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piece1 希望に溢れた修了式の日
心浮き立つ修了式の朝
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***
翌日の悠里は、いつにも増してニコニコ微笑んでいた。
そんな彼女を、彩奈は嬉しそうに見守る。
「ね、ね、悠里。今日は、どこでデートするの?」
「え? えっと、具体的には決めてないんだけど、」
悠里は頬を赤らめて笑う。
「とりあえず、お互いに学校が終わったら、連絡取り合ってカフェに集合するの。そこでご飯食べながら、考えようかなって」
「へえ、いいなあ!ラブラブじゃーん! っていうか、既に付き合ってるじゃん!こんなん、彼氏彼女以外のナニモンでもないわ!」
彩奈が、赤メガネの下の目を輝かせて囃し立ててくる。
珍しく否定せずに、悠里はただ、嬉しそうに微笑んだ。
『俺に告白される心の準備、しといてな?』
電話で聴いた彼の言葉が、甘く胸をくすぐる。
今週の土曜日、つまり明日の話し合いが終わった後、剛士が連絡をくれる。
そうして正式に自分は、剛士の彼女、になれるのだと思う。
ほんのり赤く色づき、ほころぶ頬を、悠里は抑えることができなかった。
「んっふふ……悠里、可愛いねえ」
幸せそうな微笑みを零す悠里を見て、彩奈は優しく彼女の柔らかな髪を撫でる。
「っていうか、今日はいつも以上に、髪サラッサラ! 気合い入れて来たなあ?」
「ふふっ、わかる?」
悠里は戯けて、シャンプーのCMのように、片手で髪をサラサラと靡かせてみせた。
「今日はね。1時間早起きして、ストレートアイロンやってきたんだ」
「1時間!」
ケラケラと、彩奈が手を叩いて笑い出した。
「悠里、本気出してきたねえ」
彩奈はヨシヨシと、丁寧に悠里の髪を撫で整えてあげる。
「ふふっ」
楽しくて、親友の手が心地よくて、悠里は笑いながら彩奈に向かって小首を傾げた。
彩奈が、悪戯っぽく微笑む。
「これならまた、シバさんが髪にちゅーしてくれるんじゃない?」
「えっ!?」
悠里の脳裏に、つい3日前の出来事――バスケ部の会議室が蘇った。
剛士の写真データを取りに、2人で忍び込んだ夜。
窓から差し込む、朧げな月の光。
抱き締められて、幾度も幾度も、髪に優しいキスをされた。
苦しいほどに熱く、甘い衝動が、悠里の胸に呼び起こされる。
でも、このことは、彩奈は知らないはずなのに。
悠里は頬を真っ赤に染めて、慌てふためいてしまう。
「ど、どうして、それを……」
「へ?」
彩奈が、キョトンと目を丸くした。
「シバさんの誕生日サプライズのとき。シバさん、悠里の髪にチューしたじゃん。私と拓真くん、バッチリ庭で見てたし!」
「あ……そ、そっか。そうだよね」
そうだ。それは、見られていたんだった。
悠里は、はぐらかすように曖昧な微笑みを浮かべた。
「……ははーん?」
悠里のぎこちない反応に、彩奈はピンと来たらしい。
「さては悠里、あのとき以外にも、髪にちゅーされたなぁ?」
ボッと悠里の頬が真っ赤に染まる。
彩奈の赤メガネが、キラリと輝いた。
「こないだの学校侵入のときでしょ。私と拓真くんと別れて、バスケ部の会議室行ったときだ!」
「うぅ……」
あっさりと見破られた。
ごまかす術もなく、悠里は上目遣いに彩奈を見つめる。
やっぱりね!と彩奈が笑い出した。
「悠里って、ウソつけないよねー! すぐ顔と声に出ちゃう!」
慌てて悠里は頬に手を当て、顔色を隠したが、もう遅い。
彩奈が、ニヤニヤしながら続けた。
「前から思ってたけどさあ、シバさんって、キザだよね!」
拓真も、そんなことを言っていたと、悠里は恥じらいながらも小さく頷き、微笑む。
「シバさん、自分がイケメンって、わかってるよね!あのキザっぷりは、確信犯だと思うわ!」
――手の甲にもキスしてくれた、と言ったら、彩奈はもっと盛り上がってしまうだろうな。
悠里は赤い頬のまま、笑ってしまう。
「……ふふ。私、ゴウさんのそういうところも、好き」
「うんうん!」
素直に気持ちを表現する悠里が微笑ましかったのか、彩奈は楽しそうに笑った。
「クールそうに見えて、意外と愛情表現豊かだよね! あんな風に、可愛いとか好きとか、言葉でも態度でも示してくれるのは、すごくイイと思う!」
