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三年生の一学期
🎷
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玲央名が続ける。
「成瀬さんも卒業するまでにカレシほしいでしょ。女子高生なら、一回や二回経験しといたほうがいいし、大学行くかまだ分かんないって言うんなら、卒業したら一気に出会いの場なくなっちゃうじゃん? なんなら少し解放感ある生活して、キャンパスライフ満喫しようとかって思えれば、かえっていいんじゃない? カレシが同じ大学の先輩ともなれば、色々サポートもしてもらえるだろうし」
「うん。だね」奈緒が頷く。
「まあ、わたしたちもお持ち帰りOKだから、ライバルだけどね」
「近くで見てかっこよければだけど」麗が付け加えて、にかりと笑う。
そうこうするうちに、五人組の男女がやってきた。場の支配力がありそうな少しパーマがかった金髪の男が、声をかけてくる。
「豊原ですけど、麗さん? わーい、やったぁ、すぐあえたぁ。今日は来てくれてありがとう。楽しくお食事しましょう」
とてもさわやかに微笑むと、各メンバーの紹介を始める。彼の下の名前は雄二、黒メッシュの入った金髪頭で、少し軽そうな口ぶり。服装は緑のTシャツに半袖の白いワイシャツを羽織っていて、ボトムスは紺デニム。小野楓雅は黒髪のショートで真中分け。白いワイシャツに黒デニムといったいでたち。佐々木拓海は七三分けのショートで青いTシャツと紺デニム。小池洋行は茶髪ショートで、カーキのポロシャツに青デニム姿。ランチの時間であるためか、四人ともだいぶ軽い装いだった。
麗の後ろにいた奈緒が、隣の玲央名の耳元に唇を寄せた。
「男の人たち、みんなかっこいいね。でも普通の人たちみたい。どんな芸能人やってるの?」
「うん。みんな大学生なんだけど、学業の傍ら、地下アイドルしてるの。この間紹介されてライブ見に行かせてもらったんだけど、すんごい格好いいの。一発でファンになっちゃった。サックスとトランペットとトロンボーンとチューバ抱えて、歌って踊れるマーチングアイドル。近くで見ても本気でかっこいい」
「まっちんぐあいどぅる?」
「うふふ、ばかなの? 成瀬さん、わざと間違えてるでしょ。見ていていつも思うんだよね、ウケ狙ってるって。ちょー面白い」
「あはは」奈緒が愛想を振りまいた。
「成瀬さんって一年の時、一曲ポップス歌ったでしょ、ジャンル的にはフォークかカントリーだったはずだけど、軽快なノリのやつ。使ったのはレゲイかなにかにアレンジされていたけど、ちょっと吹奏楽っぽかったじゃん。ああいう感じのアレンジ好きなら、この人たちの歌も気に入ると思うよ」
四人の男性が、一斉にさわやかな笑顔を奈緒に向ける。
「ぜひ見たーい」この子は、火照った様子の笑みで、顔いっぱいを緩ませた。
「成瀬さんも卒業するまでにカレシほしいでしょ。女子高生なら、一回や二回経験しといたほうがいいし、大学行くかまだ分かんないって言うんなら、卒業したら一気に出会いの場なくなっちゃうじゃん? なんなら少し解放感ある生活して、キャンパスライフ満喫しようとかって思えれば、かえっていいんじゃない? カレシが同じ大学の先輩ともなれば、色々サポートもしてもらえるだろうし」
「うん。だね」奈緒が頷く。
「まあ、わたしたちもお持ち帰りOKだから、ライバルだけどね」
「近くで見てかっこよければだけど」麗が付け加えて、にかりと笑う。
そうこうするうちに、五人組の男女がやってきた。場の支配力がありそうな少しパーマがかった金髪の男が、声をかけてくる。
「豊原ですけど、麗さん? わーい、やったぁ、すぐあえたぁ。今日は来てくれてありがとう。楽しくお食事しましょう」
とてもさわやかに微笑むと、各メンバーの紹介を始める。彼の下の名前は雄二、黒メッシュの入った金髪頭で、少し軽そうな口ぶり。服装は緑のTシャツに半袖の白いワイシャツを羽織っていて、ボトムスは紺デニム。小野楓雅は黒髪のショートで真中分け。白いワイシャツに黒デニムといったいでたち。佐々木拓海は七三分けのショートで青いTシャツと紺デニム。小池洋行は茶髪ショートで、カーキのポロシャツに青デニム姿。ランチの時間であるためか、四人ともだいぶ軽い装いだった。
麗の後ろにいた奈緒が、隣の玲央名の耳元に唇を寄せた。
「男の人たち、みんなかっこいいね。でも普通の人たちみたい。どんな芸能人やってるの?」
「うん。みんな大学生なんだけど、学業の傍ら、地下アイドルしてるの。この間紹介されてライブ見に行かせてもらったんだけど、すんごい格好いいの。一発でファンになっちゃった。サックスとトランペットとトロンボーンとチューバ抱えて、歌って踊れるマーチングアイドル。近くで見ても本気でかっこいい」
「まっちんぐあいどぅる?」
「うふふ、ばかなの? 成瀬さん、わざと間違えてるでしょ。見ていていつも思うんだよね、ウケ狙ってるって。ちょー面白い」
「あはは」奈緒が愛想を振りまいた。
「成瀬さんって一年の時、一曲ポップス歌ったでしょ、ジャンル的にはフォークかカントリーだったはずだけど、軽快なノリのやつ。使ったのはレゲイかなにかにアレンジされていたけど、ちょっと吹奏楽っぽかったじゃん。ああいう感じのアレンジ好きなら、この人たちの歌も気に入ると思うよ」
四人の男性が、一斉にさわやかな笑顔を奈緒に向ける。
「ぜひ見たーい」この子は、火照った様子の笑みで、顔いっぱいを緩ませた。
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