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第一章「裏切られたガンプ」
第十話:解呪の権威マッド・ニード
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勇者パーティーの三人は、街中で凄まじい恥辱を味わいながら、全力ダッシュで象牙のような形の魔術師ギルドにやってきていた。
「あー、もう最悪だよ! 絶対ぶっ殺す!」
「最低です! なんでこんな目に合わなきゃならないの!」
女騎士ヴァルキリアや、聖女プリシラはずっと零れそうに大きな胸を隠して、きゃーきゃー騒いで走っていた。
どれほど強い美少女たちでも、羞恥に耐える訓練だけはやっていない。
「まあ、僕の胸なんかみても誰も嬉しくないだろうしな」
もちろん恥ずかしくないわけではないが、女勇者セイラはまだ二人よりは気楽である。
街中の人も、やっぱりプリシラのデカイ胸に目を奪われている。
セイラを見ているのは、かなりのマニアだ。
まあ、それも女としてどうなのかって感じだけど。
魔術師ギルドの受付で、解呪の専門家がいる階層の話を聞いて、急いで塔を登る。
ここまでずっとダッシュだが、体力が無尽蔵にある勇者パーティーの三人には造作もない事だ。
「あ、姫様。どうして……」
どうしてここに、と言おうとしたのだが、エリザベート姫のその姿を見て全てを察してしまう。
自分たちと同じように、恥辱に満ちた移動を終えて、ここにやってきたのだ。
「解呪の専門家が、ここにはいると聞きまして」
姫様は、護衛に周りをガードさせてたので、勇者パーティーの三人ほどは恥ずかしくなかったらしい。
それでも、空から撮影している魔導球が追いかけてきてるから一緒だったみたいだけれども。
この魔導球、どこからやってくるのか潰しても潰しても新しいものがわいてでてくるのだ。
どういう仕組なのか、レベルマックスのセイラたちの攻撃を避けたりする。
広範囲を焼き尽くす魔法ならば潰せるはずだが、王都の街中でそんな物を使うほどセイラたちもバカではない。
「姫様も、大変だったみたいですね」
「あなたがたもですね……」
エリザベート姫の方も、三人の姿をみて察している。
そこに、黒地に鈍く輝く真銀で飾られた魔道士のローブに身を包んだマッド・ニードが厳かに姿を表して言った。
「姫様には失礼ですが、あまり大人数でバタバタされるのは困る。我が研究室に入るのは、勇者パーティーの四人のみにしてくだされ」
「はい、大導師様……」
形式上のことではあるが、魔術師ギルドの中だけでは導師級の姫様よりもマッド爺さんの方が上なのだ。
いかにも大導師級という風体のマッド爺さんに、四人は気を呑まれる。
中に入ってみれば、普段はオンボロで薄汚れた研究室のはずが。
今日ばかりは綺麗に清掃されて物々しい装飾が施されている。
壁には古代の魔法道具た立ち並び、いかにもマッド爺さんを魔術師の権威のように見せている。
実際、冗談でなくこのマッド爺さんは王国でも有数の大導師級の碩学なのだ。
普段は冷遇されてくすぶっているだけだから、老いぼれ爺さん扱いされてるだけで。
こうしてガンプが高い金を払って、魔術師の研究室の体を整えて高価なローブに身を包めば、それらしく見えるというものである。
「さてと、なぜ私を訪ねられたのか、事情はよくわかっております」
エリザベート姫は、真っ赤な顔をして言う。
「お恥ずかしい限りでございます……」
「ワシは、解呪の専門家。そのような強烈な呪いを見れば、解呪の相談だとわかります」
そっちかと、エリザベート姫は恥ずかしそうな顔をする。
心の底ではスケベなマッド爺さんは鼻の下を伸ばしているのだが、ここはガンプの指示通りあくまで女になど興味がない研究者を演じている。
「導師殿、すぐにでも、解除をお願いしたい!」
性急な女騎士ヴァルキリアが詰め寄る。
それに待ったをかけて、言う。
「待ちなさい。それほどの強力な呪いに対処するには、まず話を聞いて情報を集めなければなりません」
「まどろっこしい!」
ヴァルキリアを抑えて、女勇者セイラが言う。
「何をお話すればいいんですか」
「そうですな……あなた方は、誰かの恨みを買っておりませんか」
「一番の心当たりとしては、討伐した魔王の呪いですが」
さすがに、この四人が魔王を倒したことは知ってますよねという口調で、セイラが言う。
後は、四大魔将も全員倒してるので、その呪いということも考えられると話した。
しかし、マッド爺さんは言う。
「そのような下着を呪いの装備にするなど極めて珍しいことで、ただの魔族の呪いという感じがしない。他になにか、心当たりはありませんか」
そう言われて、聖女プリシラがつぶやく。
「まさか、ガンプの呪いが……」
つい口をついて出てしまう。
それは言ってはいけないことなのに。
かつて仲間だった魔法剣士ガンプを裏切って、抹殺したという話は絶対に知られてはいけないことだ。
そういうみんなの視線が、プリシラに集中した。
プリシラも「あっ」、と口をつぐむ。
