あほな同僚に絡まれたら、年上本命と上手くいった。棚ボタオフィスラブ

朝倉真琴

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本編

R18棚ぼたオフィスラブ

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上條 純かみじょう じゅん君!好きです。付き合ってください!」

 飲み会の翌週に、職場の廊下で声をかけてきた同僚坂下さかしたに唐突に告白された。え?!お前「今崎いまさきさんが好きなんです!」て先週までずっと言ってたよね?飲み会でスパダリ彼氏がいるの分かってショゲていましたよね?飲み会から数日で何でいきなり俺に告白こんな事って坂下よ、お前の脳味噌どうなっているんだ?

 坂下の思い人『今崎さん』に少し年上で落ち着いた育ちの良い彼氏が居るのは、職場運動サークルの仲間内では周知の事実だった。

 坂下みたいなワンコに靡くはずもないが『飲み会後に告白したい!』と熱く語る坂下の恋をスッキリ終わらせるためには今崎さんほんにんからを渡されるしかないだろう……と、坂下は仲間内から生ぬるく見守られていた。

 飲み会当日、先輩にお酌しながら今崎さんと友人の話をこそこそと盗み聞きしていた坂下が、『ブランド限定品の指輪を買ってもらった。』『彼の別荘が海外と日本にある。』など、今崎さんのハイスペックスパダリ惚気話に被弾。あらゆる面で勝てる要素のない事に絶望を感じた坂下の恋は、告白することなく呆気なく散った。

「ドンマイ!次があるさ。飲み過ぎんな倒れるぞ」
「これ食え美味いぞ」
「水も飲んでおけよ」

   告白もできずに終わり、強くもない酒をあおりべろべろに酔った坂下を仲間たちで慰めという名の介護をする。その結果……。

上條君かれみたいな尽くすタイプにした方がいい!」
上條かれは、絶対お前の事が好きだ!イケる!」
「早くしないととられちゃう!」

 失恋した坂下を明後日の方向に励まして、新しい恋を焚き付けた職場の先輩たちのせいで新しい恋のお相手として『上條おれ』に白羽の矢が立ってしまったらしい。とんだとばっちり告白だ。あの場でしたのは俺だけでもないのに……なんで俺だけ?……有り得ない上に、俺の扱いも軽すぎて引く。

 確かに地味目の容姿だから告白されたらイケそうに見えるかもしれないが、俺は一途だし好みだってはっきりしている!艶のある大人の男なんだよ。坂下みたいなワンコ系なんて有り得ない。だけど、そこまで辛辣に断ると今後の仕事に差し障る可能性もあると考えて『好きな人がいる』と断る。

「上條君は優しくして期待させたくせにそんなの酷いと思う!」

 え?どう考えても被害者は俺では?何故告白された迷惑かけられているこっちが加害者みたいになっているんだ?こんなあほなやつに何て言えば伝わる?対応に困惑して次の言葉が出てこない。困った俺に助けの声をかけてくれたのは……。

「永瀬さん!」

 急に現れた思い人にどきりと心臓が音をたてる。事務の永瀬 匠ながせ たくみさんは、俺や今崎さん、坂上の所属している職場運動サークルのリーダーをしている口は悪いが面倒見のいい先輩。

「おい。坂下そりゃねーだろ。上條は悪くないだろ?勝手な妄想押し付けで告白してその言い種…しかも、ついこの前まで今崎さん!今崎さん!て言ってたろう…いくらなんでも上條が可哀想だ。」

「だって、あんなに甲斐甲斐しく世話してくれるなら、彼はお前が好きだって!好意がなければあんな事はしてくれないから付き合ってくれるって言ってくれました!」

 永瀬の登場にやや怯みながらも、大声で応戦する坂下。恥ずかしげもなく何を言っているのか。……さては、お前あほだな(知っているが)……額に手を当てながら、呆れたように永瀬さんが坂下に言う。

「いや。それ、だろう。勝手な憶測で人の気持ち決めつけて、更に貶めるとか人として有り得ない事しているわけだけど、坂下わかっているか?しかも職場で、ここは誰が通るかわからない場所。上條が仕事し辛くなるとか全く配慮無し。俺には、お前が上條が好きだというのも怪しいと思っているが?」

永瀬さん!好きっ!ホントソレ!そういうところ大好き!……永瀬さんは俺が入社して、色々と助けて貰ってすっかり惚れ込んで、アタックし続けている相手なのだけど……。

 年齢差とか色々理由をつけてかわされ続けている。職場の他部署でもそこそこ有名な話らしいのに、それすらも知らないとか坂下がに興味があるとは到底思えない。坂下の気持ちが透けて見えるし、その相手に選ばれることがとても不快。

「気持ちもないなら優しくしないでくださいっ!」

 まだ言うのか……イライラするけど職場だし、出来るだけ穏便に済ませたい。

「同期だし、あれは特別な優しさだとは俺は思わない。坂下以外にでも、に同じようにしたと思う。『俺以外』に先輩たちも居たけど、坂下は、全員に告白していくの?俺は、坂下を特別だと思ってないし言ってもいない。」

「……全然可能性ないってこと?」

「俺の特別は1人だけ!その人が大好きだし!その人にはに誤解されたくないっ!そもそもお前が、俺の事好きって言うのも勘違いに近いだろう!もう少し頭冷やしてくれないと同僚として接するのも無理。」

「わかった。」

   理解力悪すぎて疲れたが、なんとか去っていってくれた。永瀬さん以外に人が通りかからなかったのは本当に良かった。

 坂下が去った後に、助けてくれたことへ感謝を伝えて後日何か御礼をしたいと伝える。気持ちを知っている本人の前で色々言ってしまった恥ずかしさで目も合わせられず、立ち去りたい気持ちでいっぱいになった。慌てて頭を下げて背を向けて逃げ出そうとするが……

「上條」

 優しく名前を呼ばれて、手首を引かれて……永瀬さんに引き寄せられる。バランスを崩して彼の胸に倒れかかって、後ろから抱きとめられるような体勢になる。ふわっと柑橘系の香りに包まれて、心臓がぎゅっとする。

 内緒話をするように、俺の耳に片手をあてがいながらこっそり囁く。耳に息がかかってくすぐったい。

「昨日パチンコで大勝ちしたから、運の悪い上條に俺が回らない寿司奢ってやろう。魚好きだろう?」

「え?!そもそも、御礼をするのは俺では?!」

「大勝ちだって言ったろう?厄祓いみたいなもんだと思えば?今日平気?退勤後に通用口でどう?」

「嬉しいです。大丈夫です。」

 棚ぼた的な永瀬さんからのお誘いに、残りの勤務時間はほわほわと過ごしたので皆から良いことがあったのだろうと追求されたが、先程のやりとりは目撃者が居なかったみたいで上手くかわすことができた。

 通用口で合流して、永瀬さんの車でお店に連れていって貰うことになった。今日は、酒は飲めないな……なんて笑う永瀬さんの笑顔にきゅんとする。初めて好きな人と食べた回らないお寿司はとても美味しくて、お寿司をつまむ指先やぺろりと出てくる舌にもドキドキしてとても幸せな気持ちで過ごした。

 本当にお金は良いのか確認したが、俺が奢ると誘ったんだから、先輩をたてなさい…と断られた。気付かぬ間に金額もわからないまま会計も済まされていて手慣れている。御礼を伝えながら、手慣れた彼と過去に付き合った人たちが見えるようで嫉妬心でもやもやする。

 何を思ったのか、彼が急に俺の髪をくしゃくしゃと撫でまわしていつもの笑顔を見せてくれた。車に乗り込みお礼を言い頭を下げて顔をあげると……。

 ぶつかってしまいそうな距離に彼の顔があり……無言で見つめ合う。耳まで熱くなり、恥ずかしくて目線を下げる。

 手がするっと俺の頬を撫で、首の後ろにまわり、ゆっくりと彼に引き寄せられて……唇にキスをされた。ちゅっと軽く音がして、角度を変えて何度も落ちてくるキスに思わず声が漏れる。すると、熱い舌がぬるりと口の中に滑り込んできた。ゆっくりと口の中を味わわれ、舌を吸われて……。

「ンッ……ぁっ。」
「上條っ……。」

 溢れた唾液までぺろりと舐めとられ、彼は自分の唇を舐め、艶っぽい視線を寄越しながら……。

「今から、うち来るか?」

 否とは言わせない距離感で見つめられて、俺は静かに頷いた。車内ではほとんど会話がなかったが、時折不埒な彼の手が、太腿の際どい所を撫でてくる。

「ンッ……な……がせさンッ……っや。」

「上條は、敏感だね。」

 口端を上げて薄く笑うところ大好き。もう心臓が壊れてしまいそう。

 永瀬さんのマンションに着いた頃には、不埒な手に弄ばれ続けた俺は彼に凭れかかるように腰を抱えられながら部屋のソファーに座らされた。

「酒飲む?強くないよな。チューハイ?」

 酒なんて飲める余裕ないのに意地悪な人だと彼を睨むと、悪戯っ子のような目をしつつ彼がチューハイ片手に近づいてくる。

 目の前で一口 口にした……と思うと、俺の顎を持ちあげて、顔を寄せて唇を合わせて流し込んできた。こく……り。彼の唾液と共に酒が喉を流れていく。俺が涙目になりながら飲み込むのを満足そうに眺めながら自身の唇を舐める彼の色気にゾクゾクする。

 更に俺の唇をゆっくりと舐めあげてから受けた深いキスは、口の中が性器になったんじゃないかと思うほど気持ちよくて目の前の永瀬さんにすがりつく。

「ンクッ……ながせさっ。」

「純?こんな時には『匠』でしょ?可愛い顔しないでよ。余裕なくなるからさ。」

 好きな人から、初めて姓ではなくを呼ばれながらキスをされ、イってしまった。

「た……たくみさん。俺……っンンッ。」

「純?イっちゃったのか?可愛すぎるでしょ。」

 達したことを察した彼が、意地悪く服の上から撫でてくる。濡れた下着がくちゅりといやらしい音をたてる。 

 腰を抱かれながら、彼に抱きつくような形でソファーからベッドに運ばれ……ゆっくりとベッドに押し倒される。

「純?俺の事まだ好きでいてくれてるよな?坂下に言ったは俺だよな?俺の勘違いじゃないよな?」

 深いキスの後に俺の首筋に顔を埋めながら、余裕のない声で聞いてくる。掠れた声が腰にキてビクビクと震えながら懸命に答える。

「ぁっンッ 俺っ永瀬さんが……たっ匠さんが好き……ンッ。ずっと言ってるのにぃ。」

 答えを聞くや否や、性急に激しいキスを求められて溺れそうになる。彼は、器用に片手で俺のシャツを開きながら、チクリとするキスを首筋から下がりながら沢山降らせてくる。ベルトにも手をかけ、あっという間に俺の上着は開かれ下半身は丸裸に。ベッド下に放り出されたズボンに遅れて下着がべしょりと音を立ててフローリングに落ちた。

 恥ずかしいと顔を隠す暇も与えられず、深く絡み合うようなキスをされながら彼自身も性急に服を脱ぎさっていた。

「純っ……っは、純っ 誤解されたくないって……大好きって……っは。可愛すぎる…もうお前の事離してやれない……っ。」

 胸に唇を寄せ音をたて、痕を残しながら彼が切なく俺の名前を何度も呼ぶ声が愛しくて、頭を撫でる。彼に与えられる初めての快感も痛みも何もかもが嬉しい。

「あぁっ ンッ たくみさっ。大好き……ったくみさんだけっ…あふっ たくみさんっンッきもちいっ。」

「純っ……お前っ煽んな!」

 俺の太腿に彼のそそりたった熱杭が当たる。かなり存在感がある。

「たくみさんの、あつくてかたい。おっきぃい。」

「クッソ……お前うつ伏せになって腰あげてっ。」

 蕩けているので声に従おうとするも動作がゆっくりな俺を見て、焦れったそうに少し乱暴に腰を持ちあげ、ちゅぷっと大量の冷たくてとろとろとした液体をお尻に垂らされて、太腿を伝いながら液体が流れていく。刺激に思わず声が出てしまう。

「つめたっ……ンンッ。」

 彼の大きく硬い熱杭が俺のモノに重ねられ、彼の手に包まれて同時にしごかれる。後孔の入口では、指が周りを撫でるようにいやらしく動いている。

「たくみさんっ。あつくてかたいッ……ぁっンンッ。ごしごししないでぇっ俺また、出ちゃうっンンッ。」

「純っ ……こっちもヒクヒクして可愛い。」

 背中にキスをしたり、舌を這わせながら、前を熱い屹立と擦られる。後孔を探るように撫でまわしていた指が、ぬるぬるとゆっくりと中に入ってくるのが分かった。

「俺、初めてでその……ンンッ。」

「ん。嬉しいよ。純の処女孔、ゆっくり解してやるから。いい子で感じて。」

 彼が2本を握りこんだまま腰をぐいぐいと動かし、手と彼の屹立による擦り合わせで限界が近づいてくる。また達してしまう。

「俺もう、イクッ……イッちゃう!たくみさんもったくみさんもいっしょがい……ンンッ!」

 後孔に彼の指がズブリと入り込む。

「俺の指咥えて、イこうな。」

「あっ あぁっ そこきもちぃっ ンンッ…」

 低く耳元で囁かれて、それだけで堪らないのに腰の動きと同じように指でこりこりとを刺激されてイッてしまった。前からも後孔からもぐちゅりぐちゅりと卑猥な水音がする。

「純と俺の精液だよ。」

 と、彼が目の前に手を広げて見せてくるので思わず赤くなる。俺を見てニヤリと笑い、見せつけるように掌から手首にどろりと垂れてくる液体をわざわざぺろりと舐める。

「純のえろえろなお尻に塗り込んであげるね。」

 体液を掌から尻に垂らして、ローションと2人の精液をぐちゅりぐちゅりと内壁に塗り込みながら、指を増やしていく。

「やっ……あぁっ…… たくみさんっ恥ずかしいよぅ。大きい音たてないでぇっ……んふぅ。」

 羞恥をかきたてるようにわざと俺の顔を見ながら大きな音をたてて孔を解す彼を見つめて恥ずかしさを訴えるが、かえってそれは彼を興奮させたようで煽られた彼の責めが激しくなり、ぐぽぐぽぐじゅぐじゅと水音が激しくなる。もう増やされた指の数もわからなくなる。目には涙が浮かび、口は閉じられないで涎を垂らしてとてもみっともない姿になっていると思う。

「そんなに煽られると余計に興奮する……優しくできなくなるから、煽んな……ンッ 純っ」

 どうしようもなく彼が欲しくなった僕は叫ぶように声を出し彼を求めた。

「もうだめぇぇ……変なっちゃうっっ ああぁっ やっ。……たくみさんっ……きてぇっ!いっぱいしてっ!たくみさんっ好きっンンンっ たくみさぁぁんっ もうほしいぃっ……ぁンッ。」

「クソッ煽りすぎっ。」

 唸るような声を出した彼がうなじを舐めて噛みつく。長い指を内側でバラバラと動かし快感を引き出す。またイッちゃうと思った瞬間に……ぐぽりっと指が抜かれた。熱が体内から抜けて寂しいと思う間もなく彼の熱杭が後孔に宛がわれた。

 ゆっくりと大きな質量が熱い熱をもってナカに入ってきた。内側から押し開かれる圧迫感。痛さよりも違和感よりも、大好きな彼に身体を征服されて初めてを捧げられる喜びに震える。

「ひぅんっ……たくみさんっおっきいぃ……あついぃっ あんっ。嬉し……初めてったくみさんンっ。」

「純……お前なぁっ ンッ しめんな。煽ったら優しくできねぇってのに。悪い子だなッ。 」

 耳元で低い声で唸ると一気に腰を打ち付けられ行き止まりまで熱杭を押し込まれた。圧迫感で息ができなくなり、口だけがハクハクした。

「ングッ……。」

「ん。純の行き止まりまで入ったな。可愛い上にえっちで優秀なのな。たまんねぇ。馴染んできたら突きまくってもっと結腸おくまで入れてやるから、先ずここで気持ちよくなれ。」

 行き止まりで大きな熱がじっとしていると、だんだん熱が広がってきて中が切なくてぎゅっとして疼いてきた。

「は……ぅんっ……んふ……ぁっ……たくみさん。」

「純……やーらしい。中がごちゅごちゅって突いて欲しいってぐねぐね絡み付いて誘ってくるっ。」

 彼に意地悪な言葉をかけられると、中の疼きは大きくなっていく。もっともっと彼が欲しい。

「ンッ。純の腰動いちゃってるよ。体でのおねだり可愛いね。俺を欲しがって……っ。」

 ゆるゆると彼が腰を動かしながら、中をじっくりと攻め立ててくる。動きはだんだんと大きくなり、ぐぷぐぷじゅぷじゅぷと、激しい水音がして恥ずかしい。

 入り口の良いところを傘で抉られる度に口から悲鳴のような喘ぎが漏れる。彼の息づかいや、我慢している声や汗が……彼が自分で感じてくれていることがたまらない気分になる。

「たくみさ?きもちぃ?俺できもちくなって……おれっすごいきもちいっンッ ンンッ すご…た…くみさんのごりごりしてるっ お腹の中がたくみさんでいっぱいぃ……」

 腹を撫で、内側ナカを占領する匠の存在を掌で確認する。

「クソッ……エッロッ。はぁっ さっきまで、処女だったのに!もう行き止まりまで気持ちいいとか……くそかわいいっ。もう止めらんねぇわ。もっと奥まで入らせて?純っ。」

 コツコツと行き止まりを沢山突つかれると気持ちよくておかしくなりそう……

「コンコンしないれぇきもちぃからぁ……。」

「ん。可愛い  チュッ 純 いい子…お腹に『ンッ』て力入れてみ?」

「はぁんっ……ちからぁ?う?ンンッ?」

 首にちゅうちゅうと吸い付きながら、耳元で彼にお願いされた事をぼんやりした頭で実践すると、彼が腰を支える手に力を入れて腰を押し込む ぐぷっ と音がして、行き止まりから更にに熱杭が入ってきた感覚がして目の前がチカチカした。

「や……やらぁ、たくみしゃん そこだめにゃとこぉ……はいってぅ こんな奥むいぃ……あんんっ やぁぁっ あがっ……んぐぅ……。」

「処女なのにこんな結腸おくまでいれて、ちんぽちゅうちゅうキスして……すっげぇ入り口もしまって。純 最高だよ。ぁあ。トコロテン……嘘だろ?エロすぎっ!くぅッ。」

 結腸おくを突き抜かれ白濁を飛ばした後も、彼に突かれる度にシーツに液体を散らした。恥態に興奮した彼が大きく激しく腰を打ち付け音をたてる。

 ずっと絶頂の中にいるようなふわふわした気持ち。奥を何度も行き来されているうちに、強烈な快感の波が身体の中に押し寄せてきて恐怖を感じた。彼の背中にしがみついた。

「やぁぁ。たくみさっ!きもちいすぎて、こわいっこわいよおぉ!おくっこわきもちくてこわっ!たすけてっ たくみさっ たくみさぁぁんっ ンンンッ!やぁぁぁっ。」

「純っっ 大丈夫だから一緒にッ……ンンッ。」

 彼の熱い射精をどぷどぷと奥に感じながら、俺は大量の飛沫を吹き出しながら真っ白になり意識を手放した。

 頭を撫でられ、顔にキスをされる感覚に目を覚ますと彼が優しい顔で寝顔を覗きこんでいた。慌てて起きようとするけど、身体が思うように動かない。べたべたしてないから、気絶した後に彼が処理してくれたのだと思う。

「可愛いかったよ。純……ごめんな、余裕なくて。」

 額にキスされながら、気絶したまま朝を迎えた事を知る。自分の恥態を思いだし赤くなると彼がニヤリとした。こんな表情も艶っぽい本当にずるい人。彼の胸元に頭をすりすりする。

「匠さん俺……嬉しい。匠さん大好き。」

「はぁ。朝から可愛すぎる。俺はさぁ、若くて可愛い純が俺みたいなやつと付き合うとか勿体無いと思って遠ざけてたんだよ。なのに、飲み会で坂下慰めてたり、告白されてるの見て『俺のなのに』って思って、もうとっくにお前の事逃がしてやれなくなってたのに往生際悪かったな。」

 強く抱きすくめられ、耳元に囁かれキスをされながら彼の告白を聞く。

「でも、『俺の特別は1人だけ!』『好きな人がいる!誤解されたくない!』は股間にキタね。くそかわ!ここでぶち犯す!って滾ったなぁ……。」

 耳元で低い声で話すので、背中にビリビリと電気がクる感覚……。

「ンンッ……わ……忘れてください。」

 不穏な言葉もあった気がするけど、好きな人に嫉妬してもらえるなんて嬉しい。

「忘れるわけ無い、あんな嬉しいこと……。」

 耳元で囁きながら、声に反応している僕の身体に気付いた彼は、嬉しそうな声で耳元で好きだと囁きながら沢山のキスを降らしてくる。

「……ンっうん。匠さんだけが大好きっ。ずっと言ってたでしょ?」

「……今すぐ突っ込みてぇ」

「今日はむ……り。」

「分かってるよ。今度たっぷりな。もう手離せない……俺のモノだ。」

 腰にクる声で愛を囁きながら、耳朶を食まれると体が弾けるように反応してしまう。

「ひぅっ!ンンッ。」

「俺の可愛い恋人は弱いところも多そうだし、エロエロだし今後が楽しみだなぁ。」

「こ……恋人。」

「付き合ってくんねーの?まぁ、もう逃がさないけどな。」

 にやりと目を細める匠さんにドキドキさせられる。

「俺ばかりドキドキさせられて狡いですっ。」

 むすっとしながら言う。

「純の事を大好きでこんなに俺が我慢してるのにそんなこと言っちゃうのか……証拠だよ。ほら」

 彼が俺の手をそっと導いた先は、臨戦態勢の彼の熱。俺の手を押さえてしっかりと固さや熱を感じさせる。

「可愛いことを言ったら、責任とらないとだめだよな?可愛すぎる純が悪いから、とりあえず一緒にお風呂……な。」

 にっこりと彼は俺の腰を抱きながらお風呂場に強制連行された。嬉しそうに泡だらけの手で近づいてきた匠に『洗う』という名目であちこち悪戯されまくり、気付くと中に収めきらないほどの白濁を注ぎ込まれ散々鳴かされ僕は気絶したのだった。

 ―おしまい―
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