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第2章 異世界帰還でざまぁ編
第93話 おっさん、買収なる
また哲候さんからメールだ。
今度はなんだ。
何時ものフグ料理店で待ち合わせをする。
哲候さんは少し遅れてきた。
「遅くなりました」
「もう勝手に飲んでるよ」
「今回はメールではちょっと不味いので、ここにきてもらいました」
「何ですか?」
「国会議員の補欠選挙があってですね。演説青汁を使いたいと党本部から要請がきました」
「そうか。構わないよ」
演説青汁またの名アジテーション・ポーションを使いたいだと。
哲候《てっこう》さんも人使いが荒いな。
しかし、上とのパイプは重要だ。
「どうも、当選ラインをギリギリだった私がトップを取れたのが意外だったらしくて」
「それで注目が集まったと」
「そうなんです。上から言われて白状させられ、余ってた演説青汁を送ってしまいました」
「それじゃ、試験はやっただろうな」
「ええ、大学生のバイトを雇って同じ条件で試したみたいです」
「それは結果を聞くまでもないな」
「この住所に演説青汁を送ってもらえますか?」
「良いよ。但し上手く行ったらこっちも無理難題を聞いてもらう」
「確約は出来ませんが、上には伝えます」
俺は演説青汁を三十本発送した。
追加で何回か送ったが、選挙の結果などあまり興味がない。
今回の事を上の国会議員がどう捕らえているかが重要だ。
数字に青汁の効果が表れると良いな。
テレビを見る限り選挙には勝てたようだ。
哲候さんにはダンジョンゴミ捨てを禁止する法案を作ってほしいとメールしておいた。
ホームレスの犠牲者も後を絶たないので、上に掛け合ってみますと返事のメールが来た。
ついに敵対的買収がなった。
山田ダンジョンカンパニーは俺の物だ。
「山田一族は山田ダンジョンカンパニーの経営から退陣してもらおう」
「ふん、いい気になるな。山田ダンジョンと周辺の土地はまだわしの物だ」
会議に乗り込んだ俺に親父はそう言った。
臨時株主総会を開いて俺は山田ダンジョンカンパニーの社長に就任した。
「社長、ダンジョンの周りの土地の賃貸の契約が一年毎の契約となっていて、あと半年ほどで契約が切れます。このままだと美味しい所をみんな持っていかれてしまう」
「慌てるな、想定済みだ」
土地を手放さないのは分かっている。
たぶん別の会社を立ち上げて、ダンジョンの周りの土地を管理させるのだろう。
今は経営の安定化を図ろう。
俺は山田ダンジョンカンパニーの幹部を全てアエモ青汁の社員と入れ替えた。
ふふふ、出来る事なら一杯ある。
まずは買い取った魔石から魔力を抜いて集める事だ。
異世界でもやったが、美味しい商売だ。
魔石の買取価格を他のダンジョンより2パーセント上げる事を指示。
どこの魔石買取所よりも高く買い取りますと看板をださせた。
ミスリルの需要が鈍ってきた。
アクセサリーで消費する分を超えたのだろう。
買収という目的は果たしたから、問題は無い。
ポーションの増産をという事で、メディシン・ブースト・ポーションという物を作り始める。
例によって、御手洗さんの所にもっていく。
「今回のは凄い。期待してくれ。なんと、薬の効き目が強くなる青汁」
「それは、薬事法に触れるのではないですか」
「それは困ったな。なんかいい方法はないか」
「薬として売り出す他はないと思います」
「哲候さんに頑張ってもらう手かな」
「青汁の詳しい効果を説明してもらえますか」
「薬を飲む時に青汁と一緒に飲むと薬効が高まるんだ。副作用なしで」
「ほう、それは素晴らしいですね。薬の飲む量を減らせます。副作用の強い薬と併用するのが良いですね」
「ただな。薬効が検出されないんだよ」
「どういう仕組みになっているのですか」
「アエモ青汁もそうだけど、魔力に薬効があるんだよ」
「それは盲点ですね。魔力の検出は今だ至っていない」
「薬として認可されるのは難しいかもな」
「新たな判断基準を作るという事は容易ではないですな。ですが、この発明は偉大です。薬を飲んでいる人がみな青汁を一緒に飲むようになる」
「需要が多そうで嬉しいよ」
毎日、青汁という名のポーションを飲ませる事にあと一歩だ。
薬を毎日飲む人がどれだけいるか。
凄い需要だと思う。
魔力をばんばん使うし、人の需要も生まれる良いことだ。
哲候さんに連絡を取って、青汁という名のポーションを薬として認可してもらえるよう働き掛けた。
ダンジョン産のポーションについて哲候さんとしては思う所があるらしい。
現状はオークションで高値で取引されている。
薬として認可されれば価格が安く提供できると考えているようだ。
魔力薬というくくりで一つお願いしますと言っておいた。
