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第五部 異世界建築士と子供たちの楽園
第573話:案件解決後のデート
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「いずれわしらにも迎えが来る。その時が来る前に、わしら以上に使える手を手に入れておくのは大事なことだぞ。忘れるなよ?」
優しくも厳しい顔で、瀧井さんは言った。
「そんな怖いこと言わないでくださいよ。というより、お迎えなんかが来たところで、自慢の鉄砲で追い返しちゃうんじゃないですか?」
「二十年前までなら、そう思っていただろうな」
瀧井さんは小さく笑って首を振った。
「この歳まで生きると、すべては天命と思えてくるようになるのだよ。すべての役目を果たし終えたときが、退場の時だとな」
「何言ってるんですか!」
俺は慌てて瀧井さんの手を握った。
「瀧井さんには、俺の子を──いや、孫を抱っこしてもらうつもりなんですから!」
「おいおい、子供はともかく、お前さんの孫だと?」
瀧井さんは、俺にぶんぶんと腕を振り回されながら苦笑した。
「さっきも言ったろう、人間には天明というものがある。わしもやるべきことをすべてやり終えたら、きっとこの世界からおさらばだ。それは、自分でどうこうできるものでもなかろう」
「だから、俺の孫を抱くんですって!」
「老人相手に無茶を言うんじゃない」
「無茶を言って瀧井さんが元気になるなら、俺はいくらでも無茶を言うつもりですよ。リトリィと一緒にね」
俺の言葉に大きくうなずくリトリィを見て、瀧井さんはため息をつきながら、それでも楽しそうに笑った。
「まったく……年寄りはいたわるように教育されんかったのか?」
「七十や八十なんて、まだまだ現役ですよ!」
笑う俺に、滝井さんは顔をしかめる。
「……なんだ、戦争が終わって平和になった日本というのは、また随分と老人を働かせる世になるんだな。八十になっても引退できんだと?」
「引退どころか『生涯現役』、これがキャッチフレーズでしたから」
「なんだと? 勘弁してくれ、大陸をかけずり回っただけではまだ足りんのか?」
「その経験が欲しいという若者がここにいるんですよ。頼みます」
目を剥く瀧井さんに、俺は笑顔で懇願してみせた。人間、頼られている実感というのは大きなモチベーションになる。
老い先短いなどとしょぼくれさせておくなんて、人類の損失だ。瀧井さんには、まだまだ頑張ってもらわなきゃな!
「……調子のいいことを言うようになったものだな」
瀧井さんは、やっぱり苦笑いをした。けれどそれは、まんざらでもなさそうな笑みでもあった。
「初めて会った頃は礼儀知らずの若造だったというのに、いつの間にか人使いがうまくなりおって」
瀧井さんと、また今度飲む約束をして別れたあと、俺たちは市場をぶらついていた。
最初、リトリィはナリクァン夫人との会話でも、瀧井さんとの会話においても、ほとんど役に立たなかったことを詫びていた。
『わたし、だんなさまのお考えについて行けなくて……』
それを言ったら俺だって、日本で得た聞きかじりの知識ばかり。今回の寒天培地だって、結局は瀧井さんにおんぶにだっこだったのだから。
だがリトリィは、そういったこともすべて分からなかったのだから、やっぱりだんなさまはすごいのだと持ち上げる。
「何度も言うけど、俺がすごいんじゃなくて、そうした真理や原理を世に送りだした人たちがすごいんだ。俺はその尻馬に乗っかって、もっともらしくしているだけ」
「いいえ。それをわたしたちにわかるようにお示しくださったんですから、やっぱりあなたはすごいひとなんです! とってもとっても、すごいひとなんです!」
リトリィが俺をひいきしてくれるのはうれしい。
だけど、ここは街の往来なんだ。
もう少しトーンを落としてくれないかなー?
「……まあ、なんにせよ、難しい案件も片付いたことだし、どうだろう? 買い物でもしていくか?」
俺の提案に、リトリィはしっぽをちぎれんばかりに振って「門外街広場の市場に行きましょう!」と即答してきたのだった。
暖かくなってきたためだろう、ここ最近は緑の食材がずいぶんと多くなった。こんなところからも、春という季節を感じることができる。
「だんなさま!」
リトリィが、目を輝かせて露店をのぞき込む。
「ほら! コブアラシの芽です! 山では春の山菜としてよく食べていたんですけれど、街で見るなんてはじめて!」
ぶんぶんとしっぽを振り回すリトリィに、おもわず笑みがこぼれる。そうか、そんなに好きなのか。じゃあ、買っていこうか。
「いいんですか⁉」
目をきらっきらに輝かせているリトリィを見て、だめだなんて誰が言えるだろう!
