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神と悪魔と呼ばれた力
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オーレンス オーレンスよ。 ワシじゃ ジャンバルじゃ。
サブロウのおかげで助かったわい。
じゃが、積もる話はあとじゃ
今すぐ村に帰るのじゃ 村が襲われておるのじゃ・・じゃ・・じゃ。
「はぁ!!」と気が付いた。
眠っていたのか?でも 間違えなくジャンバル様の声だった。
俺はセレネに声をかけると「村が襲われているかもしれない」と伝えて
「ウォーターバルーン」で村に帰ることにした。
「確り捕まるのよ!」と言われたけどどこに捕まればいいのだろう?
一瞬違うウォーターバルーンに目が行ったが、思い直して自分のウォーターバルーンを
適当につかんでみたら、マシュマロのような感触でどこでもつかむことができるようだ。
そしてすごいスピードで進んでいく。
ウサギの全速力と変わらないかそれ以上かもしれない。
「見えてきたわ! 何あれ?本当に村が襲われているじゃない??」
「カキン! カキン! グシャ・・・ カキン!」
小人たちが村の壁の外側から 野球のバッティングのように仲間の小人をこん棒で飛ばして
村の中へ送り込んでいた。
撃ち込まれる小人は素手といっても村の中で暴れられたらたまったものじゃない。
けどどうして 村が襲われているんだ?
壁のおかげもあって人が見えていなければ 襲い掛かってはこないはずだ。
「オーレンス。壁の周りは小人がいるわ。村が心配だから飛ぶわよ!!」
「飛ぶだって?」
するとウオーターバルーンは勝手に半分くらいの大きさまで潰れてボールのように
高く空へ飛んだ。
そして壁を飛び越えて村の中に入ると「バシャ」っとバルーンが弾けてクッションの役目を果たした。
村は どうなっているんだ?
「あれを見るでチュ?」
「がははは サウレよ。小人の相手をしながらワシと戦うのは無謀もいいところじゃ。
すぐに楽にしてやろう」
「ふざけんじゃねーよ じじいが! それにしても何だ?この焦げ臭い匂いは?
こいつさえなければ こんなじじいなんかに負けねぇのに!」
「ほうほう さすが元魔女サウレ。実はな お前は小人とワシともう一つの存在と戦っておるのじゃよ
がははははは
まさか ジャンバルの像の下にニーマンの残骸が眠っていたとは思わなかったわい。
そうじゃのう。こいつは知性を持っておるようだし名前を付けてやろう。
こいつはシャドーじゃ。がははは」
サウレは人格が後退してヤンキーみたいになっていた。
そしてシャドーと名付けられたゴーストのような黒い霧の塊は
毒ブレスのような黒いブレスを放ち、サウレはその攻撃を受けながら
炎のゴーレムを巧みに操って小人を駆除し、そして賢者スデーモと戦っていた。
村の中は燃えた小人が駆け巡り、燃えていない小人は村人の家のドアを破壊しようと
自分の木製の体を何度もドアに叩きつけていた。
そんな中、賢者スデーモが叫んだ。
「そろそろ 終わりにしてやろう 爆裂系魔法 アークス・デスコガル!!! うりゃ!!」
賢者スデーモが頭上に手を伸ばすと大きな球体が出来始めた。
サウレは杖を前に突き出すが「ぶはぁぁぁぁ」とシャドーのブレスが
吹雪のようにサウレに吹き付けられ続けて魔法が使えないようだ。
「シャドーが見えてないゲロ シクシク」
「賢者スデーモは 自分以外のすべてを吹っ飛ばすつもりでチュ」
「家はツクレル 人は戻らナイ・・」
どうしたらいいんだ!
村がほのかな緑色の光を放ち。
時間が止まって見えた。
あれ? 時間が止まっているのか?
オーレンスよ。
いいえ ニーマン使いよ。
どうか村をお救いください・・。
「そりゃ救いたいさ!スーちゃんもみんなも救いたい!でもサブロウを使ったとしても救えるのは・・」
オーレンスよ。
ワシじゃよ・・ ジャンバルじゃ。
「ジャンバル?」
のう オーレンスよ。村を助けたいなら、ならばワシをお前のニーマンにしてはくれぬか?
ワシはお前じゃ。ワシの力はお前の力じゃ・・・・
セレネの叫びが聞こえてきて我に返った。
「オーレンス!! 確りしてってば!!!
