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第九十七話 ついに再会? 姉を探して三千里(実際そんなに長い道のりではないけどね)
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「ほんじゃぁまあ、お若い殿方の精気をそのストローから吸い干しちゃうよ」
バニーばばあがなんかすごい表現したけれど、エロさ皆無。想像するに体液吸われてミイラ化するのだろう。だが、さすがにそのさまをエミリアに見せるわけにはいかない。なんとしても阻止せねば。
「あっああっああ~」と喘ぐアリアス。遅かったか⁉
いや違う。うつ伏せに打ち倒されて、葉巻の根性焼きを受けている。
「イジメはやめなさいよ!」とローゼが叫び、エミリアが心配して駆け寄る。――が、見えるといけないから、エミリアの手を引いたローゼが代わりに駆け寄った。
「なんか体が軽くなった」と腕をブンブン回すアリアス。
お灸かよ。
「お代はローゼにつけておくからね」とバニーばばあ。
絶対払わないもんね。
「ほっほっほっ、もうお前さんは借金漬けだよ。一生うちの“飲食店従業員”として働いてもらうよ」
職業名には気使ってくれるのね。って一瞬承諾気味だったよ。借金の額聞いてビビったもの。
「大丈夫ですよ。そんな申し出受ける必要ありません」更にエミリア励まして、「もうすでに素寒貧じゃないですか。温泉ぶっ壊して借金まみれですよ」。
お前のせいじゃんか。
「固いこと言わないでください。有り金全部巻き上げられなかっただけでも優しさですから」
お前が言っていいセリフとちがくね?
バニーばばあがセクシーに踊り出す。とてもあんまぁ~いテンポの曲。エッチな踊り子並みに腰を振ったり、足を開いたり、これでもかと醜態(本人は媚態のつもり)見せつけてくる。目が回り始める3人。気持ち悪くなってきて、次々と膝をつく。
バニーばばあが不気味(妖艶)な笑みを浮かべる。
「ふぉっふぉっふぉっ。あたしの魅力にはだれも敵わないのさ」
「何をしたの?」ローゼが声だけで詰め寄る。
「あたしゃ美魔女だからね~。あんたらを魅了して骨抜きにしてやったのさぁ」
いや、みんなは吐きそうなんですが……。
このままバニーばばあを見続けるのは相当まずい。魅了(ラリッた)されかけたアリアスの手を引いて、ローゼはエミリアと共にその場を逃げだした。
どこをどう逃げたのだろうか、ローゼはいつの間にか二人とはぐれて一人ぼっちだ。すぐ後ろにバニーばばあの気配がする。茂みの中で息をひそめるローゼ。だんだんと捜索の魔の手が遠のいていく。
「あら?」
と聞き覚えのある女の声。見るとエルザ。カトワーズもいる。
「何しているの? ローゼ」エルザが訊く。
((わっ!わっ! わっ!))と慌てふためくローゼ、ジェスチャーで((しーっ、静かに!))と意思を伝える。それに気がつかずに歩み寄るエルザ。カトワーズはテレパシーで読み取った様子だ。
てエルザとんがりにされてるー‼‼ なんて格好だよ。アイマスクはとんがりアイマスク。先っちょに穴が開いているだけ。
「目が良くなるのよ」エルザがたおやかに答える。
あるけど。そう言う眼鏡あるけど、それは違う。
カップレスブラでトップにはとんがりがついている。それカップレスブラつけてる意味なくない? 下半身は女性用とんがりパンツ。座りにくいやつ。よく見ると、中指以外指無し手袋。でも中指つのだから曲げられない。しかも靴までとんがりだよ。ある意味最強の武装かも。セクシーさゼロでカッコ悪さMAXだけど。
「どお、このとんがりブラ」艶めかしいポーズでエルザが言った。
いや、それブラじゃないよ。ペイスティーズだよ。トップを隠すやつ。
