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第4章 樹聖エルフ王国編
第85話 モリーの虫魔獣退治
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モリーとユフィアを虫魔獣退治に連れて行った。
森はいつも通り生命に満ち溢れていて、行くたびに発見がある。
今回はどんな発見があるだろうか。
森の浅い所を三人とゴーレム七体で闊歩する。
目的はもちろん虫魔獣退治だけど、それだけだとユフィアが退屈すると思って、採取の依頼をギルドで取ってきた。
キャップラの樹の葉を取ってくるというのがその依頼だ。
ポーションの材料になるらしい。
採り方は色の変わった葉を樹に登って採るのが一般的な採り方だ。
「あれかな」
モリーが指差した先には手のような形の葉っぱが茂った樹がある。
緑の葉に混ざって黄色の葉が所々に存在している。
こんなのは周囲にはないから、一目瞭然だ。
「冷却地雷仕掛けるぞ」
俺はアイテム鞄から数十個の冷却地雷を出した。
「任して」
「討伐は無理ですが、こういうお手伝いなら任して下さい」
二人は苔を剥がして冷却地雷を埋める。
冷却地雷は魔力を持った者が乗ると作動するようにしてある。
子供達はこれを使い涼をとる遊びも流行っていると聞いた。
この国では冷房の簡易魔道具は沢山売れそうだな。
冷却地雷の設置が終わった。
ゴーレム五体も周囲を警戒しているし問題ないだろう。
採取には秘密兵器がある。
俺はアイテム鞄から3メートラの棒の先にハサミの付いた物を取り出した。
高枝切り鋏の簡易魔道具だ。
軽い金属は無かったのでこれは中々重量がある。
しかし、俺達はゴーレム使いだ。
モリーはハサミを受け取ると、自分の背後にゴーレムを立たせ、棒の部分を持ち上げさせた。
ユフィアはゴーレムに横から棒を支えさせている。
ゴーレムを扱う時ゴーレムの真後ろから操縦するのが一番簡単だ。
なぜなら、自分と向かい合う形でゴーレムがいたり横向きだった場合は右手と左手がどっちだか分かり難くなるからだ。
真後ろ以外から操るというのは高等技術というほどのことでもないゴーレム使いの基本だ
これが出来ない人は出来ない。
馬ゴーレムが操れない人がいるのと似たようなものだ。
重い棒をゴーレムに持ち上げさせ微調整は人間がやって器用にモリーとユフィアは色の変わった葉を採った。
葉を一束ぐらい採った時に冷却地雷に虫魔獣が踏み込んだ。
パシュっと音がして辺りが冷気に包まれる。
ファイヤークリケットだな。
こおろぎの虫魔獣で2メートラほどある。
「モリー、正面には立つなよ。火を吐かれる」
「分かってるって」
モリーのゴーレムがメイスで動きが鈍いファイヤークリケットを叩く。
三回ほど殴打して戦いは決着した。
「どうだった」
「あっけない」
「普通はこんなに簡単じゃないから、気を抜かないようにな」
「分かってるよ」
「ユフィアはどうだった」
「魔獣っていうのは大きいですね。とても迫力があります。討伐はモリーちゃんに任せたいです」
「二人に良い物を食わせてやろう」
俺はゴーレムに鉈を使わせ、竹に似た植物を採った。
硬い皮を剥くと中にピンク色の綿が詰まっていた。
「食ってみろよ」
俺が綿を差し出すとモリーは大胆にぱくつき、ユフィアは恐る恐る口に含んだ。
「あまーい」
「これ美味しいです。やさしい味というのか、懐かしい味というのか」
「これも採取の醍醐味だ。この植物は日持ちがしないんだ。持って帰るとすっぱくなってしまうらしい。また聞きの情報だけどな」
この植物の情報は受付嬢に教えて貰った。
この国の冒険者なら知ってて当たり前なんだそうだ。
国が違えば常識も異なる。
なかなか楽しいもんだ。
冷却地雷がまた作動した。
今度の魔獣は2メートラ半のトカゲだった。
冷却地雷の効果はあまり無いようだ。
構わずこちらに向かってくる。
ちょろちょろと出る舌が何となく蛇を思わせる。
「モリー、ユフィア下がってろ」
トカゲが紫の息を吐く。
毒息か何かだろう。
俺は念の為空気タンクから呼吸するようにする。
銃魔法で迎撃。
