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第3章 分解スキルでざまぁ編
第146話 おっさん、反撃を開始する
弁護士が到着したので、俺が刑務所に入ったら、アジテーション・ポーションが二度と使えないと伝言した。
アジテーション・ポーションは別の名を扇動ポーションと言って選挙には大変に役に立つ。
なにせ演説を聞いた人間が票を入れてくれるのだから。
政治家にとって夢のようなポーションだ。
俺はその日のうちに釈放された。
何か反撃をしないと収まらない。
俺は兼ねてから集めていたネタを放出する事に決めた。
それは魔力発電の健康被害だ。
魔力発電の仕組みはこうだ。
魔力を入れた魔石を数多く集める。
一定量を超えると魔石は熱を放つようになる。
この熱で発電する訳だ。
健康被害というのは高濃度の魔力にさらされ続けると色々な症状が出てくるのだ。
魔力の薄い所で休めば症状は治まるらしい。
だが、訳の分からない健康被害は魔力発電の攻撃材料としてはうってつけだ。
「このネタはやばいですぜ」
会った記者にそう言われた。
「このネタは有名らしいな」
「ええ、ほとんどの記者が知ってます」
「なに、ネットでまず噂をばら撒く。そして野党の議員に質問させる。週刊誌はそれからで良い」
「それなら、書いても大丈夫そうです」
俺はネットに書き込みをしてから、野党の議員に面会を持ち掛けた。
アジテーション・ポーションを飲んでだ。
「お忙しい所手間を掛けて申し訳ありません」
「いえ、国民の声を聴くのも仕事の内の一つです」
「魔力発電の健康被害って知ってます?」
「そ、それは」
「この件を国会で質問すればあなたは英雄です」
「そうだ俺は英雄になるんだ」
「きっと一躍時の人ですよ」
ふっ、上手くいった。
国会の中継を見る。
「魔力発電の健康被害について質問したい」
「そんなの質問通告にないぞ。議長」
国会中継がストップした。
これでいい。
この件が白日の下にさらされればいいのだから。
週刊誌も発売された。
そして、野党が重い腰を上げる。
正規の手順で魔力発電の健康被害について質問がでた。
答弁する大臣はしどろもどろだ。
ざまあみろだ。
魔石燃料推進機構にやられた俺の話もネタとして流しておいた。
テレビでは盛んに魔力発電の安全性についてアピールしている。
だが、やればやるほど水面下で噂が進行していく。
ついには魔力発電所をストップさせろと住民が訴える所が出た。
だが、金の力で運動は潰されたようだ。
俺は魔力発電の魔力漏れを防ぐ魔力回路を作った。
これを魔石燃料推進機構に関係ない外国の会社に提供。
魔石燃料推進機構を悪者に仕立てるCMを打った。
『不完全な魔力発電は危険です。これからは完全な魔力発電の時代です』という歌い文句だ。
魔石燃料推進機構の罪という暴露本も書かせた。
哲候さんから会食のお誘いを頂いた。
「久しぶり」
「また派手にやりましたね。電力関係の議員が顔を青くしてますよ」
「今日はどんな用事かな」
「ずばり聞きます。あなたは誰ですか」
「俺は山田無二だけど」
「いえ、そうでなくて。はっきり言って私達はあなたをエイリアンだと思っています」
見慣れない植物と今までにない魔力回路。
そして異世界の言語を持ち込んだな。
うん、エイリアンだ。
それが納得のいく答えだ。
「まあ、言えない事はあるが、その推測は間違っている」
「そうですか。ならなんです」
「異世界帰りの一般人だ」
「まさか。異世界なら異星のほうが現実味があります。とうてい信じられません」
「そうだよな。好きに考えてくれ」
「それはそうと。ここらで手打ちにしませんか。あなたは母星に帰ればいいのかもしれませんが、あまり引っかき回されるのも困りものです」
「あっちから突っかかってきたんだよ」
「あなたの戸籍上の父上が魔石燃料推進機構と付き合いがあったのを知ってますか」
「いや、でもその可能性はあるな。ダンジョンと魔石は切っても切れない縁がある」
「あなたのせいで供給元を一つ失った訳です」
「なんの供給元だ。魔石か、活動資金か。それとも暴力か」
「そこは色々としか」
「まあ、いい。魔石と魔力の高騰の流れは止まらない。それで良いなら手打ちにしよう」
「別に電力会社は困りません。原料が高くなれば電気料金が上がるだけです」
「たが、うまい汁が吸えない」
「強欲すぎるのも考え物です。老害には退席してもらいましょう」
「よし、落としどころはそれで良いよ」
手打ちをする事になった。