「バカじゃないの? このとんがりでどうやってトップが隠れるっていうのよ。相手の眼球突き抜けちゃうわ」言って「――それもいい拷問かも」と続けてゾクゾクゾクリ。
そうだけれど、ブラの実用性皆無じゃん。
「聞いてローゼ」と言うエルザはとても嬉しそう。「わたし、伝説の将軍アルフレッド・ワトソン様にお会いしたのよ?」
お前もかよ。見分けつかないの。てかヘルムかぶってないとこ出会ったの? マジ完全全裸。
「さすがは、ロッツォレーチェやペトラキオアスとの戦いで、数師団を一人で壊滅させただけあるわね。こんなに素晴らしい装備をお作りになられるなんて、なんて多才ぶりかしら。しかもわたしなんかにプレゼントしてくださるんだもの。本当、素敵でダンディな紳士だったわ」
火照る体から出でるような甘ったるい声で話すエルザに、「なんじゃ」とバニーばばあが気がついた。
暗闇から出てきたお互いの顔を見やって、行楽地でたまたま会ったクラスメイトのようにはしゃぐ二人。その間に息も固まるローゼがいる。
かくかくじかじか、と説明するバニーばばあに、カトワーズが言う。
「こっちには猫しかいないよ」
「猫? あたしゃ猫が大嫌いなんじゃ。もし猫がいるのならそっちを探すのはやめようかねぇ」
「にゃ…にゃぁぁ~」と鼻を抓んだローゼが鳴く。
あからさまに嫌な顔をするバニーばばあ、数歩後退りして背を向ける。ローゼがホッとしたのも束の間、バニーばばあは気がついたように向き直る。「店の生ごみをあさられると嫌だから退治しよう」
「あ、もう駆けて行ったよ」とカトワーズがフォローする。
「そうか、じゃあ、そこら辺を探してみるかな。何かいる気配がするからね」
「ネズミよ」とエルザが言う。
「ネズミ? あたしゃネズミも大嫌いだね」
するとローゼが「ちゅ…ちゅ~ちゅ~」と鳴き声のまねをする。
バニーばばあ「ほんとにいるね。向こうを探そうかね」と背を向ける。
(助かった)とローゼが胸をなでおろす間もなく、またバニーばばあが向き直る。
「ネズミも店の生ごみをあさるから、ちょっと退治しておきたいね」
「あら? もういないわよ」エルザが言った。
「そうかい。じゃあ、そっちを見てみようかね」
「でも犬がいるわ」
「わんわん。わんわん」(ローゼ)
「犬か……。大きなのは嫌だね」とバニーばばあ。
「バウバウ。ウウウ~。バウバウ」と低い声で唸るローゼの声を聞いて、バニーばばあは「でも野犬が出るとお客が来ないから、捕まえて毛皮でも取ろうかね」と振り返る。
「あ、逃げたわ。でもハトがいるわ」とエルザが援護。
「ぽっぽー、ぽっぽー」ローゼ大忙し。
だがバニーばばあ、「なんか偽物っぽいね」と疑う。
「クルックゥー。クルックゥー」に慌てて変更。ローゼ必死。
「ハトは大好きだよ。美味しいからね」
ローゼは慌てて、枝葉を叩いて音を発てる。飛んで逃げたところを演出しているらしい。それ見てお腹を抱えて笑うエルザ。絶対わざと。
エルザ今度は、
「ロバがいたわ」
「ヒーホー。ヒーホー」(ローゼ)
それを聞いたカトワーズ「ロバってそう鳴くんだ」と笑い転げる。高級サラブレッドしか見たことないから、そもそもロバがどんなか知らない様子。
「そんじゃぁ、今度はニワトリがいるよ」と注文を出すカトワーズ。
この野郎、と思いながらも、ローゼは「コケコッコー」と鳴いてみせた。
「何とも訛った声だね」と顔をしかめたバニーばばあは、耳に心地よくないから絞めてしまおう、と言って辺りを見渡す。
ローゼは慌てて「クックドゥードゥルドゥ、クックドゥードゥルドゥ」とネイディブ(?)っぽく鳴き変える。
「夜鳴くなんて不謹慎な雄鶏だね。二人をもてなす料理にしてしまうかね」バニーばばあが構えて探す。
「あ、逃げたよ」とエルザ。続けてカトワーズが「奴隷がいるよ」と言う。
奴隷ってどう鳴くんだよ。
無言。いやな間が続く。もしかしてわたし待ち?