賢者スデーモの攻撃は私とお母さんでどうにかして見せるわ。
だからあなたは村の人を助けてあげて」
魔法を本当にどうにかできるのかなんてどうでもいいかのように、
セレネは切に願う顔で村人を助けてほしいと訴えてきた。
だけど俺は 悟りでも開いたかのような表情で彼女に今の状況を教えてあげた。
「いいや その必要はないよセレネ」
「え?」
「ジャンバル 召喚!!!」
あれ?意識が。。 消えていく・・・・
意識が眠ると、ジャンバルの歌が耳の中で流れ続けていた。
ジャンバ♪ ジャンバル♪ ジャンバル♪ ホイホイ!
なんじゃ?誰かと思えばオーレンスか。キサマに何が出来る。
お前は・・。
魔法剣じゃと・・ワシの魔法を切裂けるはずがぁぁ・・・
ギャガァァァ・・・何の声じゃ?・・・・
シャドーの気配がなくなった・・・・・・
まさか・・何が起きておるのじゃ・・・・・
まだ勝負は終わっておらんわい・・・・・・
何じゃ?この強さ。。お前はいったい・・
憎き魔女の術じゃが仕方があるまい・・・召喚!!
ワシは逃げるぞ・・・。
ジャンバ♪ ジャンバル♪ ジャンバル♪ ホイホイ・・・・・
俺は雲の上に寝ているようだった。終わったのか?
今自分は眠っていて、その原因はジャンバルを使った反動だ。
まだ・・目が覚めないのか・・暗いし深い。。深いし重い・・でも体は逆にとても気持ちがいい。。
そして、まただ・・ また・・ あの感情が沸き上がってきたぞ。
寂しいよ・・セレネ・・ごめん・・セレネ。。
これで何回目だろう・・。
でも そんな心配はいらなかった。
しばらく経ったときに、どこからか「お帰り」とセレネの声が聞こえた気がした。
「はぁ!!ここはいったい?」
眠っていたのか? 俺はゆっくりと目を開けた。
療養所のベッドの上で寝ていたようだ。白いシーツと日の光がまぶしく感じる。
「きゅ!急に起きたからビックリしたじゃない。
でも やっと 目が覚めたのね。今、セレネを呼んできてあげるわ」
ジェフラか。
「なあ、それよりジェフラ? 村は、村はどうなったんだ?」
「何言ってるのよもうぅ ふふふ、あなたが救ったんじゃないのよ。
安心してもちろん全員無事よ。
オーレンス、あなた凄かったらしいわね。
私もあなたが活躍しているところを見たかったわ。
まったく黒い魔法剣なんて いつ使えるようになったのよ。
あ~あぁ 残念 残念。じゃぁ セレネを呼びに行ってくるわね」
スニークに話を聞くと俺は ベッドの上で7日間も眠っていたらしい。
ジャンバル様を召喚するとすごい力が使える代わりに反動もすごいようだ。
そして 俺が眠っている間は療養所のちょっといい部屋が用意されてジェフラが
俺の面倒を見てくれていたと言うことだった。
起き上がるとまだ少しフラフラするけど
身体の方は大丈夫そうだ。
村の様子がどうしても見たいので見に行くことにした。
「おい こっちだ! 板も張り付けておいてくれ」
「へい 親方!」
「そろそろ ココルカがはいりましたよ。」
「スーが スーがやる」
「ふふふ じゃぁ お姉ちゃんには弟をお願いね」
「うん」
村の石の壁は所々、新しい物へと修繕されて前よりも強固な壁になり
焼けた家の一部などは 新しい木材と交換されているようだった。
ジェフラに連れられてセレネとサウレが現れた。
「セレネさん?」
ドバァっと抱き着いてくるのかと思ったけど、セレネは以外とニコニコ ニコニコしてるだけだな。
「オーレンス 目が覚めたのね。よかった」と、でも笑った顔が嬉しそうだ。
「オーレンスさん 村も助かり復興も順調のようです。すべてあなたのおかげです。
ありがとうございました」
「いいえ サウレさんの修行のおかげですよ」
「またまた ご謙遜(ごけんそん)を・・ですが
賢者スデーモはツボを両手に抱えて逃げて行ってしまいました。。
あのじじぃ! 今度見つけたらぶっ飛ばしてやるぜ!・・・あら私としたことが、ほほほ」
賢者スデーモはどさくさ紛れに逃げたのか
また違う村で変なことをやり始めなければいいけど・・。
サブロウのおかげで助かったわい。
じゃが、積もる話はあとじゃ
今すぐ村に帰るのじゃ 村が襲われておるのじゃ・・じゃ・・じゃ。
「はぁ!!」と気が付いた。
眠っていたのか?でも 間違えなくジャンバル様の声だった。
俺はセレネに声をかけると「村が襲われているかもしれない」と伝えて
「ウォーターバルーン」で村に帰ることにした。
「確り捕まるのよ!」と言われたけどどこに捕まればいいのだろう?
