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第1章 異世界転移でざまぁ編
第53話 おっさん、復讐と帰還
Side:エイシス
僕達は今、メタルウルフ討伐の為に秘境と呼ばれる森に来ていた。
「リーダーこの方角で本当にあってる?」
ビジが後ろから声を掛けてきた。
「大丈夫だよ。もう少しで目印の大岩の所に出るはずさ」
僕達はしばらく歩いたが、目標の大岩は現れない。
「リーダー、不味い。完全に迷っちまった」
偵察に出ていたシーマスが顔を青くして帰ってきた。
「だから言ったのにコンパスを買おうって」
ビジが泣き言を言う。
「ムニ商会の物など、死んでも買いたくない」
僕は少しむっとして言った。
「リーダー、イシュトンが居ない」
ディドルが戸惑ったような様子で報告する。
「あの野郎逃げたのか!?」
シーマスが激昂して叫んだ。
「それより、食料をなんとかしないと。皆で食べ物を集めよう」
僕は混乱する思考をどうにか正常に戻し言った。
「みなさん、お困りのようですね」
イシュトンの声がどこからか聞こえてきた。
「お困りじゃねぇ、さっさと姿を見せろ!」
シーマスが叫ぶ。
「私としましてはこの機会にアルフォスのダンジョンで何があったのか聞かせてもらいます」
「お前は何者だ!」
僕は声が聞こえた方向に向かって大声で言った。
「ギルドの調査員ですよ。アレグフォードのスラムに使いを出して大よその事は分かっています。でもあなた達の口から聞きたいのです」
イシュトンの声が聞こえる。
「そうか、アイテムボックスを持ったポーターなど中々いない。僕の警戒が不十分だった訳か」
僕は思考を言葉に出した。
「それでどうですか? 今、正直に打ち明ければ降格で許してあげます」
イシュトンの声が聞こえる。位置は分からない。
「ああ、僕が無限増殖装置のスイッチを誤って入れてしまった」
僕は意を決して打ち明けた。
「うぐっ」
ビジの額に魔道具の矢が生える。
「何!? 降格で許してくれるのじゃないか!」
僕はうろたえた。
「野郎、約束が違うぞ」
シーマスが言う。
「がはっ」
見るとディドルの腹にバリスタの矢が盾を貫き、突き刺さっている。
「うっ」
シーマスの額にも透明な矢が刺さる。
「どこだ!? 姿を見せろ!」
僕の言葉に返答があった。
「ギルドは虚偽の報告するAランクなどというものを許しておけないのです。特に大勢の死の責任がある場合などもっての他です」
「いいざまだ。俺を殺そうとした報いを受けろ」
その声はおっさん。
僕の体に矢が突き刺さった。
僕はどこで間違えたのだろうか。
無限増殖装置のスイッチを入れた時か。
それから逃げた事か。
おっさんを落とし穴に落とした事なのか。
薄れ行く意識の中で考えた。
SideOut
「手を下さなくて良かったのですか。恨みがあるんでしょう」
「いや良いんだ。一言、言っただけで気が晴れた」
突如、閃いた。
最後の願いだ。
金持ちや権力を持っている人間にざまぁみろって言いたいと言ったはずだ。
うわ、運命を操られている気分だ。
でも俺が言った事なんだよな。
自業自得か。
俺は今家の前で三人に見送られ元の世界に旅立とうとしていた。
「気をつけて」
「死なないでね」
「再会期待」
アルマ、エリナ、モニカと順番にハグしてきた。
「じゃあ、行って来る。次元移動」
目の前の景色が切り替わる。
現れた町並みは日本の物だった。
何かスースーする。
「あれえええ? 全裸!? 全裸何で!?」
俺は混乱して声を出した。
そうだ、アイテムボックス。
アイテムボックスを使うも、そこには何も入っていない。
「ステータス」
――――――――――――――
名前:山田 無二 LV1
魔力:100/100
スキル:
収納箱
魔力通販
次元移動
――――――――――――――
ステータスは出るんだな。
ちょっと安心した。
なんだよ、レベル1って。
ありゃ、俺はなんて願った。
確か身一つでいいから元の世界に戻りたいだ。
やっちまった。
再びアイテムボックスを開き雑草をむしって入れる。
アイテムボックスに雑草は入った。
取り出すのも出来る。
さて、どうしよう。
全裸でこの町を歩くのはちょっとな。
魔力通販を使う手もあるが、100円ではな。
アルマ達の元に帰りたい。
叶ってみると願い事なんて後悔だらけだ。
レベルアップすれば、次元移動は出来る。
なんとかするしかないか。
