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第2章 異世界帰還でざまぁ編
第95話 おっさん、ぶっちゃける
「いやあ、ポーションの薬認可の法案が通って良かった。国会中継見てたよ。哲候さんの影響力は凄い」
今日もいつものフグ料理店で哲候さんと差し向かいだ。
「あれは、前から話題になっていた法案なんで、私の意見はほとんど入ってません」
「いえいえ、哲候さんの尽力のたまものですよ」
「アエモ青汁を薬として認可させる事はできませんでした」
「それは問題ないよ。今回の法案に魔力を使った薬効を薬として認めるって所が肝なんだ」
「何か手がありそうですね」
「ポーションの魔力を検出する魔力回路を作ったんだ」
「ほう、なるほど。それにアエモ青汁をかけたら、偶然にも魔力が検出されたって訳ですね」
「そうそう、後は製薬会社が上手くやってくれる手筈だ。認可までに手続きの時間は掛かるけども」
「山田さんの目的はアエモ青汁を世界的に売り出す事ですか」
「それはそうだけど。本当の目的はあるんだ。うーん、ぶっちゃけるけど。地球はこのままだと滅亡に近い状態になる」
「それは少し眉唾ですね。何か証拠は」
「スタンピードがあっただろ。あれが大規模に起こる」
「確かにスタンピードの原因は今だ特定されてないですが」
「余剰魔力がね。有り余っているんだとさ。それが引き起こすみたいだ」
「そんな事実があったんですね」
「昔は植物が余剰魔力を消費していたらしい。後は言わなくても分かるだろう」
「環境破壊のせいですね」
「それで俺は魔力を消費するアエモ青汁を広めようと思った訳さ。魔力回路も同様だよ」
「モンスターの役割はなんです」
「たぶん、動物に大量の魔力を消費させようとして、生まれたんじゃないかな」
「なるほど。そうなるとダンジョンの目的も見えてきます」
「ダンジョンのモンスターをもっと討伐しないと大変な事になる」
「それは難しいですね。ダンジョンの管理を個人でなくて政府がやるべきなんでしょうけど。法案は通りそうにないですね」
「そうだな。現状だと無理だろう」
「ところで、これらの事実はどこで」
「言えない訳じゃないが、信じないだろうから、ある筋とだけ言っておく」
「なるほど。今日の話は鵜呑みには出来ません。これから帰って調べるよう働きかける予定です」
「検査の為の魔力回路開発は任せてくれ」
「ええ、頼りにさせてもらいます」
哲候さんはやる気になって帰っていった。
使命感を感じているのだろう。
だが、何も進まないってのに全財産賭けて良い。
俺は会社に帰ると、状況を整理した。
青汁は売れている。
新製品も出ているし、目に見えるほどの盛況ぶりだ。
だが、業界シェアは10位にもいかない。
まだまだだ。
アエモ青汁の薬認定は無理だと思っている。
健康補助食品あたりに落ち着くんじゃなかろうか。
確実に進んではいるが、まだるっこしい。
山田ダンジョンカンパニーを買収して人出は足りるようになった。
そうか、青汁ってのがいけないんだな。
清涼飲料水や酒ならもっと飲まれている。
よし、開発しよう。
美味い清涼飲料水と言う名のポーションを。
異世界でポーションを買って片っ端から味見した。
苦いのや渋いのや不味いのばかりだった。
そりゃそうだよな、薬なんだもん。
ないのか美味いポーションという奴が。
諦めかけた時にポーションの初級本に、薬を嫌がるお子様に飲ませましょうというポーションがあった。
他のポーションに混ぜて使うらしい。
苦いポーションもスッキリとした甘さに変えるとの事。
ただ、薬草の値段が高い。
異世界では砂糖より割高なので、滅多に使う人はいない。
栽培が出来ないので異世界では高いそうだ。
これの採取は俺もやった事があって、かなり良い値がついた記憶がある。
俺は地球に帰り、農業試験場にこの薬草を持ち込んだ。
結果、分かったのは無菌に近い土に植えないと育たないらしい。
なんだ、簡単な答えで良かった。
無菌にするなら地球に技術が沢山ある。
この薬草をミキサーに掛けて魔力回路の上に置いてポーションにする。
俺はそれを焼酎に入れた。
焼酎独特の嫌味がなくなって美味い。
物凄く美味いカクテルになった。
焼酎はあの癖が美味いんだよなと通なら言うだろうが、俺は庶民だからこのカクテルは許容範囲だ。
アエモ砂糖水という名前で売り出す事にした。
これ実はノンカロリーなんだ。
魔力にカロリーは存在しないからな。
清涼飲料の会社にも原材料として納めることになった。