──うん、ちょっーとばかりお高いけど、リトリィが喜んでくれるなら、それも必要経費だ。
とまあ、こんな感じであちらこちらの露店を冷やかして回っているうちに、日はすっかり中天に。家に戻ると、誰もいなかった。当然だろう、みんなで「幸せの鐘塔」の給食を作りに行っているのだから。
「じゃあ、お昼の準備をしますね」
「簡単なものでいいよ? そんなに時間がかからないもので」
「ふふ、早く食べたいということですか?」
おまかせください、そう言ってリトリィは手早くエプロンを身に着けてキッチンに立った。俺も、井戸から水を汲んでくる。
「ありがとうございます」
微笑むその顔を見られるだけですべての苦労が幸せへと還元されるから、男ってのは──というか、俺という人間は、本当に単純なつくりをしている。
でもそれでいいんだ。
フリルがたっぷりのかわいらしいエプロンに身を包んだリトリィが、俺のためにキッチンに立ってくれている。
食材を切る音、かまどにくべた薪がはぜる音、そして、リトリィの鼻歌。
そのすべてが、俺のために行われている──そう思うだけで、最高に幸せじゃないか!
「……あなた? あとはこれを煮ればいいだけですから、もう少しで──⁉」
つい、手が伸びてしまうのも、しかたないことなんだ、うん。
もう、と頬を膨らませてみせた彼女だが、体をキッチン台に投げ出すとしっぽを持ち上げ、ドレスをたくし上げてみせる。
白いレースのガーターベルトが、金の毛並みになかば埋もれるようにしている。
白いレース地の、彼女の腰を覆うにはあまりにも小さなそれの、腰のひもを片方、誘われるように引っ張った。
するりとひもがほどけ、ゆるみ、はらりと垂れる。
「……いらして、くださいますか……?」
首を後ろに向けた彼女の、熱い吐息 とろんとした青紫の瞳。
俺の中心は彼女に吸い込まれ飲み込まれ──あとは夢中で彼女に覆いかぶさった。
「マイセルちゃんと『デート』する日が、二日になりましたね」
「……そうだな」
朝に焼かれて少々硬くなったパンを、リトリィが作ってくれたスープに浸して食べる。日本にいたころはこの食べ方が好きではなかったが、いつの間にかそれで慣れてしまった。
「リトリィは義理堅いな」
「だって、それが結婚するときの約束でしたから。おたがい、ときどきはあなたをひとりじめする日をつくろうって」
どちらも大好きでたまらないひとと結婚したのだから、たまには好きをいっぱいぶつけることができる日をつくりたかったんですよ──そう言ってリトリィは笑う。
「わたしは、あなたが大好きです。この世界のどなたよりも、お慕いしています。わたしだけのあなたになってほしいって思っています」
リトリィは、まっすぐ俺を見つめながら言った。
「……でも、おなじくらい、マイセルちゃんのことも好きです。あなたを好きでいてくれているマイセルちゃんを、大事にしたいんです」
義理堅いとかそういうことではなく、リトリィはマイセルを、同じひとを好きになった「同志」のようなものだと感じているのだろうか。
「だから、かわりばんこ──か」
「ふふ、こどもみたいですけれどね?」
そう微笑む彼女は、スープに浸したパンを「あーん」とこちらに差し出してきた。
素直に口を開けると、その中にパンがそっと押し込まれる。
「……おいひい」
「そういってくださるあなたのことが、大好きです」
そう言って身を乗り出してくる彼女の薄い唇に、自分の唇を重ねる。
考えてみたら、結婚してからこんな風に、いわゆる新婚さんを二人きりで楽しんだことなんてなかった。もちろん、三人で楽しんできたんだよ。それを残念だなんて、これっぽっちも思っていない。
けれど、こんな二人きりの、何気ない甘い時間というのを楽しむ時間を作ってこなかったのもまた、事実だ。
──同じことを、きっとマイセルも思っているんじゃないだろうか。
先日のナリクァン邸訪問の時、そして今回。リトリィはマイセルのために二回分の「デート権」を口にしていた。リトリィも分かってくれているなら、今度はマイセルに──
「あなた?」
ふと呼ばれ、俺はリトリィに顔を向けた。
「どうした?」
「ふふ──」
リトリィは少しだけうつむき加減の上目遣いになると、ちいさく小首をかしげて微笑んでみせた。
「──よんでみただけ、です。だいすきな、あなた」
俺は片手で顔を覆うと、しばしの間、顔を撫でまわすようにしていた。
……俺の嫁さん、可愛すぎるだろう!
