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第21話 魔鉄
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アイアンウルフの領域に行く。
武器強化された光る網を持って、アイアンウルフにじりじりと近寄る。
今だ。
アイアンウルフは網に絡めとられた。
アイアンウルフは大口を開け炎のブレスを吐こうとする。
「やらせんよ。陶磁器。冷却」
アイアンウルフの口にセラミックで栓がなされた。
冷却の魔法が熱を帯びるのを許さない。
俺は魔法を維持しながら、呪いを込めた鉄パイプで、アイアンウルフを滅多打ちにした。
アイアンウルフは死んだ。
「さすがですわん。メタルフェンリルがこうもあっさりですわん」
「こいつメタルフェンリルっていうのか。まあいいや。俺はアイアンウルフと呼ぼう」
【サクラの使い方が上手いな。コボルトにフェンリルなんて呼ばせて、さも強大な敵に見せかけている】
【本当にフェンリルかもよ】
【ないな】
【そうそう。フェンリルはSランク相当だぞ。大きさからみてCランクがいいところ】
【でも200万は美味しい】
おやっ採取ポイントがある。
鉄ノミとハンマーで砕こうとするとはじき返された。
鉄ノミに武器強化を施す。
今度は鉱石を採取できた。
この鉱石は高そうな予感。
軒並み採取するか。
「このような雑用私達にお任せ下さればですわん」
「にゃーも手伝うにゃ」
「奴隷共、ノミに武器強化してやるから掘りまくれ。今日の食事はお頭付きだ」
「やる気出たにゃん」
アイアンウルフを退治する合間にキナコとモチが鉱石を掘る。
【仲間をこき使っているな】
【さすが極悪人。地味な仕事は仲間に振る】
「こういう仕事をさせるために奴隷達がいる」
【くっ、なぜモンスターには動物愛護法が適用されないのか】
【俺も警察に電話掛けたかが、取り合って貰えなかった】
【鉱石が採れるということは、鉱山持ちと変わりないってことね。素敵】
【おじさま、頑張って♡】
【応援してる】
【モンスターが出る鉱山だろ。そんなの一銭の価値もない】
【だな、千円でも買わない】
どれぐらいになるか楽しみだ。
買取場に行く。
モンスターの死骸を出してから、鉱石を出した。
「こりゃあ、ただの鉄鉱石じゃないな」
「そうか。高く売れるのか」
「魔鉄だと思うから、大体キロ1000円だな」
「安っす」
モンスターの死骸の方が高い。
でも鉄鉱石の100倍だ。
昔にこれがあればな。
でもなんか希望が湧いてきた。
2階層でこれなら、3階層は?
「1トンと253キロだな」
とにかく大体1トンでええと、桁が多くて答えが出せない。
こういう時にこそ電卓がある。
スマホで電卓アプリを使う。
最近覚えた技だ。
ええとトンって何キロだったっけ。
1万か。
そんなに掘った記憶はないんだが。
「トンて何キロ?」
「1000キロだ。お前そんなことだと騙されるぞ」
「知ってる。ややこしいことは弁護士を通すことにしてるから平気だ」
「そうか。金持ちだからな」
ええと1253万円か。
そうだ。
魔鉄っていうくらいだから鉄だろ。
これでパイプを作ってもらおう。
俺、専用武器だ。
「魔鉄で武器を作っている人を紹介してくれ」
「おう。俺は受付嬢じゃないが、お得意だからな。とびっきりを紹介してやるぜ」
住所を貰った。
着いた場所は町工場だった。
「入るよ」
「おう武器かい。防具かい」
「武器なんだけど」
「どんな得物だ。剣か刀か」
「ええと鉄パイプ」
「何だって? 俺はどうやら夢を見ているらしい」
「いや、魔鉄で水道管を作って欲しい」
「参ったな。色んな武器を作ったよ。変わったのだと鎖鎌やトンファーなんて物があったが、はっ水道管かよ。1億だ」
「それでいいよ」
「おめぇ馬鹿か。断るために吹っ掛けたに決まっているだろ。仕方ねぇ。100万でいいや。どんなのが良い」
「先っちょに曲がったのが付いているのがいい」
「エルボを付けろというんだな。分かった。待ってろ一瞬で作ってやる。成型」
職人が手に持ったインゴットが鉄パイプになり先っちょにエルボだったかそれが付いた。
「理想通りだ」
「金を払って品物を受け取ったらとっとと帰れ」
「じゃあカードで」
「キャッシュカードじゃねぇか。クレジットカードならともかくそんな物使えるか」
「金を下ろして来る」
俺は銀行で金を下ろした。
残高を見て銀行員が盛んに定期預金を勧めてきた。
勧誘お断りと言って金を貰って町工場に戻った。
「それにしても鉄パイプはないな。嫌な物を作っちまったぜ」
「また頼みに来る」
「もう来るな」
塩を撒かれた。
嫌な客扱いしなくても良いじゃないか。
