貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~

喰寝丸太

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第47話 告訴祭り

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 そろそろ、探索を再開したい。
 3階層の奥に進んだ。
 現れたのは大蛇。
 金属光沢をもっているところから、アイアンスネークと名付けた。

「まずは私達が」

 弥衣やえ達が酸の水鉄砲を撃つ。
 酸で溶ける蛇。
 だが、見ている間に復活した。
 二つになった奴なんか二匹になっている。

「まるでプラナリアみたいね」
「何それ?」
「二つに千切れると増えるのよ。ヒトデもそういう種類がいるわ」

 へぇ、そんな生物もいるんだな。

【復活する蛇か】
【こういうのの相場は攻撃し続ける】
【それか細かくする】
【コボルトとケットシーが死ねばいいのに】
【なんてことを言うんだ】
【そうだそうだ】

「じゃあ、弱点を探すために。鑑定! なるほど、魔力で体を構成しているらしい。ただ魔力吸収も持っているようだ」
「細かくするのは悪手ね。攻撃し続けてもこっちの酸が無くなるかもね」

 無限ループするモンスターのようだ。

【なるほど、僕の考えた最強のモンスターというわけだ】
【まだアンチがいたのか】
【どうせご都合主義が炸裂するんだろう】
【だな。でもちょっと楽しみ】
【アンチは見なきゃいいのに】


「アイアンスパイダーの毒発射」
「オーケー」
「了解にゃ」
「発射だわん」

 だが毒は効果がなかった。
 蛇だからからか。

【蛇に毒が効かないのは鉄板】
【そういう設定はありがち】
【別の生き物の毒は効く場合があるのが普通だけど。ただし胃に入ると無毒な奴はある】

「撤退だ」

 アイアンスネーク対策はいましばらく置いといて。
 いい加減コボルトとケットシーに対するアンチコメが煩わしい。
 このさいだから土呂とろに命じて訴えられる奴は名誉棄損で訴えようと思う。

「訴訟祭り始めるぞ」

【ホワッツ、とうとうぶち切れたか。】
【貯金が持てばいいな】
【1000人パワーは侮れん】
【ガクブルしてるやついるんじゃね】
【俺は大丈夫】
【来るなら来い】

「訴状が届く奴がいるはずだから楽しみにな」

 討伐作業を終え、部屋に戻ってきた。
 さてとテレビCMでも見て落ち着くか。
 CMの配信表をみる。
 この時間で一番近いのはこのテレビ局だな。

 おお、モンスターではありませんという内容と、ヘルパーの派遣のCMになっているな。
 かなり良いな。
 コボルトとケットシーの可愛さが良く出てるCMだ。

 さて稼がないとだけど、グラトニーの採取はコボルトとケットシーに任せておけばいいな。
 蛇もグラトニーぐらい高価な素材になってくれればな。
 サンプルが採れなかったのが残念だ。

 3日ほど蛇問題で悩んだ。
 答えは出ない。

 仕方ないスライムの酸で死んだ奴と仲間も住居不法侵入で訴えよう。
 とにかく喧嘩を売りまくってやる。
 金ならグラトニーにゴミをぶち込めばいくらでも湧いて出る。

 土呂とろが激務で死にそうになったら手を緩めたらいい。
 でも話を聞いている限りでは激務ではないんだよな。
 弁護士が全てやってくれるらしい。
 説明を聞いて書類にサインするだけだと。

 俺でもできそうな仕事だが、法律用語とか言われたらジンマシンが出そうだ。
 そうだ。
 蛇対策を買取場のおっちゃんにやらせよう。
 モンスターには詳しいはずだ。

「おっちゃん、二つに切ったら増える敵がいるんだ。魔力で増えているんだけど、魔力吸収も備えているらしくて手に負えない」
「なるほどな。サンプルはないのか?」
「あるわけないだろ。千切ったら元の姿に戻るんだから、生きたモンスターを持って来るわけにもいかない」
「ふん、そういう敵に対処する方法に心当たりがある。明日までに用意しておく」
「おう、サンキュ」

【なんだよ、サクラに答えを言わす作戦か】
【一生懸命考えたシナリオなんだから、見守ってあげようよ】
【嘘かほんとか知らないが、底辺おっさんから訴状が届いた奴がいるらしい】
【まじか】
【仕事早いな】
【訴えられたから会社休みたいと言ったら、首になったらしい】

「ざまぁ」

【ざまぁされてるぞ】
【金持ちには敵わない。訴えられたのは俺じゃないけどな】

「俺は心の広い人間だ。靴でも何でも舐めますと言ったら、雇って奴隷として働かせてやる」

【首になったら意地でも泣きつかんだろ】
【おれどうしたら】
【脅迫罪とかになったら、さすがにどこの会社も雇ってくれない。泣きつく奴もいるかもな】
【前科はきつい。履歴書とかに書かないと後で揉めるもとだ】
【人生オワタ】

 動揺している奴がいるな。
 前科持ちになって、大人しく責任を取るんだな。

 いい大人なんだから、言ったことぐらい責任を取らないと。
 俺なら悪党宣言の責任をとる覚悟はできている。
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