恐る恐るローゼが口をとがらせる。震える唇から声が出るか出ないかギリギリのところで踏ん切りがつかない。
更に間が空く。それを優しく見守る三人が佇む。
「ど………どれぇ~…どれぇ~」(ローゼ超汗顔で)
笑いを堪えるエルザとカトワーズ。堪えきれてないよ、すんげー笑ってる。声を出さずに腹よじるよじる。
「どれぇ~…どれぇ~」(ローゼ)
「バカかお主……」と真上でバニーばばあの声がした。見ると視界いっぱいにスライムが垂れてくる。ローゼ慌てて身を退こうとするが、間に合わない。
そこに、「あぶなーい」と叫んで突進してくるアリアス。間一髪でローゼを救い出した。ローゼは無事だったが、アリアスは背中にスライムの直撃を受けてしまった。
「あ、ありがと、アリアス」ローゼがホッとしたのも束の間、
感動的な救出劇だが、なんか違う。それもそのはず。ローション(スライム)まみれの全裸の男がヒロインを押し倒して、やる気(?)満々。
「ちょっと! どきなさいよ変態!」と叫んで、ローゼは慌ててアリアスから離れた。
「違いますよ。誤解です」と弁解するも、雄々しき下半身では言い訳できない。それを見たバニーばばあは、目を細めて舌なめずり。
アリアスはまだ弁解を続ける。
「これは、バニーばばあの唾液のせいですよ。背中に垂らされて気持ちよかったから、つい」
十分変態では?
「さっき温泉にも浸かったじゃないですか。とても血行が良くなっているんですよ」
あれも唾液だよね。
「苦しー」と笑い転げるカトワーズの横で「あら?」と言った後、息もできずに固まるエルザ。
「あなたは――あなたはまさか――……」
て、ほんとにまさかの展開? 姉弟感動の再会か。
――続く。
バニーばばあがなんかすごい表現したけれど、エロさ皆無。想像するに体液吸われてミイラ化するのだろう。だが、さすがにそのさまをエミリアに見せるわけにはいかない。なんとしても阻止せねば。
「あっああっああ~」と喘ぐアリアス。遅かったか⁉
いや違う。うつ伏せに打ち倒されて、葉巻の根性焼きを受けている。
「イジメはやめなさいよ!」とローゼが叫び、エミリアが心配して駆け寄る。――が、見えるといけないから、エミリアの手を引いたローゼが代わりに駆け寄った。
「なんか体が軽くなった」と腕をブンブン回すアリアス。
お灸かよ。
「お代はローゼにつけておくからね」とバニーばばあ。
絶対払わないもんね。
「ほっほっほっ、もうお前さんは借金漬けだよ。一生うちの“飲食店従業員”として働いてもらうよ」
職業名には気使ってくれるのね。って一瞬承諾気味だったよ。借金の額聞いてビビったもの。
「大丈夫ですよ。そんな申し出受ける必要ありません」更にエミリア励まして、「もうすでに素寒貧じゃないですか。温泉ぶっ壊して借金まみれですよ」。
お前のせいじゃんか。
「固いこと言わないでください。有り金全部巻き上げられなかっただけでも優しさですから」
お前が言っていいセリフとちがくね?
