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第1章 異世界転移でざまぁ編
第1話 おっさん、囮にされる
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俺は山田 無二、おっさんのポーターだ。
ポーターの仕事は荷物を運ぶ事で、俺はアイテムボックスのスキルを活用してこの仕事をしている。
今日の仕事は冒険者パーティ水晶の翼に連れられてダンジョンに来ていた。
このパーティとは長い付き合いになる。
そして今、パーティと俺は全速力で走っていた。
先頭を走るのは剣士でリーダーのエイシスで今年21歳だ。
金髪の長髪、甘いマスクで悔しいが女にもてる。
冒険者学校を首席で卒業したらしい。
次を走るのが斥候のシーマスで皮肉な笑みを常に湛えている
トラップを見破る腕は確かで宝箱の罠の解除も失敗したところを見たことがない。
そして次は盾使いのディドルで常に冷静な男だ。
重い盾を軽々と扱うこのパーティで一番の力持ち。
そして俺が続き、最後尾は魔法使いのビジだ。
ビジはぽっちゃりした体型でその土魔法を操る腕は確かで、特に拘束の魔法は強力。
このパーティは冒険者学校の同期で構成されていて、16歳で卒業してから5年間でFからAランクになった。
俺は結成当時からポーターを勤めている。
走る皆の息が荒いのがはっきりと分かった。
後ろから来るゴブリンプリンスの大群のピタピタという足音とフゴフゴいう鼻息が今にも聞こえてきそうだ。
エイシスが後ろを向かずにハンドサインを出す。
「拘束!」
よくやった拘束の魔法だな。これで時間が稼げる。
ダンジョンの石の床が変形し、俺の足に絡みつく。
「あれ、俺なんで魔法に掛かってるんだ?」
俺は拘束の魔法を振り払おうとしたが無理だった。
懸命にもがき、あわやという所で魔法が解ける。
いそいで、アイテムボックスから取り出した目に痛い汁が詰まった水風船をゴブリンプリンスに投げた。
バシャっと先頭のゴブリンプリンスに掛かり、ゴブリンプリンスは痛そうに目を何度も擦る。
連続で水風船を投げた。
足が止まった今の内に逃げよう。
しばらく走ると前方で俺を雇っているパーティのみんなが待っていた。
待っててくれたんだな。囮にしたなんて一瞬でも考えた俺を許してくれ。
でもおかしい何でみんなニタニタ気持ち悪く笑っているんだ。
「おっさん、ポーターの仕事ご苦労だったな。たった今、解雇だ!」
エイシスが言った。
「薀蓄がうざいんだよ!」
ビジが吐き捨てる様に言う。
「さらばだ」
盾使いのディドルが冷酷に告げた。
「じゃあ達者で」
斥候のシーマスがにまにま笑いながらトラップのスイッチを踏んだ。
俺は後ろに来ていたゴブリンプリンスの大群と共に落とし穴に落ちていった。
今まで一緒に働いてきた一体感はなんだったのか。
打ち上げで羽目を外して一緒に騒いだ事も何度もある。
俺の機転で助かったのも一度じゃない。
走馬灯の様に今までの思い出が脳裏を駆け巡る。
涙が風で頭上に流れていく。
ちくしょう、許さんぞ絶対。
生きて帰って復讐してやる。
手始めはモンスターの無限増殖装置を停止せずに、モンスターを解き放った罪をギルドにチクッてやる。
そうすればランク降格だ。
◆◆◆
俺は落ち続けた。
いったい、どこまで落ちるんだろう。
下の床が見えた。
どうすれば、いいのだろう。
そうだ、とりあえずマット射出。
俺はアイテムボックスからありったけのマットを取り出し下に向かって投げた。
ついでに布団も射出。
地面が硬くて寝られないなんて贅沢を言って俺のアイテムボックスに入れた元雇い主に少し感謝だ。
裏切った恨みの1パーセントぐらい帳消しだな。
南無三、いよいよ地面が迫る。
ボスっという音でふとんとマットは俺の衝撃を和らげてくれたが肋骨が折れたみたいだ。
そこらじゅうが痛いぞ。
他にも骨にひびが入っているかもしれない。
一本しかない俺の持ち物で一番高価な上級ポーションを呷る。
怪我が治り落ち着いて回りを見ると全てのゴブリンプリンスが魔力になって消えていく。
ここはダンジョンだから、階層をまたぐとモンスターは消える。
階段にモンスターを押し込め助かったなんて話も良く聞く。
ここは何階なんだろうか。目の前にある扉を凝視する。
この豪華な扉はボス部屋だ。
良かったんだか、悪かったんだか。
ボスを倒せば転移のポータルがある。
ボスを倒さずにダンジョンの階層を一つ上がり上の階のポータルを使うという事を考えた。
しかし、この階層の通路にいるモンスターは10匹以上だろう。
俺には、突破は無理だな。
さて、コーヒーでも飲んで落ち着くか。
「魔力通販」
ぽとりと缶コーヒーが落ちた。
