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第3章 分解スキルでざまぁ編
第126話 おっさん、仇を見つける二人目
ふぃー、調味料確保はしんどかった。
特に露店用のマヨネーズが凄い事に。
調味料に高級品を選ばなかった俺を褒めたい。
どれも一つ100円ちょっとだからな。
おかげでローバー対策に、魔力壁のスキルを覚える事が出来た。
コツは掴んでいたので、習得は早かった。
「醤油の納品に来たよ」
「来たよ。人相書きの女。男連れで」
何っ、ダカードも一緒か。
いや、慌てまい。
「男はどんな奴だ」
「ああ、ここから少し行った先の文房具屋の次男だ」
なんだ、ダカードではないのか。
「女はどっちだ」
「塩魔法使いの方だな」
やっぱりそうか。
「その次男はなんて名前だ」
「たしか、マルコだったはずだ」
聞きたい事は聞いた。
ジェリはのんきにデートをしていたのか。
追われている自覚がないのだろう。
そのマルコに話を聞きに言ってみるか。
俺は人に尋ねながら、文房具屋を目指した。
「マヨネーズの兄さん、人相書きの女を見ましたぜ」
露店の店主から声を掛けられた。
「男連れで歩いてたって言うんだろ」
「その通りで」
「もうその情報は受け取った。でもありがとよ。お礼は後で元締めの所に持って行く」
「へい」
「じゃな」
呼び止められた。
「ああ、ちょっと。これから修羅場なんでしょう。女は切れると怖い。兄さんお気をつけて」
「気をつけるよ」
遠くから店を観察する。
店は扉が無く開放されていて、木箱とワゴンに商品が所せましと入っていた。
扉がないので、店の中が良く見える。
マルコらしき人は店にいて、ジェリの姿は見えない。
さて、どうしたものか。
まだ、マルコとジェリが深い仲だとは決まっていない。
ただの知り合いなのかも。
行商人を装って話し掛けるべきだろうな。
俺はコピー用紙を仕入れ、店の軒先に立った。
「こんにちは。行商人なんだが。紙を売りたい」
「いらっしゃい。見せてくれるかな」
俺はコピー用紙の束を差し出した。
「これは良い紙だな。できれば沢山仕入れたい」
「時間を頂ければ。はて、どこかであなたに会った記憶があったのですが、思い出しましたよ。この間、女性とデートしてましたね」
「見てたのか。あれはデートじゃない。俺は婚約者もいる」
「では商談で」
「そ、そう、商談だ」
「お気を悪くしたら困りますが、扱う品物に興味があります。同じ商人として」
「君はもしかして、婚約者が雇った情報屋じゃないだろうな」
「いえいえ、普通の行商人ですよ」
「ふう、色んな事があるから、疑い深くなっちゃって。申し訳ない」
「どんな事情なんです。差し支えなければ教えて下さい」
「そんなに複雑な話ではないんだ。兄が結婚するってだけさ」
「それはおめでとうございます」
「ちっともめでたくない。俺はこの店を追い出されるのだからな。おまけに、婚約者の両親が店を持っていない男には嫁にやれないなんて言うから、話がややこしくなった」
「それは大変ですな。会っていた女性との商談はどう関係するのですか」
「ジェリは幼馴染で、俺が始める店に出資してくれる事になっている」
「では、話は丸く収まってますね」
「ジェリの金策が中々進まないんだ。期限は迫ってくるし、婚約者はジェリとの浮気を疑い始めるし」
「よろしい。紙を沢山仕入れてきましょう。店が開けるぐらいにね」
「本当か」
「ただし店は露店ですよ。露店の元締めと伝手があるから、紹介するのと。露店の権利料をなんとかしてあげます。なに借金返済なんて紙を売ればすぐですよ」
「恩に着る」
「ジェリさんとの話は断ってもらわないと。断るのは露店が軌道に乗ってからで良いよ」
「ああ、そうするよ」
「それでですね。ジェリさんとの話し合いに同席したいのですが」
「そうだな。その方がいいだろう」
「ジェリさんの宿も教えてくれますか」
ジェリの宿の場所を聞き出す事ができた。
さて、どうやって始末するかだが。
街の中は不味いだろ。
尾行して隙を窺うべきだな。
最悪は話し合いの席でばっさりか。
とりあえずこんな感じでいこう。
露店の元締めに照り焼きソースをお礼に持っていって、文房具店の話をするとすんなり了承がもらえた。
調味料確保が忙しくなった。
そうだ、パティに尾行をお願いしよう。
それがいい。
俺はマルコと飲みに行った。
まだ知られてないジェリに関する情報があるかも知れないからだ。
特に露店用のマヨネーズが凄い事に。
調味料に高級品を選ばなかった俺を褒めたい。
どれも一つ100円ちょっとだからな。
おかげでローバー対策に、魔力壁のスキルを覚える事が出来た。
コツは掴んでいたので、習得は早かった。
「醤油の納品に来たよ」
「来たよ。人相書きの女。男連れで」
何っ、ダカードも一緒か。
いや、慌てまい。
「男はどんな奴だ」
「ああ、ここから少し行った先の文房具屋の次男だ」
なんだ、ダカードではないのか。
「女はどっちだ」
「塩魔法使いの方だな」
やっぱりそうか。
「その次男はなんて名前だ」
「たしか、マルコだったはずだ」
聞きたい事は聞いた。
ジェリはのんきにデートをしていたのか。
追われている自覚がないのだろう。
そのマルコに話を聞きに言ってみるか。
俺は人に尋ねながら、文房具屋を目指した。
「マヨネーズの兄さん、人相書きの女を見ましたぜ」
露店の店主から声を掛けられた。
「男連れで歩いてたって言うんだろ」
「その通りで」
「もうその情報は受け取った。でもありがとよ。お礼は後で元締めの所に持って行く」
「へい」
「じゃな」
呼び止められた。
「ああ、ちょっと。これから修羅場なんでしょう。女は切れると怖い。兄さんお気をつけて」
「気をつけるよ」
遠くから店を観察する。
店は扉が無く開放されていて、木箱とワゴンに商品が所せましと入っていた。
扉がないので、店の中が良く見える。
マルコらしき人は店にいて、ジェリの姿は見えない。
さて、どうしたものか。
まだ、マルコとジェリが深い仲だとは決まっていない。
ただの知り合いなのかも。
行商人を装って話し掛けるべきだろうな。
俺はコピー用紙を仕入れ、店の軒先に立った。
「こんにちは。行商人なんだが。紙を売りたい」
「いらっしゃい。見せてくれるかな」
俺はコピー用紙の束を差し出した。
「これは良い紙だな。できれば沢山仕入れたい」
「時間を頂ければ。はて、どこかであなたに会った記憶があったのですが、思い出しましたよ。この間、女性とデートしてましたね」
「見てたのか。あれはデートじゃない。俺は婚約者もいる」
「では商談で」
「そ、そう、商談だ」
「お気を悪くしたら困りますが、扱う品物に興味があります。同じ商人として」
「君はもしかして、婚約者が雇った情報屋じゃないだろうな」
「いえいえ、普通の行商人ですよ」
「ふう、色んな事があるから、疑い深くなっちゃって。申し訳ない」
「どんな事情なんです。差し支えなければ教えて下さい」
「そんなに複雑な話ではないんだ。兄が結婚するってだけさ」
「それはおめでとうございます」
「ちっともめでたくない。俺はこの店を追い出されるのだからな。おまけに、婚約者の両親が店を持っていない男には嫁にやれないなんて言うから、話がややこしくなった」
「それは大変ですな。会っていた女性との商談はどう関係するのですか」
「ジェリは幼馴染で、俺が始める店に出資してくれる事になっている」
「では、話は丸く収まってますね」
「ジェリの金策が中々進まないんだ。期限は迫ってくるし、婚約者はジェリとの浮気を疑い始めるし」
「よろしい。紙を沢山仕入れてきましょう。店が開けるぐらいにね」
「本当か」
「ただし店は露店ですよ。露店の元締めと伝手があるから、紹介するのと。露店の権利料をなんとかしてあげます。なに借金返済なんて紙を売ればすぐですよ」
「恩に着る」
「ジェリさんとの話は断ってもらわないと。断るのは露店が軌道に乗ってからで良いよ」
「ああ、そうするよ」
「それでですね。ジェリさんとの話し合いに同席したいのですが」
「そうだな。その方がいいだろう」
「ジェリさんの宿も教えてくれますか」
ジェリの宿の場所を聞き出す事ができた。
さて、どうやって始末するかだが。
街の中は不味いだろ。
尾行して隙を窺うべきだな。
最悪は話し合いの席でばっさりか。
とりあえずこんな感じでいこう。
露店の元締めに照り焼きソースをお礼に持っていって、文房具店の話をするとすんなり了承がもらえた。
調味料確保が忙しくなった。
そうだ、パティに尾行をお願いしよう。
それがいい。
俺はマルコと飲みに行った。
まだ知られてないジェリに関する情報があるかも知れないからだ。
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