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第5章 アンデッドでざまぁ
第224話 おっさん、レジスタンスに会う
夜のギルド併設の酒場は、依頼を終えた冒険者達で賑わっている。
俺は適当な席に腰を掛けて待った。
そして、カモフラージュにパスタを2種類頼んだ。
人間のふりをしないとな。
しばらくして現れたのは女性だった。
この人が俺と同じ情報を求めていたのか。
良く鍛えられた引き締まった体。
髪は短くして、服装も動きやすい感じだ。
剣も腰に吊るしているし、冒険者ってところだな。
「私はイリスよ。あなたが情報を提供してくれるのよね」
「俺はムニ。それより、何でこの情報が必要なのか教えてくれ」
「あなたは何でこの情報を集めたの」
「せーの、理由を言い合わないか」
「良いわよ。せーの」
俺が言った理由は、ヴァンパイヤ討伐。
イリスが言ったのは皇帝の野望を砕くだった。
「あれっ」
「何よ。違うのね」
「てっきり俺はヴァンパイヤが人を襲っているとばかり」
「私は……」
「皇帝が生贄を奉げているとか言うのだろう」
「何でそれを知っているの」
「考えてみれば簡単な事だ。隣国の政変は知ってるよな」
「ええ」
「俺はそこで生贄を阻止する為に活動してた。生贄の技術がどこで開発されたかだが。この国じゃないかと睨んでる」
「なるほどね。あなたが何で奇妙な兜で顔を隠しているのか分かったわ」
「話を戻すぞ。転移の魔法陣もこの国で開発された。違うか」
「ええ、そうよ」
「鉱夫の誘拐に、これが使われた。この国の皇帝とダイヤモンド魔導士会は、繋がっていたのだろうな」
「なるほどね。納得したわ。誘拐が頻発するようになったのは隣国の政変以降。そういう事だったのね」
「ああ、ダイヤモンド魔導士会は魔力か、スラムの人間を帝国に輸出してた。それが止まったのだな」
「ところで、この誘拐の犯人はどっちだと思う」
「俺はヴァンパイヤだと思うな。皇帝なら、空白地帯は作らない」
「賭ける?」
「何をだ」
「あなたの正体」
「何の事だ」
「あなたヴァンパイヤでしょ」
「何の事かな」
「パスタのチョイスがおかしいわよ。その二つを同時に食べるとゲロ不味だわ。物凄く辛いのと甘口だから」
「病気で味がおかしいのかも知れないだろ」
「食べる時に面頬を上げたけど、目が赤かったわ」
しまった、コンタクトを忘れた。
「ばれたのでは仕方ない。俺をどうするつもりだ」
「いいえ、何もしないわ。あなたが人を殺さない限りはね」
「何でだよ」
「ぶっちゃけると、私はレジスタンスなのよね」
「読めたぞ。活動に加われって言うんだな」
「ええ、最強と言われるアンデッドはさぞ強いんでしょうね。噂ではヴァンパイヤの最上位種は、ドラゴンに単騎で勝てるとか」
「勝てるかもしれないな」
「どうするの。加わるの」
「生贄の阻止は俺も望むところだ協力してやろう」
「決まりね。まずは誘拐の犯人を懲らしめましょう」
「そうだな」
ヴァンパイヤ退治にレジスタンスのイリスが加わる事になった。
馬車を用意してもらい、乗り込んだ。
次の日の朝、馬車は動き始め、門の所で馬車が停まる。
「ご苦労様」
御者台辺りからイリスの声が聞こえた。
「馬車の中に人は?」
「いませんよ」
「うむ、いないな」
馬車を開けもせずに通したぞ。
レジスタンスというのは本当だったのだな。
同志が至る所に居るとみた。
馬車は廃城に向かって走っている。
夜になると馬車は停車して、俺は外に出た。
ヴァンパイヤの痕跡を探す。
なるほど意識すると劣化したヴァンプニウムが感じ取られる。
奴ら街道の上を飛んだのだな。
街道に痕跡がある。
痕跡は廃城に向かっていた。
推測は間違っていないのだろう。
次の日。
痕跡が途絶えた。
やっぱりね。
奴ら、対策をしているな。
どうやるんだろう。
劣化したヴァンプニウムを金属支配する。
それを一まとめにしてみた。
なるほどね。
こうして劣化したヴァンプニウムを落とさないようにすれば痕跡を消せるのか。
真昼になって廃城近くの村に到着した。
ヴァンパイヤを退治するのなら、昼間に限る。
俺は久しぶりにアイアンスケルトンに戻った。
「何、その姿。ガリガリじゃない」
『今の俺は骨だ。見てみろ』
俺はホワイトボードにそう書いた。
手袋を外して骨の手を見せる。
「うわっ、骨だわ。ヴァンパイヤって、スケルトンに変身できたのね」
『俺だけが特別だ』
