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第164話 風向き変わる
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ラブリーネスト、4階層は荒れ地。
でも出てくるモンスターはパラサイトウルフだけだ。
「ついに追いついたぞ。ここからは好きにさせん」
集団がいて、そのリーダーらしき奴がそう言って立ち塞がった。
「好きにするといい。俺達はボスを討伐する。ボス部屋から出られるのはボスを討伐した時だけだから、文句は言わないよな」
「駄目だ。ここで討伐を中止しろ」
「業務妨害するってか。訴えられる覚悟はあるのか」
【悪党が法律を盾にするなよ】
【クズだからな】
【動物保護法を持ち出すのはラブリードッグをモンスターではなくてペットという枠組みに入れないと】
【政府の対応は遅すぎる】
「くっ」
【そこで退くかよ。弱腰過ぎるだろ】
【確保隊は一般人だから無茶いうなよ】
【だが確保は着実に進んでる】
【ボスは諦めるしかないのかな】
【いや、先にボス部屋に入ってしまえば良いんだ。冒険者は討伐の横入りを嫌う。おっさんも冒険者は敵に回さないだろう】
おー、確保隊の一部が駆け足で、ボス部屋に向かった。
俺達もゆっくりと後を追う。
ボス部屋に到着した。
「モチ、中はどうだ」
「悲鳴の嵐にゃ」
やっぱりな。
パラサイトウルフのボスを撫でて連れて行こうとしたんだな。
で隙を見せたら、ガブリと。
しょうがない助けに入ってやるか。
俺達はボス部屋に入った。
酷いな。
片腕を食い千切られている奴もいる。
【うわっ、これを見ると】
【CGだろう】
【でも実写くさい】
俺達はボウガンでボスをハチの巣にした。
「生きてるか。ヒールと。救助代は相場を請求するからな」
「なぜ殺したんだ」
「お前らが殺されそうだったからだ」
「くっ、何かの間違いだ。接触の仕方を間違っただけだ」
【うん、これをみるとボスは狂暴なのかもね。同じ種類に扱ったら駄目かも】
【犬も狂暴で許可のない飼育を禁止されている種類がいるよな。同じか】
【小さいといっても中型犬ぐらいあるが、あれが成長するとこれになったりしないよな】
【あれなんて呼ぶな。ラブリードッグと呼べ】
「モチ、なるのか?」
「なる個体もいるにゃ。ボスはザコが突然変異して生まれるにゃ」
「なるんだってよ」
【捏造だ】
【俺、どっちが正しいか分からなくなった】
【ファントムのパラサイトウルフ討伐動画見るとよく分かるぞ】
【その忌まわしい名前を言うな】
「まあいい。今日の討伐は終りだ」
ポータルに登録してダンジョンを出る。
スマホに弁護士からのメールが。
刑事さんがファントムに話を聞きたいそうだ。
俺はファントムになると弁護士事務所に向かった。
道行く人が手を振ったり、歓呼で応援する。
ファントム人気は凄いな。
「邪魔をする」
「刑事さんならあちらに」
応接室に入った。
刑事さんが2名待ち構えていた。
「録音を取らせてもらうがいいか?」
「ええ、任意の事情聴取なので」
刑事の一人が応えた。
「早速だが、器物破損で被害届が出てる」
「確認したいのだが、助けを求める悲鳴が上がって、助けに行ったら罪になるのかな」
「ほとんどの場合、ならないな」
「で助けを求めた元凶のモンスターがいて討伐した場合は?」
「スタンピードにより、今の法律では、街で襲い掛かるモンスターがいた場合、誰でも討伐できる。損害が出た場合、討伐者はほとんどの場合責任を負わない。普通なら国が賠償する」
「だよな。俺になんの問題が、いまこの瞬間もパラサイトウルフに襲われている人がいることをお忘れなく」
「動画データを提出して貰ったから、ほとんど形式なんだが、なぜ事件の発生が分かる?」
「そういうスキルを持っているからだ。詳細は明かせない」
「手間を取らせたね。では我々はこれで」
刑事が帰って行った。
「告訴されると思うか?」
俺は弁護士に尋ねた。
「刑事はないと思いますよ。民事はあるでしょうね。でも映像があるので負けないと思います」
「なら良い」
楽しくなってきたよ。
俺はファントムの動画で、弁護士に窓口を作ったことを発表した。
おっさんがやっているファンクラブにも動画を流す。
パラサイトウルフの討伐動画もだ。
もちろん、他人が映ってるのは許可を取っている。
ほとんどの人が快く応じてくれた。
