貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~

喰寝丸太

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第174話 発情ウサギ

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 ラブリーネスト、11階層。
 いたのはパラサイトウルフとピンクのウサギだ。

【可愛い。ウサギと戯れる子犬。絵になる】
【このウサギは毒持ちじゃないだろうな】
【分からんぞ】

「モチ、このモンスターを知ってるか」
「エストゥラスラビット、別名が発情ウサギだにゃ。特殊なフェロモンで人間もモンスターも発情させてしまうにゃ」

【それは怖いな】
【ガスマスクがあれば平気かな】

「ガスマスク装備」
「了解」
「装着完了」
「はいですにゃ」
「完了ですわん」

 進み始めたところ、
 弥衣やえ綺羅々きららがおかしくなった。
 フラフラして服に手を掛けて脱ぎ始めた。
 この階層は危険だ。

【おっ18禁サービスタイムか】
【確保隊がいなくて良かった。ウホな展開を見せられたら汚染される】
【ヤエちゃんと綺羅々きららの貞操が】
【処女じゃないから】
【いや分からんよ。おっさんヘタレ説を信じたい】

 俺は弥衣やえ綺羅々きららを両脇に抱えて、戦線離脱した。
 モチとキナコは平気なようだな。

「しっかりしろ」
「まだ頭がぼうっとする」
「アルコール中毒より酷い」

「ここからはCGの時間だ」

 俺はアダマン鉄パイプを構えて、ひとり特攻した。
 肉片になっていく、発情ウサギとパラサイトウルフ。

【虐殺映像】
【CGと言えども気分が悪い】
【実際は何が行われているんだろうな】
【ロボットとかドローンとかで掃討していると思われ】

 パラサイトウルフの数が多い。
 数の勝負なら負けない。
 オラオラ、連打だ。

【教育に良くない動画です】
【討伐映像なんてみんなこんな物】
【実際はラブリードッグとウサギが死んでいるのですね。なんということでしょう】

 やがて、ボスの扉までで、動いている者はいなくなった。

【また楽園がひとつ壊滅しました】
【ダンジョンコアさえ無事なら復興するよ】
【CGが終わったらしい】

弥衣やえ綺羅々きらら、元凶は退治した。大丈夫そうか」
「この濃度なら」
「うん、酔っぱらったような感じ」

 急ぎ足でボス部屋に入った。
 ボスはピンクのパラサイトウルフ。
 危険だ。
 酸を塗ったボウガンを連射。

 弥衣やえ綺羅々きららは下着姿になっていた。
 ふぅ、危なかった。

【お色気シーンが寸止めかよ】
【18禁は不味い。垢バンされる】
【下着姿堪能した。これだけで十分】

 ポータルに登録してダンジョンを出る。
 買取場に行き、ピンクのウサギの死骸でまともそうなのを出す。

「こいつはくるな。勃起不全の治療薬に良いかも知れん」
「追加で採取とかしないから」
「死骸があればガスマスクは作れる。採取依頼を出すさ」
「そうしてくれ」

 パラサイトウルフを使った襲撃計画。
 それが気になって仕方ない。
 何か手掛かりがないか。

 フレンドリーベルが何となく心に引っ掛かった。
 あれって前のスタンピードの時に一斉蜂起させたよな。
 機能はそれだけか。
 あれが危険な物という認識は間違ってないはずだ。
 ただどうやって訴えよう。
 闇魔法が使われてますと言ったところで、闇は安らぎ、精神を安定させますとか言われそうだ。

 仕方ない。
 地道にファントム活動するか。
 檻に入れられたパラサイトウルフに精神魔法を掛ける。
 暴れ出すパラサイトウルフ。
 飼い主はおろおろしているが、助けを呼ばない。
 くっ、檻があるとこんな事態になるんだな。

 俺は精神魔法を辞めた。
 大人しくなるパラサイトウルフ。

 これではパラサイトウルフの数を減らせない。
 困った事態だ。
 鍵はフレンドリーベルにあるようだから、これを調べるか。
 光魔法で消し去ることができるというのは分かっている。

 闇魔法の専門家がいればいいのにな。
 ホームページで多額の報酬を餌に募集した。

「俺は闇魔法師だぜ。闇に染まった左手がうずく」

 闇魔法師だという男が訪ねてきた。

「お引き取りを」

 こんなの詐欺師だろう。

「いくら払える。俺は高いぜ」

 別の男が来た。

「フレンドリーベルを作れますか」
「おう作れるぜ」
「じゃあ、試しに作って下さい」

 何の変哲もない鈴を渡した。

「ほらよ」
「光魔法。詐欺ですね、お帰りを」
「詐欺呼ばわりするのか。金払え」

 呪い解放。

「くっ、寒気が。帰る」

 引っ掛かったのは詐欺師ばかり。
 闇魔法からのアプローチは失敗した。
 俺の浅知恵じゃ駄目か。
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