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第6章 チーム・フリーダークから始まる大脱出
第33話 街の様子
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街に行くと門の修理は終わっていて、何時もはおざなりの検問も今日は厳しいようだ。
長蛇の列がそれを物語っている。
かなり待たされ俺の番になった。
「ゴーレム使いか。名前は?」
「サクタです」
「街に入る目的は?」
「この街でカワバネ商店という店をやってまして、納品に来ました」
街で発行された商店の鑑札を見せる。
「昨日怪しい者を見なかったか?」
「野営地の側を多数の足音だけが通り過ぎていきました」
「その話は他の者にも聞いた。気づいた事はなかったか?」
「いえ特には。怪異だと思って亀が甲羅に篭る様に引っ込んでいましたから」
兵士が積荷を改めて、何時ものように帳簿に付ける。
後で税を取り立てるためだ。
「そうか、手間を取らせた。通っていいぞ」
「ご苦労様です」
俺は一直線に店を目指した。
当分の間はネオシンク教との接触は控えた方がいいだろう。
チンピラ神官には血で魔力を補ってもらって暇な時は寝てもらおう。
問題は血をどうやってチンピラ神官まで届けるかだ。
危険だがコミュニティのメンバーに頼もう。
ネオシンク教の信者なら受けてくれるはずだ。
店の周りは何時もと変わりない感じがする。
店番の女の子に声を掛けてから、倉庫の扉を開けた。
飛車と角行が漬物を倉庫に運ぶ。
「聞いて下さいよ。昨夜は大変だったんですから」
監督をしている俺に店番の子が話し掛けて来た。
「何が大変なのかな」
「教会の人間が一人残らず消えてしまったんです。物音がしてから一時間もしないうちに起こったことらしいですよ」
「ぜんぜん大変じゃないと思うけど」
「夜中に領主軍の兵士が一軒一軒起こして回ったんです。厳つい武装した兵士に起こされて生きた心地がしなかったですよ」
「いろいろ聞かれたのか」
「ええ、怪しい奴はいなかったかとか。色々と聞かれました」
「それは災難だったな」
「ネオシンク教じゃないかとしつこく聞かれて、胸元をはだけて見せろと言われた時は、殺してやろうかと思いました。トラブルが続出したらしく伝令がその命令の撤回を伝えて回ったようですよ」
ペンダントの有無を確認するだけならもっと良い方法があっただろうに。
兵士の指揮官が無能だったのかもな。
「それじゃ、領主の人気が下がっただろう」
「ええ、教会と領主の人気はだださがりです」
「しばらくは騒がしいだろうけど、店番を宜しく頼む」
「はい」
搬入も終わったようだ。
血が入った瓶を持って何時もアルバイトを頼むコミュニティのメンバーを尋ねた。
彼女は店の二階に住んでいた。
「こんちは。今日はお使いを頼まれてくれないか」
「ええ、いいですよ。今日の仕事は入ってません」
「これなんだが、神官様に手紙と一緒に渡して欲しい」
「瓶には何が入っているんですか」
「ある症状に対する薬だよ」
「それですと、検問でネコババされる心配はないですね」
「うん、価値はほとんど無いから」
「手紙には封をしてないですけど、読まれても構わないのですか」
「ああ、それも重要な事は書いていない」
「どれどれ、『よく栄養をとって、暇な時は寝るように。サクタ』ですか。まるでお母さんですね」
言い得て妙だな。
チンピラ神官をヴァンパイアにしたのは俺だ。
見方を変えれば親とも言える。
女の人はときどき妙に鋭い事を言う時がある。
あてずっぽうが当たってると言うのかな。
とにかく気をつけよう。
「捕まったら困るんで、無事を確かめたい。一階の店で待たせてもらっていいか」
「ええ、でも一階は下着専門店ですよ」
「外から見えないのはそういう理由か。看板はあるのにカーテンが引かれているのでおかしいと思ったよ。迷惑でなければ部屋の前で待たせてもらう」