悠里は、意味ありげに微笑んだ。
「ふふ……うん。ちょっと、ナイトっぽいかも」
「ナイト? ああ、騎士かあ! 確かに、最初は悠里を守るボディーガードだったもんね。うんうん、ナイトだ!」
鋭い彩奈も、さすがにナイトという単語だけでは、手の甲にキスという行為には辿り付かなかったようだ。
別の意味で納得し、同意してくれた親友を見つめ、悠里は微笑んだ。
***
無事に修了式も終わり、下校時間を迎えた。
待ちに待った、春休みの始まりだ。
「先生」
担任教師の皆川を囲む生徒の波が途切れたところで、悠里は彼女に歩み寄る。
「橘さん」
皆川は悠里を見ると、にっこりと明るい微笑を浮かべた。
悠里は彼女に微笑み返すと、丁寧に頭を下げた。
「先生、1年間お世話になりました」
「うふふ、こちらこそ!」
皆川も同じように頭を下げ、言った。
「クラスの細々としたお手伝いとか、いい雰囲気づくり。橘さんはいつも、さり気なく助けてくれたよね」
「いえ、そんな」
皆川からの思わぬ暖かい労いに、悠里は照れ笑いを浮かべる。
皆川はじっと悠里の顔を見つめ、嬉しそうに微笑んだ。
「……良かった」
「え?」
「橘さん、元気が戻ったね」
生活指導教諭との面談。
その席に、彼女は2度も同席し、必死に悠里を庇ってくれた。
ずっとずっと心配してくれた。
先生を頼ってね、と暖かい手を差し伸べてくれた。
「橘さんがニコニコしてると、先生も元気が出るよ」
癒し系だよね、橘さんは、と皆川が悪戯っぽく微笑んだ。
「先生……」
まだ20代後半の、若い教師。
分け隔てなく、いつも気さくに接してくれる彼女は、クラスメイトからも人気が高かった。
優しいお姉さんのようだと、勉強だけでなく、恋愛相談まで持ち掛ける生徒がいたほどだ。
悠里も、彼女の優しさには本当に、助けられた。
皆川は、にっこり笑って、そっと悠里の肩を叩く。
「1年間、ありがとう。2年生になっても、がんばってね」
「はい!ありがとうございます」
「せーんせ! 悠里!」
彩奈が、笑顔で飛び込んできた。
「石川さん! 石川さんの元気に、先生いつも助けられてたよ。ありがとう」
皆川は柔らかな笑みを浮かべ、彩奈を迎える。
「先生こそ、いつも優しくて可愛くて、クラスが明るかったよね」
彩奈も赤メガネの下の目をキラキラさせ、皆川への感謝を表現した。
「あーあ。2年になっても同じクラスで、皆川先生が担任だったらいいのになあ」
「あら、嬉しい!」
皆川は、パッと顔をほころばせた。
「先生も、持ち上がれたら嬉しいなって思ってるよ。でも、担任にはなれなくても、英語の授業では会えるかもね」
「だったらいいなあ!」
彩奈は悠里と手を繋ぎ、明るく笑った。
「また、同じクラスになりたいね、悠里」
「うん! 彩奈と一緒がいいな」
「2人は本当に、仲良しだね」
皆川は微笑ましく、繋がれた手を見つめる。
「2人とも、進路が文系大学志望だから、同じクラスになれる可能性はあるね」
聖マリアンヌ女学院のクラス編成は、2年生から進路別に分かれる。
悠里と彩奈は、希望する学部は違うものの、どちらも文系に分類される学部を志望している。
例年、文系クラスは2クラスあるので、単純に考えて確率二分の一である。
「大丈夫!私、クラス運強いから!」
彩奈がニッカリと笑い、親指を立てた。
「絶対、また悠里と同じクラスになる!」
彩奈の自信満々の笑みを見ていると、本当にそうなる気がする。
悠里はにっこり微笑み、彩奈と繋いだ手をブンブンと振った。
皆川は、コロコロと笑い、ポンッと2人の肩に手を置いた。
「同じクラスになれるといいね!」
***
皆川との挨拶を済ませた後、彩奈が微笑む。
「悠里は、これからシバさんと連絡取り合うんだね?」
「うん!」
彩奈は満足そうに頷き、言った。
「私、今日は写真部のみんなと、桜を撮りに行くことにしたんだ!」
「わあ、いいね!」
「満開もいいけど、この咲き始めの時期も、いいんだよねえ」
「ふふ、わかる」
「今しかない、貴重なこの美を、いっぱい写真に収めてくるよ!」
風景を撮るのを得意としている彩奈だ。
カメラマン魂が疼いているのが、悠里にも伝わってくる。
悠里は、微笑んで頷いた。
「がんばってね、彩奈。 写真、また見せてね!」
「オッケー!」
彩奈が大きく頷き、手を振る。
