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第二部 異世界建築士と大工の娘
第105話:一時帰還
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「一度、帰る?」
ペリシャさんは残念そうな声を上げた。
「はい、モルタルが固まるまで少し日をおきたいですし、私達はあくまでも、瀧井さんと話をするためこの街に参ったもので、このような長期滞在は想定していませんでしたので」
「そう? では、リトリィさんだけでも残っていかない?」
「いえ、私が道に迷いかねませんので。森で遭難しそうです」
実は、帰る理由はそれだけではない。
今回、基礎を作るにあたって、木枠を作り、まっすぐに揃えて積むことができるようにしようとしたのだが、ノコギリの切れ味の悪さに驚いたためである。
日本では両刃ノコギリが普及しているのだが、どうもこの世界では一般的でないようで、誰も持っていなかった。
しかも日本人としてはなんとも使い勝手の悪い話で、押しノコギリばかりだった。
そこで、本格的な作業が始まる前に、親方に日本人好みの「引きノコギリ」を作ってもらおうと考えたのである。
ついでにリトリィにそれを覚えてもらえば、将来的には、リトリィに作ってもらうこともできる。だから、彼女にも同行してもらいたいのだ。
さて、しばらく世話になった宿の主人に、礼を言って、少々チップをはずむ。
「連れが大変気に入ったようです。また次の機会にもぜひ利用したいと言っておりました」
宿の主人は無愛想な親父だったが、チップを見て、ニヤリとしながら一言。
「次に来るときは、壁が一番厚い部屋にしてやるよ」
心配していたのは雨だったが、昨夜、軽く降っただけで、今日は曇天ながらなんとか天気はもっているようだった。
山に雲がかかっているのが気になるものの、まあ、二日間の行程だし、なんとかなるだろう。
――甘かった。
行きは下りだったからなんとかなっていたようなものだった。加えて、昨日までの基礎づくりの作業ですっかり腰を痛めていたのが、ここで牙を向いてきた。
森を抜けるまではまだよかったのだ。今回も、薄暗い森の中、視界の端を、あの青い光がかすめてはいたものの、リトリィも大して警戒していなかった。
「前の時のような、こちらをじっと観察する様子は感じられないですね。様子を見ている、程度でしょうか」
それでも、姿を見せること自体、とても珍しいと彼女は言った。そもそも、魔狼が姿の見える場所まで接近してくることなどないですから、と。
「ムラタさんのことが気になっているのかもしれませんね」
「お、おい、脅かすなよ……!」
「ふふ、冗談ですよ」
そうやって笑うリトリィは、俺の荷物の大半を持っている。それでも涼しい顔をして歩いているのだから、なんとも頼もしい――のと同時に、なんとも情けない気分だ。
だが、情けない気分は、上り坂に差し掛かってから一層強くなった。
はじめのうちはまだよかったのだが、半刻――三十分も歩くと、もう、足に、膝に、腰に、背中の荷物の重みがずしりと食い込むのである。リトリィが俺の荷物の大半を持っているというのに。
「ムラタさん、ほら! 夫婦鳥です! この季節につがいで見られるなんて、珍しいんですよ!」
こんな感じで、リトリィは相変わらず、静かに歩くということがない。道中、何かをみつけては嬉しそうに俺に報告する。
俺はというと、初めのうちは一緒に見たくて探したりもしていたが、しまいには返事をするだけで精いっぱいになっていた。
そんな、俺の体力のなさと腰痛のダブルパンチでろくに行程も消化できず、結局、滝にたどり着く前に日が暮れてしまった。
テントを張るのにちょうどよい岩壁があったので、そこで一泊することにする。
――寒い!
本当に寒い!