バニーばばあがセクシーに踊り出す。とてもあんまぁ~いテンポの曲。エッチな踊り子並みに腰を振ったり、足を開いたり、これでもかと醜態(本人は媚態のつもり)見せつけてくる。目が回り始める3人。気持ち悪くなってきて、次々と膝をつく。
バニーばばあが不気味(妖艶)な笑みを浮かべる。
「ふぉっふぉっふぉっ。あたしの魅力にはだれも敵わないのさ」
「何をしたの?」ローゼが声だけで詰め寄る。
「あたしゃ美魔女だからね~。あんたらを魅了して骨抜きにしてやったのさぁ」
いや、みんなは吐きそうなんですが……。
このままバニーばばあを見続けるのは相当まずい。魅了(ラリッた)されかけたアリアスの手を引いて、ローゼはエミリアと共にその場を逃げだした。
どこをどう逃げたのだろうか、ローゼはいつの間にか二人とはぐれて一人ぼっちだ。すぐ後ろにバニーばばあの気配がする。茂みの中で息をひそめるローゼ。だんだんと捜索の魔の手が遠のいていく。
「あら?」
と聞き覚えのある女の声。見るとエルザ。カトワーズもいる。
「何しているの? ローゼ」エルザが訊く。
((わっ!わっ! わっ!))と慌てふためくローゼ、ジェスチャーで((しーっ、静かに!))と意思を伝える。それに気がつかずに歩み寄るエルザ。カトワーズはテレパシーで読み取った様子だ。
てエルザとんがりにされてるー‼‼ なんて格好だよ。アイマスクはとんがりアイマスク。先っちょに穴が開いているだけ。
「目が良くなるのよ」エルザがたおやかに答える。
あるけど。そう言う眼鏡あるけど、それは違う。
カップレスブラでトップにはとんがりがついている。それカップレスブラつけてる意味なくない? 下半身は女性用とんがりパンツ。座りにくいやつ。よく見ると、中指以外指無し手袋。でも中指つのだから曲げられない。しかも靴までとんがりだよ。ある意味最強の武装かも。セクシーさゼロでカッコ悪さMAXだけど。
「どお、このとんがりブラ」艶めかしいポーズでエルザが言った。
いや、それブラじゃないよ。ペイスティーズだよ。トップを隠すやつ。
「バカじゃないの? このとんがりでどうやってトップが隠れるっていうのよ。相手の眼球突き抜けちゃうわ」言って「――それもいい拷問かも」と続けてゾクゾクゾクリ。
そうだけれど、ブラの実用性皆無じゃん。
「聞いてローゼ」と言うエルザはとても嬉しそう。「わたし、伝説の将軍アルフレッド・ワトソン様にお会いしたのよ?」
お前もかよ。見分けつかないの。てかヘルムかぶってないとこ出会ったの? マジ完全全裸。
「さすがは、ロッツォレーチェやペトラキオアスとの戦いで、数師団を一人で壊滅させただけあるわね。こんなに素晴らしい装備をお作りになられるなんて、なんて多才ぶりかしら。しかもわたしなんかにプレゼントしてくださるんだもの。本当、素敵でダンディな紳士だったわ」
火照る体から出でるような甘ったるい声で話すエルザに、「なんじゃ」とバニーばばあが気がついた。
暗闇から出てきたお互いの顔を見やって、行楽地でたまたま会ったクラスメイトのようにはしゃぐ二人。その間に息も固まるローゼがいる。
かくかくじかじか、と説明するバニーばばあに、カトワーズが言う。
「こっちには猫しかいないよ」
「猫? あたしゃ猫が大嫌いなんじゃ。もし猫がいるのならそっちを探すのはやめようかねぇ」
「にゃ…にゃぁぁ~」と鼻を抓んだローゼが鳴く。
あからさまに嫌な顔をするバニーばばあ、数歩後退りして背を向ける。ローゼがホッとしたのも束の間、バニーばばあは気がついたように向き直る。「店の生ごみをあさられると嫌だから退治しよう」
「あ、もう駆けて行ったよ」とカトワーズがフォローする。
「そうか、じゃあ、そこら辺を探してみるかな。何かいる気配がするからね」
「ネズミよ」とエルザが言う。
「ネズミ? あたしゃネズミも大嫌いだね」
するとローゼが「ちゅ…ちゅ~ちゅ~」と鳴き声のまねをする。