子作り待った無しだ、ちくしょうめ!
優しくも厳しい顔で、瀧井さんは言った。
「そんな怖いこと言わないでくださいよ。というより、お迎えなんかが来たところで、自慢の鉄砲で追い返しちゃうんじゃないですか?」
「二十年前までなら、そう思っていただろうな」
瀧井さんは小さく笑って首を振った。
「この歳まで生きると、すべては天命と思えてくるようになるのだよ。すべての役目を果たし終えたときが、退場の時だとな」
「何言ってるんですか!」
俺は慌てて瀧井さんの手を握った。
「瀧井さんには、俺の子を──いや、孫を抱っこしてもらうつもりなんですから!」
「おいおい、子供はともかく、お前さんの孫だと?」
瀧井さんは、俺にぶんぶんと腕を振り回されながら苦笑した。
「さっきも言ったろう、人間には天明というものがある。わしもやるべきことをすべてやり終えたら、きっとこの世界からおさらばだ。それは、自分でどうこうできるものでもなかろう」
「だから、俺の孫を抱くんですって!」
「老人相手に無茶を言うんじゃない」
「無茶を言って瀧井さんが元気になるなら、俺はいくらでも無茶を言うつもりですよ。リトリィと一緒にね」
俺の言葉に大きくうなずくリトリィを見て、瀧井さんはため息をつきながら、それでも楽しそうに笑った。
「まったく……年寄りはいたわるように教育されんかったのか?」
「七十や八十なんて、まだまだ現役ですよ!」
笑う俺に、滝井さんは顔をしかめる。
「……なんだ、戦争が終わって平和になった日本というのは、また随分と老人を働かせる世になるんだな。八十になっても引退できんだと?」
「引退どころか『生涯現役』、これがキャッチフレーズでしたから」
「なんだと? 勘弁してくれ、大陸をかけずり回っただけではまだ足りんのか?」
「その経験が欲しいという若者がここにいるんですよ。頼みます」
目を剥く瀧井さんに、俺は笑顔で懇願してみせた。人間、頼られている実感というのは大きなモチベーションになる。
老い先短いなどとしょぼくれさせておくなんて、人類の損失だ。瀧井さんには、まだまだ頑張ってもらわなきゃな!
「……調子のいいことを言うようになったものだな」
瀧井さんは、やっぱり苦笑いをした。けれどそれは、まんざらでもなさそうな笑みでもあった。
「初めて会った頃は礼儀知らずの若造だったというのに、いつの間にか人使いがうまくなりおって」
瀧井さんと、また今度飲む約束をして別れたあと、俺たちは市場をぶらついていた。
最初、リトリィはナリクァン夫人との会話でも、瀧井さんとの会話においても、ほとんど役に立たなかったことを詫びていた。
『わたし、だんなさまのお考えについて行けなくて……』
それを言ったら俺だって、日本で得た聞きかじりの知識ばかり。今回の寒天培地だって、結局は瀧井さんにおんぶにだっこだったのだから。
だがリトリィは、そういったこともすべて分からなかったのだから、やっぱりだんなさまはすごいのだと持ち上げる。
「何度も言うけど、俺がすごいんじゃなくて、そうした真理や原理を世に送りだした人たちがすごいんだ。俺はその尻馬に乗っかって、もっともらしくしているだけ」
「いいえ。それをわたしたちにわかるようにお示しくださったんですから、やっぱりあなたはすごいひとなんです! とってもとっても、すごいひとなんです!」
リトリィが俺をひいきしてくれるのはうれしい。
だけど、ここは街の往来なんだ。
もう少しトーンを落としてくれないかなー?
「……まあ、なんにせよ、難しい案件も片付いたことだし、どうだろう? 買い物でもしていくか?」
俺の提案に、リトリィはしっぽをちぎれんばかりに振って「門外街広場の市場に行きましょう!」と即答してきたのだった。
暖かくなってきたためだろう、ここ最近は緑の食材がずいぶんと多くなった。こんなところからも、春という季節を感じることができる。
「だんなさま!」
リトリィが、目を輝かせて露店をのぞき込む。
「ほら! コブアラシの芽です! 山では春の山菜としてよく食べていたんですけれど、街で見るなんてはじめて!」
ぶんぶんとしっぽを振り回すリトリィに、おもわず笑みがこぼれる。そうか、そんなに好きなのか。じゃあ、買っていこうか。
「いいんですか⁉」
目をきらっきらに輝かせているリトリィを見て、だめだなんて誰が言えるだろう!