魔力の消費は大幅に上がったと思う。
なんせ砂糖の代わりなんだから。
今日もいつものフグ料理店で哲候さんと差し向かいだ。
「あれは、前から話題になっていた法案なんで、私の意見はほとんど入ってません」
「いえいえ、哲候さんの尽力のたまものですよ」
「アエモ青汁を薬として認可させる事はできませんでした」
「それは問題ないよ。今回の法案に魔力を使った薬効を薬として認めるって所が肝なんだ」
「何か手がありそうですね」
「ポーションの魔力を検出する魔力回路を作ったんだ」
「ほう、なるほど。それにアエモ青汁をかけたら、偶然にも魔力が検出されたって訳ですね」
「そうそう、後は製薬会社が上手くやってくれる手筈だ。認可までに手続きの時間は掛かるけども」
「山田さんの目的はアエモ青汁を世界的に売り出す事ですか」
「それはそうだけど。本当の目的はあるんだ。うーん、ぶっちゃけるけど。地球はこのままだと滅亡に近い状態になる」
「それは少し眉唾ですね。何か証拠は」
「スタンピードがあっただろ。あれが大規模に起こる」
「確かにスタンピードの原因は今だ特定されてないですが」
「余剰魔力がね。有り余っているんだとさ。それが引き起こすみたいだ」
「そんな事実があったんですね」
「昔は植物が余剰魔力を消費していたらしい。後は言わなくても分かるだろう」
「環境破壊のせいですね」
「それで俺は魔力を消費するアエモ青汁を広めようと思った訳さ。魔力回路も同様だよ」
「モンスターの役割はなんです」
「たぶん、動物に大量の魔力を消費させようとして、生まれたんじゃないかな」
「なるほど。そうなるとダンジョンの目的も見えてきます」
「ダンジョンのモンスターをもっと討伐しないと大変な事になる」
「それは難しいですね。ダンジョンの管理を個人でなくて政府がやるべきなんでしょうけど。法案は通りそうにないですね」
「そうだな。現状だと無理だろう」
「ところで、これらの事実はどこで」
「言えない訳じゃないが、信じないだろうから、ある筋とだけ言っておく」
「なるほど。今日の話は鵜呑みには出来ません。これから帰って調べるよう働きかける予定です」
「検査の為の魔力回路開発は任せてくれ」
「ええ、頼りにさせてもらいます」
哲候さんはやる気になって帰っていった。
使命感を感じているのだろう。
だが、何も進まないってのに全財産賭けて良い。
俺は会社に帰ると、状況を整理した。
青汁は売れている。
新製品も出ているし、目に見えるほどの盛況ぶりだ。
だが、業界シェアは10位にもいかない。
まだまだだ。
アエモ青汁の薬認定は無理だと思っている。
健康補助食品あたりに落ち着くんじゃなかろうか。
確実に進んではいるが、まだるっこしい。
山田ダンジョンカンパニーを買収して人出は足りるようになった。
そうか、青汁ってのがいけないんだな。
清涼飲料水や酒ならもっと飲まれている。
よし、開発しよう。
美味い清涼飲料水と言う名のポーションを。
異世界でポーションを買って片っ端から味見した。
苦いのや渋いのや不味いのばかりだった。
そりゃそうだよな、薬なんだもん。
ないのか美味いポーションという奴が。
諦めかけた時にポーションの初級本に、薬を嫌がるお子様に飲ませましょうというポーションがあった。
他のポーションに混ぜて使うらしい。
苦いポーションもスッキリとした甘さに変えるとの事。
ただ、薬草の値段が高い。
異世界では砂糖より割高なので、滅多に使う人はいない。
栽培が出来ないので異世界では高いそうだ。
これの採取は俺もやった事があって、かなり良い値がついた記憶がある。
俺は地球に帰り、農業試験場にこの薬草を持ち込んだ。
結果、分かったのは無菌に近い土に植えないと育たないらしい。
なんだ、簡単な答えで良かった。
無菌にするなら地球に技術が沢山ある。
この薬草をミキサーに掛けて魔力回路の上に置いてポーションにする。
俺はそれを焼酎に入れた。
焼酎独特の嫌味がなくなって美味い。
物凄く美味いカクテルになった。
焼酎はあの癖が美味いんだよなと通なら言うだろうが、俺は庶民だからこのカクテルは許容範囲だ。
アエモ砂糖水という名前で売り出す事にした。
これ実はノンカロリーなんだ。
魔力にカロリーは存在しないからな。
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魔力の消費は大幅に上がったと思う。
なんせ砂糖の代わりなんだから。
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