弾は肉を抉ったが動きに支障は無いようだ。
ゴーレムが鉈から剣に武器を変えて切りかかる。
傷を負わせる事はできたが致命傷とまではいかない。
そうだスライムゴーレムを試してみよう。
アイテム鞄からジェルの入った桶を出してスライムゴーレムを作る。
トカゲ魔獣に組み付かせる。
柔らかいので簡単には振りほどけない。
背中を水魔法を使い冷やすと、効果は三分ほどで現れた。
目に見えてトカゲの魔獣の動きが鈍くなる。
考えてみたけどスライムゴーレムって完全に凍らせるより柔らかいままで冷えた身体を密着させた方が効果があるのかも。
今後の運用の参考にしよう。
完全に動きの鈍ったトカゲ魔獣を剣で止めを刺した。
「毒を持っているらしいから触るなよ」
近づきそうになったモリーに警告する。
モリーは屍骸と距離を置いた。
今日はこんなところかな。
ギルドの買取所でアイテム鞄から獲物を出す。
「今日は傷が多いな。高く買い取れんぞ」
「安くても良いよ。弟子が仕留めたんだ」
「ほうそんな子供がな。あれか。冷却地雷を使ったのか」
「そうだよ」
「気をつけろよ。冷却地雷は万能じゃない。サルの魔獣にやられた子供もいる」
「ああ、気をつけるよ」
「子連れでギルドに来やがって」
獣人の頬に傷のある男が言った。
「文句があるのか」
「ああ、大有りだ。冷却地雷のせいで子供が虫魔獣を退治して狩場を荒らしてやがる」
装備から判断するとこの男はEランクだと思う。
子供に荒らされる狩場は森の浅い所だからな。
「子供が魔獣退治しなきゃならないところに問題があるんじゃないのか」
「子供を連れているお前が言うのか」
「俺は弟子の見聞を広める為にやっている」
「とにかく冷却地雷には文句がある」
「道具をどう使うのかは本人の考え方しだいだろ」
「さっきから、ごちゃごちゃと」
「モリーいっちょ揉んでやれ」
「お前、子供で充分だってのか」
モリーが操っているゴーレムが素早く動いて、急所を蹴り上げる。
崩れ落ちる男。
「子供だからって一律に考えるからこんな事になる。子供だって大人並の奴もいれば大人も子供に負ける奴が居る。実力を見て発言するんだな」
頷いている冒険者もいるし、憤慨している冒険者もいる。
冒険者が実力で判断しないでどうするんだ。
森はいつも通り生命に満ち溢れていて、行くたびに発見がある。
今回はどんな発見があるだろうか。
森の浅い所を三人とゴーレム七体で闊歩する。
目的はもちろん虫魔獣退治だけど、それだけだとユフィアが退屈すると思って、採取の依頼をギルドで取ってきた。
キャップラの樹の葉を取ってくるというのがその依頼だ。
ポーションの材料になるらしい。
採り方は色の変わった葉を樹に登って採るのが一般的な採り方だ。
「あれかな」
モリーが指差した先には手のような形の葉っぱが茂った樹がある。
緑の葉に混ざって黄色の葉が所々に存在している。
こんなのは周囲にはないから、一目瞭然だ。
「冷却地雷仕掛けるぞ」
俺はアイテム鞄から数十個の冷却地雷を出した。
「任して」
「討伐は無理ですが、こういうお手伝いなら任して下さい」
二人は苔を剥がして冷却地雷を埋める。
冷却地雷は魔力を持った者が乗ると作動するようにしてある。
子供達はこれを使い涼をとる遊びも流行っていると聞いた。
この国では冷房の簡易魔道具は沢山売れそうだな。
冷却地雷の設置が終わった。
ゴーレム五体も周囲を警戒しているし問題ないだろう。
採取には秘密兵器がある。
俺はアイテム鞄から3メートラの棒の先にハサミの付いた物を取り出した。
高枝切り鋏の簡易魔道具だ。
軽い金属は無かったのでこれは中々重量がある。
しかし、俺達はゴーレム使いだ。
モリーはハサミを受け取ると、自分の背後にゴーレムを立たせ、棒の部分を持ち上げさせた。
ユフィアはゴーレムに横から棒を支えさせている。
ゴーレムを扱う時ゴーレムの真後ろから操縦するのが一番簡単だ。
なぜなら、自分と向かい合う形でゴーレムがいたり横向きだった場合は右手と左手がどっちだか分かり難くなるからだ。
真後ろ以外から操るというのは高等技術というほどのことでもないゴーレム使いの基本だ
これが出来ない人は出来ない。
