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第1章 異世界転移でざまぁ編
第21話 おっさん、家族ができる
いよいよ次はアンデッド・ダンジョン攻略だ。
街に帰り今まで溜めてあったドロップ品を売り捌き、オークションでスキルオーブを買うことにした。
眩いばかりに魔道具で照らされたステージで出品物が照らし出される。
俺は携帯ゲーム機で遊びながら一人で目当ての出品物を待つ。
「次は水魔法のスキルオーブになります。みなさん振るってオークションにご参加下さい」
おお、やっとだ。魔法なら何でも良かったが、水魔法とは都合が良い。
「スタートは金貨100枚からとなります」
「110!」
中年の紳士から声が上がった。
「200!」
俺は値を吊り上げた。
「201!」
中年の紳士は値を刻んできた。
「210!」
俺は声を出した。
「ぐっ」
中年の紳士からは金額の声は聞こえない。
「210ありませんか……では金貨210の方の落札となります」
俺は引き換え券を受け取り、料金を払いに舞台の奥の事務所に行く。
料金を払い、スキルオーブを受け取った。
◆◆◆
宿への帰り道、数人の男達に囲まれた。
「大人しくスキルオーブを渡せば無傷で帰れるがどうする」
あの俺とオークションで競った中年紳士が居た。
「悪いがお断りだ」
俺はぶっきらぼうに言った。
「やってしまえ!」
中年紳士の指図で男達が武器を抜いて襲って来た。
剣の男が胴を薙いできたので左手で払い落とそうとして失敗。
腿の辺りを切られたが、ズボンを切られただけで少しも痛くない。
あっけに取られる男の額に右手でデコピンを放つ。
男は白眼を剥いて倒れた。
それを見た男達は一斉に斬りかかる。
俺はアイテムボックスからトイレのすっぽんを取り出した。
それで男達を叩いて回った。
最後に残った中年紳士は魔法使いの名門アレグフォード家に歯向かったらとんでもない事になると喚いていた。
そして、風の魔法を放ってきたが、魔力壁で打ち消し容赦なくトイレのすっぽんで殴った。
魔力壁使えるな、レベルはまだまだ上がる予定だからもっと強力になるはず。
俺には防御に使うドロップ品は要らないな。
装備しても何かに当たって壊れる未来しか浮かばない。
金の無駄だ。
◆◆◆
宿に帰り、スキルオーブの魔法は誰が覚えたら良いのか考えた
俺が覚えると物理攻撃する者が居なくなる。
三人うちの誰かが覚えるのが良いだろう。
皆を集めた。
「魔法を三人の誰かに覚えさせたい。何か意見はあるか?」
「その前に、ご主人様は隠し事してるわよね」
「疑心」
姉妹が言って来た。
「えっ、何の事?」
「隠れてご飯食べているよね。アルマが気にして悲しがっていたわ」
「隠蔽。悲嘆」
「うちは気にしてまへんから、ご主人様の好きなようにしたってや」
「ああ、悪い、元の世界の食べ物を魔力で作って食べてた」
「なんでみんなで食べないの。奴隷だから、躾のつもり」
「卑劣」
「魔力で作った物が体の中に入るとどうなるか分からないから。興味を持って欲しくなかった」
「ご主人様はそんな危ない物を食べとるんか。もうやめとき」
「推測では俺が死ぬ時が危険だと思う」
「なら、うちも食べます」
「私も食べるわ。異世界の物を隠れて食べていたって事はさぞ美味しいんでしょう」
「一蓮托生。美味歓迎」
「俺が死ぬ時に死ぬんだぞ」
「その代わり責任とって家族になってくれん」
「へっ、結婚するって事」
「ちゃいます」
手を振って真っ赤になって否定するアルマ。
「馬鹿ね。家族の誓いに決まっているでしょう」
「馬鹿」
エリナがアルマに代わって理由を教えてくれた。
この世界には悪人でも破らない家族の誓いという物がある。
元の世界でいうところの義兄弟の盃って奴だ。
元の世界に一人で帰る事になっても生きていれば思う事ができる。
勝手かもしれないが家族を作ろう。
「それをやろう。エリナとモニカはどうする」
「勿論やるわ」
「承諾」
「みんな何でだよ。何で俺みたいな男の家族になるんだよ」
「本当にわからないのかな。あなた奴隷の生活がどんなものが知っている?」
「いや、奴隷に知り合いはいなかったもので」
「食べる物も最低限。着る物も、寝る所も最低。殴る蹴るされて尊厳なんて無縁の生活なのよ」
「うちもそう聞いとんの」
「ここは何。食べ物も沢山食べられて、娯楽まで提供してくれる。訳分かんない」
「でも、俺は方針を変えるつもりはないぞ」
「そこまでされたら家族になっても良いなと思うじゃない。一緒に死んでも良いくらい感謝してるわ」
「そうか……」
教会に俺達は出かけ、祭壇の前で誓いを立てた。
「「「「我ら創世神の御名においてここに家族とならん!」」」」
「よし、俺達は家族だ。奴隷から開放する事もできるがどうする」
「うちは自分でお金を返します」
「私も自分でけじめをつけたい」
「自力返済」
「じゃあ、そうする。ところで魔法はどうするんだ?」
「私がやりたい!」
エリナが手を上げた。
「よし、じゃあそうするか。今日は帰って宴会だな」
俺達は宿に帰って、和牛のステーキ、寿司、そして吟醸酒をみんなで楽しんだ。