スキルを一回使っただけで、100万とるんだから。
今度はキナコとモチと弥衣に武器を作ってあげよう。
それなら文句ないだろう。
武器強化された光る網を持って、アイアンウルフにじりじりと近寄る。
今だ。
アイアンウルフは網に絡めとられた。
アイアンウルフは大口を開け炎のブレスを吐こうとする。
「やらせんよ。陶磁器。冷却」
アイアンウルフの口にセラミックで栓がなされた。
冷却の魔法が熱を帯びるのを許さない。
俺は魔法を維持しながら、呪いを込めた鉄パイプで、アイアンウルフを滅多打ちにした。
アイアンウルフは死んだ。
「さすがですわん。メタルフェンリルがこうもあっさりですわん」
「こいつメタルフェンリルっていうのか。まあいいや。俺はアイアンウルフと呼ぼう」
【サクラの使い方が上手いな。コボルトにフェンリルなんて呼ばせて、さも強大な敵に見せかけている】
【本当にフェンリルかもよ】
【ないな】
【そうそう。フェンリルはSランク相当だぞ。大きさからみてCランクがいいところ】
【でも200万は美味しい】
おやっ採取ポイントがある。
鉄ノミとハンマーで砕こうとするとはじき返された。
鉄ノミに武器強化を施す。
今度は鉱石を採取できた。
この鉱石は高そうな予感。
軒並み採取するか。
「このような雑用私達にお任せ下さればですわん」
「にゃーも手伝うにゃ」
「奴隷共、ノミに武器強化してやるから掘りまくれ。今日の食事はお頭付きだ」
「やる気出たにゃん」
アイアンウルフを退治する合間にキナコとモチが鉱石を掘る。
【仲間をこき使っているな】
【さすが極悪人。地味な仕事は仲間に振る】
「こういう仕事をさせるために奴隷達がいる」
【くっ、なぜモンスターには動物愛護法が適用されないのか】
【俺も警察に電話掛けたかが、取り合って貰えなかった】
【鉱石が採れるということは、鉱山持ちと変わりないってことね。素敵】
【おじさま、頑張って♡】
【応援してる】
【モンスターが出る鉱山だろ。そんなの一銭の価値もない】
【だな、千円でも買わない】
どれぐらいになるか楽しみだ。
買取場に行く。
モンスターの死骸を出してから、鉱石を出した。
「こりゃあ、ただの鉄鉱石じゃないな」
「そうか。高く売れるのか」
「魔鉄だと思うから、大体キロ1000円だな」
「安っす」
モンスターの死骸の方が高い。
でも鉄鉱石の100倍だ。
昔にこれがあればな。
でもなんか希望が湧いてきた。
2階層でこれなら、3階層は?
「1トンと253キロだな」
とにかく大体1トンでええと、桁が多くて答えが出せない。
こういう時にこそ電卓がある。
スマホで電卓アプリを使う。
最近覚えた技だ。
ええとトンって何キロだったっけ。
1万か。
そんなに掘った記憶はないんだが。
「トンて何キロ?」
「1000キロだ。お前そんなことだと騙されるぞ」
「知ってる。ややこしいことは弁護士を通すことにしてるから平気だ」
「そうか。金持ちだからな」
ええと1253万円か。
そうだ。
魔鉄っていうくらいだから鉄だろ。
これでパイプを作ってもらおう。
俺、専用武器だ。
「魔鉄で武器を作っている人を紹介してくれ」
「おう。俺は受付嬢じゃないが、お得意だからな。とびっきりを紹介してやるぜ」
住所を貰った。
着いた場所は町工場だった。
「入るよ」
「おう武器かい。防具かい」
「武器なんだけど」
「どんな得物だ。剣か刀か」
「ええと鉄パイプ」
「何だって? 俺はどうやら夢を見ているらしい」
「いや、魔鉄で水道管を作って欲しい」
「参ったな。色んな武器を作ったよ。変わったのだと鎖鎌やトンファーなんて物があったが、はっ水道管かよ。1億だ」
「それでいいよ」
「おめぇ馬鹿か。断るために吹っ掛けたに決まっているだろ。仕方ねぇ。100万でいいや。どんなのが良い」
「先っちょに曲がったのが付いているのがいい」
「エルボを付けろというんだな。分かった。待ってろ一瞬で作ってやる。成型」
職人が手に持ったインゴットが鉄パイプになり先っちょにエルボだったかそれが付いた。
「理想通りだ」
「金を払って品物を受け取ったらとっとと帰れ」
「じゃあカードで」
「キャッシュカードじゃねぇか。クレジットカードならともかくそんな物使えるか」
「金を下ろして来る」
俺は銀行で金を下ろした。
残高を見て銀行員が盛んに定期預金を勧めてきた。
勧誘お断りと言って金を貰って町工場に戻った。
「それにしても鉄パイプはないな。嫌な物を作っちまったぜ」
「また頼みに来る」
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塩を撒かれた。
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