貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~

喰寝丸太

文字の大きさ
81 / 179

第81話 市街戦

 14階層は、石畳みとレンガ造りの家が立ち並ぶ街だった。

 オークの街か。
 俺達は大通りを進んだ。
 少し進んだ辺りで、オークに囲まれた。
 鎧を装備しているのが多いが関係ない。
 鉄パイプで叩いて一掃した。

【市街戦か】
【こういうのは神経を消耗する】
【見えない場所が多いからな】
【敵が銃を持っていないのが幸いだな】

 窓からの弓の狙撃が鬱陶しい。
 まあ鉄パイプで払いのけたが。

【あっ、モチが食らった】
【キナコもだ】
【ついにヤエちゃんも】

 弥衣やえ達が食らってポーションのお世話になった。
 シロガネは矢が刺さらなかったようだ、

 この家があるから鬱陶しいのだ。
 今度こそレールガンの出番だな。
 レールガンを四方八方にぶちかます。
 倒壊していく家。
 そして、辺りは戦場だった街みたいになった。

【パワーは正義】
【おっさんには障害物が関係ない】
【見事だな】

 瓦礫の街を俺達は進んだ。
 やっぱり見晴らしが良い方がいいな。

 ほどなくして、ボス部屋に到着した。
 ボスはオークジェネラルかな。

【オークマーシャルだ】
【強いの?】
【Aランクだ】

 まあ叩けば良いよね。
 鉄パイプでオークマーシャルの脛を叩く。
 オークマーシャルは足を折られながらも俺を捕まえた。
 そして俺を振り回し始めた。
 床に何度も叩きつけられる。
 もう良いかな。

 俺はオークマーシャルの腕をつかみへし折った。

 オークマーシャルが絶叫。
 そして、鉄パイプで頭を殴った。
 オークマーシャルの絶叫が止まり、静かに倒れていった。

【最初やられてたけど、見せ場を作った?】
【おっさんとこのダンジョンに比べればぬるい攻撃だ】
【こんなので、おっさんはやられない】
【アイアンオークの流星打に比べたらね】
【あっちは摩擦熱で火が出るんだったっけ】
【おっさんの説によればな。俺は魔法の一種だと思っている】

「さあ次に行くか」

 15階層は、城の中だった。
 最初が中庭で扉があり、その中に入ると石の床で絨毯が引いてある。

「敵は、何だ?」

【オークシェフだな】
【でかい包丁を持ったオークにしか見えない】
【俺が命名したわけじゃない】

 オークシェフにシロガネが突撃する。
 首を噛み千切って終わった。

 こんなのなら幾体出てきても平気だな。

 オークシェフがシロガネに粉を投げつける。

「キャイン」

 シロガネは目をこすっている。
 目が痛くなる粉を食らったらしい。

 弥衣やえ達がオークシェフにボウガンの矢を放ち、仕留める。
 目潰しが分かっていれば、怖くない。
 俺はシロガネの目にポーションを注してやった。

 シロガネは学習したらしい。
 オークシェフにはブレスで対抗するようになった。

「ありゃ何だ」

 薙刀を装備して、腰には掃除で使うはたきを差したオークが来た。

【オークメイドだな。キングがいるといる付属品みたいなものだ】

 シロガネがブレスを吐くと、オークメイドははたきを抜き、ブレスを払った。
 消えるブレス。

 弥衣やえ達がボウガンで矢を撃つと、やはりはたきで払われた。
 水鉄砲に切り換えたが、やはりはたきで払われた。
 あのはたき、物を消す能力があるらしい。

「間抜けそうだが強いのか」

【オークロイヤルガード並みに強い】
【やるなら接近戦だな】

「はたきは何でも消せるのか」

【いいや、手にある物は消せないぞ。相手の武器は消せないはずだ】

 どういう仕組みか分からないが、まあそういうものなのだろう。

 そうか、接近戦か。
 俺は鉄パイプを振るわれる薙刀と合わせた。
 砕け散る薙刀の柄。

 俺はオークメイドの頭を殴った。
 はたきでガードしようとしたらしいが、俺は構わずはたきごと粉砕した。

 たわいないな。
 オークシェフやオークメイドを殺しながら、ボス部屋に到達した。

【ラスボスの予感】
【そうだな。ここでキングが来ないとがっくりだ】
【オークキングは強いのか?】
【ピンキリだな。特殊能力が何なのかで変わる。パーティの相性もあるし】
【なんでもありなのか】
【魔法系、戦士系、罠師の奴も確認されていたな。ほんとうに千差万別だ】
【おっさんなら力技でなんとかするだろう】
【だな】

「どうやら、ラスボスらしい。気を引き締めていくぞ」
「ええ」
「了解ですわん」
「分かったにゃ」
「わふぅ」

 重厚感のある扉を押すと、軋んだ音を立てながら、扉はゆっくりと開いていった。
 部屋の中央にはひと際大きなオークが腰かけていた。
 あれがオークキングか。
 俺達が部屋に入ると、扉は自動的に閉まった。
 さあやるか。

あなたにおすすめの小説

オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】

山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。 失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。 そんな彼が交通事故にあった。 ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。 「どうしたものかな」 入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。 今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。 たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。 そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。 『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』 である。 50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。 ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。 俺もそちら側の人間だった。 年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。 「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」 これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。 注意事項 50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。 あらかじめご了承の上読み進めてください。 注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。 注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。

ダンジョン発生から20年。いきなり玄関の前でゴブリンに遭遇してフリーズ中←今ココ

高遠まもる
ファンタジー
カクヨム、なろうにも掲載中。 タイトルまんまの状況から始まる現代ファンタジーです。 ダンジョンが有る状況に慣れてしまった現代社会にある日、異変が……。 本編完結済み。 外伝、後日譚はカクヨムに載せていく予定です。

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記

ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
 ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。  そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。  【魔物】を倒すと魔石を落とす。  魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。  世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。

大和型戦艦、異世界に転移する。

焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。 ※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

俺のレベルが常人では到達不可の領域にある件について ~全ユーザーレベル上限999の中俺だけレベル100億いった~

仮実谷 望
ファンタジー
ダンジョンが当たり前のようにある世界になって3年の月日が流れてずっとダンジョンに入りたいと願っていた青年が自宅にダンジョンが出現する。自宅の押し入れにダンジョンが出現する中、冷静に青年はダンジョンを攻略する。そして自分だけがレベル上限を突破してレベルが無尽蔵に上がり続けてしまう。そうしていづれは最強への探索者として覚醒する青年なのであった。