僕達は今、メタルウルフ討伐の為に秘境と呼ばれる森に来ていた。
「リーダーこの方角で本当にあってる?」
ビジが後ろから声を掛けてきた。
「大丈夫だよ。もう少しで目印の大岩の所に出るはずさ」
僕達はしばらく歩いたが、目標の大岩は現れない。
「リーダー、不味い。完全に迷っちまった」
偵察に出ていたシーマスが顔を青くして帰ってきた。
「だから言ったのにコンパスを買おうって」
ビジが泣き言を言う。
「ムニ商会の物など、死んでも買いたくない」
僕は少しむっとして言った。
「リーダー、イシュトンが居ない」
ディドルが戸惑ったような様子で報告する。
「あの野郎逃げたのか!?」
シーマスが激昂して叫んだ。
「それより、食料をなんとかしないと。皆で食べ物を集めよう」
僕は混乱する思考をどうにか正常に戻し言った。
「みなさん、お困りのようですね」
イシュトンの声がどこからか聞こえてきた。
「お困りじゃねぇ、さっさと姿を見せろ!」
シーマスが叫ぶ。
「私としましてはこの機会にアルフォスのダンジョンで何があったのか聞かせてもらいます」
「お前は何者だ!」
僕は声が聞こえた方向に向かって大声で言った。
「ギルドの調査員ですよ。アレグフォードのスラムに使いを出して大よその事は分かっています。でもあなた達の口から聞きたいのです」
イシュトンの声が聞こえる。
「そうか、アイテムボックスを持ったポーターなど中々いない。僕の警戒が不十分だった訳か」
僕は思考を言葉に出した。
「それでどうですか? 今、正直に打ち明ければ降格で許してあげます」
イシュトンの声が聞こえる。位置は分からない。
「ああ、僕が無限増殖装置のスイッチを誤って入れてしまった」
僕は意を決して打ち明けた。
「うぐっ」
ビジの額に魔道具の矢が生える。
「何!? 降格で許してくれるのじゃないか!」
僕はうろたえた。
「野郎、約束が違うぞ」
シーマスが言う。
「がはっ」
見るとディドルの腹にバリスタの矢が盾を貫き、突き刺さっている。
「うっ」
シーマスの額にも透明な矢が刺さる。
「どこだ!? 姿を見せろ!」
僕の言葉に返答があった。
「ギルドは虚偽の報告するAランクなどというものを許しておけないのです。特に大勢の死の責任がある場合などもっての他です」
「いいざまだ。俺を殺そうとした報いを受けろ」
その声はおっさん。
僕の体に矢が突き刺さった。
僕はどこで間違えたのだろうか。
無限増殖装置のスイッチを入れた時か。
それから逃げた事か。
おっさんを落とし穴に落とした事なのか。
薄れ行く意識の中で考えた。
SideOut
「手を下さなくて良かったのですか。恨みがあるんでしょう」
「いや良いんだ。一言、言っただけで気が晴れた」
突如、閃いた。
最後の願いだ。
金持ちや権力を持っている人間にざまぁみろって言いたいと言ったはずだ。
うわ、運命を操られている気分だ。
でも俺が言った事なんだよな。
自業自得か。
俺は今家の前で三人に見送られ元の世界に旅立とうとしていた。
「気をつけて」
「死なないでね」
「再会期待」
アルマ、エリナ、モニカと順番にハグしてきた。
「じゃあ、行って来る。次元移動」
目の前の景色が切り替わる。
現れた町並みは日本の物だった。
何かスースーする。
「あれえええ? 全裸!? 全裸何で!?」
俺は混乱して声を出した。
そうだ、アイテムボックス。
アイテムボックスを使うも、そこには何も入っていない。
「ステータス」
――――――――――――――
名前:山田 無二 LV1
魔力:100/100
スキル:
収納箱
魔力通販
次元移動
――――――――――――――
ステータスは出るんだな。
ちょっと安心した。
なんだよ、レベル1って。
ありゃ、俺はなんて願った。
確か身一つでいいから元の世界に戻りたいだ。
やっちまった。
再びアイテムボックスを開き雑草をむしって入れる。
アイテムボックスに雑草は入った。
取り出すのも出来る。
さて、どうしよう。
全裸でこの町を歩くのはちょっとな。
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アルマ達の元に帰りたい。
叶ってみると願い事なんて後悔だらけだ。
レベルアップすれば、次元移動は出来る。
なんとかするしかないか。
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