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第4章 チタン属性でざまぁ編
第157話 おっさん、炊き出しする
ダンジョンを攻略する前に、当座使う触媒を確保しておきたい。
どうにか魔力通販を駆使して生贄の魔力回路を構築した。
ゴブリンを生贄に捕まえてこよう。
ふと、思った。
俺って酷い事をしているんじゃないだろうか。
モンスターにも家族がいて帰りを待っている。
人間の生贄は悪くてモンスターの生贄は良い。
なんて傲慢な考えなんだ。
いや、動物並みの存在に人間が遠慮してどうする。
やめよう、こんな事を考え始めたら、肉は食えない。
エゴで良いじゃないか。
博愛主義くそくらえだ。
俺は俺のエゴを満たす為に生きる。
あのパンと水の恩を返す。
それで良い。
俺の法律では少女を殺した事に関わった人間は死刑。
そう決めた。
「属性魔導、拘束」
ゴブリンを拘束して生贄の魔力回路に乗せる。
ゴブリンの悲鳴が研究所での出来事に重なる。
やめだ。
生贄はやめだ。
なんか胸糞悪い。
さて、困ったぞ。
生贄を使わないで魔力を稼ぐのはスラムで炊き出しして、魔力を寄付してもらうしかない。
「スラムで炊き出ししたいが、ジルコニアは売りたくない」
街に戻って一番、ジャスミンに相談した。
「じゃ代わりの物を売ったら」
「高く売れるのはなんだろう」
「工芸品は駄目ね。魔導士の職人がしのぎを削ってるから」
「100均だとプラスチック製品か」
「それってどんなの」
俺はプラスチック容器を出してやった。
「透明で綺麗なのは良いけど、高くは売れないと思うわ」
「売値が高いのは電卓と時計辺りか」
電卓と時計を見せる。
「この電卓っていうのは良いんじゃない。文官が泣いて喜びそう」
「よし、これを売ろう」
「営業はジャスミンに任せた」
「とうぜんマージンは貰えるわよね」
「売値の一割を渡そう」
「電卓の売値は強気の金貨1枚にしたいから、一つ売る毎に銀貨10枚ね。乗ったわ」
「炊き出しの人員をどうやって確保しよう」
「そこは私がなんとかするわ。これでも魔導士の伝手は持っているつもり」
「悪いな色々と任せて」
「良いのよイチエンダマがある限りモンスター討伐は怖くないわ。今までは触媒のやり繰りが大変だったから」
炊き出しをして魔力を集める。
集めた魔力で電卓を出す。
電卓を売ったお金で炊き出しの食材を買う。
更に余った魔力で触媒を買う。
サイクルが出来た。
チタン板100万円相当が備蓄できた。
これだけあればダンジョン攻略も出来ると思いたい。
それと、スラムの協力者が15人増えた。
属性は判明していないが、炊き出しを手伝ってくれる。
俺にとって魔導士かそうでないかなんて関係ない。
だが、判明させられるのなら判明させてやりたい。
よし、順番に行こう。
元素番号1は水素だから、関係ない。
水魔導士は水素属性だ。
元素番号2はヘリウムだ。
ふふっ、ヘリウムガスはなんと100均で売っているのだ。
アルミ風船も100円、ガスと合わせて200円だ。
200魔力で風船を作る。
俺は露店ほどの試験スペースに風船を持って入った。
スラムの住人は入って来て、チタン片にスキルを使う。
がっくり来る様子もない。
何回もやって慣れているのだろうな。
ジルコニアをギラギラした目で見つめる。
隙あらば盗ってやろうという意思が見え見えだ。
アニータからは住人が盗もうとしてアニータの魔導を食らったと聞いた。
ジルコニアにスキルを使って名残惜しそうにその場を離れ、風船の前に立つ。
「これ何だ。変な物だな。宙に浮いている」
「触媒の一種だ。俺が秘境で探してきた」
「そうかい。属性魔導、火よ灯れ。駄目だな反応しない」
「ご苦労さん。参加賞の紙だ」
「ありがとよ」
それから10人ほどが訪れたがみんな反応はしなかった。
そして。
「属性魔導、火よ灯れ。うわ、火が灯った」
風船が一つ破けて落ちる。
「おめでとう。君はヘリウム属性だ」
「俺って魔導士なの。やった1級市民になれる。母ちゃんも2級市民だ」
「1級市民の試験に受かればな」
「風船ほしい」
アニータからねだられた。
「そうだね。手伝ってもらっているからお駄賃だ。好きなのを持っていって良い」
「ほんと」
「ちなみにこの風船アルミだから、ジャスミンの触媒にも使える」
「飽きたらジャスミンにあげる」
まあ、その前にガスが抜けて、しぼむんだけどな。
「ちなみにこんなのもある。あー、本日は晴天なり」
「へんな声」
変声用のヘリウムガスだ。
吸うと声が甲高くなる。
お遊びはこのくらいにしておこう。
スラムでヘリウム属性は4人出た。
1級市民の試験の為にアルミ風船を何十と持たせてやった。
試験官にする良い訳として、ヘリウムガスは秘境の山中から噴き出していた事にした。
ところでモンスターを気体の触媒でやれるだろうか。
俺の心配する事じゃないか。
怖いなら辞めておけばいい。
自己責任だ。
ちなみにヘリウム属性の4人は無事合格した。
倒した相手はゴブリンだったらしい。
あれっ、俺って嫌われている。