バニーばばあ「ほんとにいるね。向こうを探そうかね」と背を向ける。
(助かった)とローゼが胸をなでおろす間もなく、またバニーばばあが向き直る。
「ネズミも店の生ごみをあさるから、ちょっと退治しておきたいね」
「あら? もういないわよ」エルザが言った。
「そうかい。じゃあ、そっちを見てみようかね」
「でも犬がいるわ」
「わんわん。わんわん」(ローゼ)
「犬か……。大きなのは嫌だね」とバニーばばあ。
「バウバウ。ウウウ~。バウバウ」と低い声で唸るローゼの声を聞いて、バニーばばあは「でも野犬が出るとお客が来ないから、捕まえて毛皮でも取ろうかね」と振り返る。
「あ、逃げたわ。でもハトがいるわ」とエルザが援護。
「ぽっぽー、ぽっぽー」ローゼ大忙し。
だがバニーばばあ、「なんか偽物っぽいね」と疑う。
「クルックゥー。クルックゥー」に慌てて変更。ローゼ必死。
「ハトは大好きだよ。美味しいからね」
ローゼは慌てて、枝葉を叩いて音を発てる。飛んで逃げたところを演出しているらしい。それ見てお腹を抱えて笑うエルザ。絶対わざと。
エルザ今度は、
「ロバがいたわ」
「ヒーホー。ヒーホー」(ローゼ)
それを聞いたカトワーズ「ロバってそう鳴くんだ」と笑い転げる。高級サラブレッドしか見たことないから、そもそもロバがどんなか知らない様子。
「そんじゃぁ、今度はニワトリがいるよ」と注文を出すカトワーズ。
この野郎、と思いながらも、ローゼは「コケコッコー」と鳴いてみせた。
「何とも訛った声だね」と顔をしかめたバニーばばあは、耳に心地よくないから絞めてしまおう、と言って辺りを見渡す。
ローゼは慌てて「クックドゥードゥルドゥ、クックドゥードゥルドゥ」とネイディブ(?)っぽく鳴き変える。
「夜鳴くなんて不謹慎な雄鶏だね。二人をもてなす料理にしてしまうかね」バニーばばあが構えて探す。
「あ、逃げたよ」とエルザ。続けてカトワーズが「奴隷がいるよ」と言う。
奴隷ってどう鳴くんだよ。
無言。いやな間が続く。もしかしてわたし待ち?
恐る恐るローゼが口をとがらせる。震える唇から声が出るか出ないかギリギリのところで踏ん切りがつかない。
更に間が空く。それを優しく見守る三人が佇む。
「ど………どれぇ~…どれぇ~」(ローゼ超汗顔で)
笑いを堪えるエルザとカトワーズ。堪えきれてないよ、すんげー笑ってる。声を出さずに腹よじるよじる。
「どれぇ~…どれぇ~」(ローゼ)
「バカかお主……」と真上でバニーばばあの声がした。見ると視界いっぱいにスライムが垂れてくる。ローゼ慌てて身を退こうとするが、間に合わない。
そこに、「あぶなーい」と叫んで突進してくるアリアス。間一髪でローゼを救い出した。ローゼは無事だったが、アリアスは背中にスライムの直撃を受けてしまった。
「あ、ありがと、アリアス」ローゼがホッとしたのも束の間、
感動的な救出劇だが、なんか違う。それもそのはず。ローション(スライム)まみれの全裸の男がヒロインを押し倒して、やる気(?)満々。
「ちょっと! どきなさいよ変態!」と叫んで、ローゼは慌ててアリアスから離れた。
「違いますよ。誤解です」と弁解するも、雄々しき下半身では言い訳できない。それを見たバニーばばあは、目を細めて舌なめずり。
アリアスはまだ弁解を続ける。
「これは、バニーばばあの唾液のせいですよ。背中に垂らされて気持ちよかったから、つい」
十分変態では?
「さっき温泉にも浸かったじゃないですか。とても血行が良くなっているんですよ」
あれも唾液だよね。
「苦しー」と笑い転げるカトワーズの横で「あら?」と言った後、息もできずに固まるエルザ。
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て、ほんとにまさかの展開? 姉弟感動の再会か。
――続く。
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