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第2章 異世界帰還でざまぁ編
第100話 おっさん、海に行く
「お前がここまでやるとはな」
俺と親父は実家の庭で対峙した。
「親父、もう諦めろ。警察は色々掴んでるぞ」
「光時には政治家になってもらう予定で、お前には会社を継いでもらいたかった。そして、虎時には会社とダンジョンを次世代に繋いでほしかった」
パトカーのサイレンが聞こえてきた。
サイレンが止まり警官が降りてくる。
「山田高時、殺人容疑で逮捕する」
親父は何も言わず逮捕されていった。
片付いたのだな。
終わった。
「ざまぁみろ」
俺は複雑な気持ちで、そう呟いた。
さあ、切り替えよう。
まだ、魔力消費を増やす取り組みは終わっちゃいない。
一年が経ち、哲候さんに提案した事は実現された。
ポーションという名の青汁も薬認定された。
魔貨が実用化されてからスタンピードは起こっていない。
青汁と魔力回路の生産は順調で海外にも工場ができた。
魔力回路の材料の仕入れが今のところ俺のスキルに頼りっぱなしなのが欠点だ。
ただ、地球の動植物に進化というか変化の兆しが観測されているから、地球産の材料で作れるようになるのも遠くないと思う。
数多くの魔力回路の製品はバカ売れして、特許も認められライセンス生産も始まっている。
これでノーベル賞を取れたら俺は辞退するつもりだ。
俺が考えたんじゃないからな。
俺は異世界の魔法陣を組み合わせただけだ。
組み合わせ方に技術があるとしても、こんなのは電気回路を作ったのと変わりない。
この世界で魔力回路と言う名の魔法陣が新しく開発されたら、その人こそノーベル賞にふさわしいだろう。
冒険者ギルドも順調だ。
今では子供までもが、モンスターの死骸を持ってくる。
スタンピードはもう起こさないと皆が胸に誓っているようだ。
冒険課の社員は全員が退職した。
プロの冒険者になってテレビ中継されるのを夢見て頑張っている。
会社は順調で俺はほとんどお飾りの社長になりつつあった。
◆◆◆
「嫁召喚、アルマ、エリナ、モニカ。召喚ベンケイ。よし、海に行こう」
「それ、ええな」
「息抜きも大事よね」
「命洗濯」
「わん」
秋穂も誘って海に行く。
海のモンスターがいるので遊泳は禁止されているが、浜辺は解放されている。
家族連れの姿も数多く見られた。
俺はマットを敷きピーチパラソルを立てた。
太陽が眩しくて、嫁達も眩しい。
「みんなスタイル良いわね。アルマさんなんでそんなに大きいの」
秋穂が胸の所に手をやって広げる動作をしながら大胆にも聞く。
「特別な事はしてまへん」
白ビキニのアルマが答えた。
「そうなの、食事はカロリー低めなのに凄いのよ」
花柄ビキニのエリナが言った。
「七不思議?」
お揃いの花柄ビキニのモニカが不思議そうに言った。
モニカそんなに不思議か。
「あの三人も相当できますね」
「秋穂にも分かるか」
「そうね、何か纏ってる空気が違う」
そんなこんなで砂浜に着きビーチパラソルを広げてくつろぐ。
日焼け止めを俺は嫁達にかいがいしく塗る。
うーん良いですな。海に来た気になる。
ビーチボールで散々遊んで、寝転んでいる俺達のところに若い男のグループがやってきた。
「見ろよ保護者のおっさんの他はいい女ばっかしだぜ」
「外人が三人もいるな。特にあの巨乳は凄い」
「おっさんを片付けて頂いちまうか?」
「良いね」
「ちょっと君達その会話はいただけないね」
「うー」
俺はベンケイに待てをして、立ち上がり砂を払う。
「なんだ、おっさん。やろうってか?」
「しょうがない掛かってこいよ」
俺はアイテムボックスからトイレのすっぽんを取り出し、殴りまくる。
どいつも口ほどにない、みんな一撃で沈んだ。
「叔父さん強い」
「まあ、鍛えてるからな」
俺は気絶している若い男を日陰に放り出した。
ベンケイがそれにおしっこをかける。
よしよし、よくやった。
むっ、風が出てきたな。予報では四日後に台風が来る。
今日はもう引き上げるか。
その時、ゴゴゴゴというエンジン音がして、現れる戦車。
皆は。秋穂はどうしている。
嫁達が盾の魔法を使い秋穂を守っていた。
一時撤退だ。
「次元移動」
スキルの発動と同時に砲弾が俺に着弾する。
転移した先はいつものアルマ達と暮らしている家でなく路地裏だった。
そこに、俺は全裸で放り出されていた。
「いてて。いや、ここどこよ。何が起こった。管理者、答えろ」
答えはない。
想像するに事故だと思われる。
砲弾が当たった瞬間に転移したのだろう。
事故なら仕方ない。
「そうだ。ステータス」
――――――――――――――
名前:山田 無二 LV1
魔力:100/100
スキル:
収納箱
魔力通販
次元移動
――――――――――――――
初期化されてやがる。
ここは別の異世界なのか。
アルマ達がいた異世界に名前をつけないとややこしいな。
アルマ達の異世界はアルリー。
この異世界はベティナだ。
とりあえず、時間が止まっているなら地球は問題ないな。
戦車の問題は後で考えよう。
「魔力通販。しめしめ、100均のトランクスがある。これで文明人だな」
魔力通販で仕入れられる物は地球とアルリーのものだった。
知っている異世界が増えると魔力通販の品物も増えるらしい。
次元移動があるという事は帰れるって事だよな。
頑張ってみるか。
だけど、ポーターはやらない。
なにがあろうともポーターはやらないぞ。
さあ、異世界よ掛かって来い。
俺は路地裏からトランクスいっちょうで表通りに足を踏み出した。
俺と親父は実家の庭で対峙した。
「親父、もう諦めろ。警察は色々掴んでるぞ」
「光時には政治家になってもらう予定で、お前には会社を継いでもらいたかった。そして、虎時には会社とダンジョンを次世代に繋いでほしかった」
パトカーのサイレンが聞こえてきた。
サイレンが止まり警官が降りてくる。
「山田高時、殺人容疑で逮捕する」
親父は何も言わず逮捕されていった。
片付いたのだな。
終わった。
「ざまぁみろ」
俺は複雑な気持ちで、そう呟いた。
さあ、切り替えよう。
まだ、魔力消費を増やす取り組みは終わっちゃいない。
一年が経ち、哲候さんに提案した事は実現された。
ポーションという名の青汁も薬認定された。
魔貨が実用化されてからスタンピードは起こっていない。
青汁と魔力回路の生産は順調で海外にも工場ができた。
魔力回路の材料の仕入れが今のところ俺のスキルに頼りっぱなしなのが欠点だ。
ただ、地球の動植物に進化というか変化の兆しが観測されているから、地球産の材料で作れるようになるのも遠くないと思う。
数多くの魔力回路の製品はバカ売れして、特許も認められライセンス生産も始まっている。
これでノーベル賞を取れたら俺は辞退するつもりだ。
俺が考えたんじゃないからな。
俺は異世界の魔法陣を組み合わせただけだ。
組み合わせ方に技術があるとしても、こんなのは電気回路を作ったのと変わりない。
この世界で魔力回路と言う名の魔法陣が新しく開発されたら、その人こそノーベル賞にふさわしいだろう。
冒険者ギルドも順調だ。
今では子供までもが、モンスターの死骸を持ってくる。
スタンピードはもう起こさないと皆が胸に誓っているようだ。
冒険課の社員は全員が退職した。
プロの冒険者になってテレビ中継されるのを夢見て頑張っている。