慣例を最初に破る人間に対する風当たりだと思いたい。
どうにか魔力通販を駆使して生贄の魔力回路を構築した。
ゴブリンを生贄に捕まえてこよう。
ふと、思った。
俺って酷い事をしているんじゃないだろうか。
モンスターにも家族がいて帰りを待っている。
人間の生贄は悪くてモンスターの生贄は良い。
なんて傲慢な考えなんだ。
いや、動物並みの存在に人間が遠慮してどうする。
やめよう、こんな事を考え始めたら、肉は食えない。
エゴで良いじゃないか。
博愛主義くそくらえだ。
俺は俺のエゴを満たす為に生きる。
あのパンと水の恩を返す。
それで良い。
俺の法律では少女を殺した事に関わった人間は死刑。
そう決めた。
「属性魔導、拘束」
ゴブリンを拘束して生贄の魔力回路に乗せる。
ゴブリンの悲鳴が研究所での出来事に重なる。
やめだ。
生贄はやめだ。
なんか胸糞悪い。
さて、困ったぞ。
生贄を使わないで魔力を稼ぐのはスラムで炊き出しして、魔力を寄付してもらうしかない。
「スラムで炊き出ししたいが、ジルコニアは売りたくない」
街に戻って一番、ジャスミンに相談した。
「じゃ代わりの物を売ったら」
「高く売れるのはなんだろう」
「工芸品は駄目ね。魔導士の職人がしのぎを削ってるから」
「100均だとプラスチック製品か」
「それってどんなの」
俺はプラスチック容器を出してやった。
「透明で綺麗なのは良いけど、高くは売れないと思うわ」
「売値が高いのは電卓と時計辺りか」
電卓と時計を見せる。
「この電卓っていうのは良いんじゃない。文官が泣いて喜びそう」
「よし、これを売ろう」
「営業はジャスミンに任せた」
「とうぜんマージンは貰えるわよね」
「売値の一割を渡そう」
「電卓の売値は強気の金貨1枚にしたいから、一つ売る毎に銀貨10枚ね。乗ったわ」
「炊き出しの人員をどうやって確保しよう」
「そこは私がなんとかするわ。これでも魔導士の伝手は持っているつもり」
「悪いな色々と任せて」
「良いのよイチエンダマがある限りモンスター討伐は怖くないわ。今までは触媒のやり繰りが大変だったから」
炊き出しをして魔力を集める。
集めた魔力で電卓を出す。
電卓を売ったお金で炊き出しの食材を買う。
更に余った魔力で触媒を買う。
サイクルが出来た。
チタン板100万円相当が備蓄できた。
これだけあればダンジョン攻略も出来ると思いたい。
それと、スラムの協力者が15人増えた。
属性は判明していないが、炊き出しを手伝ってくれる。
俺にとって魔導士かそうでないかなんて関係ない。
だが、判明させられるのなら判明させてやりたい。
よし、順番に行こう。
元素番号1は水素だから、関係ない。
水魔導士は水素属性だ。
元素番号2はヘリウムだ。
ふふっ、ヘリウムガスはなんと100均で売っているのだ。
アルミ風船も100円、ガスと合わせて200円だ。
200魔力で風船を作る。
俺は露店ほどの試験スペースに風船を持って入った。
スラムの住人は入って来て、チタン片にスキルを使う。
がっくり来る様子もない。
何回もやって慣れているのだろうな。
ジルコニアをギラギラした目で見つめる。
隙あらば盗ってやろうという意思が見え見えだ。
アニータからは住人が盗もうとしてアニータの魔導を食らったと聞いた。
ジルコニアにスキルを使って名残惜しそうにその場を離れ、風船の前に立つ。
「これ何だ。変な物だな。宙に浮いている」
「触媒の一種だ。俺が秘境で探してきた」
「そうかい。属性魔導、火よ灯れ。駄目だな反応しない」
「ご苦労さん。参加賞の紙だ」
「ありがとよ」
それから10人ほどが訪れたがみんな反応はしなかった。
そして。
「属性魔導、火よ灯れ。うわ、火が灯った」
風船が一つ破けて落ちる。
「おめでとう。君はヘリウム属性だ」
「俺って魔導士なの。やった1級市民になれる。母ちゃんも2級市民だ」
「1級市民の試験に受かればな」
「風船ほしい」
アニータからねだられた。
「そうだね。手伝ってもらっているからお駄賃だ。好きなのを持っていって良い」
「ほんと」
「ちなみにこの風船アルミだから、ジャスミンの触媒にも使える」
「飽きたらジャスミンにあげる」
まあ、その前にガスが抜けて、しぼむんだけどな。
「ちなみにこんなのもある。あー、本日は晴天なり」
「へんな声」
変声用のヘリウムガスだ。
吸うと声が甲高くなる。
お遊びはこのくらいにしておこう。
スラムでヘリウム属性は4人出た。
1級市民の試験の為にアルミ風船を何十と持たせてやった。
試験官にする良い訳として、ヘリウムガスは秘境の山中から噴き出していた事にした。
ところでモンスターを気体の触媒でやれるだろうか。
俺の心配する事じゃないか。
怖いなら辞めておけばいい。
自己責任だ。
ちなみにヘリウム属性の4人は無事合格した。
倒した相手はゴブリンだったらしい。
あれっ、俺って嫌われている。
慣例を最初に破る人間に対する風当たりだと思いたい。
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