あとは待つだけだ。
今度はなんだ。
何時ものフグ料理店で待ち合わせをする。
哲候さんは少し遅れてきた。
「遅くなりました」
「もう勝手に飲んでるよ」
「今回はメールではちょっと不味いので、ここにきてもらいました」
「何ですか?」
「国会議員の補欠選挙があってですね。演説青汁を使いたいと党本部から要請がきました」
「そうか。構わないよ」
演説青汁またの名アジテーション・ポーションを使いたいだと。
哲候《てっこう》さんも人使いが荒いな。
しかし、上とのパイプは重要だ。
「どうも、当選ラインをギリギリだった私がトップを取れたのが意外だったらしくて」
「それで注目が集まったと」
「そうなんです。上から言われて白状させられ、余ってた演説青汁を送ってしまいました」
「それじゃ、試験はやっただろうな」
「ええ、大学生のバイトを雇って同じ条件で試したみたいです」
「それは結果を聞くまでもないな」
「この住所に演説青汁を送ってもらえますか?」
「良いよ。但し上手く行ったらこっちも無理難題を聞いてもらう」
「確約は出来ませんが、上には伝えます」
俺は演説青汁を三十本発送した。
追加で何回か送ったが、選挙の結果などあまり興味がない。
今回の事を上の国会議員がどう捕らえているかが重要だ。
数字に青汁の効果が表れると良いな。
テレビを見る限り選挙には勝てたようだ。
哲候さんにはダンジョンゴミ捨てを禁止する法案を作ってほしいとメールしておいた。
ホームレスの犠牲者も後を絶たないので、上に掛け合ってみますと返事のメールが来た。
ついに敵対的買収がなった。
山田ダンジョンカンパニーは俺の物だ。
「山田一族は山田ダンジョンカンパニーの経営から退陣してもらおう」
「ふん、いい気になるな。山田ダンジョンと周辺の土地はまだわしの物だ」
会議に乗り込んだ俺に親父はそう言った。
臨時株主総会を開いて俺は山田ダンジョンカンパニーの社長に就任した。
「社長、ダンジョンの周りの土地の賃貸の契約が一年毎の契約となっていて、あと半年ほどで契約が切れます。このままだと美味しい所をみんな持っていかれてしまう」
「慌てるな、想定済みだ」
土地を手放さないのは分かっている。
たぶん別の会社を立ち上げて、ダンジョンの周りの土地を管理させるのだろう。
今は経営の安定化を図ろう。
俺は山田ダンジョンカンパニーの幹部を全てアエモ青汁の社員と入れ替えた。
ふふふ、出来る事なら一杯ある。
まずは買い取った魔石から魔力を抜いて集める事だ。
異世界でもやったが、美味しい商売だ。
魔石の買取価格を他のダンジョンより2パーセント上げる事を指示。
どこの魔石買取所よりも高く買い取りますと看板をださせた。
ミスリルの需要が鈍ってきた。
アクセサリーで消費する分を超えたのだろう。
買収という目的は果たしたから、問題は無い。
ポーションの増産をという事で、メディシン・ブースト・ポーションという物を作り始める。
例によって、御手洗さんの所にもっていく。
「今回のは凄い。期待してくれ。なんと、薬の効き目が強くなる青汁」
「それは、薬事法に触れるのではないですか」
「それは困ったな。なんかいい方法はないか」
「薬として売り出す他はないと思います」
「哲候さんに頑張ってもらう手かな」
「青汁の詳しい効果を説明してもらえますか」
「薬を飲む時に青汁と一緒に飲むと薬効が高まるんだ。副作用なしで」
「ほう、それは素晴らしいですね。薬の飲む量を減らせます。副作用の強い薬と併用するのが良いですね」
「ただな。薬効が検出されないんだよ」
「どういう仕組みになっているのですか」
「アエモ青汁もそうだけど、魔力に薬効があるんだよ」
「それは盲点ですね。魔力の検出は今だ至っていない」
「薬として認可されるのは難しいかもな」
「新たな判断基準を作るという事は容易ではないですな。ですが、この発明は偉大です。薬を飲んでいる人がみな青汁を一緒に飲むようになる」
「需要が多そうで嬉しいよ」
毎日、青汁という名のポーションを飲ませる事にあと一歩だ。
薬を毎日飲む人がどれだけいるか。
凄い需要だと思う。
魔力をばんばん使うし、人の需要も生まれる良いことだ。
哲候さんに連絡を取って、青汁という名のポーションを薬として認可してもらえるよう働き掛けた。
ダンジョン産のポーションについて哲候さんとしては思う所があるらしい。
現状はオークションで高値で取引されている。
薬として認可されれば価格が安く提供できると考えているようだ。
魔力薬というくくりで一つお願いしますと言っておいた。
あとは待つだけだ。
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