400 / 514
モモタとママと虹の架け橋
第三十三話 ハチクマの名は伊達じゃない
しおりを挟む
モモタたちは、遠くからクロスズメバチの巣を眺めて、何か妙案は思い浮かばないか、と考えあぐねていました。
モモタが言いました。
「熊でも壊せないくらいなんだから、あのニホンミツバチのお城より大きいんだろうね。あの木の中に作られたお城をめちゃめちゃにしちゃうということは、数も相当多いはずだし」
そう言い終わって、「そうだ」とモモタが思い出しました。「アゲハちゃんは、前に大スズメバチに勝ったことあったよね」
「やめてよ、口げんかで勝ったのよ。取っ組み合いじゃないわ」と、アゲハちゃんがびっくりして答えます。
チュウ太が笑い転げて言いました。
「そこをなんとか、言葉巧みにOKしてもらうんだよ」
「ムリよ。数が多すぎるわ。そうだわ、チュウ太をごはんにしていいから、虹の雫をくださいな♪ って頼むのはどうかしら」
「ぎゃ、やめてくれよ」とチュウ太が飛び上がります。
モモタたちは、もう少し巣の様子を間近で見たいと思いましたが、もし見つかって刺されでもしたら死んじゃうかもしれません。ですから近寄れないでいました。
八方塞の様相を呈していたモモタたちの耳に、聞きなれた鳴き声が聞こえてきました。
みんなで上を見上げると、「ヒュー、ヨー」と鳴いている鳥がいます。
「ミーナちゃんだ」とモモタが言いました。
また、「ヒュー、ウー」と鳴いて、静かに下りてきます。
キキが、下り立って翼を畳んだミーナに言いました。
「なんだ、結局出たんだね」
「うん、わたし自分を信じてみるわ。今度は本気で本当に」
キキは「そうか」と静かに頷きます。そして言いました。
「それでこそ、畑の王者ハチクマだ」
「まだ気が早いわ。あの畑は、殆どの時間カラスが仕切っているもの。それに、畑じゃないわ。空の王者よ」
「僕に敵わないくせに何言っているのさ」
「だから、勝ったって思わないでよねって言ったでしょ。それより、何やっているのよ、こんなところで」
キキは、今までの経緯を話してやります。
聞き終ったミーナが言いました。
「ふーん、それでこんなところに? そんなんでよく空の王者だなんて言えるわね。あんなちっちゃな蜂程度で」
キキは言い返します。
「君は、野生を知らないからそんなことを言えるんだよ。スズメバチはとても恐ろしい蜂なんだよ。刺されたら死んでしまうよ」
「あら、そう?」ミーナは平然と言いました。「まあついてらっしゃいな。わたしが空の王者だってところを見せてあげるわ」
そう言って、ミーナは軽く羽ばたいて、クロスズメバチの巣がある方に飛んでいきます。
モモタたちは慌てて追いかけました。
モモタが叫びます。
「ミーナちゃん、戻ってきて。刺されたら死んじゃうよ」
「大丈夫よ」とミーナが笑います。
仕方がないので、キキが飛んでいってミーナを止めにはいりました。
ミーナは、キキをスイッとすり抜けてそのまま左に円を描いて一周し、ゆっくりと滑空していきます。
モモタたちの騒ぎを聞きつけたクロスズメバチが巣からわんさかと出てきて、黒集りができていました。もう一匹の大きなオバケみたいです。
そんな黒い塊の中に、ミーナが突っ込んでいきました。みんなは、全身を刺されるところを想像して、身をすくませます。
「わぁぁぁ~――…て、あれれ」とチュウ太が言いました。「なんか変だぞ」
その言葉を聞いて、モモタとアゲハちゃんがつむったまぶたを開けて見やります。ミーナは平然としていました。熊が掘った穴の中を品定めするように見ています。
戻ってきたキキが言いました。
「どうなっているんだ? アイツ。すっごい刺されているのに」
キキがミーナに声をかけると、「へっちゃら、へっちゃら」と返してきます。
嬉々とした様子で穴の中に飛び込んだミーナは、鋭い指で巣を掘り起こします。
巣は大パニックを起こしているようでした。遠くにいるモモタたちの元まで、蜂の羽音が聞こえてくるほどの大さわぎ。みんなは、ミーナはやせ我慢しているのだろうかと心配して、戻ってこい、と説得を続けます。でも無理でした。
ミーナは、巣の入り口を掘り当てました。ミーナに群がる蜂は球体なって何度も突撃刺突を繰り返します。
キキの目には、針の攻撃がよく見えていたので、表情一つ変えないミーナが信じられません。
突然、ミーナの姿が穴に消えました。
「もうだめだー」ってみんな思って叫んだけれど、平然とした様子のミーナが、また顔を出します。そしてまた顔を突っ込んで尾翼をフリフリしたかと思うと、大きくてぶ厚い巣の一部を一枚引きずり出しました。