──うん、ちょっーとばかりお高いけど、リトリィが喜んでくれるなら、それも必要経費だ。
とまあ、こんな感じであちらこちらの露店を冷やかして回っているうちに、日はすっかり中天に。家に戻ると、誰もいなかった。当然だろう、みんなで「幸せの鐘塔」の給食を作りに行っているのだから。
「じゃあ、お昼の準備をしますね」
「簡単なものでいいよ? そんなに時間がかからないもので」
「ふふ、早く食べたいということですか?」
おまかせください、そう言ってリトリィは手早くエプロンを身に着けてキッチンに立った。俺も、井戸から水を汲んでくる。
「ありがとうございます」
微笑むその顔を見られるだけですべての苦労が幸せへと還元されるから、男ってのは──というか、俺という人間は、本当に単純なつくりをしている。
でもそれでいいんだ。
フリルがたっぷりのかわいらしいエプロンに身を包んだリトリィが、俺のためにキッチンに立ってくれている。
食材を切る音、かまどにくべた薪がはぜる音、そして、リトリィの鼻歌。
そのすべてが、俺のために行われている──そう思うだけで、最高に幸せじゃないか!
「……あなた? あとはこれを煮ればいいだけですから、もう少しで──⁉」
つい、手が伸びてしまうのも、しかたないことなんだ、うん。
もう、と頬を膨らませてみせた彼女だが、体をキッチン台に投げ出すとしっぽを持ち上げ、ドレスをたくし上げてみせる。
白いレースのガーターベルトが、金の毛並みになかば埋もれるようにしている。
白いレース地の、彼女の腰を覆うにはあまりにも小さなそれの、腰のひもを片方、誘われるように引っ張った。
するりとひもがほどけ、ゆるみ、はらりと垂れる。
「……いらして、くださいますか……?」
首を後ろに向けた彼女の、熱い吐息 とろんとした青紫の瞳。
俺の中心は彼女に吸い込まれ飲み込まれ──あとは夢中で彼女に覆いかぶさった。
「マイセルちゃんと『デート』する日が、二日になりましたね」
「……そうだな」
朝に焼かれて少々硬くなったパンを、リトリィが作ってくれたスープに浸して食べる。日本にいたころはこの食べ方が好きではなかったが、いつの間にかそれで慣れてしまった。
「リトリィは義理堅いな」
「だって、それが結婚するときの約束でしたから。おたがい、ときどきはあなたをひとりじめする日をつくろうって」
どちらも大好きでたまらないひとと結婚したのだから、たまには好きをいっぱいぶつけることができる日をつくりたかったんですよ──そう言ってリトリィは笑う。
「わたしは、あなたが大好きです。この世界のどなたよりも、お慕いしています。わたしだけのあなたになってほしいって思っています」
リトリィは、まっすぐ俺を見つめながら言った。
「……でも、おなじくらい、マイセルちゃんのことも好きです。あなたを好きでいてくれているマイセルちゃんを、大事にしたいんです」
義理堅いとかそういうことではなく、リトリィはマイセルを、同じひとを好きになった「同志」のようなものだと感じているのだろうか。
「だから、かわりばんこ──か」
「ふふ、こどもみたいですけれどね?」
そう微笑む彼女は、スープに浸したパンを「あーん」とこちらに差し出してきた。
素直に口を開けると、その中にパンがそっと押し込まれる。
「……おいひい」
「そういってくださるあなたのことが、大好きです」
そう言って身を乗り出してくる彼女の薄い唇に、自分の唇を重ねる。
考えてみたら、結婚してからこんな風に、いわゆる新婚さんを二人きりで楽しんだことなんてなかった。もちろん、三人で楽しんできたんだよ。それを残念だなんて、これっぽっちも思っていない。
けれど、こんな二人きりの、何気ない甘い時間というのを楽しむ時間を作ってこなかったのもまた、事実だ。
──同じことを、きっとマイセルも思っているんじゃないだろうか。
先日のナリクァン邸訪問の時、そして今回。リトリィはマイセルのために二回分の「デート権」を口にしていた。リトリィも分かってくれているなら、今度はマイセルに──
「あなた?」
ふと呼ばれ、俺はリトリィに顔を向けた。
「どうした?」
「ふふ──」
リトリィは少しだけうつむき加減の上目遣いになると、ちいさく小首をかしげて微笑んでみせた。
「──よんでみただけ、です。だいすきな、あなた」
俺は片手で顔を覆うと、しばしの間、顔を撫でまわすようにしていた。
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