リトリィも一緒に毛布に包まりつつ、笑顔で寒いですね、なんて言って体を絡めてくる。だが、彼女の感じている寒さは、絶対に俺の感じている寒さとは違う。なにせ、いつもの腰帯姿でいるのだから。
まあ、その分密着できるから、二人で毛布にくるまっていると、リトリィのぬくもりが、本当にありがたい。もう、動いていないと本当に凍え死にそうだった。
翌朝、テントには雪がうっすらと積もっていた。道理で寒いわけだ。街では降らなくとも、山では降るというわけか。
ぎゅむ、ぎゅむ、と、新雪を踏む感覚が面白いと思ったが、しばらくして飽きた。どこまで行っても滝にたどり着かない。こんなに遠かったか、と、うんざりする。
足の指先の感覚は、すでにない。リトリィはそんな俺の様子を見て、こまめに小休止を取り、凍えた足の指を温めてくれる。
「しもやけになったら、大変ですから」
そう言って、指で温めてくれるのが申し訳ない。
それにしても、いくら上り坂とはいえ体力の消耗が激しい。雪もあるし、腰痛も抱えているとはいえ、しかしこの疲労感は尋常ではない。
行きと何が違うのかあれこれ考え――かけて、馬鹿らしくなってやめた。
昨夜、寒さを言い訳に深夜まで絡まり合ってりゃ、そりゃへばって当然だ。
しかし、ならばなぜリトリィの方は、ああも元気なのか。獣人の底力を垣間見る思いだが、まるで、俺がリトリィに精気を吸われているかのようだ。
「リトリィ、重くないか?」
俺の荷物は、リトリィがさらに持った。
俺としては、本当に肩身の狭い思いである。男だから多めに、どころか、平等以前の問題。
しかしリトリィは、「いいえ? それより、腰は大丈夫ですか? わたし、まだまだがんばれますよ?」とまあ、逆にこちらを気遣ってくれる。
――いやいや、これ以上渡したら、俺のリュックは文字通り空になる。さすがに荷物を全部相手に持たせるのは、人としてダメだろう。
どうせこの分だと、今夜も野宿だ。じっくり歩くことにする。
やっと滝までたどり着いたのは、真昼も過ぎた八刻頃――昼の一時頃。昼はここで取ると決めていた。少し遅いが、やっと昼食だ。
崖の上は風がさぞ冷たいだろうと思っていたが、晴れてきた上に風もなく、ポカポカとした陽気で、むしろ日向ぼっこの気分である。
昼食には、リトリィが、種無しパンを具に、干し肉を使ってスープを作ってくれた。塩と肉の旨味だけのシンプルな味付けだが、暖かな日差しの中での熱々スープは、道中に冷え切った体を速やかに温めてくれた。本当にありがたい。
こういう、有り合わせのもので最良の結果を出そうとするような機転の利くところも、リトリィのすごいところだ。
さて、魔狼の見送りがあった以外には、旅人の姿など一度も見なかった。なにせこの先、人と言ったらあの偏屈鍛冶師たちの家しかないのだ、旅人などいるわけもないだろう。
大自然の中で、思いっきり本能のままに――獣のように叫んでも、誰も聞くものなどいない。そもそも瀑布の音が、大抵の声を飲み込んでしまう。
裸身を晒し、彼女のふっかふかの毛並みに埋もれるように、滝の上で絡み合うケモノになり果てた。
で、あたたかな陽気の中、毛布にくるまって二人で絡まりながら、仮眠のつもりでひと眠りし、あまりの寒さに気がついたらすでに夕刻だった。
さすがに吹きさらしの崖の上でキャンプする気にもなれず、道沿いの森の中に入る。
滝の上ではまだまだ明るいと思っていたのに、森の中に入ると急に暗くなってしまった。
ただ、森の中は風があまり通らない。起きたときに寒かったのは風にあおられていたからで、やはり風がないとそれほど寒くはないようだった。
これ以上は暗さゆえに歩けない、というところまで前進したあと、テントを張る。
昨日の教訓で、できるだけ落ち葉を厚く敷き詰め、地面からの冷えを遮断する。あと、腰やら背中やら膝やらが痛くならないように。