「私、先に出ちゃうね! 悠里、シバさんによろしく!」
「ふふ、わかった」
悠里も、大きく両手を振った。
「バイバイ、彩奈! また連絡するね」
翌日の悠里は、いつにも増してニコニコ微笑んでいた。
そんな彼女を、彩奈は嬉しそうに見守る。
「ね、ね、悠里。今日は、どこでデートするの?」
「え? えっと、具体的には決めてないんだけど、」
悠里は頬を赤らめて笑う。
「とりあえず、お互いに学校が終わったら、連絡取り合ってカフェに集合するの。そこでご飯食べながら、考えようかなって」
「へえ、いいなあ!ラブラブじゃーん! っていうか、既に付き合ってるじゃん!こんなん、彼氏彼女以外のナニモンでもないわ!」
彩奈が、赤メガネの下の目を輝かせて囃し立ててくる。
珍しく否定せずに、悠里はただ、嬉しそうに微笑んだ。
『俺に告白される心の準備、しといてな?』
電話で聴いた彼の言葉が、甘く胸をくすぐる。
今週の土曜日、つまり明日の話し合いが終わった後、剛士が連絡をくれる。
そうして正式に自分は、剛士の彼女、になれるのだと思う。
ほんのり赤く色づき、ほころぶ頬を、悠里は抑えることができなかった。
「んっふふ……悠里、可愛いねえ」
幸せそうな微笑みを零す悠里を見て、彩奈は優しく彼女の柔らかな髪を撫でる。
「っていうか、今日はいつも以上に、髪サラッサラ! 気合い入れて来たなあ?」
「ふふっ、わかる?」
悠里は戯けて、シャンプーのCMのように、片手で髪をサラサラと靡かせてみせた。
「今日はね。1時間早起きして、ストレートアイロンやってきたんだ」
「1時間!」
ケラケラと、彩奈が手を叩いて笑い出した。
「悠里、本気出してきたねえ」
彩奈はヨシヨシと、丁寧に悠里の髪を撫で整えてあげる。
「ふふっ」
楽しくて、親友の手が心地よくて、悠里は笑いながら彩奈に向かって小首を傾げた。
彩奈が、悪戯っぽく微笑む。
「これならまた、シバさんが髪にちゅーしてくれるんじゃない?」
「えっ!?」
悠里の脳裏に、つい3日前の出来事――バスケ部の会議室が蘇った。
剛士の写真データを取りに、2人で忍び込んだ夜。
窓から差し込む、朧げな月の光。
抱き締められて、幾度も幾度も、髪に優しいキスをされた。
苦しいほどに熱く、甘い衝動が、悠里の胸に呼び起こされる。
でも、このことは、彩奈は知らないはずなのに。
悠里は頬を真っ赤に染めて、慌てふためいてしまう。
「ど、どうして、それを……」
「へ?」
彩奈が、キョトンと目を丸くした。
「シバさんの誕生日サプライズのとき。シバさん、悠里の髪にチューしたじゃん。私と拓真くん、バッチリ庭で見てたし!」
「あ……そ、そっか。そうだよね」
そうだ。それは、見られていたんだった。
悠里は、はぐらかすように曖昧な微笑みを浮かべた。
「……ははーん?」
悠里のぎこちない反応に、彩奈はピンと来たらしい。
「さては悠里、あのとき以外にも、髪にちゅーされたなぁ?」
ボッと悠里の頬が真っ赤に染まる。
彩奈の赤メガネが、キラリと輝いた。
「こないだの学校侵入のときでしょ。私と拓真くんと別れて、バスケ部の会議室行ったときだ!」
「うぅ……」
あっさりと見破られた。
ごまかす術もなく、悠里は上目遣いに彩奈を見つめる。
やっぱりね!と彩奈が笑い出した。
「悠里って、ウソつけないよねー! すぐ顔と声に出ちゃう!」
慌てて悠里は頬に手を当て、顔色を隠したが、もう遅い。
彩奈が、ニヤニヤしながら続けた。
「前から思ってたけどさあ、シバさんって、キザだよね!」
拓真も、そんなことを言っていたと、悠里は恥じらいながらも小さく頷き、微笑む。
「シバさん、自分がイケメンって、わかってるよね!あのキザっぷりは、確信犯だと思うわ!」
――手の甲にもキスしてくれた、と言ったら、彩奈はもっと盛り上がってしまうだろうな。
悠里は赤い頬のまま、笑ってしまう。
「……ふふ。私、ゴウさんのそういうところも、好き」
「うんうん!」
素直に気持ちを表現する悠里が微笑ましかったのか、彩奈は楽しそうに笑った。
「クールそうに見えて、意外と愛情表現豊かだよね! あんな風に、可愛いとか好きとか、言葉でも態度でも示してくれるのは、すごくイイと思う!」
悠里は、意味ありげに微笑んだ。
「ふふ……うん。ちょっと、ナイトっぽいかも」