おっさんの方のボス討伐の被害者が出た動画には、やっぱりモンスターですねとのコメントが多数付いた。
段々と風向きが変わっている。
でも出てくるモンスターはパラサイトウルフだけだ。
「ついに追いついたぞ。ここからは好きにさせん」
集団がいて、そのリーダーらしき奴がそう言って立ち塞がった。
「好きにするといい。俺達はボスを討伐する。ボス部屋から出られるのはボスを討伐した時だけだから、文句は言わないよな」
「駄目だ。ここで討伐を中止しろ」
「業務妨害するってか。訴えられる覚悟はあるのか」
【悪党が法律を盾にするなよ】
【クズだからな】
【動物保護法を持ち出すのはラブリードッグをモンスターではなくてペットという枠組みに入れないと】
【政府の対応は遅すぎる】
「くっ」
【そこで退くかよ。弱腰過ぎるだろ】
【確保隊は一般人だから無茶いうなよ】
【だが確保は着実に進んでる】
【ボスは諦めるしかないのかな】
【いや、先にボス部屋に入ってしまえば良いんだ。冒険者は討伐の横入りを嫌う。おっさんも冒険者は敵に回さないだろう】
おー、確保隊の一部が駆け足で、ボス部屋に向かった。
俺達もゆっくりと後を追う。
ボス部屋に到着した。
「モチ、中はどうだ」
「悲鳴の嵐にゃ」
やっぱりな。
パラサイトウルフのボスを撫でて連れて行こうとしたんだな。
で隙を見せたら、ガブリと。
しょうがない助けに入ってやるか。
俺達はボス部屋に入った。
酷いな。
片腕を食い千切られている奴もいる。
【うわっ、これを見ると】
【CGだろう】
【でも実写くさい】
俺達はボウガンでボスをハチの巣にした。
「生きてるか。ヒールと。救助代は相場を請求するからな」
「なぜ殺したんだ」
「お前らが殺されそうだったからだ」
「くっ、何かの間違いだ。接触の仕方を間違っただけだ」
【うん、これをみるとボスは狂暴なのかもね。同じ種類に扱ったら駄目かも】
【犬も狂暴で許可のない飼育を禁止されている種類がいるよな。同じか】
【小さいといっても中型犬ぐらいあるが、あれが成長するとこれになったりしないよな】
【あれなんて呼ぶな。ラブリードッグと呼べ】
「モチ、なるのか?」
「なる個体もいるにゃ。ボスはザコが突然変異して生まれるにゃ」
「なるんだってよ」
【捏造だ】
【俺、どっちが正しいか分からなくなった】
【ファントムのパラサイトウルフ討伐動画見るとよく分かるぞ】
【その忌まわしい名前を言うな】
「まあいい。今日の討伐は終りだ」
ポータルに登録してダンジョンを出る。
スマホに弁護士からのメールが。
刑事さんがファントムに話を聞きたいそうだ。
俺はファントムになると弁護士事務所に向かった。
道行く人が手を振ったり、歓呼で応援する。
ファントム人気は凄いな。
「邪魔をする」
「刑事さんならあちらに」
応接室に入った。
刑事さんが2名待ち構えていた。
「録音を取らせてもらうがいいか?」
「ええ、任意の事情聴取なので」
刑事の一人が応えた。
「早速だが、器物破損で被害届が出てる」
「確認したいのだが、助けを求める悲鳴が上がって、助けに行ったら罪になるのかな」
「ほとんどの場合、ならないな」
「で助けを求めた元凶のモンスターがいて討伐した場合は?」
「スタンピードにより、今の法律では、街で襲い掛かるモンスターがいた場合、誰でも討伐できる。損害が出た場合、討伐者はほとんどの場合責任を負わない。普通なら国が賠償する」
「だよな。俺になんの問題が、いまこの瞬間もパラサイトウルフに襲われている人がいることをお忘れなく」
「動画データを提出して貰ったから、ほとんど形式なんだが、なぜ事件の発生が分かる?」
「そういうスキルを持っているからだ。詳細は明かせない」
「手間を取らせたね。では我々はこれで」
刑事が帰って行った。
「告訴されると思うか?」
俺は弁護士に尋ねた。
「刑事はないと思いますよ。民事はあるでしょうね。でも映像があるので負けないと思います」
「なら良い」
楽しくなってきたよ。
俺はファントムの動画で、弁護士に窓口を作ったことを発表した。
おっさんがやっているファンクラブにも動画を流す。
パラサイトウルフの討伐動画もだ。
もちろん、他人が映ってるのは許可を取っている。
ほとんどの人が快く応じてくれた。
おっさんの方のボス討伐の被害者が出た動画には、やっぱりモンスターですねとのコメントが多数付いた。
段々と風向きが変わっている。
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