レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~

喰寝丸太

文字の大きさ
163 / 248
第4章 チタン属性でざまぁ編

第163話 おっさん、知識を伝える3

 知識伝授3回目だ。
 3番目の元素はリチウムになる。

「よし、知識伝授3回目はリチウムだ」
「これも聞いた事のない物質ね」
「難しい事は嫌」

「じゃ簡単に言うぞ。貴重だ。惑星上に少ない」
「ワクセイって何」
「この大地は丸い。それでもって太陽の周りを回っている」
「えっ、そうなの」
「難しい」

「悪い悪い。話を戻すとこの大地にリチウムは少ない。鉱石があるんだがな。どこで採れるか辞典にも載ってない」
「それじゃ、この属性の魔導士は可哀そうね」
「ああ、モンスター討伐用の触媒が用意できなかった。それとこれは単体では危険だ。ふれると肌を溶かす」

「どんな用途に使われるの」
「電池しか知らん。なになに、冷却材に使われると書いてあるな。魔力通販メールオーダー。駄目だ、冷却用のリチウムは売ってない」

 そんな商品をチェックした覚えはないからな。
 パソコンの冷却材でワンチャンスあるかもと思ったが、駄目だった。
 辞典を詳しく読む。
 えっと、冷却材って原子炉かよ。
 そんな事だと思ったぜ。

「売ってないんじゃ買いようがないわね」
「まあな。手に入らないって事だ。試験用が電池から確保出来ただけでも、良しとするしかないんだろうな。アニータ、起きろ。終わったぞ。ダンジョン討伐に出かけよう。オートバイで風を切ると気持ちいいぞ」
「何か知らないけど、行く」
「私も行って良い」
「おう、三人乗りはきついな。無理じゃないけど」

 ビッグスクーターに三人乗りする事になった。

「むぎゅう」
「アニータ、真ん中で我慢してくれ」
「これ、破廉恥な乗り物ね。男女が肌を密着させるなんて」
「服を着ているだろ。そんなに密着しなくても良いんだ。落ちない様にするだけで良い」
「怖いのよ」
「馬だって、二人乗りする時は密着するだろ。あれと同じだ」
「男女で相乗りなんてしないわ」
「まあ良い。出発するぞ」

 スクーターが走り出す。

「きゃー」
「むぎゅう」
「アニータが窒息しかかってるぞ」
「ごめんなさい」

 しばらく走るうちにジャスミンも慣れたらしい。
 ダンジョンには2時間ほどで着いた。
 さてと、ザコモンスターは問題ないと思う。
 階層ボスもなんとかなるだろう。
 問題はラスボスだ。
 ブレス対策が必要だ。
 一応考えたがこれで行けるかどうか。

 クロロホルム作戦でザコを討伐。
 いよいよラスボスだ。
 退治するその方法とは。

属性魔導アトリビュートマジック、塩よ塩素とナトリウムに分かれろ」

 チタンワイヤーで拘束。
 これでもかとドラゴンの口に詰め込んだ塩を分解する。
 ドラゴンの唾液に反応してナトリウムが発火する。
 そして口から火を噴き体が爆発。
 こいつ飲み込みやがった。
 馬鹿だな。
 口の中でブレスが爆発するのを狙ったんだけど、思いの他上手く行った。
 ブレスは可燃の胃液によるものだったらしい。

「なんか、あっけないわね」
「搦め手で殺すのが早いんだよ。塩素ガスは有毒だから気をつけろ。空気タンクは解除するなよ」
「なんか、美しくない殺し方ね」
「そんなの犬にでも食わせておけ」

「レベルがまた上がったよ」
「アニータ、頑張って100まで上げような」
「戦士にでもするつもり」
「何かあった時に、属性魔導だけじゃ心許ないだろう。さて、8階層にもなるとダンジョンコアには魔力が沢山詰まっているだろうな」

 ダンジョンコアから魔力を吸い取った結果。

――――――――――――――
名前:山田 無二 LV134
魔力:131258372/13400

スキル:
収納箱
魔力通販
次元移動
属性魔導
――――――――――――――

 魔力が一億超えたぞ。

「魔力を吸い取ったダンジョンコアは売値が下がるのだけど」
「文句言うなよ。俺に魔力は必要なんだ。サファイヤとルビーをかなり渡しただろ。あれを作るのに必要なんだ」
「仕方ないわね。宝石魔導士会の全ての触媒を用意してもらってるのだから、文句が言えないわ」
「そうそう、ばちが当たる」

 これで改革を推し進める為の魔力は十分だ。
 後は戦略だな。

 勧誘の方法と革命の起こし方を考えないと。
 触媒を用意できる物はして、スラムの人間の属性を明らかにする。
 だが、これだけでは足りない。
 2級市民をなんとかして取り込まないとな。
 気のいいやつらが多そうだけど、1級市民の庇護のもとに生きているからな。
 意識改革は難しい。
 追々、考えよう。

あなたにおすすめの小説

アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~

うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」  これしかないと思った!   自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。  奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。  得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。  直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。  このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。  そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。  アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。  助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。

本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜

あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい! ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット” ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで? 異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。 チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。 「────さてと、今日は何を読もうかな」 これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。 ◆小説家になろう様でも、公開中◆ ◆恋愛要素は、ありません◆

ダンジョン発生から20年。いきなり玄関の前でゴブリンに遭遇してフリーズ中←今ココ

高遠まもる
ファンタジー
カクヨム、なろうにも掲載中。 タイトルまんまの状況から始まる現代ファンタジーです。 ダンジョンが有る状況に慣れてしまった現代社会にある日、異変が……。 本編完結済み。 外伝、後日譚はカクヨムに載せていく予定です。

独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活

髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。 しかし神は彼を見捨てていなかった。 そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。 これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~

きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。 洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。 レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。 しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。 スキルを手にしてから早5年――。 「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」 突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。 森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。 それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。 「どうせならこの森で1番派手にしようか――」 そこから更に8年――。 18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。 「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」 最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。 そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。

『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる

仙道
ファンタジー
 気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。  この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。  俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。  オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。  腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。  俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。  こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。 12/23 HOT男性向け1位

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?

はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、 強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。 母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、 その少年に、突然の困難が立ちはだかる。 理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。 一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。 それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。 そんな少年の物語。

特に呼ばれた記憶は無いが、異世界に来てサーセン。

黄玉八重
ファンタジー
水無月宗八は意識を取り戻した。 そこは誰もいない大きい部屋で、どうやら異世界召喚に遭ったようだ。 しかし姫様が「ようこそ!」って出迎えてくれないわ、不審者扱いされるわ、勇者は1ヶ月前に旅立ってらしいし、じゃあ俺は何で召喚されたの? 優しい水の国アスペラルダの方々に触れながら、 冒険者家業で地力を付けながら、 訪れた異世界に潜む問題に自分で飛び込んでいく。 勇者ではありません。 召喚されたのかも迷い込んだのかもわかりません。 でも、優しい異世界への恩返しになれば・・・。