「ナイト? ああ、騎士かあ! 確かに、最初は悠里を守るボディーガードだったもんね。うんうん、ナイトだ!」
鋭い彩奈も、さすがにナイトという単語だけでは、手の甲にキスという行為には辿り付かなかったようだ。
別の意味で納得し、同意してくれた親友を見つめ、悠里は微笑んだ。
***
無事に修了式も終わり、下校時間を迎えた。
待ちに待った、春休みの始まりだ。
「先生」
担任教師の皆川を囲む生徒の波が途切れたところで、悠里は彼女に歩み寄る。
「橘さん」
皆川は悠里を見ると、にっこりと明るい微笑を浮かべた。
悠里は彼女に微笑み返すと、丁寧に頭を下げた。
「先生、1年間お世話になりました」
「うふふ、こちらこそ!」
皆川も同じように頭を下げ、言った。
「クラスの細々としたお手伝いとか、いい雰囲気づくり。橘さんはいつも、さり気なく助けてくれたよね」
「いえ、そんな」
皆川からの思わぬ暖かい労いに、悠里は照れ笑いを浮かべる。
皆川はじっと悠里の顔を見つめ、嬉しそうに微笑んだ。
「……良かった」
「え?」
「橘さん、元気が戻ったね」
生活指導教諭との面談。
その席に、彼女は2度も同席し、必死に悠里を庇ってくれた。
ずっとずっと心配してくれた。
先生を頼ってね、と暖かい手を差し伸べてくれた。
「橘さんがニコニコしてると、先生も元気が出るよ」
癒し系だよね、橘さんは、と皆川が悪戯っぽく微笑んだ。
「先生……」
まだ20代後半の、若い教師。
分け隔てなく、いつも気さくに接してくれる彼女は、クラスメイトからも人気が高かった。
優しいお姉さんのようだと、勉強だけでなく、恋愛相談まで持ち掛ける生徒がいたほどだ。
悠里も、彼女の優しさには本当に、助けられた。
皆川は、にっこり笑って、そっと悠里の肩を叩く。
「1年間、ありがとう。2年生になっても、がんばってね」
「はい!ありがとうございます」
「せーんせ! 悠里!」
彩奈が、笑顔で飛び込んできた。
「石川さん! 石川さんの元気に、先生いつも助けられてたよ。ありがとう」
皆川は柔らかな笑みを浮かべ、彩奈を迎える。
「先生こそ、いつも優しくて可愛くて、クラスが明るかったよね」
彩奈も赤メガネの下の目をキラキラさせ、皆川への感謝を表現した。
「あーあ。2年になっても同じクラスで、皆川先生が担任だったらいいのになあ」
「あら、嬉しい!」
皆川は、パッと顔をほころばせた。
「先生も、持ち上がれたら嬉しいなって思ってるよ。でも、担任にはなれなくても、英語の授業では会えるかもね」
「だったらいいなあ!」
彩奈は悠里と手を繋ぎ、明るく笑った。
「また、同じクラスになりたいね、悠里」
「うん! 彩奈と一緒がいいな」
「2人は本当に、仲良しだね」
皆川は微笑ましく、繋がれた手を見つめる。
「2人とも、進路が文系大学志望だから、同じクラスになれる可能性はあるね」
聖マリアンヌ女学院のクラス編成は、2年生から進路別に分かれる。
悠里と彩奈は、希望する学部は違うものの、どちらも文系に分類される学部を志望している。
例年、文系クラスは2クラスあるので、単純に考えて確率二分の一である。
「大丈夫!私、クラス運強いから!」
彩奈がニッカリと笑い、親指を立てた。
「絶対、また悠里と同じクラスになる!」
彩奈の自信満々の笑みを見ていると、本当にそうなる気がする。
悠里はにっこり微笑み、彩奈と繋いだ手をブンブンと振った。
皆川は、コロコロと笑い、ポンッと2人の肩に手を置いた。
「同じクラスになれるといいね!」
***
皆川との挨拶を済ませた後、彩奈が微笑む。
「悠里は、これからシバさんと連絡取り合うんだね?」
「うん!」
彩奈は満足そうに頷き、言った。
「私、今日は写真部のみんなと、桜を撮りに行くことにしたんだ!」
「わあ、いいね!」
「満開もいいけど、この咲き始めの時期も、いいんだよねえ」
「ふふ、わかる」
「今しかない、貴重なこの美を、いっぱい写真に収めてくるよ!」
風景を撮るのを得意としている彩奈だ。
カメラマン魂が疼いているのが、悠里にも伝わってくる。
悠里は、微笑んで頷いた。
「がんばってね、彩奈。 写真、また見せてね!」
「オッケー!」
彩奈が大きく頷き、手を振る。
「私、先に出ちゃうね! 悠里、シバさんによろしく!」
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