ミーナはなんともなさそうです。遠すぎてモモタたちにはよく見えませんが、キキの話によると、ハチノコを食べているらしいのです。あの群がる蜂の中で美味しそうに。
またミーナの姿が見えなくなりました。
キキが空高く舞い飛んで見下ろしてみてみると、ミーナは、爪やくちばしで巣を掘って、くわえて引きずり出しています。そして、やっぱりハチノコをパクパクしています。どんどん掘っては引きずり出して、ハチノコを食べていきました。
しばらくすると、黄色い光の柱が何本も立ち始め、だんだんと一つに繋がっていきます。そして、太陽が昇るかのように穴から光が溢れました。
チュウ太が興奮美味に騒ぎます。
「あの感じ、あの感じだよ。あれ絶対虹の雫だよ。黄色い虹の雫だよ」
遂に虹の雫の発見です。
姿を現した虹の雫を捨てて逃げた女王蜂をしり目に、ミーナは虹の雫をくわえて戻ってきました。クロスズメバチの大群を引き連れて。
モモタたちは、一斉に逃げだしました。
「何で逃げるのよ」とミーナが叫びます。
「何でって分かるでしょー?」とアゲハちゃんも叫びます。
ミーナは、「あ? そうか」と気がつきました。「クロスズメバチがいたんだった。しっぱいしっぱい。てへへ~」と舌を出して、ミーナがはにかみます。「ハニカムだけにはにかみました」
笑い事じゃありません。とモモタたちは心の中で同時ツッコミ。
冒険が始まってから、今日が一番怖い日です。
モモタが言いました。
「熊でも壊せないくらいなんだから、あのニホンミツバチのお城より大きいんだろうね。あの木の中に作られたお城をめちゃめちゃにしちゃうということは、数も相当多いはずだし」
そう言い終わって、「そうだ」とモモタが思い出しました。「アゲハちゃんは、前に大スズメバチに勝ったことあったよね」
「やめてよ、口げんかで勝ったのよ。取っ組み合いじゃないわ」と、アゲハちゃんがびっくりして答えます。
チュウ太が笑い転げて言いました。
「そこをなんとか、言葉巧みにOKしてもらうんだよ」
「ムリよ。数が多すぎるわ。そうだわ、チュウ太をごはんにしていいから、虹の雫をくださいな♪ って頼むのはどうかしら」
「ぎゃ、やめてくれよ」とチュウ太が飛び上がります。
モモタたちは、もう少し巣の様子を間近で見たいと思いましたが、もし見つかって刺されでもしたら死んじゃうかもしれません。ですから近寄れないでいました。
八方塞の様相を呈していたモモタたちの耳に、聞きなれた鳴き声が聞こえてきました。
みんなで上を見上げると、「ヒュー、ヨー」と鳴いている鳥がいます。
「ミーナちゃんだ」とモモタが言いました。
また、「ヒュー、ウー」と鳴いて、静かに下りてきます。
キキが、下り立って翼を畳んだミーナに言いました。
「なんだ、結局出たんだね」
「うん、わたし自分を信じてみるわ。今度は本気で本当に」
キキは「そうか」と静かに頷きます。そして言いました。
「それでこそ、畑の王者ハチクマだ」
「まだ気が早いわ。あの畑は、殆どの時間カラスが仕切っているもの。それに、畑じゃないわ。空の王者よ」
「僕に敵わないくせに何言っているのさ」
「だから、勝ったって思わないでよねって言ったでしょ。それより、何やっているのよ、こんなところで」
キキは、今までの経緯を話してやります。
聞き終ったミーナが言いました。
「ふーん、それでこんなところに? そんなんでよく空の王者だなんて言えるわね。あんなちっちゃな蜂程度で」
キキは言い返します。
「君は、野生を知らないからそんなことを言えるんだよ。スズメバチはとても恐ろしい蜂なんだよ。刺されたら死んでしまうよ」
「あら、そう?」ミーナは平然と言いました。「まあついてらっしゃいな。わたしが空の王者だってところを見せてあげるわ」
そう言って、ミーナは軽く羽ばたいて、クロスズメバチの巣がある方に飛んでいきます。
モモタたちは慌てて追いかけました。
モモタが叫びます。
「ミーナちゃん、戻ってきて。刺されたら死んじゃうよ」
「大丈夫よ」とミーナが笑います。
仕方がないので、キキが飛んでいってミーナを止めにはいりました。
ミーナは、キキをスイッとすり抜けてそのまま左に円を描いて一周し、ゆっくりと滑空していきます。
モモタたちの騒ぎを聞きつけたクロスズメバチが巣からわんさかと出てきて、黒集りができていました。もう一匹の大きなオバケみたいです。
そんな黒い塊の中に、ミーナが突っ込んでいきました。みんなは、全身を刺されるところを想像して、身をすくませます。