コーヒーを飲みながら今までの事を振り返る事にした。
ポーターの仕事は荷物を運ぶ事で、俺はアイテムボックスのスキルを活用してこの仕事をしている。
今日の仕事は冒険者パーティ水晶の翼に連れられてダンジョンに来ていた。
このパーティとは長い付き合いになる。
そして今、パーティと俺は全速力で走っていた。
先頭を走るのは剣士でリーダーのエイシスで今年21歳だ。
金髪の長髪、甘いマスクで悔しいが女にもてる。
冒険者学校を首席で卒業したらしい。
次を走るのが斥候のシーマスで皮肉な笑みを常に湛えている
トラップを見破る腕は確かで宝箱の罠の解除も失敗したところを見たことがない。
そして次は盾使いのディドルで常に冷静な男だ。
重い盾を軽々と扱うこのパーティで一番の力持ち。
そして俺が続き、最後尾は魔法使いのビジだ。
ビジはぽっちゃりした体型でその土魔法を操る腕は確かで、特に拘束の魔法は強力。
このパーティは冒険者学校の同期で構成されていて、16歳で卒業してから5年間でFからAランクになった。
俺は結成当時からポーターを勤めている。
走る皆の息が荒いのがはっきりと分かった。
後ろから来るゴブリンプリンスの大群のピタピタという足音とフゴフゴいう鼻息が今にも聞こえてきそうだ。
エイシスが後ろを向かずにハンドサインを出す。
「拘束!」
よくやった拘束の魔法だな。これで時間が稼げる。
ダンジョンの石の床が変形し、俺の足に絡みつく。
「あれ、俺なんで魔法に掛かってるんだ?」
俺は拘束の魔法を振り払おうとしたが無理だった。
懸命にもがき、あわやという所で魔法が解ける。
いそいで、アイテムボックスから取り出した目に痛い汁が詰まった水風船をゴブリンプリンスに投げた。
バシャっと先頭のゴブリンプリンスに掛かり、ゴブリンプリンスは痛そうに目を何度も擦る。
連続で水風船を投げた。
足が止まった今の内に逃げよう。
しばらく走ると前方で俺を雇っているパーティのみんなが待っていた。
待っててくれたんだな。囮にしたなんて一瞬でも考えた俺を許してくれ。
でもおかしい何でみんなニタニタ気持ち悪く笑っているんだ。
「おっさん、ポーターの仕事ご苦労だったな。たった今、解雇だ!」
エイシスが言った。
「薀蓄がうざいんだよ!」
ビジが吐き捨てる様に言う。
「さらばだ」
盾使いのディドルが冷酷に告げた。
「じゃあ達者で」
斥候のシーマスがにまにま笑いながらトラップのスイッチを踏んだ。
俺は後ろに来ていたゴブリンプリンスの大群と共に落とし穴に落ちていった。
今まで一緒に働いてきた一体感はなんだったのか。
打ち上げで羽目を外して一緒に騒いだ事も何度もある。
俺の機転で助かったのも一度じゃない。
走馬灯の様に今までの思い出が脳裏を駆け巡る。
涙が風で頭上に流れていく。
ちくしょう、許さんぞ絶対。
生きて帰って復讐してやる。
手始めはモンスターの無限増殖装置を停止せずに、モンスターを解き放った罪をギルドにチクッてやる。
そうすればランク降格だ。
◆◆◆
俺は落ち続けた。
いったい、どこまで落ちるんだろう。
下の床が見えた。
どうすれば、いいのだろう。
そうだ、とりあえずマット射出。
俺はアイテムボックスからありったけのマットを取り出し下に向かって投げた。
ついでに布団も射出。
地面が硬くて寝られないなんて贅沢を言って俺のアイテムボックスに入れた元雇い主に少し感謝だ。
裏切った恨みの1パーセントぐらい帳消しだな。
南無三、いよいよ地面が迫る。
ボスっという音でふとんとマットは俺の衝撃を和らげてくれたが肋骨が折れたみたいだ。
そこらじゅうが痛いぞ。
他にも骨にひびが入っているかもしれない。
一本しかない俺の持ち物で一番高価な上級ポーションを呷る。
怪我が治り落ち着いて回りを見ると全てのゴブリンプリンスが魔力になって消えていく。
ここはダンジョンだから、階層をまたぐとモンスターは消える。
階段にモンスターを押し込め助かったなんて話も良く聞く。
ここは何階なんだろうか。目の前にある扉を凝視する。
この豪華な扉はボス部屋だ。
良かったんだか、悪かったんだか。
ボスを倒せば転移のポータルがある。
ボスを倒さずにダンジョンの階層を一つ上がり上の階のポータルを使うという事を考えた。
しかし、この階層の通路にいるモンスターは10匹以上だろう。
俺には、突破は無理だな。
さて、コーヒーでも飲んで落ち着くか。
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ぽとりと缶コーヒーが落ちた。
コーヒーを飲みながら今までの事を振り返る事にした。
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