一瞬違うウォーターバルーンに目が行ったが、思い直して自分のウォーターバルーンを
適当につかんでみたら、マシュマロのような感触でどこでもつかむことができるようだ。
そしてすごいスピードで進んでいく。
ウサギの全速力と変わらないかそれ以上かもしれない。
「見えてきたわ! 何あれ?本当に村が襲われているじゃない??」
「カキン! カキン! グシャ・・・ カキン!」
小人たちが村の壁の外側から 野球のバッティングのように仲間の小人をこん棒で飛ばして
村の中へ送り込んでいた。
撃ち込まれる小人は素手といっても村の中で暴れられたらたまったものじゃない。
けどどうして 村が襲われているんだ?
壁のおかげもあって人が見えていなければ 襲い掛かってはこないはずだ。
「オーレンス。壁の周りは小人がいるわ。村が心配だから飛ぶわよ!!」
「飛ぶだって?」
するとウオーターバルーンは勝手に半分くらいの大きさまで潰れてボールのように
高く空へ飛んだ。
そして壁を飛び越えて村の中に入ると「バシャ」っとバルーンが弾けてクッションの役目を果たした。
村は どうなっているんだ?
「あれを見るでチュ?」
「がははは サウレよ。小人の相手をしながらワシと戦うのは無謀もいいところじゃ。
すぐに楽にしてやろう」
「ふざけんじゃねーよ じじいが! それにしても何だ?この焦げ臭い匂いは?
こいつさえなければ こんなじじいなんかに負けねぇのに!」
「ほうほう さすが元魔女サウレ。実はな お前は小人とワシともう一つの存在と戦っておるのじゃよ
がははははは
まさか ジャンバルの像の下にニーマンの残骸が眠っていたとは思わなかったわい。
そうじゃのう。こいつは知性を持っておるようだし名前を付けてやろう。
こいつはシャドーじゃ。がははは」
サウレは人格が後退してヤンキーみたいになっていた。
そしてシャドーと名付けられたゴーストのような黒い霧の塊は
毒ブレスのような黒いブレスを放ち、サウレはその攻撃を受けながら
炎のゴーレムを巧みに操って小人を駆除し、そして賢者スデーモと戦っていた。
村の中は燃えた小人が駆け巡り、燃えていない小人は村人の家のドアを破壊しようと
自分の木製の体を何度もドアに叩きつけていた。
そんな中、賢者スデーモが叫んだ。
「そろそろ 終わりにしてやろう 爆裂系魔法 アークス・デスコガル!!! うりゃ!!」
賢者スデーモが頭上に手を伸ばすと大きな球体が出来始めた。
サウレは杖を前に突き出すが「ぶはぁぁぁぁ」とシャドーのブレスが
吹雪のようにサウレに吹き付けられ続けて魔法が使えないようだ。
「シャドーが見えてないゲロ シクシク」
「賢者スデーモは 自分以外のすべてを吹っ飛ばすつもりでチュ」
「家はツクレル 人は戻らナイ・・」
どうしたらいいんだ!
村がほのかな緑色の光を放ち。
時間が止まって見えた。
あれ? 時間が止まっているのか?
オーレンスよ。
いいえ ニーマン使いよ。
どうか村をお救いください・・。
「そりゃ救いたいさ!スーちゃんもみんなも救いたい!でもサブロウを使ったとしても救えるのは・・」
オーレンスよ。
ワシじゃよ・・ ジャンバルじゃ。
「ジャンバル?」
のう オーレンスよ。村を助けたいなら、ならばワシをお前のニーマンにしてはくれぬか?
ワシはお前じゃ。ワシの力はお前の力じゃ・・・・
セレネの叫びが聞こえてきて我に返った。
「オーレンス!! 確りしてってば!!!
