貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~

喰寝丸太

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第25話 オークグループ

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 アイアンマンティス乱獲。
 およそ3億の稼ぎになった。
 だがコボルトとケットシー達に生活費を支給するとバンバン出ていく。
 1000人いるとかなり凄い金額だ。

 次のエリアに行くとアイアンオークの3体のグループがいた。
 剣と盾と槍をそれぞれ持っている。
 やな予感が。

 そう考えている間にもオークは近づいてくる。

【オークグループはBランクだが、ここのオークがCランクという保証はない。EかDかも知れない】
【てことはグループでDランクかもな】
【睾丸は高いが、あれの買取もサクラを使った嘘情報だろう】
【まあ、睾丸は5万ってとこだろう】
【それでも美味しい獲物だ】

 ええいままよ。
 俺は突っ込んだ。
 盾を持ったオークシールドが俺に立ち塞がる。
 俺は鉄パイプに呪いを込めて盾を連打した。

 連打が終わらないうちに、受け流され盾で殴打された。
 呪いは盾で止まっている。

「ぶべらっ」

 俺は吹っ飛んだ。
 槍持ちのオークが槍を投げる。
 かわせる体制にない俺の腹に槍は刺さった。
 筋肉で止まったのはレベルのおかげかもしれない。

 バウンドして転がり、起き上がろうともがく。
 弥衣やえ達が駆け寄るのが見えた。

 剣持ちオークが俺に止めを刺そうとやってくる。
 弥衣やえは武器強化した鉄パイプで剣を受けた。
 そして、吹っ飛ばされた。
 キナコとモチがオークの足に鉄パイプを食らわせて飛び退く。
 二人のいた場所を剣が通過した。

「撤退!」

 俺はなんとか立ち上がり声を張り上げた。
 槍は自己治癒で既に抜けている。

 弥衣やえ達3人はそれを聞くと一目散に逃げ出した。

 俺は背中のリュックを下ろすとスプレー缶を投げまくる。
 そして逃げた。

 すぐに弥衣やえに追いついたので、弥衣やえの手を引く。
 キナコとモチは先に行っていた。

 振り返ってオークが追って来ないのを確認、キナコとモチに停まるように声を掛けた。
 無事合流できた。

【オークグルーブには敵わないか】
【だな。実力不足もいいところだ】
【いや、オークグループは強敵だって。こんなのをひとりでほいほい倒せたらAランクだ】
【みっともなく最初に逃げ出すと思ってた】
【確かにしんがりを勤めたのは意外】
【それにしても、槍刺さって無傷なんだけど】
【作業着の下に防刃ベストを着こんでいると思われる】
【防刃ベストを突破できないオークだとやっぱりEランク】
【だな】

 ええと悪役ムーブをしないと。

「やーい、オークの野郎ども逃げられてやんの。やはり豚だな重くって早く走れないのだな」

【安全地帯にきてからの捨て台詞】
【ちょっと草】
【ヤエちゃんに被害がなくて良かった】
【キナコとモチにもな】

 馬鹿な俺にも分かるが、オークは必殺技の流星打を使ってなくて、それを使われたら勝てない。
 さてとどうしよう。
 呪いは体に直接当てないと、速効の効果は出ない。
 それに弱体化されても流星打がくる。

 こういう時は気分転換だ。
 芸術家に依頼して、お菓子の聖堂を作ってもらった。
 天辺には天使のホワイトチョコレートが、塔はスポンジケーキと生クリームで彩られ、所々にチョコレートのオブジェが散りばめられた。
 確かに芸術だな。
 お菓子で聖堂を作ったぜ。

【下らないことに金を使っているな】
【ちょっと見に行こうかな】
【一見の価値はあるかもな】

「お前ら残念だったな。こういうのは壊すのが楽しいんだよ。野郎ども食い漁れ」

 コボルトとケットシー達がお菓子の聖堂に群がる。

「辞めろ何をするんだ」

 依頼した芸術家が怒った。

「金を払ったのだから食ってもいいだろう」
「訴えてやる」
「食べ物を粗末にしたらいけないだろ。食わなきゃ勿体ない」
「くそぅ」

 言い争いをしている間にお菓子のオブジェは無くなっていった。
 1000人もいればそうなるよな。

【砂の城に水を掛けるが所業】
【壊すのが楽しいのは真理】
【芸術家としては崩れるまで展示してほしかったんじゃね】
【まさに成金クズだな】

 さあ気分も晴れたし考えるか。
 ええと、相手は防御と攻撃と遠距離攻撃だ。
 俺は防御は間に合っている。
 攻撃もだ。
 圧倒的に足りないのは遠距離攻撃か。
 寄生で魔法は使えるけども、俺って馬鹿だからな。

 錆させるぐらいならいいんだけど、難しそうで魔法はいやだ。
 とにかくやってみるか。

「獄炎」

 ダンジョンで炎の玉を出してアイアンスライムにぶつけた。
 威力は申し分ない。
 だが飛んで行くスピードが遅い。
 じっとしてるスライムだから当たるが、他のモンスターでは使えない。
 スピードアップさせるには色々と考えないといけないのだろうな。
 弥衣やえ先生の出番かな。
 俺は弥衣やえに電話した。
 魔法の事を伝えると。
 怒ったような弥衣やえの声。
 俺は何か悪いことをしただろうか。
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