貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~

喰寝丸太

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第65話 事情が判明

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 今の子供を殴った件でやるべきことはない。
 暴行で訴えられたら大人しく従うだけだ。
 噛みつかれたぐらいで頭に血が上った俺が悪い。
 やれることをしよう。

 ゴブリンのゴミ捨て場4階層。
 そこは遺跡が乱立する森だった。

【よう体罰野郎】
【DV男】
【俺なら恥ずかしくて、配信なんかできない】

「この場を借りて子供には謝罪したい」

【場を借りてないじゃん。お前の配信だろ。低脳】
【おう、大変なことになっているな。まあ頑張れ】

 アンチコメントが溢れ、コメントの99%はそれだった。
 悪を貫くなら、目障りな子供を叩いて何が悪いぐらい言いそうだが、それはさすがに不味いだろ。

 今日はコメントを見る気力が湧かない。
 弥衣やえに頼みスマホのコメント表示を切って貰った。

 このモヤモヤをゴブリンにぶつけるぞ。
 出てきたゴブリンは少しガタイの良い奴だった。

「ゴブリンエリートよ」
「手を出すな」

 よし憂さ晴らしだ。
 ゴブリンエリートの一団の中に飛び込み。
 辺り構わず叩きまくる。
 残されたのはゴブリンエリートのミンチ。

「荒れているわね」
「荒ぶる殿も恰好いいですわん」
「ちょっと怖いにゃ」

「よし次行くぞ」

 反撃もなんのその傷つこうが俺は止まらない。
 ボス部屋まで俺は一人で到達した。
 ボスは攻撃、回復どちらの魔法も使うし、近接戦闘もやるゴブリンだったが、所詮ゴブリン。
 連打の前にはなすすべがなかった。
 ミンチになったゴブリンスーパーエリートが残された。

 少し気分が晴れた。
 家に帰ると探偵から報告書が届いてた。
 もうなのか。
 早いな。

 俺が叩いた子供、十条じゅうじょう俊介しゅんすけ君は小学5年生。
 動画が上げた子供は別にいて赤羽あかばねおさむ君というらしい。
 おさむ君は他にも動画を上げていて、それで通っている小学校が判明したらしい。
 俺は報告書の次のページを見て胸糞が悪くなった。
 おさむの動画には虐め動画が多数あった。
 虐められているのは俊介しゅんすけ君。

 彼がなぜダンジョンに入ったのかが分かった。
 おさむに命じられたのだな。

 今現在、俊介しゅんすけ君は登校拒否をしている。
 殴られて人が怖くなったと言っているらしい。

 俺はどうしたら良いんだ。
 こうなったら悪役になりきってやろう。
 俊介しゅんすけ君は俺に不満をぶつけたら良い。

 カメラのスイッチを入れた。

【おっ、配信が始まったぞ】
【どんな言い訳するのかな】
【どうせ大したことは言わないだろ】

「目障りな子供を叩いて何が悪い、うろちょろ邪魔なんだよ」

 コメントのスクロールが目に追えないぐらい早くなった。
 書き込まれたのは全てアンチコメントだ。

「子供の名前と住所も判明している。隠れてないで出て来い。そして文句をぶつけてこい。受けて立ってやる。学校なんか行かなくて良い。俺のせいにしたいならしろ」

 俊介しゅんすけ君は見てるかな。

「俺の住所を今から言う。手紙を出せ」

 俺は住所を告げた。
 脅迫状が来たら、もれなく訴えてやる。
 俺は逃げも隠れもしない。

【抗議の手紙出そうぜ】
【いいね】
【差出人の名前書かなきゃ良いだけじゃん】
【俺も乗った。切手も貼らないぜ】
【だな】
【祭りだな】

「言っておくが脅迫したら訴える」

【告訴何か怖くない】
【ニート舐めんなよ】

「強がっちゃって、お外が怖いんだろう、無理するなよ」

 なぜかピザが100人前届いた。
 ピザはコボルトとケットシー達の腹の中に消えた。
 代金は立て替えたがいづれ頂く。
 電話の履歴を消さないように、ピザ店には通達した。

 それから電話は掛かって来るし、食べ物のデリバリーは届くわ、お悔み電報は届くわで大変だった。
 コボルトとケットシーがいて助かったよ。
 さすがに100人前単位は食えない。

 電話は全て録音したし、宅配デリバリーの業者には被害を訴えた。
 あとで裁判所から連絡が来ると思うと言っておいた。

 弁護士先生も大忙しだな。
 まあそれが仕事だから、仕事がないことにはそういう人達も困る。
 気にしないでおこう。

 俊介しゅんすけ君から手紙は来るかな。
 恨みの手紙でも良い。
 来ればそこから突破口が開ける。

 来なければ色々と叩きまくるだけだ。
 今までもそうやってきた。
 叩いて叩く、これが分かり易くていい。
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