来しかないんだ! どうあがいたって別れる未来しかないんだよ!!
だったら――!」
俺が何のためにお前を無視してきたのか。
すべてはお前のためなんだ。
そう叫ぼうとしたとき。
「死が二人を分かつまで――」
「――――!?」
「契りを結ぶ時に、必ず誓い合う言葉ですよね?」
そう言って、リトリィは俺の手を取った。
「たとえ、ムラタさんがどんなにわたしを大切にしてくださっても、もし……愛してくださっても、いずれお別れの日はきます。
たぶん、私がお見送りすることになると思うんですけど」
……それは死別だ。見捨てるのとは違う。
俺は、お前を見捨てて、自分の世界に帰るかもしれないんだ。――いや、チャンスがあったら、きっとそうすると思う。
「お別れするという意味ではどちらでも一緒です。
――ううん、心構えができて、きちんとお別れを言い合えるかもしれないという意味では、ムラタさんがお帰りになるというお別れの仕方のほうが、まだ、ましなのかもしれませんよ?」
「そんなわけがあるか、俺は――」
言いかけた俺の口を、リトリィの人差し指がそっと押さえる。
彼女はいたずらっぽく微笑むと、まっすぐ俺の目を見据えて、言った。
「いずれ来る休息のときを迎えても、また巡りくる目覚めのとき――また会えるまでのしばしの間を、私は、ずっと、また、あなたが逢いに来て下さるのを待ちます。
たとえあなたと別れる時が来ても、次を待ちます」
彼女の、淡い青紫の瞳に映り込むカンテラの光が、揺れている。
「だから、寂しさに耐える力をください。あなたが帰る、その日まででいいんです。
――ぬくもりを、ください。ほんの少しでもいただけたなら、わたしは――」
ぎしり。
きしむ音。
リトリィの薄い唇が迫る。
チロリとのぞかせる舌を、愛らしいと思ってしまう。
ぎしり。
再びきしむ。
……だめだ。
「リトリィ、それ以上近づくな。俺は――」
「いいえ。ムラタさん、わたしはムラタさんのおそばにいたいんです」
ぎしり。
また、歯がきしむ。
もう、これ以上近づけたら、俺は、理性を保てない。
「リトリィ! それ以上近づくなら、俺はお前を、今後二度とそばに置かない。何があってもだ」
「もともと、このひと月、おそばにおりませんでした。今夜限りでいいんです。お情けをください。
もし……もし仔ができたら、わたしが一人で、だいじに育てます。あなたが授けてくださった仔を、愛をくださったあなたに恥じぬ、りっぱなひとに育ててみせます」
「だっ――だめだ!」
何が彼女をここまで駆り立てるのだろう。このままでは押し切られる。
――こうなったら、理由を作ってしまうのが一番だ。
「待て、お互い、この酷い有様のままでいるのか? 特にリトリィ、その血が固まりきったら、大変なことになるぞ。
洗いに行こう、一緒に、二人で、お互いに」
――完全に忘れていたのだ。
温水の出るシャワーも、温かな湯をためる湯船も、
この家にはないということを。
体を洗うとしたら、井戸のしょっぱい錆水を使うか、それとも――
「ギャース!! 死ぬ!! 凍え死ぬ!!!!」
大声で叫びながら、俺は、谷底の小川で身を清める。
ずくん、ずくんと、鼓動に合わせて襲い来る左腕の痛みよりも、はるかに強烈な、刺すような刺激が、足を、手を、水に触れたすべての場所を襲う。
ここに来るまではリトリィの肩を借りなければならないほどふらふらだったのに、この氷のように冷たい水は、ふらふらすることも許してくれないほどに刺激が強い。それでも、水面から立ち上る靄から、水はまだ温かいのだという事実に戦慄する。
しかしリトリィはそのへん、慣れたものらしい。
川の淵のところで、腰まで浸かって静かに血糊を洗い流している。
口元には微笑みすら浮かべながら、丁寧に、その毛並みを少しずつ揉みほぐすようにして。
軽く伏せた目の、長いまつ毛が揺れるさまが、なんとも艶っぽい。
いつもはふわふわの体毛が覆っていてボディラインははっきりしないだけに、今は水で濡れた毛がぴったりと張り付き、その見事に均整の取れた豊満な肉体が月夜に浮かび上がる。
地球の月の何倍も大きく見える青い月の、明るい光に照らされたその肢体。
見てはいけないと思いつつ、しかしその美しさに目が縫い付けられてしまいそうだ。
そんな彼女の、自己主張の強い肉感的な肢体を前にしてしまうと、大声でギャグ調に叫んでごまかすかなにかしていないと、俺の理性が保てないのだ。
……狂ったように叫びながら雪の積もる谷川で水浴びをしている時点で、理性などどこに残っているのやらとは思うが。
「ムラタさん」
呼ばれて思わず振り返ると、彼女が立ち上がり、こちらに手を伸ばしているところだった。そのまま顔を――頬を撫でられる。
「そのままでいてくださいな。いま、お顔についている汚れを落としますから」
いつの間に顔についてしまっていたのだろう。おとなしく、彼女が頬を撫でるままに任せる。
リトリィに両手で顔を撫でられていると、真正面から、その、……見事な体を目で堪能することになり――
顔をそらそうとして、しかしリトリィの手にがっちり固定される。
「ダメです。まだですよ?」
そんなに汚れているのか? 聞こうとしたところに、不意打ちのようにリトリィが、物理的に言葉を封印してくる。
滴る水は氷のよう、足元を流れる水は、ナイフのごとく身を切るような冷たさだ。だからこそ、目を閉じ、舌を絡めてくる彼女のぬくもりが強烈すぎる。
否、ぬくもりどころではない。こんなに冷たい水の中で、彼女の舌は、まるで火のように熱い。
すでに二度、俺は自分の思い込みで彼女を大きく傷つけた。
けれど許されるなら――このぬくもりを、もう二度と、手放したくない。
そう思い、彼女の背中に腕を回す。
俺の動きにすこしだけ体を震わせたリトリィは、だが自ら体を寄せてきた。
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