……次に街に行くときは、毛布か、その代わりになりそうな布をもっとたくさん持って行こう。いくら肌を重ねて温め合っても、終わってしまえばいずれ冷えてしまう。ついでに言うと、夜の温め合う交歓が次の日に響く疲労、という負債につながるのがどうにもならない。
ペリシャさんは残念そうな声を上げた。
「はい、モルタルが固まるまで少し日をおきたいですし、私達はあくまでも、瀧井さんと話をするためこの街に参ったもので、このような長期滞在は想定していませんでしたので」
「そう? では、リトリィさんだけでも残っていかない?」
「いえ、私が道に迷いかねませんので。森で遭難しそうです」
実は、帰る理由はそれだけではない。
今回、基礎を作るにあたって、木枠を作り、まっすぐに揃えて積むことができるようにしようとしたのだが、ノコギリの切れ味の悪さに驚いたためである。
日本では両刃ノコギリが普及しているのだが、どうもこの世界では一般的でないようで、誰も持っていなかった。
しかも日本人としてはなんとも使い勝手の悪い話で、押しノコギリばかりだった。
そこで、本格的な作業が始まる前に、親方に日本人好みの「引きノコギリ」を作ってもらおうと考えたのである。
ついでにリトリィにそれを覚えてもらえば、将来的には、リトリィに作ってもらうこともできる。だから、彼女にも同行してもらいたいのだ。
さて、しばらく世話になった宿の主人に、礼を言って、少々チップをはずむ。
「連れが大変気に入ったようです。また次の機会にもぜひ利用したいと言っておりました」
宿の主人は無愛想な親父だったが、チップを見て、ニヤリとしながら一言。
「次に来るときは、壁が一番厚い部屋にしてやるよ」
心配していたのは雨だったが、昨夜、軽く降っただけで、今日は曇天ながらなんとか天気はもっているようだった。
山に雲がかかっているのが気になるものの、まあ、二日間の行程だし、なんとかなるだろう。
――甘かった。
行きは下りだったからなんとかなっていたようなものだった。加えて、昨日までの基礎づくりの作業ですっかり腰を痛めていたのが、ここで牙を向いてきた。
森を抜けるまではまだよかったのだ。今回も、薄暗い森の中、視界の端を、あの青い光がかすめてはいたものの、リトリィも大して警戒していなかった。
「前の時のような、こちらをじっと観察する様子は感じられないですね。様子を見ている、程度でしょうか」
それでも、姿を見せること自体、とても珍しいと彼女は言った。そもそも、魔狼が姿の見える場所まで接近してくることなどないですから、と。
「ムラタさんのことが気になっているのかもしれませんね」
「お、おい、脅かすなよ……!」
「ふふ、冗談ですよ」
そうやって笑うリトリィは、俺の荷物の大半を持っている。それでも涼しい顔をして歩いているのだから、なんとも頼もしい――のと同時に、なんとも情けない気分だ。
だが、情けない気分は、上り坂に差し掛かってから一層強くなった。
はじめのうちはまだよかったのだが、半刻――三十分も歩くと、もう、足に、膝に、腰に、背中の荷物の重みがずしりと食い込むのである。リトリィが俺の荷物の大半を持っているというのに。
「ムラタさん、ほら! 夫婦鳥です! この季節につがいで見られるなんて、珍しいんですよ!」
こんな感じで、リトリィは相変わらず、静かに歩くということがない。道中、何かをみつけては嬉しそうに俺に報告する。
俺はというと、初めのうちは一緒に見たくて探したりもしていたが、しまいには返事をするだけで精いっぱいになっていた。
そんな、俺の体力のなさと腰痛のダブルパンチでろくに行程も消化できず、結局、滝にたどり着く前に日が暮れてしまった。
テントを張るのにちょうどよい岩壁があったので、そこで一泊することにする。
――寒い!
本当に寒い!