それに対して、マッド爺さんは何気ない口調で言う。
「ガンプという方は、かつて勇者パーティーとして戦い、戦死されたと聞きましたが、そのガンプ様がどうして呪いを?」
勇者パーティーも、まさか縛って放置してモンスターに殺させたなんてほんとうの話を言えるわけがない。
エリザベート姫は、とっさにしてはものすごい神妙な顔でこう言った。
「ガンプさんが亡くなったのは、魔界の最奥部。吸血貴族アシュランのダンジョンだったそうです。もしかしたら、魔王の力によって我々を呪うアンデッドに変えられているのではないでしょうか」
姫様、よくとっさにそこまでもっともらしいことが言えたなと、みんな驚愕の表情をうかべる。
「ゴホンッ……な、なるほど」
その事実を知っているマッド爺さんは、凄いごまかし方をするなと。
思わず笑いそうになってしまい、咳払いしてごまかした。
自身も導師級の魔法使いであり知識もある姫様、勢いこんで言う。
「マッド師、解呪の専門家の見地からお聞きしたいのですが……死体の処置が完璧でなかったものは、アンデッドに変えられることもありますね」
「それはそのとおり」
「勇者パーティーを務めるほどのガンプさんなら、魔界の奥の瘴気によって凶悪な呪いを放つアンデッドに変えられたとしても不思議はないですよね」
「……その可能性もありますな」
マッド爺さんがそう言うのに、エリザベート姫は満足げにうなずく。
「アンデッドであれば、ここにいる聖女プリシラが浄化できることでしょう。しかし、その呪いの解除となると、難しいのでマッド師にお願いしたいのです」
エリザベート姫がそう尋ねるのに、プリシラは申し訳ありませんと頭を下げる。
お互いに、解呪の手立ては尽くした上でここにきているのだ。
この呪いが生半可なものでないことはわかっている。
マッド爺さんは、物々しい古文書を開いて意味ありげにうなずきながら言う。
「この呪い、古文書には解呪できた例もあります。解呪できないこともありませんが、これはかなり複雑で難しい術式となります」
「聖女プリシラでも無理な解呪、神殿に行っても無理でしょう。もはや、専門家のマッド師に頼るしかないのです」
「わかりました。では、約束して欲しいことがあります」
「何なりとおっしゃってください」
「それがどのようなことであれ、ワシの指示に従うこと」
「もちろんです! みんなもそれでよろしいですね」
他に頼る者がいないのだ、エリザベート姫の言葉に勇者パーティーの三人も、一も二もなくうなずく。
「わかりました。少し広い場所のほうが良いので、隣の部屋で解呪の儀式を執り行いましょう」
こうして、ガンプが用意した恥辱の復讐、第二幕が幕を開けるのだった。
「あー、もう最悪だよ! 絶対ぶっ殺す!」
「最低です! なんでこんな目に合わなきゃならないの!」
女騎士ヴァルキリアや、聖女プリシラはずっと零れそうに大きな胸を隠して、きゃーきゃー騒いで走っていた。
どれほど強い美少女たちでも、羞恥に耐える訓練だけはやっていない。
「まあ、僕の胸なんかみても誰も嬉しくないだろうしな」
もちろん恥ずかしくないわけではないが、女勇者セイラはまだ二人よりは気楽である。
街中の人も、やっぱりプリシラのデカイ胸に目を奪われている。
セイラを見ているのは、かなりのマニアだ。
まあ、それも女としてどうなのかって感じだけど。
魔術師ギルドの受付で、解呪の専門家がいる階層の話を聞いて、急いで塔を登る。
ここまでずっとダッシュだが、体力が無尽蔵にある勇者パーティーの三人には造作もない事だ。
「あ、姫様。どうして……」
どうしてここに、と言おうとしたのだが、エリザベート姫のその姿を見て全てを察してしまう。
自分たちと同じように、恥辱に満ちた移動を終えて、ここにやってきたのだ。
「解呪の専門家が、ここにはいると聞きまして」
姫様は、護衛に周りをガードさせてたので、勇者パーティーの三人ほどは恥ずかしくなかったらしい。
それでも、空から撮影している魔導球が追いかけてきてるから一緒だったみたいだけれども。
この魔導球、どこからやってくるのか潰しても潰しても新しいものがわいてでてくるのだ。
どういう仕組なのか、レベルマックスのセイラたちの攻撃を避けたりする。
広範囲を焼き尽くす魔法ならば潰せるはずだが、王都の街中でそんな物を使うほどセイラたちもバカではない。
「姫様も、大変だったみたいですね」
「あなたがたもですね……」
エリザベート姫の方も、三人の姿をみて察している。
そこに、黒地に鈍く輝く真銀で飾られた魔道士のローブに身を包んだマッド・ニードが厳かに姿を表して言った。
「姫様には失礼ですが、あまり大人数でバタバタされるのは困る。我が研究室に入るのは、勇者パーティーの四人のみにしてくだされ」
「はい、大導師様……」
形式上のことではあるが、魔術師ギルドの中だけでは導師級の姫様よりもマッド爺さんの方が上なのだ。
いかにも大導師級という風体のマッド爺さんに、四人は気を呑まれる。
中に入ってみれば、普段はオンボロで薄汚れた研究室のはずが。