賢者スデーモの攻撃は私とお母さんでどうにかして見せるわ。
だからあなたは村の人を助けてあげて」
魔法を本当にどうにかできるのかなんてどうでもいいかのように、
セレネは切に願う顔で村人を助けてほしいと訴えてきた。
だけど俺は 悟りでも開いたかのような表情で彼女に今の状況を教えてあげた。
「いいや その必要はないよセレネ」
「え?」
「ジャンバル 召喚!!!」
あれ?意識が。。 消えていく・・・・
意識が眠ると、ジャンバルの歌が耳の中で流れ続けていた。
ジャンバ♪ ジャンバル♪ ジャンバル♪ ホイホイ!
なんじゃ?誰かと思えばオーレンスか。キサマに何が出来る。
お前は・・。
魔法剣じゃと・・ワシの魔法を切裂けるはずがぁぁ・・・
ギャガァァァ・・・何の声じゃ?・・・・
シャドーの気配がなくなった・・・・・・
まさか・・何が起きておるのじゃ・・・・・
まだ勝負は終わっておらんわい・・・・・・
何じゃ?この強さ。。お前はいったい・・
憎き魔女の術じゃが仕方があるまい・・・召喚!!
ワシは逃げるぞ・・・。
ジャンバ♪ ジャンバル♪ ジャンバル♪ ホイホイ・・・・・
俺は雲の上に寝ているようだった。終わったのか?
今自分は眠っていて、その原因はジャンバルを使った反動だ。
まだ・・目が覚めないのか・・暗いし深い。。深いし重い・・でも体は逆にとても気持ちがいい。。
そして、まただ・・ また・・ あの感情が沸き上がってきたぞ。
寂しいよ・・セレネ・・ごめん・・セレネ。。
これで何回目だろう・・。
でも そんな心配はいらなかった。
しばらく経ったときに、どこからか「お帰り」とセレネの声が聞こえた気がした。
「はぁ!!ここはいったい?」
眠っていたのか? 俺はゆっくりと目を開けた。
療養所のベッドの上で寝ていたようだ。白いシーツと日の光がまぶしく感じる。
「きゅ!急に起きたからビックリしたじゃない。
でも やっと 目が覚めたのね。今、セレネを呼んできてあげるわ」
ジェフラか。
「なあ、それよりジェフラ? 村は、村はどうなったんだ?」
「何言ってるのよもうぅ ふふふ、あなたが救ったんじゃないのよ。
安心してもちろん全員無事よ。
オーレンス、あなた凄かったらしいわね。
私もあなたが活躍しているところを見たかったわ。
まったく黒い魔法剣なんて いつ使えるようになったのよ。
あ~あぁ 残念 残念。じゃぁ セレネを呼びに行ってくるわね」
スニークに話を聞くと俺は ベッドの上で7日間も眠っていたらしい。
ジャンバル様を召喚するとすごい力が使える代わりに反動もすごいようだ。
そして 俺が眠っている間は療養所のちょっといい部屋が用意されてジェフラが
俺の面倒を見てくれていたと言うことだった。
起き上がるとまだ少しフラフラするけど
身体の方は大丈夫そうだ。
村の様子がどうしても見たいので見に行くことにした。
「おい こっちだ! 板も張り付けておいてくれ」
「へい 親方!」
「そろそろ ココルカがはいりましたよ。」
「スーが スーがやる」
「ふふふ じゃぁ お姉ちゃんには弟をお願いね」
「うん」
村の石の壁は所々、新しい物へと修繕されて前よりも強固な壁になり
焼けた家の一部などは 新しい木材と交換されているようだった。
ジェフラに連れられてセレネとサウレが現れた。
「セレネさん?」
ドバァっと抱き着いてくるのかと思ったけど、セレネは以外とニコニコ ニコニコしてるだけだな。
「オーレンス 目が覚めたのね。よかった」と、でも笑った顔が嬉しそうだ。
「オーレンスさん 村も助かり復興も順調のようです。すべてあなたのおかげです。
ありがとうございました」
「いいえ サウレさんの修行のおかげですよ」
「またまた ご謙遜(ごけんそん)を・・ですが
賢者スデーモはツボを両手に抱えて逃げて行ってしまいました。。
あのじじぃ! 今度見つけたらぶっ飛ばしてやるぜ!・・・あら私としたことが、ほほほ」
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