リトリィも一緒に毛布に包まりつつ、笑顔で寒いですね、なんて言って体を絡めてくる。だが、彼女の感じている寒さは、絶対に俺の感じている寒さとは違う。なにせ、いつもの腰帯姿でいるのだから。
まあ、その分密着できるから、二人で毛布にくるまっていると、リトリィのぬくもりが、本当にありがたい。もう、動いていないと本当に凍え死にそうだった。
翌朝、テントには雪がうっすらと積もっていた。道理で寒いわけだ。街では降らなくとも、山では降るというわけか。
ぎゅむ、ぎゅむ、と、新雪を踏む感覚が面白いと思ったが、しばらくして飽きた。どこまで行っても滝にたどり着かない。こんなに遠かったか、と、うんざりする。
足の指先の感覚は、すでにない。リトリィはそんな俺の様子を見て、こまめに小休止を取り、凍えた足の指を温めてくれる。
「しもやけになったら、大変ですから」
そう言って、指で温めてくれるのが申し訳ない。
それにしても、いくら上り坂とはいえ体力の消耗が激しい。雪もあるし、腰痛も抱えているとはいえ、しかしこの疲労感は尋常ではない。
行きと何が違うのかあれこれ考え――かけて、馬鹿らしくなってやめた。
昨夜、寒さを言い訳に深夜まで絡まり合ってりゃ、そりゃへばって当然だ。
しかし、ならばなぜリトリィの方は、ああも元気なのか。獣人の底力を垣間見る思いだが、まるで、俺がリトリィに精気を吸われているかのようだ。
「リトリィ、重くないか?」
俺の荷物は、リトリィがさらに持った。
俺としては、本当に肩身の狭い思いである。男だから多めに、どころか、平等以前の問題。
しかしリトリィは、「いいえ? それより、腰は大丈夫ですか? わたし、まだまだがんばれますよ?」とまあ、逆にこちらを気遣ってくれる。
――いやいや、これ以上渡したら、俺のリュックは文字通り空になる。さすがに荷物を全部相手に持たせるのは、人としてダメだろう。
どうせこの分だと、今夜も野宿だ。じっくり歩くことにする。
やっと滝までたどり着いたのは、真昼も過ぎた八刻頃――昼の一時頃。昼はここで取ると決めていた。少し遅いが、やっと昼食だ。
崖の上は風がさぞ冷たいだろうと思っていたが、晴れてきた上に風もなく、ポカポカとした陽気で、むしろ日向ぼっこの気分である。
昼食には、リトリィが、種無しパンを具に、干し肉を使ってスープを作ってくれた。塩と肉の旨味だけのシンプルな味付けだが、暖かな日差しの中での熱々スープは、道中に冷え切った体を速やかに温めてくれた。本当にありがたい。
こういう、有り合わせのもので最良の結果を出そうとするような機転の利くところも、リトリィのすごいところだ。
さて、魔狼の見送りがあった以外には、旅人の姿など一度も見なかった。なにせこの先、人と言ったらあの偏屈鍛冶師たちの家しかないのだ、旅人などいるわけもないだろう。
大自然の中で、思いっきり本能のままに――獣のように叫んでも、誰も聞くものなどいない。そもそも瀑布の音が、大抵の声を飲み込んでしまう。
裸身を晒し、彼女のふっかふかの毛並みに埋もれるように、滝の上で絡み合うケモノになり果てた。
で、あたたかな陽気の中、毛布にくるまって二人で絡まりながら、仮眠のつもりでひと眠りし、あまりの寒さに気がついたらすでに夕刻だった。
さすがに吹きさらしの崖の上でキャンプする気にもなれず、道沿いの森の中に入る。
滝の上ではまだまだ明るいと思っていたのに、森の中に入ると急に暗くなってしまった。
ただ、森の中は風があまり通らない。起きたときに寒かったのは風にあおられていたからで、やはり風がないとそれほど寒くはないようだった。
これ以上は暗さゆえに歩けない、というところまで前進したあと、テントを張る。
昨日の教訓で、できるだけ落ち葉を厚く敷き詰め、地面からの冷えを遮断する。あと、腰やら背中やら膝やらが痛くならないように。
……次に街に行くときは、毛布か、その代わりになりそうな布をもっとたくさん持って行こう。いくら肌を重ねて温め合っても、終わってしまえばいずれ冷えてしまう。ついでに言うと、夜の温め合う交歓が次の日に響く疲労、という負債につながるのがどうにもならない。
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