「恋人を待たせる女みたいでちょっと良いですね」
「気にしないのならそれで良い」
意味ありげな視線をくれてから彼女はお使いに出かけた。
しばらくして彼女は帰って来た。
「あの薬いったいなんの薬ですか。スラムの検問で調べられた時に臭いを嗅いだのですけど。生臭さとツンと来る甘い臭いとか色々入り混じってましたよ。検問の人に舐めてみろと言われて渋々、舐めたんです。そしたら、苦いやら甘いやら鉄の味がするわで。その後、帰りに喫茶店でお茶を三杯もお替りしてしまいました」
「迷惑をかけたな。お駄賃の金貨一枚だ」
「こんなに。あれってやばい薬じゃ無いでしょうね」
「大丈夫だと思うよ」
オークの血にハーブの粉と蜂蜜を入れただけだから。
「領主軍は闇魔法使いを探しているらしいです」
「鑑定はされなかったのか」
「鑑定士はこの街に三人しか居ません。検問全てを担当するなんてできっこないですよ。捕まえた怪しい人物を鑑定するだけで手一杯じゃないでしょうか」
「スキルを使かってみろとは言われなかったのか」
「言われました」
「どうやって誤魔化したんだ」
「炎よ出ろ【アザラムラハバ】」
「闇の炎が出たな。どういう仕組みだ」
「魔法語には方言もあるんです。発音が難しくて普通の人には出来ないですけど。コミュニティで紹介された師匠に教わりました」
「ふーん、なるほどな。色は鉄の粉で誤魔化したんだな」
「その通りです。炎使いの亜種で乗り切りました」
「これからも定期的に頼む」
「いいですよ。スキルの証明は一回やったら後は顔パスみたいですから」
配達ともろもろを終えて帰路に着く。
家の前には馬車と護衛の一団が居た。
やったお待ちかねの宝石瓜だ。
今回は二つだったので、レベルが54に。
護衛がせっかく居るので教会から奪った金貨三千枚をボルチックさんあてに送る事にした。
宝石瓜の購入資金に充てるためだ。
オークションは現金取引なので、複数の都市のオークションで落札しようと思ったら、オークションの数だけ現金を張り付けておく必要がある。
これでレベルが上がる速度が更に増すな。
長蛇の列がそれを物語っている。
かなり待たされ俺の番になった。
「ゴーレム使いか。名前は?」
「サクタです」
「街に入る目的は?」
「この街でカワバネ商店という店をやってまして、納品に来ました」
街で発行された商店の鑑札を見せる。
「昨日怪しい者を見なかったか?」
「野営地の側を多数の足音だけが通り過ぎていきました」
「その話は他の者にも聞いた。気づいた事はなかったか?」
「いえ特には。怪異だと思って亀が甲羅に篭る様に引っ込んでいましたから」
兵士が積荷を改めて、何時ものように帳簿に付ける。
後で税を取り立てるためだ。
「そうか、手間を取らせた。通っていいぞ」
「ご苦労様です」
俺は一直線に店を目指した。
当分の間はネオシンク教との接触は控えた方がいいだろう。
チンピラ神官には血で魔力を補ってもらって暇な時は寝てもらおう。
問題は血をどうやってチンピラ神官まで届けるかだ。
危険だがコミュニティのメンバーに頼もう。
ネオシンク教の信者なら受けてくれるはずだ。
店の周りは何時もと変わりない感じがする。
店番の女の子に声を掛けてから、倉庫の扉を開けた。
飛車と角行が漬物を倉庫に運ぶ。
「聞いて下さいよ。昨夜は大変だったんですから」
監督をしている俺に店番の子が話し掛けて来た。
「何が大変なのかな」
「教会の人間が一人残らず消えてしまったんです。物音がしてから一時間もしないうちに起こったことらしいですよ」
「ぜんぜん大変じゃないと思うけど」
「夜中に領主軍の兵士が一軒一軒起こして回ったんです。厳つい武装した兵士に起こされて生きた心地がしなかったですよ」
「いろいろ聞かれたのか」
「ええ、怪しい奴はいなかったかとか。色々と聞かれました」
「それは災難だったな」
「ネオシンク教じゃないかとしつこく聞かれて、胸元をはだけて見せろと言われた時は、殺してやろうかと思いました。トラブルが続出したらしく伝令がその命令の撤回を伝えて回ったようですよ」
ペンダントの有無を確認するだけならもっと良い方法があっただろうに。
兵士の指揮官が無能だったのかもな。
「それじゃ、領主の人気が下がっただろう」
「ええ、教会と領主の人気はだださがりです」
「しばらくは騒がしいだろうけど、店番を宜しく頼む」
「はい」
搬入も終わったようだ。
血が入った瓶を持って何時もアルバイトを頼むコミュニティのメンバーを尋ねた。
彼女は店の二階に住んでいた。
「こんちは。今日はお使いを頼まれてくれないか」
「ええ、いいですよ。今日の仕事は入ってません」
「これなんだが、神官様に手紙と一緒に渡して欲しい」
「瓶には何が入っているんですか」
「ある症状に対する薬だよ」
「それですと、検問でネコババされる心配はないですね」
「うん、価値はほとんど無いから」
「手紙には封をしてないですけど、読まれても構わないのですか」
「ああ、それも重要な事は書いていない」
「どれどれ、『よく栄養をとって、暇な時は寝るように。サクタ』ですか。まるでお母さんですね」
言い得て妙だな。
チンピラ神官をヴァンパイアにしたのは俺だ。
見方を変えれば親とも言える。
女の人はときどき妙に鋭い事を言う時がある。
あてずっぽうが当たってると言うのかな。
とにかく気をつけよう。
「捕まったら困るんで、無事を確かめたい。一階の店で待たせてもらっていいか」
「ええ、でも一階は下着専門店ですよ」
「外から見えないのはそういう理由か。看板はあるのにカーテンが引かれているのでおかしいと思ったよ。迷惑でなければ部屋の前で待たせてもらう」
「恋人を待たせる女みたいでちょっと良いですね」
「気にしないのならそれで良い」
意味ありげな視線をくれてから彼女はお使いに出かけた。
しばらくして彼女は帰って来た。
「あの薬いったいなんの薬ですか。スラムの検問で調べられた時に臭いを嗅いだのですけど。生臭さとツンと来る甘い臭いとか色々入り混じってましたよ。検問の人に舐めてみろと言われて渋々、舐めたんです。そしたら、苦いやら甘いやら鉄の味がするわで。その後、帰りに喫茶店でお茶を三杯もお替りしてしまいました」
「迷惑をかけたな。お駄賃の金貨一枚だ」
「こんなに。あれってやばい薬じゃ無いでしょうね」
「大丈夫だと思うよ」
オークの血にハーブの粉と蜂蜜を入れただけだから。
「領主軍は闇魔法使いを探しているらしいです」
「鑑定はされなかったのか」
「鑑定士はこの街に三人しか居ません。検問全てを担当するなんてできっこないですよ。捕まえた怪しい人物を鑑定するだけで手一杯じゃないでしょうか」
「スキルを使かってみろとは言われなかったのか」
「言われました」
「どうやって誤魔化したんだ」
「炎よ出ろ【アザラムラハバ】」
「闇の炎が出たな。どういう仕組みだ」
「魔法語には方言もあるんです。発音が難しくて普通の人には出来ないですけど。コミュニティで紹介された師匠に教わりました」
「ふーん、なるほどな。色は鉄の粉で誤魔化したんだな」
「その通りです。炎使いの亜種で乗り切りました」
「これからも定期的に頼む」
「いいですよ。スキルの証明は一回やったら後は顔パスみたいですから」
配達ともろもろを終えて帰路に着く。
家の前には馬車と護衛の一団が居た。
やったお待ちかねの宝石瓜だ。
今回は二つだったので、レベルが54に。
護衛がせっかく居るので教会から奪った金貨三千枚をボルチックさんあてに送る事にした。
宝石瓜の購入資金に充てるためだ。
オークションは現金取引なので、複数の都市のオークションで落札しようと思ったら、オークションの数だけ現金を張り付けておく必要がある。
これでレベルが上がる速度が更に増すな。
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