さて、親玉は強いのかな。
ドラゴン並みでない事を祈りたい。
俺は適当な席に腰を掛けて待った。
そして、カモフラージュにパスタを2種類頼んだ。
人間のふりをしないとな。
しばらくして現れたのは女性だった。
この人が俺と同じ情報を求めていたのか。
良く鍛えられた引き締まった体。
髪は短くして、服装も動きやすい感じだ。
剣も腰に吊るしているし、冒険者ってところだな。
「私はイリスよ。あなたが情報を提供してくれるのよね」
「俺はムニ。それより、何でこの情報が必要なのか教えてくれ」
「あなたは何でこの情報を集めたの」
「せーの、理由を言い合わないか」
「良いわよ。せーの」
俺が言った理由は、ヴァンパイヤ討伐。
イリスが言ったのは皇帝の野望を砕くだった。
「あれっ」
「何よ。違うのね」
「てっきり俺はヴァンパイヤが人を襲っているとばかり」
「私は……」
「皇帝が生贄を奉げているとか言うのだろう」
「何でそれを知っているの」
「考えてみれば簡単な事だ。隣国の政変は知ってるよな」
「ええ」
「俺はそこで生贄を阻止する為に活動してた。生贄の技術がどこで開発されたかだが。この国じゃないかと睨んでる」
「なるほどね。あなたが何で奇妙な兜で顔を隠しているのか分かったわ」
「話を戻すぞ。転移の魔法陣もこの国で開発された。違うか」
「ええ、そうよ」
「鉱夫の誘拐に、これが使われた。この国の皇帝とダイヤモンド魔導士会は、繋がっていたのだろうな」
「なるほどね。納得したわ。誘拐が頻発するようになったのは隣国の政変以降。そういう事だったのね」
「ああ、ダイヤモンド魔導士会は魔力か、スラムの人間を帝国に輸出してた。それが止まったのだな」
「ところで、この誘拐の犯人はどっちだと思う」
「俺はヴァンパイヤだと思うな。皇帝なら、空白地帯は作らない」
「賭ける?」
「何をだ」
「あなたの正体」
「何の事だ」
「あなたヴァンパイヤでしょ」
「何の事かな」
「パスタのチョイスがおかしいわよ。その二つを同時に食べるとゲロ不味だわ。物凄く辛いのと甘口だから」
「病気で味がおかしいのかも知れないだろ」
「食べる時に面頬を上げたけど、目が赤かったわ」
しまった、コンタクトを忘れた。
「ばれたのでは仕方ない。俺をどうするつもりだ」
「いいえ、何もしないわ。あなたが人を殺さない限りはね」
「何でだよ」
「ぶっちゃけると、私はレジスタンスなのよね」
「読めたぞ。活動に加われって言うんだな」
「ええ、最強と言われるアンデッドはさぞ強いんでしょうね。噂ではヴァンパイヤの最上位種は、ドラゴンに単騎で勝てるとか」
「勝てるかもしれないな」
「どうするの。加わるの」
「生贄の阻止は俺も望むところだ協力してやろう」
「決まりね。まずは誘拐の犯人を懲らしめましょう」
「そうだな」
ヴァンパイヤ退治にレジスタンスのイリスが加わる事になった。
馬車を用意してもらい、乗り込んだ。
次の日の朝、馬車は動き始め、門の所で馬車が停まる。
「ご苦労様」
御者台辺りからイリスの声が聞こえた。
「馬車の中に人は?」
「いませんよ」
「うむ、いないな」
馬車を開けもせずに通したぞ。
レジスタンスというのは本当だったのだな。
同志が至る所に居るとみた。
馬車は廃城に向かって走っている。
夜になると馬車は停車して、俺は外に出た。
ヴァンパイヤの痕跡を探す。
なるほど意識すると劣化したヴァンプニウムが感じ取られる。
奴ら街道の上を飛んだのだな。
街道に痕跡がある。
痕跡は廃城に向かっていた。
推測は間違っていないのだろう。
次の日。
痕跡が途絶えた。
やっぱりね。
奴ら、対策をしているな。
どうやるんだろう。
劣化したヴァンプニウムを金属支配する。
それを一まとめにしてみた。
なるほどね。
こうして劣化したヴァンプニウムを落とさないようにすれば痕跡を消せるのか。
真昼になって廃城近くの村に到着した。
ヴァンパイヤを退治するのなら、昼間に限る。
俺は久しぶりにアイアンスケルトンに戻った。
「何、その姿。ガリガリじゃない」
『今の俺は骨だ。見てみろ』
俺はホワイトボードにそう書いた。
手袋を外して骨の手を見せる。
「うわっ、骨だわ。ヴァンパイヤって、スケルトンに変身できたのね」
『俺だけが特別だ』
さて、親玉は強いのかな。
ドラゴン並みでない事を祈りたい。
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