馬ゴーレムが操れない人がいるのと似たようなものだ。
重い棒をゴーレムに持ち上げさせ微調整は人間がやって器用にモリーとユフィアは色の変わった葉を採った。
葉を一束ぐらい採った時に冷却地雷に虫魔獣が踏み込んだ。
パシュっと音がして辺りが冷気に包まれる。
ファイヤークリケットだな。
こおろぎの虫魔獣で2メートラほどある。
「モリー、正面には立つなよ。火を吐かれる」
「分かってるって」
モリーのゴーレムがメイスで動きが鈍いファイヤークリケットを叩く。
三回ほど殴打して戦いは決着した。
「どうだった」
「あっけない」
「普通はこんなに簡単じゃないから、気を抜かないようにな」
「分かってるよ」
「ユフィアはどうだった」
「魔獣っていうのは大きいですね。とても迫力があります。討伐はモリーちゃんに任せたいです」
「二人に良い物を食わせてやろう」
俺はゴーレムに鉈を使わせ、竹に似た植物を採った。
硬い皮を剥くと中にピンク色の綿が詰まっていた。
「食ってみろよ」
俺が綿を差し出すとモリーは大胆にぱくつき、ユフィアは恐る恐る口に含んだ。
「あまーい」
「これ美味しいです。やさしい味というのか、懐かしい味というのか」
「これも採取の醍醐味だ。この植物は日持ちがしないんだ。持って帰るとすっぱくなってしまうらしい。また聞きの情報だけどな」
この植物の情報は受付嬢に教えて貰った。
この国の冒険者なら知ってて当たり前なんだそうだ。
国が違えば常識も異なる。
なかなか楽しいもんだ。
冷却地雷がまた作動した。
今度の魔獣は2メートラ半のトカゲだった。
冷却地雷の効果はあまり無いようだ。
構わずこちらに向かってくる。
ちょろちょろと出る舌が何となく蛇を思わせる。
「モリー、ユフィア下がってろ」
トカゲが紫の息を吐く。
毒息か何かだろう。
俺は念の為空気タンクから呼吸するようにする。
銃魔法で迎撃。
弾は肉を抉ったが動きに支障は無いようだ。
ゴーレムが鉈から剣に武器を変えて切りかかる。
傷を負わせる事はできたが致命傷とまではいかない。
そうだスライムゴーレムを試してみよう。
アイテム鞄からジェルの入った桶を出してスライムゴーレムを作る。
トカゲ魔獣に組み付かせる。
柔らかいので簡単には振りほどけない。
背中を水魔法を使い冷やすと、効果は三分ほどで現れた。
目に見えてトカゲの魔獣の動きが鈍くなる。
考えてみたけどスライムゴーレムって完全に凍らせるより柔らかいままで冷えた身体を密着させた方が効果があるのかも。
今後の運用の参考にしよう。
完全に動きの鈍ったトカゲ魔獣を剣で止めを刺した。
「毒を持っているらしいから触るなよ」
近づきそうになったモリーに警告する。
モリーは屍骸と距離を置いた。
今日はこんなところかな。
ギルドの買取所でアイテム鞄から獲物を出す。
「今日は傷が多いな。高く買い取れんぞ」
「安くても良いよ。弟子が仕留めたんだ」
「ほうそんな子供がな。あれか。冷却地雷を使ったのか」
「そうだよ」
「気をつけろよ。冷却地雷は万能じゃない。サルの魔獣にやられた子供もいる」
「ああ、気をつけるよ」
「子連れでギルドに来やがって」
獣人の頬に傷のある男が言った。
「文句があるのか」
「ああ、大有りだ。冷却地雷のせいで子供が虫魔獣を退治して狩場を荒らしてやがる」
装備から判断するとこの男はEランクだと思う。
子供に荒らされる狩場は森の浅い所だからな。
「子供が魔獣退治しなきゃならないところに問題があるんじゃないのか」
「子供を連れているお前が言うのか」
「俺は弟子の見聞を広める為にやっている」
「とにかく冷却地雷には文句がある」
「道具をどう使うのかは本人の考え方しだいだろ」
「さっきから、ごちゃごちゃと」
「モリーいっちょ揉んでやれ」
「お前、子供で充分だってのか」
モリーが操っているゴーレムが素早く動いて、急所を蹴り上げる。
崩れ落ちる男。
「子供だからって一律に考えるからこんな事になる。子供だって大人並の奴もいれば大人も子供に負ける奴が居る。実力を見て発言するんだな」
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