地球ではぶっ殺して終わりという訳にはいかない。
上の方の引退で済ませよう。
アジテーション・ポーションは別の名を扇動ポーションと言って選挙には大変に役に立つ。
なにせ演説を聞いた人間が票を入れてくれるのだから。
政治家にとって夢のようなポーションだ。
俺はその日のうちに釈放された。
何か反撃をしないと収まらない。
俺は兼ねてから集めていたネタを放出する事に決めた。
それは魔力発電の健康被害だ。
魔力発電の仕組みはこうだ。
魔力を入れた魔石を数多く集める。
一定量を超えると魔石は熱を放つようになる。
この熱で発電する訳だ。
健康被害というのは高濃度の魔力にさらされ続けると色々な症状が出てくるのだ。
魔力の薄い所で休めば症状は治まるらしい。
だが、訳の分からない健康被害は魔力発電の攻撃材料としてはうってつけだ。
「このネタはやばいですぜ」
会った記者にそう言われた。
「このネタは有名らしいな」
「ええ、ほとんどの記者が知ってます」
「なに、ネットでまず噂をばら撒く。そして野党の議員に質問させる。週刊誌はそれからで良い」
「それなら、書いても大丈夫そうです」
俺はネットに書き込みをしてから、野党の議員に面会を持ち掛けた。
アジテーション・ポーションを飲んでだ。
「お忙しい所手間を掛けて申し訳ありません」
「いえ、国民の声を聴くのも仕事の内の一つです」
「魔力発電の健康被害って知ってます?」
「そ、それは」
「この件を国会で質問すればあなたは英雄です」
「そうだ俺は英雄になるんだ」
「きっと一躍時の人ですよ」
ふっ、上手くいった。
国会の中継を見る。
「魔力発電の健康被害について質問したい」
「そんなの質問通告にないぞ。議長」
国会中継がストップした。
これでいい。
この件が白日の下にさらされればいいのだから。
週刊誌も発売された。
そして、野党が重い腰を上げる。
正規の手順で魔力発電の健康被害について質問がでた。
答弁する大臣はしどろもどろだ。
ざまあみろだ。
魔石燃料推進機構にやられた俺の話もネタとして流しておいた。
テレビでは盛んに魔力発電の安全性についてアピールしている。
だが、やればやるほど水面下で噂が進行していく。
ついには魔力発電所をストップさせろと住民が訴える所が出た。
だが、金の力で運動は潰されたようだ。
俺は魔力発電の魔力漏れを防ぐ魔力回路を作った。
これを魔石燃料推進機構に関係ない外国の会社に提供。
魔石燃料推進機構を悪者に仕立てるCMを打った。
『不完全な魔力発電は危険です。これからは完全な魔力発電の時代です』という歌い文句だ。
魔石燃料推進機構の罪という暴露本も書かせた。
哲候さんから会食のお誘いを頂いた。
「久しぶり」
「また派手にやりましたね。電力関係の議員が顔を青くしてますよ」
「今日はどんな用事かな」
「ずばり聞きます。あなたは誰ですか」
「俺は山田無二だけど」
「いえ、そうでなくて。はっきり言って私達はあなたをエイリアンだと思っています」
見慣れない植物と今までにない魔力回路。
そして異世界の言語を持ち込んだな。
うん、エイリアンだ。
それが納得のいく答えだ。
「まあ、言えない事はあるが、その推測は間違っている」
「そうですか。ならなんです」
「異世界帰りの一般人だ」
「まさか。異世界なら異星のほうが現実味があります。とうてい信じられません」
「そうだよな。好きに考えてくれ」
「それはそうと。ここらで手打ちにしませんか。あなたは母星に帰ればいいのかもしれませんが、あまり引っかき回されるのも困りものです」
「あっちから突っかかってきたんだよ」
「あなたの戸籍上の父上が魔石燃料推進機構と付き合いがあったのを知ってますか」
「いや、でもその可能性はあるな。ダンジョンと魔石は切っても切れない縁がある」
「あなたのせいで供給元を一つ失った訳です」
「なんの供給元だ。魔石か、活動資金か。それとも暴力か」
「そこは色々としか」
「まあ、いい。魔石と魔力の高騰の流れは止まらない。それで良いなら手打ちにしよう」
「別に電力会社は困りません。原料が高くなれば電気料金が上がるだけです」
「たが、うまい汁が吸えない」
「強欲すぎるのも考え物です。老害には退席してもらいましょう」
「よし、落としどころはそれで良いよ」
手打ちをする事になった。
地球ではぶっ殺して終わりという訳にはいかない。
上の方の引退で済ませよう。
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