今日ばかりは綺麗に清掃されて物々しい装飾が施されている。
壁には古代の魔法道具た立ち並び、いかにもマッド爺さんを魔術師の権威のように見せている。
実際、冗談でなくこのマッド爺さんは王国でも有数の大導師級の碩学なのだ。
普段は冷遇されてくすぶっているだけだから、老いぼれ爺さん扱いされてるだけで。
こうしてガンプが高い金を払って、魔術師の研究室の体を整えて高価なローブに身を包めば、それらしく見えるというものである。
「さてと、なぜ私を訪ねられたのか、事情はよくわかっております」
エリザベート姫は、真っ赤な顔をして言う。
「お恥ずかしい限りでございます……」
「ワシは、解呪の専門家。そのような強烈な呪いを見れば、解呪の相談だとわかります」
そっちかと、エリザベート姫は恥ずかしそうな顔をする。
心の底ではスケベなマッド爺さんは鼻の下を伸ばしているのだが、ここはガンプの指示通りあくまで女になど興味がない研究者を演じている。
「導師殿、すぐにでも、解除をお願いしたい!」
性急な女騎士ヴァルキリアが詰め寄る。
それに待ったをかけて、言う。
「待ちなさい。それほどの強力な呪いに対処するには、まず話を聞いて情報を集めなければなりません」
「まどろっこしい!」
ヴァルキリアを抑えて、女勇者セイラが言う。
「何をお話すればいいんですか」
「そうですな……あなた方は、誰かの恨みを買っておりませんか」
「一番の心当たりとしては、討伐した魔王の呪いですが」
さすがに、この四人が魔王を倒したことは知ってますよねという口調で、セイラが言う。
後は、四大魔将も全員倒してるので、その呪いということも考えられると話した。
しかし、マッド爺さんは言う。
「そのような下着を呪いの装備にするなど極めて珍しいことで、ただの魔族の呪いという感じがしない。他になにか、心当たりはありませんか」
そう言われて、聖女プリシラがつぶやく。
「まさか、ガンプの呪いが……」
つい口をついて出てしまう。
それは言ってはいけないことなのに。
かつて仲間だった魔法剣士ガンプを裏切って、抹殺したという話は絶対に知られてはいけないことだ。
そういうみんなの視線が、プリシラに集中した。
プリシラも「あっ」、と口をつぐむ。
それに対して、マッド爺さんは何気ない口調で言う。
「ガンプという方は、かつて勇者パーティーとして戦い、戦死されたと聞きましたが、そのガンプ様がどうして呪いを?」
勇者パーティーも、まさか縛って放置してモンスターに殺させたなんてほんとうの話を言えるわけがない。
エリザベート姫は、とっさにしてはものすごい神妙な顔でこう言った。
「ガンプさんが亡くなったのは、魔界の最奥部。吸血貴族アシュランのダンジョンだったそうです。もしかしたら、魔王の力によって我々を呪うアンデッドに変えられているのではないでしょうか」
姫様、よくとっさにそこまでもっともらしいことが言えたなと、みんな驚愕の表情をうかべる。
「ゴホンッ……な、なるほど」
その事実を知っているマッド爺さんは、凄いごまかし方をするなと。
思わず笑いそうになってしまい、咳払いしてごまかした。
自身も導師級の魔法使いであり知識もある姫様、勢いこんで言う。
「マッド師、解呪の専門家の見地からお聞きしたいのですが……死体の処置が完璧でなかったものは、アンデッドに変えられることもありますね」
「それはそのとおり」
「勇者パーティーを務めるほどのガンプさんなら、魔界の奥の瘴気によって凶悪な呪いを放つアンデッドに変えられたとしても不思議はないですよね」
「……その可能性もありますな」
マッド爺さんがそう言うのに、エリザベート姫は満足げにうなずく。
「アンデッドであれば、ここにいる聖女プリシラが浄化できることでしょう。しかし、その呪いの解除となると、難しいのでマッド師にお願いしたいのです」
エリザベート姫がそう尋ねるのに、プリシラは申し訳ありませんと頭を下げる。
お互いに、解呪の手立ては尽くした上でここにきているのだ。
この呪いが生半可なものでないことはわかっている。
マッド爺さんは、物々しい古文書を開いて意味ありげにうなずきながら言う。
「この呪い、古文書には解呪できた例もあります。解呪できないこともありませんが、これはかなり複雑で難しい術式となります」
「聖女プリシラでも無理な解呪、神殿に行っても無理でしょう。もはや、専門家のマッド師に頼るしかないのです」
「わかりました。では、約束して欲しいことがあります」
「何なりとおっしゃってください」
「それがどのようなことであれ、ワシの指示に従うこと」
「もちろんです! みんなもそれでよろしいですね」
他に頼る者がいないのだ、エリザベート姫の言葉に勇者パーティーの三人も、一も二もなくうなずく。
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こうして、ガンプが用意した恥辱の復讐、第二幕が幕を開けるのだった。
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