会社は順調で俺はほとんどお飾りの社長になりつつあった。
◆◆◆
「嫁召喚、アルマ、エリナ、モニカ。召喚ベンケイ。よし、海に行こう」
「それ、ええな」
「息抜きも大事よね」
「命洗濯」
「わん」
秋穂も誘って海に行く。
海のモンスターがいるので遊泳は禁止されているが、浜辺は解放されている。
家族連れの姿も数多く見られた。
俺はマットを敷きピーチパラソルを立てた。
太陽が眩しくて、嫁達も眩しい。
「みんなスタイル良いわね。アルマさんなんでそんなに大きいの」
秋穂が胸の所に手をやって広げる動作をしながら大胆にも聞く。
「特別な事はしてまへん」
白ビキニのアルマが答えた。
「そうなの、食事はカロリー低めなのに凄いのよ」
花柄ビキニのエリナが言った。
「七不思議?」
お揃いの花柄ビキニのモニカが不思議そうに言った。
モニカそんなに不思議か。
「あの三人も相当できますね」
「秋穂にも分かるか」
「そうね、何か纏ってる空気が違う」
そんなこんなで砂浜に着きビーチパラソルを広げてくつろぐ。
日焼け止めを俺は嫁達にかいがいしく塗る。
うーん良いですな。海に来た気になる。
ビーチボールで散々遊んで、寝転んでいる俺達のところに若い男のグループがやってきた。
「見ろよ保護者のおっさんの他はいい女ばっかしだぜ」
「外人が三人もいるな。特にあの巨乳は凄い」
「おっさんを片付けて頂いちまうか?」
「良いね」
「ちょっと君達その会話はいただけないね」
「うー」
俺はベンケイに待てをして、立ち上がり砂を払う。
「なんだ、おっさん。やろうってか?」
「しょうがない掛かってこいよ」
俺はアイテムボックスからトイレのすっぽんを取り出し、殴りまくる。
どいつも口ほどにない、みんな一撃で沈んだ。
「叔父さん強い」
「まあ、鍛えてるからな」
俺は気絶している若い男を日陰に放り出した。
ベンケイがそれにおしっこをかける。
よしよし、よくやった。
むっ、風が出てきたな。予報では四日後に台風が来る。
今日はもう引き上げるか。
その時、ゴゴゴゴというエンジン音がして、現れる戦車。
皆は。秋穂はどうしている。
嫁達が盾の魔法を使い秋穂を守っていた。
一時撤退だ。
「次元移動」
スキルの発動と同時に砲弾が俺に着弾する。
転移した先はいつものアルマ達と暮らしている家でなく路地裏だった。
そこに、俺は全裸で放り出されていた。
「いてて。いや、ここどこよ。何が起こった。管理者、答えろ」
答えはない。
想像するに事故だと思われる。
砲弾が当たった瞬間に転移したのだろう。
事故なら仕方ない。
「そうだ。ステータス」
――――――――――――――
名前:山田 無二 LV1
魔力:100/100
スキル:
収納箱
魔力通販
次元移動
――――――――――――――
初期化されてやがる。
ここは別の異世界なのか。
アルマ達がいた異世界に名前をつけないとややこしいな。
アルマ達の異世界はアルリー。
この異世界はベティナだ。
とりあえず、時間が止まっているなら地球は問題ないな。
戦車の問題は後で考えよう。
「魔力通販。しめしめ、100均のトランクスがある。これで文明人だな」
魔力通販で仕入れられる物は地球とアルリーのものだった。
知っている異世界が増えると魔力通販の品物も増えるらしい。
次元移動があるという事は帰れるって事だよな。
頑張ってみるか。
だけど、ポーターはやらない。
なにがあろうともポーターはやらないぞ。
さあ、異世界よ掛かって来い。
俺は路地裏からトランクスいっちょうで表通りに足を踏み出した。
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