「わぁぁぁ~――…て、あれれ」とチュウ太が言いました。「なんか変だぞ」
その言葉を聞いて、モモタとアゲハちゃんがつむったまぶたを開けて見やります。ミーナは平然としていました。熊が掘った穴の中を品定めするように見ています。
戻ってきたキキが言いました。
「どうなっているんだ? アイツ。すっごい刺されているのに」
キキがミーナに声をかけると、「へっちゃら、へっちゃら」と返してきます。
嬉々とした様子で穴の中に飛び込んだミーナは、鋭い指で巣を掘り起こします。
巣は大パニックを起こしているようでした。遠くにいるモモタたちの元まで、蜂の羽音が聞こえてくるほどの大さわぎ。みんなは、ミーナはやせ我慢しているのだろうかと心配して、戻ってこい、と説得を続けます。でも無理でした。
ミーナは、巣の入り口を掘り当てました。ミーナに群がる蜂は球体なって何度も突撃刺突を繰り返します。
キキの目には、針の攻撃がよく見えていたので、表情一つ変えないミーナが信じられません。
突然、ミーナの姿が穴に消えました。
「もうだめだー」ってみんな思って叫んだけれど、平然とした様子のミーナが、また顔を出します。そしてまた顔を突っ込んで尾翼をフリフリしたかと思うと、大きくてぶ厚い巣の一部を一枚引きずり出しました。
ミーナはなんともなさそうです。遠すぎてモモタたちにはよく見えませんが、キキの話によると、ハチノコを食べているらしいのです。あの群がる蜂の中で美味しそうに。
またミーナの姿が見えなくなりました。
キキが空高く舞い飛んで見下ろしてみてみると、ミーナは、爪やくちばしで巣を掘って、くわえて引きずり出しています。そして、やっぱりハチノコをパクパクしています。どんどん掘っては引きずり出して、ハチノコを食べていきました。
しばらくすると、黄色い光の柱が何本も立ち始め、だんだんと一つに繋がっていきます。そして、太陽が昇るかのように穴から光が溢れました。
チュウ太が興奮美味に騒ぎます。
「あの感じ、あの感じだよ。あれ絶対虹の雫だよ。黄色い虹の雫だよ」
遂に虹の雫の発見です。
姿を現した虹の雫を捨てて逃げた女王蜂をしり目に、ミーナは虹の雫をくわえて戻ってきました。クロスズメバチの大群を引き連れて。
モモタたちは、一斉に逃げだしました。
「何で逃げるのよ」とミーナが叫びます。
「何でって分かるでしょー?」とアゲハちゃんも叫びます。
ミーナは、「あ? そうか」と気がつきました。「クロスズメバチがいたんだった。しっぱいしっぱい。てへへ~」と舌を出して、ミーナがはにかみます。「ハニカムだけにはにかみました」
笑い事じゃありません。とモモタたちは心の中で同時ツッコミ。
冒険が始まってから、今日が一番怖い日です。
0
あなたにおすすめの小説
「いっすん坊」てなんなんだ
こいちろう
児童書・童話
ヨシキは中学一年生。毎年お盆は瀬戸内海の小さな島に帰省する。去年は帰れなかったから二年ぶりだ。石段を上った崖の上にお寺があって、書院の裏は狭い瀬戸を見下ろす絶壁だ。その崖にあった小さなセミ穴にいとこのユキちゃんと一緒に吸い込まれた。長い長い穴の底。そこにいたのがいっすん坊だ。ずっとこの島の歴史と、生きてきた全ての人の過去を記録しているという。ユキちゃんは神様だと信じているが、どうもうさんくさいやつだ。するといっすん坊が、「それなら、おまえの振り返りたい過去を三つだけ、再現してみせてやろう」という。
自分の過去の振り返りから、両親への愛を再認識するヨシキ・・・
ノースキャンプの見張り台
こいちろう
児童書・童話
時代劇で見かけるような、古めかしい木づくりの橋。それを渡ると、向こう岸にノースキャンプがある。アーミーグリーンの北門と、その傍の監視塔。まるで映画村のセットだ。
進駐軍のキャンプ跡。周りを鉄さびた有刺鉄線に囲まれた、まるで要塞みたいな町だった。進駐軍が去ってからは住宅地になって、たくさんの子どもが暮らしていた。
赤茶色にさび付いた監視塔。その下に広がる広っぱは、子どもたちの最高の遊び場だ。見張っているのか、見守っているのか、鉄塔の、あのてっぺんから、いつも誰かに見られているんじゃないか?ユーイチはいつもそんな風に感じていた。
あだ名が242個ある男(実はこれ実話なんですよ25)
tomoharu
児童書・童話
え?こんな話絶対ありえない!作り話でしょと思うような話からあるある話まで幅広い範囲で物語を考えました!ぜひ読んでみてください!数年後には大ヒット間違いなし!!
