あほな同僚に絡まれたら、年上本命と上手くいった。棚ボタオフィスラブ

朝倉真琴

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side坂下耀亮

※side坂下耀亮:ソロ活動と特訓

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 四人で食べたイタリアンはとても美味しかった!兄や妹とこんな風に過ごすのも初めてだし、楽しくて沢山飲んで食べて報告会用に沢山の写真を撮ったところまでは記憶にある。

 ワインで酔っぱらって寝ていたらしい俺は、別荘の部屋で目を覚ました。シーちゃんはいなくて、隣の部屋から声が聞こえる気がしてそっと耳を扉に押し当てる。

「んっ……ヨウちゃん、すきっすきっ……んっ…んあっ……でちゃ…あっンンッ。」

 艶っぽいシーちゃんの声が聞こえてきた。一人でシテる……しかも俺の事考えながら?そんな声を聞いてすっかり起き上がったアレを、シーちゃんの声を聞きながら、シーちゃんに入れるのを想像しながら慰める。

「シーちゃん……っ。中入りたいっ……んっ……んっはぁっ。」

 色っぽいシーちゃんの声の助けもあってびっくりするほど早く沢山出てしまい、慌てて処理をした。どこも汚してない……よな?

 部屋の向こうでもガタガタと音がしているから、シーちゃんも後処理しているんだと思うと可笑しくなった。俺、シーちゃんが好きだ。新見としての嫌な部分はみんな誤解だったみたいだし、シーちゃんは俺の兄妹にも媚びたりなびいたりしない。嬉しい気持ちで眠りについた。

 仙波さんに声をかけられて、朝食に降りると、シーちゃんと俺だけだった。

 滉耀瑠花は、イタリアン食べ終わって早々に、仕事関係者が迎えにきて叱られながら回収されてしまったらしい。仕事を後回しにするほどシーちゃんが好きなのか……そんなに接点があったとは知らなかった。

 俺だけの天使だと思っていたんだけどな。少しモヤリとした気持ちが涌き出てくる。

「滉耀も瑠花もシーちゃんと会っていたんだね。俺の知らない間に……。」

 ポツリと呟くと、シーちゃんが顔に手を当てて真っ赤になって……席から立ち上がって駆けつけて俺を抱き締めた。ふわりと胸元から香るシーちゃんの香りに、また危うく立ち上がりそうになるアレを落ち着かせる。

「ヨウちゃん付き合って欲しい。僕はずっとヨウちゃんだけが大好きなんだ。」

「うん。俺もシーちゃんが好きだよ。シーちゃんの事大切にするね。」

 こうして、俺は初恋の新見詩音シーちゃんとお付き合いすることになった。でも、何の経験もない俺は困ってある人に相談を持ちかけた。

「はは。それで付き合うことにしたのか、で?セックスしたことないから教えろ?実技か?新手のセクハラかって?お前が言い出したのに?」

 一通り笑った田村部長が、俺にも相手がいるから直接相手してやるのは無理だけど……と、用意してくれたのはローションその他諸々お道具お役立ちセット。会社では開封厳禁の品ばかりらしい。

「突っ込む側だとしても、突っ込まれる側の気持ちもわかってる方が気持ちよくさせられるし、事故も無いだろう?ってことで頑張れよ。」

 何故会社のロッカーにこんなセット(新品)が置いてあるのか聞きたいような、聞かない方がいいような。複雑な気持ちになりながら、ありがたく貰って帰ることにした!シーちゃんを苦しめるようなえっちだけはダメだ!優しくとっても気持ち良くさせてあげたい。

その日から、俺の特訓が始まった。

「ん……と、シャワーで?!ムリムリ。も…もう少し初心者向けの……これか、この針なし注射器にお湯をとってチューブをつけて、チューブにローションつけて入れ……んんぐっお湯入ってくると変な感じ。」

 我慢するの大変なんだけど、こんなことをシーちゃんにさせるのか?しかも何回も?下準備だけでぐったりした初日は、指も入れられなかった。

 二日目は下処理はなんとか済ませて、チューブが入るんだからと指を入れようとしたが向きが難しい。

 動画の人たちは体が特別柔らかいのか?動画を見ていくうちに、ディルドを床にくっつけてオナニーしているものが出てきて、指を下に固定してゆっくり落としこんでみた……第一関節まで入ったかな。狭いし違和感しか感じない。体も痛いし、怖くてこれ以上は無理……足と手がツりそう。ここは出口だと再確認する。こんなところに何もせずに、勃起ちんぽが入るわけがない。

三日目、鏡を用意して見ながら入れてみた……羞恥心が凄い。もうやりたくない。まだ一本根本までも入りきらない。

四日目、あまりにも進まないので田村部長に相談したら袋の中に入っている細いつるんとした金属の棒?を勧められた。「本当の用途は違うけどな」と笑っていたけど、本当の用途は不明。医療器具っぽい硬質さと金属の冷たさが怖くて諦める。指にめちゃくちゃにローションつけて、前も触りながら頑張って第二関節くらいまで入ったかも……。
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