よし、明日からダンジョン攻略がんばるぞ。
街に帰り今まで溜めてあったドロップ品を売り捌き、オークションでスキルオーブを買うことにした。
眩いばかりに魔道具で照らされたステージで出品物が照らし出される。
俺は携帯ゲーム機で遊びながら一人で目当ての出品物を待つ。
「次は水魔法のスキルオーブになります。みなさん振るってオークションにご参加下さい」
おお、やっとだ。魔法なら何でも良かったが、水魔法とは都合が良い。
「スタートは金貨100枚からとなります」
「110!」
中年の紳士から声が上がった。
「200!」
俺は値を吊り上げた。
「201!」
中年の紳士は値を刻んできた。
「210!」
俺は声を出した。
「ぐっ」
中年の紳士からは金額の声は聞こえない。
「210ありませんか……では金貨210の方の落札となります」
俺は引き換え券を受け取り、料金を払いに舞台の奥の事務所に行く。
料金を払い、スキルオーブを受け取った。
◆◆◆
宿への帰り道、数人の男達に囲まれた。
「大人しくスキルオーブを渡せば無傷で帰れるがどうする」
あの俺とオークションで競った中年紳士が居た。
「悪いがお断りだ」
俺はぶっきらぼうに言った。
「やってしまえ!」
中年紳士の指図で男達が武器を抜いて襲って来た。
剣の男が胴を薙いできたので左手で払い落とそうとして失敗。
腿の辺りを切られたが、ズボンを切られただけで少しも痛くない。
あっけに取られる男の額に右手でデコピンを放つ。
男は白眼を剥いて倒れた。
それを見た男達は一斉に斬りかかる。
俺はアイテムボックスからトイレのすっぽんを取り出した。
それで男達を叩いて回った。
最後に残った中年紳士は魔法使いの名門アレグフォード家に歯向かったらとんでもない事になると喚いていた。
そして、風の魔法を放ってきたが、魔力壁で打ち消し容赦なくトイレのすっぽんで殴った。
魔力壁使えるな、レベルはまだまだ上がる予定だからもっと強力になるはず。
俺には防御に使うドロップ品は要らないな。
装備しても何かに当たって壊れる未来しか浮かばない。
金の無駄だ。
◆◆◆
宿に帰り、スキルオーブの魔法は誰が覚えたら良いのか考えた
俺が覚えると物理攻撃する者が居なくなる。
三人うちの誰かが覚えるのが良いだろう。
皆を集めた。
「魔法を三人の誰かに覚えさせたい。何か意見はあるか?」
「その前に、ご主人様は隠し事してるわよね」
「疑心」
姉妹が言って来た。
「えっ、何の事?」
「隠れてご飯食べているよね。アルマが気にして悲しがっていたわ」
「隠蔽。悲嘆」
「うちは気にしてまへんから、ご主人様の好きなようにしたってや」
「ああ、悪い、元の世界の食べ物を魔力で作って食べてた」
「なんでみんなで食べないの。奴隷だから、躾のつもり」
「卑劣」
「魔力で作った物が体の中に入るとどうなるか分からないから。興味を持って欲しくなかった」
「ご主人様はそんな危ない物を食べとるんか。もうやめとき」
「推測では俺が死ぬ時が危険だと思う」
「なら、うちも食べます」
「私も食べるわ。異世界の物を隠れて食べていたって事はさぞ美味しいんでしょう」
「一蓮托生。美味歓迎」
「俺が死ぬ時に死ぬんだぞ」
「その代わり責任とって家族になってくれん」
「へっ、結婚するって事」
「ちゃいます」
手を振って真っ赤になって否定するアルマ。
「馬鹿ね。家族の誓いに決まっているでしょう」
「馬鹿」
エリナがアルマに代わって理由を教えてくれた。
この世界には悪人でも破らない家族の誓いという物がある。
元の世界でいうところの義兄弟の盃って奴だ。
元の世界に一人で帰る事になっても生きていれば思う事ができる。
勝手かもしれないが家族を作ろう。
「それをやろう。エリナとモニカはどうする」
「勿論やるわ」
「承諾」
「みんな何でだよ。何で俺みたいな男の家族になるんだよ」
「本当にわからないのかな。あなた奴隷の生活がどんなものが知っている?」
「いや、奴隷に知り合いはいなかったもので」
「食べる物も最低限。着る物も、寝る所も最低。殴る蹴るされて尊厳なんて無縁の生活なのよ」
「うちもそう聞いとんの」
「ここは何。食べ物も沢山食べられて、娯楽まで提供してくれる。訳分かんない」
「でも、俺は方針を変えるつもりはないぞ」
「そこまでされたら家族になっても良いなと思うじゃない。一緒に死んでも良いくらい感謝してるわ」
「そうか……」
教会に俺達は出かけ、祭壇の前で誓いを立てた。
「「「「我ら創世神の御名においてここに家族とならん!」」」」
「よし、俺達は家族だ。奴隷から開放する事もできるがどうする」
「うちは自分でお金を返します」
「私も自分でけじめをつけたい」
「自力返済」
「じゃあ、そうする。ところで魔法はどうするんだ?」
「私がやりたい!」
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俺達は宿に帰って、和牛のステーキ、寿司、そして吟醸酒をみんなで楽しんだ。
よし、明日からダンジョン攻略がんばるぞ。
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