作品情報【伝説の物語(都道府県問題)】【伝説の話題(あだ名とコミュニケーションアプリ)】【マーライオン】【愛学両道】【やりすぎヒーロー伝説&ドリームストーリー】【トモレオ突破椿】など
・【やりすぎヒーロー伝説&ドリームストーリー】とは、その話はさすがに言いすぎでしょと言われているほぼ実話ストーリーです。
小さい頃から今まで主人公である【紘】はどのような体験をしたのかがわかります。ぜひよんでくださいね!
・【トモレオ突破椿】は、公務員試験合格なおかつ様々な問題を解決させる話です。
頭の悪かった人でも公務員になれることを証明させる話でもあるので、ぜひ読んでみてください!
特別記念として実話を元に作った【呪われし◯◯シリーズ】も公開します!
トランプ男と呼ばれている切札勝が、トランプゲームに例えて次々と問題を解決していく【トランプ男】シリーズも大人気!
人気者になるために、ウソばかりついて周りの人を誘導し、すべて自分のものにしようとするウソヒコをガチヒコが止める【嘘つきは、嘘治の始まり】というホラーサスペンスミステリー小説
にゃんとワンダフルDAYS
月芝
児童書・童話
仲のいい友達と遊んだ帰り道。
小学五年生の音苗和香は気になるクラスの男子と急接近したもので、ドキドキ。
頬を赤らめながら家へと向かっていたら、不意に胸が苦しくなって……
ついにはめまいがして、クラクラへたり込んでしまう。
で、気づいたときには、なぜだかネコの姿になっていた!
「にゃんにゃこれーっ!」
パニックを起こす和香、なのに母や祖母は「あらまぁ」「おやおや」
この異常事態を平然と受け入れていた。
ヒロインの身に起きた奇天烈な現象。
明かさられる一族の秘密。
御所さまなる存在。
猫になったり、動物たちと交流したり、妖しいアレに絡まれたり。
ときにはピンチにも見舞われ、あわやな場面も!
でもそんな和香の前に颯爽とあらわれるヒーロー。
白いシェパード――ホワイトナイトさまも登場したりして。
ひょんなことから人とネコ、二つの世界を行ったり来たり。
和香の周囲では様々な騒動が巻き起こる。
メルヘンチックだけれども現実はそう甘くない!?
少女のちょっと不思議な冒険譚、ここに開幕です。
美少女仮面とその愉快な仲間たち(一般作)
ヒロイン小説研究所
児童書・童話
未来からやってきた高校生の白鳥希望は、変身して美少女仮面エスポワールとなり、3人の子ども達と事件を解決していく。未来からきて現代感覚が分からない望みにいたずらっ子の3人組が絡んで、ややコミカルな一面をもった年齢指定のない作品です。
14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート
谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。
“スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。
そして14歳で、まさかの《定年》。
6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。
だけど、定年まで残された時間はわずか8年……!
――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。
だが、そんな幸弘の前に現れたのは、
「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。
これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。
描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。
こわモテ男子と激あま婚!? 〜2人を繋ぐ1on1〜
おうぎまちこ(あきたこまち)
児童書・童話
お母さんを失くし、ひとりぼっちになってしまったワケアリ女子高生の百合(ゆり)。
とある事情で百合が一緒に住むことになったのは、学校で一番人気、百合の推しに似ているんだけど偉そうで怖いイケメン・瀬戸先輩だった。
最初は怖くて仕方がなかったけれど、「好きなものは好きでいて良い」って言って励ましてくれたり、困った時には優しいし、「俺から離れるなよ」って、いつも一緒にいてくれる先輩から段々目が離せなくなっていって……。
先輩、毎日バスケをするくせに「バスケが嫌い」だっていうのは、どうして――?
推しによく似た こわモテ不良イケメン御曹司×真面目なワケアリ貧乏女子高生との、大豪邸で繰り広げられる溺愛同居生活開幕!
※じれじれ?
※ヒーローは第2話から登場。
※5万字前後で完結予定。
※1日1話更新。
※noichigoさんに転載。
※ブザービートからはじまる恋
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる